2017/11/18 - 2017/11/30
665位(同エリア1042件中)
HOUKOUさん
- HOUKOUさんTOP
- 旅行記93冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 44,222アクセス
- フォロワー5人
武候祠見学のあとバスで移動し望江楼公園を目指す。
途中「四川大学博物館」を見つけ,ついでに立ち寄る。
-
次の目的地は「望江楼」であるが,バスでそこへ行くのが大変苦労した。
直通バスなどとてもありそうもなく,バス乗り換えで行くしかないのだが,どこで乗り換えるのかの判断が難しい。
碁盤目状の街並みであればクレーンゲームの動きのようにバスを乗り換えればいいのだが,湾曲した道路をジグザグ状に動く成都のバスではそれができない。
成都東駅で買った地図と地形や通りの名前を見比べながら半分以上「感」でバスを降りる。
そこからバスを乗り換え何とか「望江楼」に近そうなバス停にたどり着いた。
ここから川(錦江)沿いに歩いて行けば「望江楼」が見えてくるはずだ。 -
しばらく歩いていると「四川大学博物館」いう表示を見つけた。
この博物館は,余裕があれば見学しようと思っていた施設で場所もよく調べていなかった。
ほとんどの公共博物館が無料の中国にあって,この博物館は有料,しかも30元もする。
せっかくなので見学することにする。
この割高な入場料のせいか,入館者は私以外に女学生風の二人連れがいるだけだった。 -
中国の博物館で数多く展示されている嫁入りの輿。
これまでいくつものこうした輿を見てきたが,これほど凝った装飾のものは見たことがない。
これは四川のものの特色だろうか。
(この博物館は英語の解説がほとんどなく,展示内容についてわからないことが多かった) -
最初入った展示フロアは,少数民族のものも含めたこうした風俗に関するものが数多く展示されていた。
多くのものは,どこかで既に見たことがあり目新しさがあるものは少ない。 -
-
竹を束ねた弓というは初めて見た。
いかにも竹が豊富な四川らしいが,これは重くて使いづらかったのではなかろうか。 -
猿のミイラであろうか,おそらくシャーマンの持ち物だろう。
-
三国志「長坂の戦い」を題材にした清の時代の絵皿。
-
中国や韓国の時代劇で見かける「補子」。
文官は鳥類、武官は獣類の種類やデザインで位を表す。 -
当時の中国人がどんな鳥や獣を尊んでいたかがわかって興味深い。
鳥では鶴が最も尊いとされ,獅子は虎より上位に置かれていたようだ。 -
漢代特有の滑らかな曲線で象られた浮彫の展示も豊富だった。
空には鳥,川には魚が満ち溢れ,農民は収穫に勤しむ。
この時代特有のたおやかな線が美しい。 -
宴もたけなわの様子である。
右上の男は剣舞を舞っているようだ。
将に
「・・美酒をかもし、肥牛を炙り、心の歓ぶ所を呼び、もって憂愁を解くべし。
人生は百に満たず、常に千歳の憂いを抱く。
昼短くして夜長く、何ぞ燭をとって遊ばざる。・・・・・」
(漢代の無名氏による「西門行」より)
の実践である -
この博物館や後に見学した四川博物館等でも見かけた神秘的な神話に由来する図柄が二つあった。
一つは「西母王」 -
もう一つは「日神」
-
四川省?瘻峡の龍興寺で出土した菩薩像。
蠱惑的といえるほどの菩薩の表情である。 -
四川省奥地「岷山」で発掘された石棺の副葬品。
このような様式の坪は初めて見るものである。
2つの大きな円形の文様は目にも見えるし,女性の乳房のようにも見える。 -
道草してしまったが,大変有意義な道草だった。
更に錦江沿いを歩いて行くと,目指す「望江楼公園」についた。 -
望江楼公園ゆかりの唐時代の女流詩人が「薛濤(せつとう)」である。
詩人は長安生まれであるが,父親の四川赴任に伴い成都に住まうことになる。
住まいは成都の別なところであったようだが,死後この場所に埋葬された。
明清の時代に,詩人を記念して建物が建てられはじめられたという。 -
「薛濤井」
薛濤は詩人としても名声を博したが,「薛濤箋」という詩を書すのに好適な便箋を作り出した。
この井戸からは紙を漉くのに最適な冷たくて透明な水がわくということで,明清時代の献上品の製紙に使われたという。 -
「薛濤墓」
-
そしてこちらが「望江楼」。
-
その名のとおり楼上から錦江を望めるが,・・お世辞にもきれいな川とは言い難い。
-
ところでこの公園は「竹博物館」ともいうべき面もあって,園内にはさまざまな種類の竹が植えられている。
日本でも数種類の竹を見たことがあるが,さすが中国,四川だけではなく他の地方から(おそらく日本ではみることができないものも含め)数々の竹が移植されている。
このころはもう薄暗く,名前のプレートも見づらくなっている。
これは「花巨竹」という広州からの移植されたもの。 -
「竹文化陳列館」というものがあって様々な竹の活用や工芸品が展示されている。
これは大竹の根の部分を人の頭や髭に見立て,細工を施したもの。
鍾馗さまらしい -
竹は生活の道具としての役割だけではない
人の心を浄化する作用を持ち,高貴な精神生活に不可欠なものだ・・とするのが,この蘇軾(蘇東坡)の詩である。
可使食無肉 不可居無竹
無肉令人瘦 無竹令人俗
肉は食べなくても我慢できるが、竹のないところには住めない。
肉を食べないと人は痩せていくが、竹がない所に住むと人は俗になる。 -
今日の観光はここまでとしてホテルに引き上げることにする。
お気に入りの白酒「郎酒」で晩酌。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
HOUKOUさんの関連旅行記
成都(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
26