三溪園の春　2018　残念！今年も桜のピークに来れなかった・・・

2018/03/29 - 2018/03/29

横浜の桜の名所のひとつ三溪園
今年も桜に時期に行ったものの、またしてもピークをずらしての訪問でした。
久しぶりに来たら入園料が値上がりしてました。
どうやら昨年の夏から値上りしたようですが、秋の紅葉の時期に行かなかったので気付きませんでした。

エリア 本牧・根岸・磯子(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

桜のこの時期、正門側の駐車場は一杯で入れないので、いつものように市民公園運動広場側の駐車場に車を停めて南門から入ります。

入園料が７００円に値上がりしてました。

桜はピークを越えて散り始めの状態です。

平日なのに桜の時期だけあってたくさんの人で賑わっています。

桜のこの時期だけ柵を越えて池のほとりまで入れます。
シートを敷いて花見ができるのっていいですね。

立派な池や寺院の建物などがありますが、三溪園はもともと生糸貿易により財を成した明治の実業家、原三溪の自宅だったところ。

山の上に建つ三重塔を見るととても、ここが個人邸だったとは思えないですよね。

原三溪なる人物聞いたことがない方、多いと思いますが数年前に世界遺産になった富岡製糸場も原三溪が経営していた時期もありました。

原三溪は実業家以外にも様々な顔を持ち、古美術コレクター・芸術のパトロン・茶の湯の数寄者・社会事業家、そして晩年は自らも書画をたしなんだそうです。

園内の真ん中あたりにある三溪記念館で、原三溪に関する資料、三溪自筆の書画、 ゆかりの作家作品や美術工芸品、臨春閣の障壁画などを展示しています。

池に浮かぶ花びらの花筏

結構散っていますね。

こうしてみると枝先は満開状態ですが、ピークを過ぎてます。

今年は桜が早かった事と、週末に満開にピークを迎えることができなかったため、結局、目黒川以外きれいな桜を見ることができませんでした。

ソメイヨシノはピークを過ぎてしまいましたが、枝垂れ桜はこれからが見頃

ちょっとソフトなイメージに

池に浮かぶ船が入ると印象が変わりますね。

三溪園が凄いのは、緑豊かな自然を生かした庭園もさることながら、原三溪により日本各地から移築された、重要文化財級の歴史的建造物があちこちに点在すること。

山の上にそびえる三重塔は三溪園のランドマーク的な建物。
もともと今から５６０年ほど前の康正年間に京都の燈明寺に建てられたもの。
大正の初めに三溪によりここに移築されたもの。
もう移築後１００年以上経過しているので事前の景色に溶け込んでいて、まったく違和感がありません。

この茅葺屋根の建物は白川郷から昭和３５年に移築された合掌造りの旧矢箆原家住宅。
今から２７０年ほど前の宝暦年間に建てられたもので重要文化財に指定されています。

桜の向こうに見える茅葺屋根の建物は、鎌倉の東慶寺の仏殿だったもの。

園内には桜以外にもいろんな花が咲いています。
春の山野草といえば、黄色いタンポポと紫のスミレ

見頃を迎えているのは桜以外にこちらのミツバツツジ

こちらもソフトフォーカス
かなりファンタジーになりますね。

ここ三溪園のベストシーズンはいろんな花が順番に咲く春のこの時期

秋の紅葉の時期もきれいです。
横浜の身近なところで季節の移ろいを感じることのできる貴重な場所ですよね。