2017/09/07 - 2017/09/07
207位(同エリア501件中)
AandMさん
- AandMさんTOP
- 旅行記221冊
- クチコミ2441件
- Q&A回答87件
- 599,822アクセス
- フォロワー23人
9月上旬にベルン郊外のホテルに4泊してスイス観光を楽しみました。ベルンはスイスの首都で国のほぼ中心に位置しています。スイスは鉄道網が発達していますし、大きな国ではありませんのでベルン起点でルッツェルン(https://4travel.jp/travelogue/11347903)、ユングフラウヨッホ(https://4travel.jp/travelogue/11347917)、ツェルマットなども日帰りで簡単に観光することができました。ベルンは歴史が古く、旧市街の美しい街並みが世界遺産に登録されています。
ベルンの旧市街を散策してみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス フィンランド航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
9月7日午後3時過ぎ
ベルン中央駅の南側出口を出てきました。旧市街はここから東に進みます。尖塔があるのは聖霊教会(Church of the Holy Spirit)で1729年に建設されています。 -
駅の南側を東西に走るシュピタール通りを東に30m程進むと、道路の中央に噴水があり、見事な彫像がありました。パグパイプ吹きの噴水(Pfeifer brunnen)で中世に建造されたものです。貧しい音楽家達を称える意味が込められているとのことです。噴水の下部は花で飾られ、手入れがされています。
旧市街散策の途中で、多くの噴水に巡り合いました。それぞれ特徴的な形をしている像は、それなりの意味合いが込められているようで興味深いと思います。パイプ吹きの泉 建造物
-
シュピタール通り(Spitalgasse)はトラム、バス、車が行きかう賑やかな通りです。前方に尖塔のある塔のような建物が見えてきました。
シュピタール通り 散歩・街歩き
-
建物上部に時計があり、下部は通路になっています。13世紀に建てられた牢獄塔(Kafigturm)です。かつては旧市街の壁の一部を成し、要塞や牢獄として使われていたため牢獄塔と呼ばれています。
牢獄塔 建造物
-
通りの右手に広場があり、その向こうに円形ドームを持つ大きな目立つ建物がありました。建物は連邦院で、ここにはスイス連邦議会議事堂と省庁があり、スイスの中枢となっています。広場はベーレン広場(Barenplatz Bern)で、市場が開かれていました。
連邦議会議事堂 建造物
-
牢獄塔の下を通り抜けると、別の噴水に出会いました。アンナ・ザイラーの噴水(Anna Seiler Brunnen)でマルクト通りの入り口にありました。アンナ・ザイラーは全財産を病院に寄付した中世の女性で、この像には「抑制」の寓意が込められているそうです。
アンナ ザイラーの泉 建造物
-
マルクト通りから振り返って眺めた牢獄塔です。
-
通りを更に進むと、牢獄塔と似た形ですが中央部に大きな時計のある塔が見えてきました。時計塔(Zytglogge)で、1191年に建設されたスイスで最も古い時計塔の1つだそうです。見事な時計塔です。
時計塔の前に立派な彫像付きの噴水がありました。時計塔 建造物
-
シュツェンブルネン(Schutzenbrunnen)で1527年の建造だそうです。剣士の下にはベルンの象徴でもあるクマがいます。面白い像です。
マルクト通り 散歩・街歩き
-
時計塔の下を通って反対側に出てきました。通り名称が変化し、クラムガッセと呼ばれています。ガッセはドイツ語で「通り」ですので、クラム通りとなります。
クラム通り 散歩・街歩き
-
クラム通りを進むと、次の噴水に出会いました。鎧を身に着け防護面を被ったクマの彫像で、両手には槍と剣を持ち、子熊を従えています。ツェーリンガーブルネン(Zahringerburunnen)で、ベルンの創始者ツェーリンガーの像で1535年に建造されています。よく見ないとクマとは分かりません。
ツェーリンガー泉 建造物
-
通りを更に進むとアインシュタインの家がありました。現在は博物館になっています。入り口はカフェになっており、その脇を通って博物館に入場することができます。
アインシュタインの家 博物館・美術館・ギャラリー
-
アインシュタイン博物館の説明パンフレットです。日本語版はありませんでしたので、英語版を頂きました。ここはアインシュタインが1903年~1905年まで住んだ家です。
-
家の中の様子です。
アインシュタインの家 博物館・美術館・ギャラリー
-
窓から下を見るとクラム通りの家々が見えました。アインシュタインが見た光景です。
アインシュタインの家 博物館・美術館・ギャラリー
-
博物館で展示されていた写真で、中央がアインシュタインです。
-
彼の功績や家系に関する説明展示がされていました。アインシュタインおよび関係者の概要がこの博物館を訪れると良く分かります。
アインシュタインの家 博物館・美術館・ギャラリー
-
クラム通りに設置されているシムソンブルネン(Simsonbrunnen)です。別名サムソンの泉(Samson fountain)とも呼ばれています。旧約聖書に出てくるサムソンの寓話を像にしたもので、怪力を持つサムソンがライオンを素手で倒す様子が像になっています。
シムソン泉 建造物
-
クラム通りにあるクロイツガスブルネン(Kreuzgasbrunnen)です。クロイツガスの泉です。派手な彫像ではなく、オベリスク状の像であり、他の泉像とは趣が少し異なっています。
-
通りの右手に大きな教会がありました。ベルン大聖堂です。1421年に建設が開始され完成は1893年ですので、500年近くかかって建造された大聖堂です。塔の高さは100mでスイスで最も高いそうです。
ベルン大聖堂 寺院・教会
-
大聖堂入り口の彫刻です。見事です。
ベルン大聖堂 寺院・教会
-
大聖堂広場にも泉がありました。モーゼスブルネン(Mosesbrunnen)、モーゼの泉です。1544年に建造されましたが,1791年に再建されたいます。像では、モーゼが旧約聖書の十戒を掲げています。
ベルン大聖堂 寺院・教会
-
メーンストリートを外れて脇道に入りました。ここにも泉がありました。名称は分かりませんが、クマが槍と盾を持った像が建造されています。クマはベルンの象徴ですので、この泉はベルンの町の始まりと関連があるように思われます。
-
ベルンを囲んで流れるアーレ川に架かるニーデック橋にやってきました。
ニーデック橋 建造物
-
橋を渡った所にクマ園がありました。
-
ニーデック橋を通るニーデック通りの上部にクマの像が掲げられていました。クマ園入口を示しています。
クマ園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
-
川向うの土手に複数のクマがいました。樋熊のようです。
クマ園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
-
ニーデック橋を渡ると高台の丘が広がっています。丘を登ると、眼下にアーレ川とベルン旧市街の景観が広がっていました。良い眺めです。
ベルン旧市街 旧市街・古い町並み
-
丘の上にバラ公園(Rosengarten)がありました。沢山の多種類のバラが栽培されています。訪問時には、幸い、バラが咲き誇っていましたので、じっくり見学することにしました。
バラ公園 広場・公園
-
赤っぽいピンクのバラです。
-
白味がかったピンクのバラです。
-
白バラです。
-
オレンジ色のバラです。
-
赤バラです。
-
赤と白の入り混じった色合いのバラです。
-
黄色っぽい色のバラです。
-
ピンクと白のバラが混ざって咲いていました。
-
美しいバラは品種改良されたものが殆どですが、このバラ園には原生種のバラも栽培されています。これは中国原産の原生種バラのようです。
-
バラ公園の出入り口のベンチにアインシュタインの像が設置されていました。隣の席が空いていますので、このベンチはアインシュタインとの記念撮影用と思われます。
バラ公園 広場・公園
-
バラ公園見学を終えて旧市街中心部に向かう途中で出会った噴水です。子喰い鬼の噴水(Kindelifresserbrunnen)です。アルプス地方には、クリスマスの時期に悪事を働いた子供を食べに鬼が出てくる、という言い伝えがあるそうです。この噴水像には、子供の悪事を戒めたり、子供に注意を促す意味合いがあるそうです。
子喰い鬼の泉 建造物
-
夕方になり、相当な距離歩きましたので、お腹が空いてきました。ネット検索すると、アーレ川を渡った先にアジア料理レストランがあることが分かりました。
アーレ川に架かる橋の手前に小さな広場があり、騎馬像がありました。ラウベン戦争(1339年)の勝利者であるErlach記念碑です。像の周囲にはベルン象徴であるクマが配置されています。 -
アーレ川に架かるコルンハウス橋を渡ります。
-
橋からの眺めです。前方に見えるのはローライーネ橋で、木々の緑、川の流れとマッチしたなかなかの景観です。
-
橋を渡ると、立派なホテルとカジノがあり、入り口には昔の登山鉄道機関車が展示されていました。ここにアジアレストランがあるはずです。
格式が高そうな立派なレストランがありました。カジノで稼いだ客などが利用するようで、メニュー価格もそれなりでした。仲間と一緒に気楽に訪れるような雰囲気ではなく、予算も相当超過しそうなのでここでの食事を断念しました。 -
ベルン中央駅に帰ります。ホテル前の乗り場Kursaalから駅までトラムを利用しました。
-
トラム乗車券は、バス停に設置されている自動販売機で簡単に購入することができます。
-
トラムに乗車してコルンハウス橋を渡って、旧市街に戻りました。
-
ベルン中央駅から列車でホテルのあるベルン・ウエストサイド駅に戻りました。ホテル隣接のショッピングモール内に日本式ラーメンを看板に掲げたラーメン店(Namamen Japanese)がありました。ショッピングモールですので、値段は庶民価格と思われます。ここで夕食です。
-
メニューです。ラーメンの他に寿司類もあります。ラーメン価格は20~25CHFで、ミソ、塩、醤油ベースを選択することができます。先に訪問したアジア料理レストランのメニュー価格よりは遥かに安いのですが、ラーメン1杯で\2000~\3000は日本人感覚では超高価格の印象です。
-
1杯¥2500のラーメンです。味付けは和風で、なかなか美味しいラーメンでした。ただ高すぎです。スイスは物価が高いことで知られていますが、食事をするたびに物価高を認識させられました。
本日はユングフラウヨッホ観光(https://4travel.jp/travelogue/11347917)の後で、ベルン旧市街を見学しました。充実感のある1日となりました。ベルン旧市街見学では、中世時代に建造された趣のある沢山の噴水、そしてバラ公園の美しいバラが印象に残りました。高価格ラーメンは別の意味で記憶に残りました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
AandMさんの関連旅行記
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
50