2018/03/23 - 2018/04/01
510位(同エリア946件中)
たまたびさん
いよいよ初めてのエジプト旅行に行くことになりました。
カイロ(ギザ)からルクソール、アスワン、アブシンバルと南下していくルートで航空券とホテルは自分で手配したものの個人で動くのがなかなか難しいので現地での行動はほぼ現地ツアーに参加する形になりました。
カイロから空路でルクソールに移動。翌日にルクソールを一通り回るツアーに参加し、夜はルクソール神殿のライトアップを見に行きました。一日で回るにはもったいないほど見どころ満載でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
PR
-
3泊したホテルともお別れ、車でカイロ空港に向かいます。やはり渋滞に巻き込まれてちょっと心配になりましたが出発の1時間半前に空港に到着しました。
-
国内線のセキュリティはそれほど混雑しておらず国内線用の小さなラウンジで少し休憩してから搭乗します。2時間弱のフライトですが軽食が出てきました、が味の方は正直な所今一つでした。
エジプト航空 国内線ラウンジ (カイロ国際空港) 空港ラウンジ
-
ルクソールの空港からは送迎車で宿泊先のヒルトンルクソールに向かいます。折角なので部屋からナイル川が見られる方がいいと思いリバービューの部屋を予約していました。実際に部屋からはプールとその先にナイル川を見渡すことができましたが、部屋のサイズはややコンパクトでした。この日の夜はルームサービスで済まし早めに就寝します。
Hilton Luxor Resort & Spa ホテル
-
翌朝外を見ると思いの外曇っていたので心配になったと同時に気球がいくつも見えました。早朝の気球ツアーなのでしょう、時間があれば気球で上空からルクソールを眺めてみたかったですね。
-
この日は一日でルクソールの両岸を回るツアーに参加します。出発は7時で早いですが暑さを避けるためにもこの方が絶対に良かったです。
まず王家の谷に向かいます。直線距離では大したことないのですが車で行く場合にはずっと南下してからナイル川を渡りまた北上しなければならず思ったより時間がかかりました。でもその道中は登校する小学生や農作業に出かける人々など市民生活を見ることができたので楽しかったです。王家の谷に到着した時は曇り空でしたが途中から晴れてきました。王家の谷 史跡・遺跡
-
地図があったので見てみると沢山の墓が密集しているのがわかります。これまで見つかったのが全部で63だそうです。入場券を買って見られるのは3つのお墓、別料金が必要なのもありガイドさんとも相談しながら検討した結果、ラムセス3世、ラムセス6世(有料)、メルエンプタハ王、ラムセス4世を見ることにして写真撮影のためのチケットも一緒に購入しました。今回はツタンカーメンはスキップです。
-
見辛いですが、これは上の地図を立体的に表したもので、墓の位置とどの程度の深さまであるのかが一目でわかります。ちなみに一番深いのは見に行くことにしたメルエンプタハ王の墓(手前右)とのこと、ちなみに日本の企業が作ったそうです。
-
観光者用の乗り物で少し移動してから見学スタートです。まずガイドさんから大まかな説明を受けます。と横を見るとKV63と書いてある場所が・・。これは63番目に見つかったお墓ということです。これから発掘作業が行われるのでしょうか。
-
まずラムセス3世のお墓に入ってみます。無料のお墓の入場の際にはチケットに適当に穴が開けられるそれが3つになるまで入ることができます。
-
まず印象的なのが壁画の背景の白さが綺麗に残っていることと壁画のいい保存状態です。様々なファラオとともにヒエログリフが、天井には満天?の星が描かれています。
-
右のジャッカルはカイロの考古学博物館でも見ました。
-
赤っぽい色も良く残っているのがわかります。いろんな登場人物?がいて最後まで誰が誰なのか見分けるのが大変でした。
-
蛇が書かれた壁画もたくさんありました。3つの頭は何を表しているのでしょうか。
-
玄室に向かう通路は少しずつ下がっていきますがこんな感じで見事な保存状態です。
-
玄室の手前までしか行けなかったのでその様子はわかりませんでしたが、壁画自体とその保存状態のよさにとても感動して墓を後にしました。
-
ラムセス6世のお墓は有料ですが評判が良かったので入ることにしました。すると有料のせいか誰もおらず入口にいたおじさんがずっと付いてきて英単語だけで説明してくれました。写真撮影は本当はダメなのですが撮ってもいいよ、と言われお言葉に甘えてしまいました、がここで紹介するのは止めておきます・・・。壁画の保存状態は見た中では一番よく鮮やかな色合い(特に黄色)が印象的でここを見学して本当によかったと思いました。良くしてもらった分バクシーシは多めに渡してお礼を言いましたが、その直後に他の観光客(それまですれ違う人もゼロ)を見つけすぐその人の方に駆け寄っていくという現金なところを垣間見ました。
-
次にメルエンプタハ王の墓に入ります。
-
ここにもこれまでに見たような壁画がたくさん見ることができ、保存状態もまずまずです。
-
この墓は入口の立体地図でみたように一番深いところまで下り坂を歩いて行きます。確かに距離は長かったのですが、一番奥には大きな石棺があり見ごたえ抜群でした。
-
最後にラムセス4世のお墓に向かいます。
-
左上にあるのは見えにくいですがコプト教徒の落書きとのことです。
-
天井には星とヒエログリフが描かれていますがまだまだ色鮮やかなのにびっくりです。
-
ここもヒエログリフが尋常じゃないくらい溢れかえって?います。読めたら楽しいのでしょうが・・。カルトゥーシュと言われる王家の紋章(黄色で塗られた縦長のもの)も沢山出てきます。
最初に来たときは3つのお墓しか見られないのは残念、もっと見られたらいいのに・・・と思っていましたが行ってみたら3つくらいでちょうどよかったのかな、と思いました。それ以上になると全部同じように見えてきて何が何だかわからなくなるような気もしたので。いずれにしても私たちのナンバーワンは有料でしたがラムセス6世の墓でした! -
王家の谷を後にしてハトシェプスト女王葬祭殿に向かいます。ハトシェプストは古代エジプトで唯一の女性ファラオが作った葬祭殿です。
ここで1997年に痛ましいテロが発生しました。何かあったら身を隠す場所もありませんので対処のしようがありません・・。現在は後方にある崖の上に警備の職員が配置されていて常時監視しているとのことで実際にその姿が見られました。
カートに乗って行くのですが混雑していたので暑い中5分ほど歩くことにしました。ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷
-
3階建ての建物になっていてスロープを登っていき2階部分から見学スタートです。この時点でもうかなり厳しい暑さ、まだ10時くらいなのですが・・。
-
壁画は外気に晒されている割にはなかなかよい保存状態です。やはり乾燥しているということはこのような壁画の保存には欠かせない条件なのでしょう。
-
2階の向かって左端には牛の耳を持つハトホル女神の顔を刻んだハトホル柱があります。これはインパクトがあるので覚えやすいかも・・。
-
ハトシェプストのオシリス像がずらりと並んでいて観光客は同じ格好をして写真を撮っています。ハトシェプストは付け髭をして男装していますが右の像の顔の部分は若干色が残っているのがわかります。昔は色が付いていたとするとどんな様子だったのか興味が湧いてきます。
-
次にコースにはなかったですが特別にリクエストした王妃の谷に行きました。ここは写真撮影もできないので外から見た写真のみです。左手が待合室のようなスペースで右手の入口から入ります。見学はグループごとに10分間のみになります。
壁画の保存状態の良さは文句なし、白い背景もきれいですし、様々な色がそのままの状態で残っているのにびっくりしました。そんなに広くはありませんが入場料(1000ポンド)を考えるともう少しゆっくり見てみたかったです。王妃の谷 史跡・遺跡
-
昼食前にメムノンの巨像で写真撮影です。
メムノンの巨像はアメンホテプ3世が作った巨像でトロイア戦争に登場するエチオピア王メムノーンに由来していて高さは約18mです。さくっと写真を撮って移動します。メムノンの巨像 建造物
-
昼食のレストランは宿泊先のホテルから目と鼻の先にあり、ローカル色豊かな雰囲気です。
-
前菜のような形で料理が並びます。とにかく冷房の効いた部屋で気持ちがいいのです。
-
メインはチキンと・・・、
-
白身魚、シンプルな味付けがとても気に入りました。
-
午後はまずカルナック神殿の見学からスタートです。
カルナック神殿 城・宮殿
-
カルナック神殿は様々な建物からなる複合体で荒廃した神殿、塔門などの建造物で構成されています。
-
通路脇にはスフィンクスが並びますが雄羊の頭を持つスフィンクスになっているのがわかります。
-
高さ10.5メートルのピネジェム1世の彫像です。これ以外にもいくつかの巨大な像があります。
-
大列柱室です。幅102メートル、奥行53メートルになり16列に配置された134本の巨大な円柱があります。これらはすべてパピルス柱になっていて高さは20メートル以上、直径は3メートル以上あり、それぞれに様々なレリーフがありそれが綺麗に残っているのに驚かされます。その先にはオベリスクも見えます。
-
上の写真の柱を結んでいる所を下から撮ってみました。カルトゥーシュやヒエログリフがまだ色鮮やかに残っています。
-
この神殿内には2本のオベリスクがあります。トトメス1世とハトシェプスト女王のオベリスクなのですが、これはどっちだっただろうか・・・
-
これは当時のカレンダーとのこと。行く先々で似たようなカレンダーを見かけました。
-
これはスカラベ、フンコロガシです。古代のエジプトでは糞を転がしている姿を太陽のイメージに重ねたとのことです。この像の周りを何周かすると願いが叶う(いろんな説があるようです)とのことだったのですがそれを後で知ることになりました。願い事一つ逃した~。
-
ハトシェプストのオベリスク先端部です。後方には前述の2本のオベリスクも見えます。
-
こんな感じの石像が至るところに普通にあるのです。一つ一つはとても歴史的に価値のあるもののはずなのですがこれだけたくさんあると逆に感動も薄れてしまいます・・。とは言うもののカルナック神殿、見応え十分すぎるほどでした。また夜にはライトアップイベントも行われていて日本語のナレーションの回もありました(行きませんでしたが)。
まだまだ発掘工事が行われていたのでまた来る機会があったら様変わりしているかもしれません。 -
続いて今日最後の訪問場所、ルクソール神殿に向かいます。
ルクソール神殿 城・宮殿
-
反対側を向くとスフィンクスが並んでいます。これがカルナック神殿から(まで)ずっと続いているのです。
-
このオベリスク、右側にもあって対をなしていたのですが現在はパリのコンコルド広場にあるのです。
-
ラムセス2世像が立ち並んでいますが一部損傷しています。
-
正面入り口左側にある巨像の台座に描かれたレリーフですが深く掘られていてちょっとした風化程度では問題なさそうです。
-
大列柱廊にはツタンカーメンとアンケセナーメンの夫妻の像が置かれています。損傷しているのが少し残念ですが。
-
すると現在も使われているモスクが左手に現れます。入口(派手なところ)がかなり高いところにありますが建設当時神殿が入口の高さまで砂やがれきに埋もれていたからだそうです。
-
ラムセス2世の中庭です。柱の間にラムセス2世がお出まししています。
-
アメンホテプ3世の中庭にも柱が乱立?しています。
-
壁面には様々なレリーフが彫られていますがかなり細かい印象です。
-
食べ物がたくさんあります・・貢物でしょうか。
ツアーは予定より早く4時過ぎに終了しましたがあまりの暑さにそれで十分でした。もっと暑い時期に訪れるかたは暑さ対策が必要かと思います。 -
ツアー車でホテルまで送ってもらい部屋に戻る前にプール脇にあったバーでビールをいただきます。ナイル川を眺めながら飲むビールは最高です。
-
ナイル川の向こうに日が沈んでいきます。
-
夜はライトアップを見に行きたかったのですが、カルナック神殿はライトアップイベントなのできっと賑やかなのかもと思い、落ち着いていそうな3時間ほど前にいたルクソール神殿に再び行くことにしました。同額の入場料を再び払って入場します。スフィンクス参道、とてもきれいです。
-
先ほど見たときとは印象がだいぶ変わります。
-
派手にライトアップされていないのが好みなのでちょうどいい感じです。
-
昼間も見たモスクはちょっと微妙なライトアップで神殿の雰囲気と合っていません(笑)。
-
大列柱はライトアップされてただただ壮観です。
-
夜の方がレリーフの様子がよく見えるような気がします。
-
ラムセス2世にお別れを言ってルクソールを後にします。
見どころ盛りだくさんのルクソール、観光客を魅了して止まない理由がよくわかりました。観光客で溢れかえる一方でまだまだ素朴な市民生活も垣間見ることができてよかったです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
たまたびさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
ルクソール(エジプト) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
65