2018/02/10 - 2018/02/10
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+mo2さん
昨年2月にリニューアルオープンしたMOA美術館。尾形光琳が最晩年に制作した最高傑作「紅白梅図屏風」を所蔵していることで有名ですが、国宝や重要文化財は、博物館や美術館で公開する際、年間に「2回以内」「延べ60日以内」に制限されている為、毎年梅の期間(1~3月)のみの展示となっています。MOA美術館が誇る「紅白梅図屏風」、野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」、三大手鑑の一つとして著名な手鑑「翰墨城」の3件の国宝の同時公開ということで熱海に行ってきました。
またリニューアル後は、写真撮影可となっていました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
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我が家の梅も満開になったので、熱海に「紅白梅図屏風」を見に行ってきました。
自宅の沼津から車で1時間ほどで熱海に到着。MOA美術館 美術館・博物館
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エントランスから美術館本館まで約60mの高低差があり長い(総延長200m)エスカレーターに乗り換えながら上がります。
MOA美術館 美術館・博物館
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メインロビーからの眺望。
MOA美術館 美術館・博物館
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「蝶幸風流陣図屏風」(右)江戸時代 17世紀
江戸時代の作で狩野派の作者ではないかと言われています。 -
「蝶幸風流陣図屏風」(左)江戸時代 17世紀
蝶幸図は唐の玄宗皇帝と楊貴妃が女官たちを二陣に分け、手に花を持って蝶がとまる花を持ったほうが勝ちと言う合戦の故事に由来した風景を描いたものだそうです。 -
重要文化財「樹下美人図」中国・唐時代(8世紀)
大正3年に大谷探検隊により新疆 ウイグル自治区トゥルファンのカラホージヨ古墳から出土しもたらされたもの。 -
重要文化財「高士観月図」伝 馬遠 中国・南宋時代(13世紀)
馬遠は、南宋宮廷画院の代表的画家。 -
重要文化財「寒江独釣図」伝 馬麟 中国・元時代(14世紀)
寒江に臨んで漁をする漁師と、降りかかる雪、囲りをとりまく厳しい大自然の情景が描かれた傑作。 -
「花鳥図」伝 銭選 中国・南宋~元時代(13世紀)
銭選は、宋末元初の文人画家、 -
「花籠図」伝 銭選 中国・南宋~元時代(13世紀)
竹を粗い目で編んだ取手付きの籠に、蓮花・百合・牡丹・芙蓉・薔薇・柘榴など、季節を度外視して詰め込んだ色彩鮮やかな作品。 -
「青磁大壺」郊壇官窯 中国・南宋時代(12~13世紀)
中国で宮廷御用品を焼いた直営の窯を官窯と呼びますが、南宋時代の郊壇窯としては稀に見る大作。 -
「青磁筍花生」龍泉窯 中国・南宋時代(13世紀)
この花生は砧青磁の一つで、長い頸が竹の節状に作られているため、古くから筍花生と呼ばれているもの。 -
「青磁牡丹唐草文瓶」耀州窯 中国・北宋時代(11世紀)
北宋時代に陝西省の耀州窯で焼造された作品中でも特に優れたものの一つ。 -
重要文化財「黒釉金彩瑞花文碗」定窯 中国・北宋時代(11~12世紀)
素地の純白の磁質に漆黒の釉薬をかけたもの。現在の北朝鮮の黄海道から出土したものと伝えられています。 -
「白磁蓮華唐草文深鉢」定窯 中国・北宋~金時代(12世紀)
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「白地鉄絵牡丹蝶文瓶」磁州窯 中国・北宋~金時代(12~13世紀)
白地に漆黒の鉄絵具で牡丹と蝶がくっきりと描かれています。 -
「青花瓜草文盤」景徳鎮窯 中国・元時代(14世紀)
元時代の青花(染付)の素晴らしい一品。 -
「釉裏紅鳳凰文瓶」景徳鎮窯 中国・元時代末~明時代初期(14世紀)
釉裏紅とは、染付(青花)と同様の技法で、下絵付けに呉須?(コバルト)のかわりに銅系統の彩料を用いて紅色に発色させたもの。 -
(重要文化財)「過去現在絵因果経断簡」奈良時代(8世紀)
『過去現在因果経』は、釈迦の前世の物語と生涯を内容とした四巻からなる経典であるが、その経文の上に内容を絵解きしたものを絵因果経と呼び、八巻よりなります。 -
重要文化財「金光明最勝王経註釈断簡 飯室切」奈良時代(8世紀)
「金光明最勝王経」は、東大寺創建の際の根本経典とされたもの。 -
重要文化財「妙法蓮華経 授記品」平安時代(12世紀)
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重要文化財「平兼盛像(佐竹本三十六歌仙切)」鎌倉時代(13世紀)
現存する歌仙絵は、秋田藩主佐竹家に伝来したため佐竹本と呼ばれる二巻の歌仙絵巻が最も古いものとされる。本図の平兼盛像は、上巻の最後に描かれていたもの。 -
重要文化財「源重之像(上畳本三十六歌仙切)」鎌倉時代(13世紀)
三十六歌仙とは、藤原公任によって選ばれた三十六人の著名な歌人を指します。 -
「源三位頼政像」鎌倉時代(13世紀)
狩野家伝来の源氏再興の先駆けとなった源頼政の肖像画。 -
「西行像」鎌倉時代 14世紀
平安末から鎌倉初期の歌僧として有名な西行の肖像画。 -
国宝「紅白梅図屏風」尾形光琳 江戸時代(18世紀)
尾形光琳が最晩年に制作した最高傑作。 -
右隻には幹を大きく反りかえらせる紅梅。
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左隻には画面から大胆にはみ出した白梅。苔むした幹と、枝垂れた姿から老木といわれています。
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国宝「色絵藤花文茶壺」野々村仁清 江戸時代(17世紀)
野々村 仁清作の色絵茶壷はいくつかありますが、国宝はこれだけ。個人的には「色絵月梅図茶壺」(東京国立博物館)とか「色絵吉野山図茶壺」(福岡市立美術館)のが好み・・・ -
参考で野々村 仁清作の東京国立博物館の「色絵月梅図茶壺」(重要文化財)
※MOA美術館では展示されていません。 -
参考で野々村 仁清作の文化庁の「色絵若松図茶壺」(重要文化財)
※MOA美術館では展示されていません。 -
参考で野々村 仁清作の東京国立博物館の「色絵牡丹文水指(重要文化財)」
※MOA美術館では展示されていません。 -
国宝「手鑑「翰墨城」白氏文集切・百錬鏡」伝 菅原道真 奈良~室町時代(8~15世紀)
手鑑とは、厚手の紙で作られた折帖に、古筆の断簡を貼り込んだ作品集で、こちらは平安時代の学者・政治家として知られる菅原道真の筆。 -
国宝「手鑑「翰墨城」白氏文集切・百錬鏡」藤原行成 他
中国・唐の詩人、白楽天の詩集『白氏文集』を書写したものの断簡で、巻第六十三の詩題「春遊」他 -
重要文化財「継色紙」伝 小野道風 平安時代(10世紀中期)
『万葉集』や『古今和歌集』などから秀歌を撰した未詳の歌集の断簡。 -
「石山切」藤原定信 平安時代(12世紀初期)
『本願寺本三十六人家集』は柿本人麿など三十六人の歌人の歌集を当時の能書家二十人によって寄合書きされたもの。 -
「本阿弥切」伝 小野道風 平安時代(12世紀初期)
本阿弥切は、本阿弥光悦が愛蔵していたところから、その名があります。 -
「寸松庵色紙」伝 紀貫之 平安時代(11世紀後期)
『古今和歌集』の四季の歌を書写したもの。 -
重要文化財「散蓮華蒔絵経箱」鎌倉時代(13世紀)
経典をまとめて納める箱で、長方形・角丸の二段重ねになっています。
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