高尾山　火渡り祭

2018/03/11 - 2018/03/11

高尾山では、3月の第2日曜日に「火渡り祭」を行う。
「火渡り祭」は、高尾山薬王院が行う修験道の大イベントで、燃え盛る焔と勇壮な儀式は圧巻である。火の上を歩いて渡り、修験者のみならず一般の人も渡ることが出来る。
火の上を歩いて渡るとご利益があるということで、大勢の人が恐々と火の上を渡っていた。
燃え盛る焔に数十メートルの煙が凄く、煙で前が見えないほどだった。
儀式が始まって、火を点けるまで1時間もあり、2時間くらい立ちっ放しの見物は思ったより忍耐と体力が必要だった。

この旅行記は以下の旅行記の続きです。
⑮高尾山健康登山（１４）　（リフト）－高尾山山頂ー６号路
https://4travel.jp/travelogue/11338345

エリア 高尾・八王子(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: JRローカル

火渡り祭　ポスター

毎年の3月第2日曜日に開催される。
ポスターのような燃え盛る焔、修験者がその焔の上を渡る。
今日は天気も良くしっかり見られそう。

高尾山薬王院別院不動院　出発前（12時30分）

「火渡り祭」に出席する修験者が日本各地から集まっている。
この日、高尾山の登山を終えて儀式に間に合った。

高尾山薬王院別院不動院 寺・神社・教会

今日の儀式の説明をしているようだ

大導師が登場

衣装を纏った子供を連れて。

読経が始まった

修験者は各地から参加

富士山の富士浅間社？
高尾山は富士信仰と関係深い。富士登拝が出来ない人々はその思いを先達に託し高尾山にて富士浅間社を拝んだ。

いよいよ出発（１２：４５）

法螺貝が鳴る

修験者の行列が続く

なにやらみこしが。

このみこしは

「梵天（ぼんてん）札」を刺したみこし。火渡りの最後に、来場者にお守りとして授与するようだ。

修験者の行列が続く

修験者は各地から集まっている

一般道に出て

会場に向かう。

お巡りさん先導で

ゆっくりと行列が進む。

長い行列

会場はもうすぐ

会場はいっぱいの人

会場の山麓自動車祈祷殿広場は、いっぱいの見物客であふれていた。

会場の上の方へ

撮影のため、全体が見える前方の丘へ移動する。
左側は、火渡りに参加する一般者の行列が長く続く。
この時点で、火渡りの参加は諦める。

丘の上から

全体を見渡せる、この位置から撮影する。

修験者の行列が入ってきた（１３：００）

中央に木札が並ぶ

ヒノキの葉が積まれ、ここに火を点ける。

ご本尊・飯縄大権現

正面には、不動明王が変身したお姿といわれている大権現。

大釜には

ぐらぐら煮立っている湯が。どうするのか？

修験者登場

東日本大震災　黙祷

今日は3月11日。
儀式に先立って、この後黙祷を捧げた。

大導師招待

修法する導師を本座へ案内する作法で登場。
（解説はＨＰから引用した）

修験者など登場

寶剣（ ほうけん）

刀で切る。
道場内の魔と自心の魔を断ちきる作法。

法弓（ほうきゅう）　

4か所に弓を射る。
四方の外魔を道場内に入り込ませない作法。

法弓

最後に正面に弓を射る。

閼伽・点火（ あか・てんか）（１３：５７）

いよいよ点火が始まる。
釈迦如来の心水である。この清浄無垢の閼伽水を本尊に供えた後、点火をする。

ここまで、約1時間。長い儀式だった。

一気に燃え上がる

すごい煙

煙が折からの強い風で煽られる。

山の上まで

煙で真っ白。

煙で真っ白

風向きが変わって、ホワイトアウト状態。

すごい焔

離れていても熱が伝わってきそう。

散華・梵天祓い（さんげ・ぼんてんはらい）

本尊に供養の華を散き、仏法の守護神である梵天の大威力【だいいりき】により身口意【しんくい】の三密を清浄にする。

焔は収まらない

燃え盛る

木札も燃えて

木札は信者や一般の参加者が氏名や年齢、願い事を書き込んだ「撫（な）で木札」。
「撫で木札」は体の悪いところをなでた後にたき上げると病魔がなくなると言われる。

飯縄大権現

熱く無いかな。

全景

焔が小さくなってきた

ようやく焔が無くなって

湯加持（ゆかじ）

大釜にて湯を沸かし水天【すいてん】と同体となった行者が熱湯で其の身心を清める作法。
熱湯がかかり、熱く無いのかな？

火生三昧（かしょうさんまい）（１４：３４）

火渡りが始まった。
不動尊の三昧であり、一切の悪魔【あくま】煩悩【ぼんのう】怨敵【おんてき】を降伏【ごうぶく】しつくし安穏解脱を得ると言う不動尊の本誓を火を渡ることにより実践修行とする。

御信徒火渡り（ごしんとひわたり）

一般の参加者も火渡りが始まった。
悉く清浄となった本尊の智慧の火を渡る事により諸願の成就を祈る。

駆け足で

熱そう。

もちろん裸足で

みんな急ぎ足で渡って行く。

老若男女

誰でも参加できる。

願いが叶うかな？

子供も

私も参加したかったが、長い行列とこの後の梅まつり見物が有るので諦めた。

屋台も出ていた（１４：４０）

「火渡り祭」、初めて見たが大きな焔の迫力は本物だった。
次は火渡りに参加したいが。

2時間の立ちっぱなし見物は、足腰が固まって、かなり体力が必要だった。

最後に動画です。（2分13秒）
https://www.youtube.com/watch?v=b__q3ZFyQjM