2018/03/23 - 2018/04/01
469位(同エリア1591件中)
たまたびさん
いよいよ初めてのエジプト旅行に行くことになりました。
カイロ(ギザ)からルクソール、アスワン、アブシンバルと南下していくルートで航空券とホテルは自分で手配したものの個人で動くのがなかなか難しいので現地での行動はほぼ現地ツアーに参加する形になりました。
この日はカイロのモスクや考古学博物館を訪ね、夜はリバークルーズのディナーに参加しました。
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ホテルの朝食会場に向かう途中に撮りました。2日目ともなるとピラミッドがあるのが普通に思えてきてしまうのが恐ろしいです。
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この日は元々終日考古学博物館に行く予定にしていましたが、前日のツアーでカイロ市内の移動の難しさを感じたので昨日のガイドさんに急遽お願いしてカイロ市内を巡るプライベートツアーに参加することしました。ホテルからカイロ方面に向かう道路は案の定かなりの混雑で時間がかかりましたが、最初のモスクに到着。ガーマ・ムハンマド・アリ モスクです。1857年に完成したそうです。
ガーマ・ムハンマド・アリ 寺院・教会
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敷地内に入ると右手に時計台が。これはルクソール神殿のオベリスク(現在はパリのコンコルド広場にある)と交換でフランスから寄贈されたとのことです。
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靴を脱いで中に入ります(袋があると便利)。モスクの中ではまず見事なシャンデリアが目に入ってきます。
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シャンデリアとともに天井の装飾も繊細で見事です。観光客もいろんな方向から写真を撮っています。
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カーペットには一人分のお祈りスペースが。案外狭いです。
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壁の窪みはミフラーブと言われこの方向に向かって礼拝します。説教壇の装飾もこれまた見事です。
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別の説教壇、こちらも重厚感があり緑が印象的です。
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このモスクは高台にあるのでテラスからはカイロ街並みが一望できます。ギザのピラミッドが見えることもあるようで、この日も何となくうっすら見えていました。
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続いて車で少しだけ移動してスルタン ハッサン モスクに向かいます。1363年完成の建物で、神学校としても使われていたそうです。入口は上部の蜂の巣状の装飾が印象的でミステリアスな雰囲気を醸し出しています。
スルタン・ハッサン・モスク 寺院・教会
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しばらく歩くと中庭に出ますが、その中心には水場があり休憩できるスペースになっています。中庭を中心にその四方にはそれぞれ広大なスペースがあります。この時は学校の遠足なのか高校生くらいの若者がたくさんいました。
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近づいてみるとミフラーブとその横には説教壇が、天井がものすごく高く、吊り下げられているランプもいい雰囲気を出しています。ミフラーブはただ素晴らしいの一言です。
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その左横には鍵のかかった部屋があり覗いていたら中にいたおじさんが扉を開けてくれました。
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壁の装飾も入口にあったものと似ていました。バクシーシを求められることもなくただいいおじさんでした。でもこの部屋が結局何なのかわからないまま・・・。
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続いて向かいにあるガーマリファーイーにやってきました。こちらは新しく1912年に建てられたものです。建物の中は全体的にグリーンでライトアップされていて写真を撮ると全てグリーンがかって見えます。
ガーマ・リファーイー 寺院・教会
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全体的に少し薄暗い感じです。ミフラーブもグリーンに写っていますがゴージャスかつ繊細です。
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ガイドブックによるとエジプト最後の王ファールーク1世など歴代の王の墓があるとのこでですが沢山の花が飾られた空間が・・。そのような場所なのでしょう。猫が場所を守っているように見えます。ちょっと近づいたら威嚇されました。
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説教壇への階段も精緻な装飾です。
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天井の周辺の装飾も一つ一つ手が込んでいます。ちょうどアザーンが流れ始めてきたので急いで外に出ました。
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この日の昼食は町中のお店Felfelaです。口コミの評価も高いようで地元の人と観光客で賑わっていました(るるぶにも出ていたのに後で気づきました)。
フェルフェラ 地元の料理
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ガイドさんが頼んだターメイヤ、コロッケのようなものですが一つずついただきました。少しスパイシーでおいしかったです。
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この日はミックスグリル。これもいい味付けで美味しく頂きました。
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デザートはライスプディング、甘さ控えめだったのでペロリと平らげました。
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レストランから考古学博物館まではそれほど時間がかからず到着。いよいよ博物館に入場です。お金を支払えば写真撮影も可能です。一人(一台)分だけチケットを購入しました。ただしツタンカーメンとミイラの部屋は撮影禁止です。
訪問した際にはギザに新しい博物館ができるとのことで移転作業が行われている話を聞いていましたが、ごく一部を除いてまだこちらに展示されているようでした。エジプト考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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展示は2フロアのみですが広いのでじっくり見ると時間がかかってしまいます。このツアーではまず簡単にガイドさんが有名どころの作品を説明してくれてその後で1時間半ほどのフリータイムになりました。
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階段ピラミッドを建設したネチェル・ケト(ジェセル)王像です。石灰岩でできているので雨の影響を受けてダメージを受けているようです。
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ギザの三大ピラミッドの一つを建造したメンカウラー王像、向かって左側にハトホル女神、向かって右側は地方の女神になります。これが一枚の岩から作られているのですから当時の技術はどれほどだったのでしょうか?
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ユーモラスな表情に思わずシャッターを押しました。
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カフラー王座像、閃緑岩という堅めの石でできているそうです。
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横から見てみると背後にはホルス神が。細くなっている首をくっつけることで首の部分が取れてしまうことを防ぐことができたそうです。
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木造のカーアペル像です。眼には水晶が入っているとのこと。これが作られたのがBC2470年頃ってすごいですね。
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働く人々、このようなものが今まできちんと残っていることが信じられません。
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王子ラーヘテプとその妻ネフェルトの像。石灰岩でできていてBC2000年代のものということは今から4000年以上前・・。信じられません。
ガイドさんによると当時は男性は褐色、女性は薄い黄色で描くのが当時の基準だったそうです。 -
クフ王の像 、小さい!高さは8センチないくらいだそう、象牙でできているとのことでしたがよくわかりません・・。
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メンチュヘテプ2世座像です。、古代エジプト第11王朝の第4代ファラオ、1900年頃に発掘されましたが、赤い(茶色い)王冠がとても印象的です。
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2階に上がる階段の前にあるのが第18王朝のファラオ・ハトシェプスト女王。ルクソールにあるあのハトシェプスト女王葬祭殿を造った古代エジプトで唯一の女性のファラオです。
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階段で2階に上がりましたが壁沿いにパピルスが展示してあります。
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このようなものが当たり前のように展示されているのがすごいのです。
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これはツタンカーメンの棺が入っていた4重の厨子の一番外側です。マトリョーシカのように少しずつ小さくなっていく厨子が4つあったそう。これも大きすぎて収まり切りません。
この後撮影禁止のツタンカーメンの部屋に行き黄金のマスクを見てきました。混雑しているのでゆっくり鑑賞するのが難しかったですが10分以上見ていました。帰る直前にももう一回見に行ってしまいました。しかしこの部屋、写真を撮ろうとして注意され写真を削除するように言われている人もいましたが、こっそり撮っている人もいました。 -
アラバスタでできた作品はとても印象的です。愛嬌があるような・・。
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王の内臓を入れたアラバスタ製のカノプス容器です。方解石でてきています。
イシス、ネフィテス、ネイト、セルケトの4女神に守られているとのことですが一人欠員? -
アヌビス神・ジャッカルが宝石や護符が入っている厨子を守っています。
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こちらはメヘトウェレト女神の形の葬祭用寝台で角の間には太陽神のマークが輝いています。ツタンカーメン王墓にあった寝台の一つです。
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細かい装飾が見事すぎます。
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アラバスタの物ですが何だかよくわかりません。でもやっぱり愛嬌があります。
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チーターの形をした葬儀用寝台です。
背もたれにツタンカーメンとアンケセナーメンの姿が描かれていますが、保存状態の良さ(色がはっきり残っている)にびっくりです。 -
復元されたツタンカーメンと王妃アンケセナーメンの巨像です。やはり細い首はすぐに影響を受けてしまうのですね。でもよくここまで復元できていると思いました。
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パピルスもおびただしい数の展示です。じっくり見ていると何日あっても足りない・・。
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古代エジプト第18王朝のファラオ、アメンホテプ4世(別名アクエンアテン)の胸像。
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信仰に関連する壁画(アテナ神のレリーフ)のようです。太陽信仰ということなのでしょうか。
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アメンホテプ4世の棺です。とても細かい装飾と素晴らしい保存状態に驚きです。
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これもラムセス2世とのことですが、かなり若い(幼い)ですね。ホルス神が後ろから見守っています。
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だいぶ若い感じですがこれもラムセス2世でしょうか・・。
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ファラオを中心に、左にホルス神、右にセト神と王を守護する様に立っています。ファラオの戴冠式をこの2神が祝福している様子を表したとのことです。
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アメンヘテプ3世と王妃ティの巨像です。一階の正面入口からすぐ見えるはずなのですが来た時にはすぐに左手に移動したので一通り見学した後に初めて気づきました。
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アメンハムエト3世のピラミッドのキャップストーンです。キャップストーンとはピラミッドのてっぺんの部分に置かれる石とのことです。
最後はバタバタしてしまい待ち合わせの時刻に15分くらい遅れてしまいましたがエジプト時間ということでガイドさんも何とも思ってないようでした。お土産屋に連れて行ってくれるとのことでしたが丁重にお断りしてホテルに戻ります。
この博物館期待どおりの楽しさで時間を気にせずにじっくり見たかったです!新しくできるギザの博物館にもいつか行ってみたい! -
ホテルで少し休んで、夜はディナークルーズに参加します。ホテルからは1時間弱のドライブ、私たちが到着した時点ではまだ1割くらいしか席は埋まっていませんでした。中の装飾はなかなかゴージャスです。
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それでも最終的に席はほぼ埋め尽くされました。飲み物は別料金になるのでミネラルウォーターとワインを注文します。
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前菜の写真を撮るのを忘れてしまいました。メインは魚と牛肉それぞれ注文します。
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牛肉はなかなか食べ応えがありましたがまあ普通でした。
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食事の時間が終わるとパフォーマンスタイムが始まります。ベリーダンスはう~む、という感じです。
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続いてタンヌーラという民族舞踊が披露されました。いろいろなことをしながら10分くらいまあまあな速度でずっと周り続けていてベリーダンスよりもずっと印象に残りました。
さらに音楽の演奏などがあり地元の人はものすごく盛り上がっていました。
食事はまずまずでしたが景色も今一つだったし(写真すら撮っていません・・)料金を考えると参加しなくてもよかったかな、と思いました。 -
30分以上かけてホテルに戻るとピラミッドのライトアップイベントが行われているようでピラミッドがよく見えました。
明日はルクソールに移動します。
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