2017/11/18 - 2017/11/30
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HOUKOUさん
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午後「磁器口」「紅岩」を見学。
雨と疲労で足が動かず中途半端な見学になってしまった。
ホテルで休憩した後「洪崖洞」の夜景を楽しみ,思い切って小天鵝という火鍋チェーンの支店「洪鼎美人美餐庁」で一人火鍋。
四川超激辛鍋の洗礼を受ける。
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地下鉄で有名な古鎮「磁器口」へ行く。
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月曜日の雨の日だというのに観光客でかなり込み合っていて,狭い古街を傘をさしての散歩はかなり鬱陶しい。
ここでも坂がつきまとう。
土産物屋も食指が動くものもなさそう。 -
それでは,せめてなにかひとつ名物料理をと,通り沿いの食べ物屋のメニューを見ながら歩いていたらある店のメニューに「毛血旺 小鍋70元」とあったのに足を止めた。
毛血旺(鴨の血と内蔵の鍋)は,このエリアの名物料理であり,機会があればぜひ食べてみたいと思っていたのだ。
呼び込み上手の主人に引き込まれるようにその店に入った。
動物の血を使った素材や料理というのは,日本ではほとんど見かけないものの一つだ。
韓国でも屋台料理のスンデがやはり豚の血を使っていたり,海外ではそんなに珍しいものではないようだ。
鴨(または豚)の血を豆腐状に固めた血旺(シュエワン)は中国ではポピュラーな素材であり,これまで何回か食べたことがある。
血旺を食べると,なにか体にエネルギーが満ち満ちたような気がして,これは私の好物の一つといっていい食べ物だ。
香采(シャンツァイ)でさえ賞味できないような,どこかの先進国の「グルメレポーター」などには,とてもこの味わい深さなど理解できまいが。
店に入り「小鍋」を注文しても何も怪訝な顔をされなかったので,「おひとり様」用鍋に近いものを持ってくるかと想像していたのだが,運ばれてきた鍋を見て鼻血がでそうになった。 -
日本的に言えば優に3人前はありそうだ,その中に血旺がたっぷりはいっている。
この鍋一つで3か月分の鉄分補給ができそうなぐらいだ。
あまり辛くしないでと言ったので,辛さは丁度良い。
煮立ってきたので食べかけたら,店の人から「まだまだ」と制止された。
実は少し口にいれたので,心配したのでが,その後下痢になることもなかった。
辛みがきいた血旺は実にうまい。
しかしこの量ではさすがに完食は無理で,めったにしないことだが少し残してしまった。 -
血旺をたべたとき感じるエネルギーの高揚感はあったものの,重慶の坂道で痛めつけられた足腰のリアルな疲労感は如何ともしがたい。
「磁器口」には古刹や歴史的遺構など見どころが点在しているようだが,このためそうしたものを求めて歩きまわる気がしない。 -
古街のメインストリートを目標物もなく進んでいくと河原に出た。
おそらくこのあたりがが,この街に発展をもたらした磁器製品に積出港なのであろう。
雨けぶる,人の気配もあまりないこうした光景はなかなか風情がある。
しばらく佇んで,あっけないが「磁器口」観光はこれで終わりにする。
さて次は,ここから市中心部へ向かう途中にある「紅岩」へ行こと思うが,どうやって移動したらいいのだろう。
「紅岩」は地下鉄が通っていないようでバスで行くしかない。
川辺から坂道を登り何とかバス停を見つけると,幸いなことに「紅岩」を通るバスがあった。 -
「紅岩」は,重慶に政治機能が移転された際,共産党の南方局・八路軍重慶事務所がおかれた所である。
重慶談判中,毛沢東はほとんどをここで過ごしている。
共産党トップとして,当時重慶で最も安全な場所だったのであろう。
バス停から比較的近い場所にあるのだが,いきなり心臓破りの階段が立ちふさがる。
何回も途中で休みながらなんとか階段を登りきる。 -
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「紅岩革命紀念館」を見学。
ほとんど全部がパネル展示であまり目を引くものもない。 -
爆撃で崩壊した建物の壁に「愈炸愈強」の文字が。
「重慶は爆撃に負けない」という意味であろうか。
それにしても市街地のすさまじい破壊の様子が伺える。 -
重慶爆撃が「戦術爆撃」か「戦略爆撃」か,あるいは「無差別爆撃」かというのは現在まで議論が分かれているようだ。(戦争中の出来事はすべてそうだが)
ある種の人たちに言わせれば「蒋介石が日本軍に爆撃をためらわせる為,軍事施設をわざと市街地に点在させ,このため日本軍も市街地を爆撃せざるえなかった」「当時の照準器の精度が悪く,結果的に市街地まで被害が出た」であろうし,別な人たちに言わせれば「ゲルニカと並ぶ世界最初の鬼畜のような人道無視の無差別爆撃」ということになるのであろう。
何がどの程度真実かは知る由もないが,爆撃は軍需施設を叩くこと以外に,中国人の戦意喪失を狙う目的は当然あったはずだ。
しかし重慶はともかく最後まで爆撃に耐えた。
少なくとも蒋介石は白旗を掲げることはなかった。
坂の上り下りが生活の一部になっている重慶人の忍耐強さがそれを可能にしたのか・・と昨日から漠然と感じている。 -
この記念館の後ろには広大な緑地が広がっていて,その中に散在する当時の関連施設を見学できるようになっているようだ。
しかし,私の足腰は完全に重慶の坂に音を上げている。
雨も降り続いている。
重慶人ほど辛抱強くないのだ。
「磁器口」に引き続き,ここも不完全燃焼のまま引き上げることにした。 -
ホテル半地下の例のスーパーで白酒,お気に入りの「唐記鹵香鴨」と,「毛肚(センマイ)」を買ってきて骨休め。
「毛肚(センマイ)」はスポンジ状の食感がたまらなくおいしい。
白酒は有名な城酒の産地,濾州の「国粋酒」。
初めて見かける銘柄で,もしやと思い買ったのだが,29元の安酒ではさすがにうまとは言えない。 -
疲れもだいぶとれたので,ホテルを出て「洪崖洞」へ向かう。
「洪崖洞」は,もともとは「吊脚楼」という川沿の急斜面に適応したこの地方独特の建築様式で建てられたものだが,現在はもちろん近代建築によりオリジナルを模して建てられたものだ。
北側入り口は1階,南側入り口は11階という重慶半島北側の急斜面にへばりつく様に建っている。 -
「千と千尋の神隠し」の「油屋」に例える日本人もいるようだが,確かにそうした不気味な魔窟的雰囲気もある。
外観もそうであるが,内部構造や店舗構成もいい意味でカオス感が漂う。 -
この付近から見る重慶の夜景は本当にきれいである。
再び朝天門へ行かなければならない労力を考えると,もうナイトクルーズはやめにしよう。
この夜景で十分である。 -
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ここに来たのは,「洪崖洞」見学以外に,一人火鍋をするという旅の目的もあった。
旅行前に各地の観光名所の予習とともに,当然四川料理のこともかなり調べ上げた。
四川名物の火鍋のこともかなり気になっていて,ぜひ一回は体験してみたいと思っていた。
ところで,ただでさえ難しい中国のレストランでの食事。
まして,グループ料理の典型である火鍋を一人で違和感なく楽しめる場はあるのか。
どうやら中国においても「個食」の習慣が徐々に入り込んでいるようで,「一人鍋用鍋」を用意している鍋屋もあることがわかった。
そして,ここ「洪崖洞」内にある小天鵝という火鍋チェーンの支店「洪鼎 美人美餐庁」がそうした店の一つであるようだ。
普段蘭州ラーメン屋とか「沙県小吃」(笑)みたいな大衆食堂しか入らない貧乏人の身では,入るのがためらわれる立派な店構えである。
十数回中国旅行しているが,冗談抜きで,このようなきちんとした門構えの店に入ったことがない。 -
何度か店の前を行ったり来たりして(W),ついに勇気を振り絞って(W)店に入り,一人でも鍋を食べられるか確認して,席を案内してもらった。
案内された席は,窓際の細い空間に一列に並んでいる向い合せ二人掛け席。
窓ガラス越しには(少し曇っているが)嘉陵江のきれいな夜景が見える。
本来はデート用の席なのであろうが,私の隣の席にはキャリアウーマンと思われる女性が高そうな具材をテーブルいっぱいに並べてスマホを見ながら一人鍋をつついて,おかげで浮いて見えることもない -
鍋は2種類のスープをS字状の枠で仕切った,いわゆる鸚鵡鍋を選択した。
場所や雰囲気からいかにも高そうだったので,恐る恐る野菜二種と羊肉を注文。
いよいよ煮立ってきたので,まず赤い麻辡湯の方へ羊肉を投入。
ひとくち口に入れる。
「★@×И÷!」超激辛!!!
これは韓国人が日本で被害を受けたといわれる「わさびテロ」ならぬ火鍋テロではないか。
私は本来辛いもの好きで,辛さで有名な韓国料理やタイ料理も大好きである。
辛みに対する耐性も平均的日本人よりもあるという自信がある。
これまで数々の激辛料理を食べてきた。
マレーシアの激辛カレー,済州島の激辛ケジャン,タイのいろいろな激辛料理,中国でも長沙で激辛臭豆腐・・
しかし,そうした激辛料理に完全にギブアップすることは,これまでなかったと記憶する。
それらの料理の持つ辛みの意図が理解できる範囲内だとすると,この火鍋の辛さが意図するもの・・「作者の意図」は私の理解を超えている(W)。
この赤い麻辡のスープはちょっと耐えきれない。
麻辡のスープで煮えた具材を,もう一つの白いスープ(清湯)で辛みを洗い流して(W)食べる。
場所柄,観光客相手に辛みを抑えているかと勝手に想像していた私が甘かった。
重慶火鍋恐るべしである。
清湯で食べる羊肉は普通にうまかったが,坂道といい,激辛鍋といい,私には重慶人は務まらなさそうである。 -
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再度夜景を楽しんだ後ホテルに戻り風呂に入ったあとで湿布を張りまくる。
大量に持ってきたモーラステープ大活躍である。
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