2017/03/10 - 2017/03/11
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bunkichiさん
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スキーが本来の目的でした。
あくまでついでに寿司を食べようと寄ったはずの小樽でした。
いつの間にかスキーより、ちょびっと小樽観光が優先となりました。
ちょびっと小樽観光のなかでも北の美術豪邸と云われる「にしん御殿」と日露戦争後に樺太国境画定会議が開かれた「旧日本郵船株式会社小樽支店」は、見所が多いのにもかかわらず見学者は多くなく、穴場でした。
次回は、ちょびっとではなく、じっくり時間をかけて巡りたいと思った小樽旅行でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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小樽に到着すると石原裕次郎さんのパネルがお迎えに来ておりました。
3歳から9歳までを小樽で過ごしたということで、小樽には石原裕次郎記念館もあったのですが残念ながら2017年8月末で閉館してしまいました。 -
JR小樽駅のエントランスホールはランプが吊るされ、カーテンのように飾られています。
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先ずは、寿司を食べに行こうと調べます。
「地元の方がよく行くお店」で評判良いお店の「幸(こう)寿司」に行きました。
まだ時間が早かったのか我々が入った時は、まだ他にお客さんがいませんでした。 -
はなにぎり(とろ・しゃこ・ほたて・えび・ほっき貝・サーモン・ひらめ・あわび・いくら・うに 計10貫)を注文しました。
美味しかったですよ。 -
後日、今人気の若鶏半身揚げの「 なると 本店」にも行ってみました。
若鶏時代 なると 本店 グルメ・レストラン
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人気の逸品「若鶏定食」を注文しました。
噂通り美味しいかったですが、お店が大混雑でした。 -
イチオシ
お腹を満たしたので【北のウォール街】歴史的建造物巡りをしてみました。
先ずは、ライトアップで闇に浮かび上がる「日本銀行旧小樽支店金融資料館」です。日本銀行旧小樽支店金融資料館 名所・史跡
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明治の建築王、辰野金吾が設計を手がけ、大正元年(1912年)に竣工した建物です。
ライトアップが重厚、厳かさを一段と引き立てます。 -
昼間は、だいぶ印象が違い、むしろ優美さを感じがします。
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現在は銀行業務を引退し、2003年より日本銀行の歴史や金融の仕組み等を紹介する資料館となってます。
入口で氏名を記入してから入場します。 -
煉瓦製の壁から鉄骨を組むことで広い吹き抜けの空間を実現した天井です。
ちなみに天井にあるのは照明器機です、扇風機ではありません。 -
室内の区切りもなかなかオシャレな造りです。
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アイヌの守神であるシマフクロウをモチーフにした塑像(そぞう)です。
建物の内壁に12体、外壁に18体あり、職員がいない夜、フクロウが支店を見張ったと言われていたそうです。 -
日本銀行の業務を理解してもらおうと「1億円を持ち上げてみよう」のコーナーでは1億円の重さを持ち上げて体感できるようにしたり、
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壱万円札の「顔出し看板」を設けるなど親しみさ感じてもらおうと涙ぐましい努力さを感じました。
こちらとしては、一日も早くデフレ脱却に努めて頂ければ良いのですが…。 -
通りをはさんで、「旧北海道銀行本店」があります。
明治45(1912)年竣工、石造2階建の建物です。旧北海道銀行 本店 名所・史跡
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窓まわりの石組みデザインがオシャレです。
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こちらは「旧北海道拓殖銀行小樽支店」です。
大正12(1923)年竣工、鉄筋コンクリート造4階建の建物です。旧北海道拓殖銀行 小樽支店 名所・史跡
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小樽高商(現小樽商大)出身のプロレタリア作家、小林多喜二が大正13年にこの小樽支店に入行していました。
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平成2(1990)年、小樽ホテルとして再生し、その後、丸井今井系のペテルスブルグ美術館となり、この時はホテルヴィブラントとなっていました。
現在は似鳥美術館となっているようです。 -
こちらも1階窓まわりのデザインがオシャレです。
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イチオシ
こちらは「旧三井銀行小樽支店」です。
1927(昭和2)年竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造、花崗岩貼り地上2階、地下1階建の建物です。旧三井銀行 小樽支店 名所・史跡
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イチオシ
ライトアップで闇に浮かび上がる姿には圧巻されました。
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いかにも昔の大銀行といった厳かな建造物です。
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2002年に閉店されるまで銀行業務を続けていましたが、その後建物は売却され2016年にニトリの所有物となり、現在は美術館である小樽芸術村を構成する一施設として活用されています。
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【北のウォール街】歴史的建造物巡りも良いのですが、やはり小樽観光の定番中の定番、「小樽運河」を見学しないわけにはいきません。
小樽運河 名所・史跡
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夜と昼とでは、やはり印象がずいぶん違いますね。
それにしても外国人観光客が多いこと多いこと!! -
小樽観光の定番、堺町通りを歴史的建造物を主目的として散策してみました。
「旧岩永時計店」です。
明治30(1897)年代、木骨石造2階建の建物で、時計卸商、初代岩永新太郎の店舗として建てられました。
改修により正面2階のバルコニー、半円アーチ扉、手摺などが修理され、ほぼ創建時の姿になっています。
現在は小樽オルゴール堂堺町店の店舗となっています。 -
隣の「利尻屋みのや・不老館」は、小樽市指定歴史的建造物ではありませんが、「七日食べたら鏡をごらん」や「お父さん預かります」の看板で地元ではおなじみの昆布専門のお店です。
歴史的な街並みを調和させるために正面を一歩奥へ下げ両側の正面を見えるよう工夫したそうです。
改装費がかさみ「時計買うお金ないよ」ということで、仕方なく文字盤だけの飾り時計の時計台を設置、針がないから時間が進まないので「不老館」だそうです。 -
「旧第百十三国立銀行小樽支店」です。
明治28(1895)年建築、木骨石造(木材の骨組みの外側に軟石を積んだ構造)、1階建の建物です。
当初は小樽支店として建てられましたが、その後、木材貿易商の事務所や製茶会社の建物としても使用され、現在はオルゴール堂海鳴楼の店舗です。
寄棟の瓦屋根に「トンガリ」飾りを付けた和洋折衷の構成となっています。 -
「旧北海雑穀株式会社」です。
明治42(1909)年以前建築、木骨石造2階建の建物で、正面両脇には、小屋根付きの袖壁が設けられています。
現在は小樽硝子の灯・彩やの店舗です。 -
「旧木村倉庫」です。
明治24(1891)年建築、 木骨石造2階建の大規模な石造倉庫です。
当初は鰊漁場の中継倉庫でしたが昭和58(1983)年に内部空間を生かし、「北一硝子 三号館」として転用、活用されてます。 -
ここは北ホールの喫茶店が有名ですが、様々な硝子の器を見るだけでも楽しめる広~い!お店です。
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北一硝子 ホームページ/各店のご案内
http://www.kitaichiglass.co.jp/shopindex.html -
メルヘン交差点に近づくにつれ、スィート関係のお店が現れます。
「六花亭(小樽運河店)」 -
「北菓楼小樽本館」
ホームページ
http://www.kitakaro.com/ext/tenpo/otaru.html -
ここは建物横壁に取り付けられている看板も可愛らしく素敵です。
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そして忘れちゃ行けない「ルタオ(LeTAO)本店」。
ホームページ
https://www.letao.jp/ -
ここに来たら2階の喫茶でゆったり休みます。
ルタオのケーキを美味しく頂きました。(@^∇^@) -
小樽オルゴール堂前にあるの「蒸気時計」は、15分ごとに蒸気で音階を奏で、1時間ごとに汽笛のような音が鳴るそうです。(聴くのを忘れたー!)
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そして観光客で賑わうオルゴール堂本館です。
元々は、北海道有数の精米、米穀商明治24年創業の「旧共成(株)店舗」でした。
大正10(1921)年建築、木骨煉瓦造2階建でアーチ状窓のキーストーン(要石)や開口部と隅部に積んだコーナーストーンなどの特徴を持っ建物です。小樽オルゴール堂 本館 専門店
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天井から大きなシャンデリアが吊り下がっていました。
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店内もオルゴールを購入するお客さんで大賑わいでした。
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こちらは、小樽オルゴール堂 2号館 アンティークミュージアムです。
元々は、大正10(1921)年に建てられた「旧上勢友吉商店」の店舗でした。
小樽に現存する数少ない本石造3階建の店舗建築で寄棟の瓦葺き屋根にドーマ(屋根窓)を設け、正面壁にキーストーン(要石)を強調した窓を並べてます。小樽オルゴール堂2号館 アンティークミュージアム 美術館・博物館
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店内は数々のアンティークオルゴールが展示されています。
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メルヘンティックなオルゴールも多く展示されていました。
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イチオシ
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エオリア・パイプオルガン(自動演奏)も店内にあり、
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時間になるとエオリア・パイプオルガンの自動演奏の他にもシリンダー、ディスク等を使ったアンティークオルゴールを楽しめました。♪
小樽オルゴール堂 ホームページ
http://www.otaru-orgel.co.jp/j_antique.html -
「小樽芸術村」はニトリホールディングスが運営する4つの美術関連施設です。
2016年7月にステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)とアールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリー(旧荒田商会・現ミュージアムショップ)が先行オープン、ついでと寄ってみました。
「ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)」
大正12(1923)年建築、木骨石造2階建 大豆を収める倉庫でした。ステンドグラス美術館 (旧高橋倉庫) 美術館・博物館
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小樽芸術村ミュージアムショップ(旧荒田商会)
昭和10(1935)年建築、木造2階建 荒田商会の本店事務所として建てられました。
訪問時は、ここがアールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリーでした。
(現在は旧北海道拓殖銀行小樽支店跡の似鳥美術館B1?)
小樽芸術村ホームページ
http://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/ -
正直、あまり期待していなかったのですが.....。
w(°o°)w おおっ!!凄い!! -
ホームページによれば、
小樽芸術村の旧高橋倉庫 ステンドグラス美術館に所蔵されている作品は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスです。 -
近年イギリスでは諸事情により、多くの教会が取り壊されてしまいましたが、これらの作品は破壊を免れ、時代の流れの中で数奇な運命を辿り、日本へやって来たそうです。
小樽芸術村(ステンドグラス美術館)ホームページ
http://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/stained-glass-museum/ -
アールヌーヴォー好きにはたまらない光景です。♪
\(^O^)/ -
イチオシ
エミール・ガレ作品にここでお会いできるとは思いませんでした。♪♪
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w(°o°)w おおっ!!
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小樽芸術村(アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー)ホームページ
http://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/art-nouveau-glass-museum/ -
バスに乗って「にしん御殿(旧青山別邸)」に行ってみました。
最寄りのバス停からの見える日本海がキレイでした。
(中央バス「小樽水族館」行きに乗車約20分。「祝津3丁目」で下車徒歩5分。) -
バス停横の道に入り、坂道を登ると「小樽貴賓館(旧青山別邸)」がありました。
にしん御殿小樽貴賓館(旧青山別邸) 名所・史跡
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にしん御殿「旧青山別邸」は「北の美術豪邸」と云われる北海道屈指の豪邸です。
青山家は明治・大正を通じ、鰊漁で巨万の富を築き上げました。その三代目、政恵が十七歳の時、山形県酒田市にある本間邸に魅せられ大正六年から六年半余りの歳月をかけ建てたそうです。
約1500坪の敷地内に木造2階建てで建坪は190坪。家屋の中は6畳~15畳の部屋が18室、それぞれに趣が異なり、金に糸目をつけず建てられた豪邸です。
建築費三十一万円、当時、新宿の有名デパートの建築費が五十万円ほどと言われてます。(ホームページより) -
笑顔の恵比寿様がお迎えしてました。
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小樽貴賓館1Fホールには北海道ゆかりの日本画家による豪華な天井画が広がってます。
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イチオシ
(^◇^ ;) 凄ぇ~!
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残念な事に写真撮影が許されるのはここまでです。
早く日本もヨーロッパのように(フラッシュ撮影禁止を条件に)許可してもらいたいものです。
にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)ホームページ
http://www.otaru-kihinkan.jp/aoyama_about/nishin/ -
「旧日本郵船株式会社 小樽支店」にも寄ってみました。
旧日本郵船株式会社小樽支店は明治37(1904)年着工、同39(1906)年10月に落成した近世ヨーロッパ復興様式の石造2階建建築です。旧日本郵船(株)小樽支店 名所・史跡
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昭和30(1955)年、市が日本郵船から譲り受け、翌31(1956)年から小樽市博物館として再利用されて来ましたが、老朽化が目立って来たため、59(1984)年10月修復工事を着工、33カ月の工期を経て62(1987)年6月竣工し、よみがえったそうです。
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1階は客溜りと営業室が高いカウンターで仕切られ、細部仕様まで復元された照明器具の高さ、机・椅子類の配置が執務状況を実感させます。
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イチオシ
完全復元となった2階貴賓室です。
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隣の会議室です。
ここは、日露戦争で勝利し、樺太の北緯50度以南が割譲された日本とロシアとの間で、国境線画定(北緯50度線)の作業の進め方についての会議(樺太国境画定会議)が開かれた場所です。
会議は明治39(1906)年11月13日~21日の間に4回開催されたそうです。 -
イチオシ
広さを強調する吊り天井の大胆な弧を描く装飾彫刻と中心飾り、床を覆う大絨鍛、大テーブルと整然と並ぶ36個の椅子が当時の歴史雰囲気を感じさせてくれます。
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旧日露国境標石(複製)
樺太日露国境線上には、国境標石が4つ、4カ所におかれたそうです。
サイズは高さは68cm、幅47cm、厚さ27cm。南側には菊花章、および「大日本帝国・境界」刻まれてました。
(北側には双頭鷲章、ロシア語で「ロシア・1906境界」と刻まれているそうです。→見落としました<(T◇T)>) -
つい同じ部屋のアールヌーヴォー調の照明の飾りに気を取られていました.....。
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最後に運河プラザの所にある「消防犬ぶん公」に挨拶をして小樽を去りました。
それにしても小樽は歴史的建造物だらけです。ちょっと訪問だけでは時間が足りません。
歴史的建造物を巡る方は、ご参考までに下記小樽市指定歴史的建造物URLを。
https://www.city.otaru.lg.jp/simin/gakushu_sports/kenzo/
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