2023/02/25 - 2023/02/25
109位(同エリア2993件中)
+mo2さん
この旅行記スケジュールを元に
甥っ子のともちゃん(小1)は、NHK Eテレ「びじゅチューン!」が大好き。夏休みにはMOA美術館で開催されていた「キラキラ☆ゴールデンびじゅチュ館」を見にいってきました。「びじゅチューン!」で取り上げている作品のうち、MOA美術館所蔵のものは、野々村仁清「色絵藤花文茶壺」(ツボのツボマッサージ師)と尾形光琳「紅白梅図屏風」(紅白梅図屏風グラフ)の2点。「色絵藤花文茶壺」は実物も見ることができたのですが、「紅白梅図屏風」は毎年、梅の時期(1月末~3月初め)だけの公開となるため、また来ることを楽しみにしていました。今回、行くことになった後もお留守番で、美術に全く興味のないお兄ちゃん&パパに「これは尾形光琳 が描いたものだよ。東博にある八橋蒔絵硯箱を作った人と一緒でね。弟もいるよ。デザイナー兄弟だね。弟は竜田川の鉢を作った人」とペラペラと説明していたとのこと(笑)これもEテレの番組「びじゅチューン」のおかげですね。
【過去のMOA美術館 訪問旅行記」
MOA美術館 所蔵 名品展 尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」【1】https://4travel.jp/travelogue/11329243
MOA美術館 所蔵 名品展 尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」【2】https://4travel.jp/travelogue/11329339
2022.8 甥っ子を連れてMOA美術館へ ~キラキラ☆ゴールデンびじゅチュ館
https://4travel.jp/travelogue/11778484
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
PR
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夏に来た時は、電車とバス利用だったので、エントランスから美術館本館まで長い(総延長200m)エスカレーターに乗りながら上がってきたのですが、今回は車で来たので3Fの入り口から入場。
MOA美術館 美術館・博物館
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メインロビー(2F)からの眺望。生憎の天気で残念・・・
the cafe' グルメ・レストラン
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「紅白梅図屏風」を見るのは、妹とともちゃんは初めて。私は何回見たかは忘れましたが、前回見たのは2018年。5年ぶりです。
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重要文化財「樹下美人図」中国・唐時代(8世紀)
大正3年に大谷探検隊により新疆 ウイグル自治区トゥルファンのカラホージヨ古墳から出土しもたらされたもの。
展示品は写真撮影Okでした。 -
この時期の所蔵名品展は、国宝、重要文化財を中心に展示されているので毎年、展示内容に大きく違いはありません。前回旅行記(2018.2)にない作品を中心にご紹介していきます。
重要文化財 無準師範墨跡 「帰雲」 二大字 中国・南宋時代(13世紀) -
「青磁筍花生」龍泉窯 中国・南宋時代(13世紀)
この花生は砧青磁の一つで、長い頸が竹の節状に作られているため、古くから筍花生と呼ばれているもの。素地は灰白色の磁質で、高台の畳付際の露胎部分は茶褐色に焦げています。これに淡い翠青色の青磁釉が厚くかかり、貫入はありません -
重要文化財 古林清茂墨跡 送別偈 中国・元時代 至治元年(1321)
古林清茂が、日本僧天然興運の請いに応じて書き与えた送別の偈です。茂古林は、中国元時代禅林の第一人者といわれ、わが国の月林道皎(梅津長福寺開山)、石室善玖(武蔵平林寺開山)は、ともにその門下です。 -
重要文化財 楚石梵琦墨跡 送別偈 中国・元時代 至正12年(1353)
楚石梵琦は、月江正印とともに中国元時代の禅林を代表する大禅僧です。元の朝廷の信任が篤く、順帝より普照慧弁禅師の号を賜り、その説法の師となりました。この墨跡は、至正十三年(1353)周防国香積寺開山石屏子介に与えられたもので、松江烏泥の普門寺を創建した「信公懺首」という人物が、子介の力量を認め、普門寺の寺主に命じたことが記されているところから、普門寺へ出立するに際しての送別の偈と思われます。 -
唐物羽室文琳茶入 大名物 中国・南宋~元時代(13~14世紀)
素地に細かい土が用い、その上に黒褐色の釉が薄くかかり、その厚薄によって変化に富んだ景色を見せています。文琳茶入は、その形状から、林檎の異名である文琳の名で呼ばれるもので、唐物茶入の中でも茄子と並んで最上位に位置づけられています。 『東山御物内別帳』に「羽室文琳 薬師院」と記されるほか、いくつかの記録にその名が見え、古くから名物茶入として知られたことがわかります。もと葉室家に伝わったところから羽室の名を冠していると思われ、その後、堺の薬師院に伝わり、常陸(茨城県)土浦の城主土屋相模守数直が所有し、後、若狭酒井家へと伝来しました。 -
鳥蒔絵平文阿古陀形香炉 鎌倉時代(13世紀)
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尾形光琳の300年忌を記念した特別展「光琳 アート―光琳と現代美術」のために制作された杉本博司の『月下紅白梅図』
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国宝「紅白梅図屏風」尾形光琳 江戸時代(18世紀)
尾形光琳が最晩年に制作した最高傑作。ともちゃんも「やっぱり本物は違うねぇ、綺麗だねぇ」と見惚れていました -
左隻には画面から大胆にはみ出した白梅。苔むした幹と、枝垂れた姿から老木といわれています。
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紅梅は画面いっぱいに描いて左右に対照の妙をみせ、中央に水流をおいて末広がりの微妙な曲面をつくり上げた構図
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国宝「色絵藤花文茶壺」野々村仁清 江戸時代(17世紀)
仁清の作品は、巧みな轆轤の技術と華麗な上絵付けに支えられた、茶壺、水指、茶碗、香炉、香合などの茶道具で占められていますが、その代表作といわれるものが色絵の茶壺です。この色絵藤花文茶壺は、仁清の茶壺の中でも最高の傑作として名高く、京風文化の象徴的作品ともいえます。温かみのある白釉地の上に、咲き盛る藤花が巧みな構図で描かれており、花穂と蔓は赤や紫・金・銀などで彩られ、緑の葉には一枚一枚葉脈を施している。総体が均等に薄く挽き上げられた端正な姿は、色絵の文様とほどよく調和しており、下部の土見も壺全体のバランスをよく保っています。 -
国宝 手鑑「翰墨城」
古筆手鑑「翰墨城」は、「藻塩草」(京都国立博物館蔵)「見ぬ世の友」(出光美術館蔵)とともに、古筆三大手鑑の一つとして夙に名高いもの。手鑑の中でも早い時期に成立したと考えられ、鑑定の基本台帳として古筆家別家の古筆了仲に所伝し、のちに益田鈍翁が旧蔵しました。「翰墨城」の名は、翰(筆)と墨によって築かれた城という意味で、まさに名筆の宝庫に相応しい名称といえます。、奈良時代から南北朝・室町時代の各時代にわたる古筆が、表側154葉、裏側157葉の合計311葉収められています。 -
重要文化財 妙法蓮華経 授記品 平安時代(12世紀)
本図の経は、装飾経の典型的な一例で、見返絵には、庭に咲く満開の桜を前に、縁先で語りあう男女の貴人を描いています。桜樹や庭の水の流れ、土坡の表現には、古い大和絵の技法が示され、人物の表情は、『源氏物語絵巻』などにも見られる引目鉤鼻の描き方で、いずれも平安時代後期の王朝文化の香りを色濃く漂わせています。 -
「寒山図」一山一寧 賛 南北朝時代(14世紀)
寒山・拾得図は、名刹に恬然たる超俗的人物像として、禅宗絵画の好画題となり、鎌倉時代に発展する初期水墨画による作例が多く見られます。いずれも濃墨と淡墨を減筆風あるいは破墨風に使い、禅機あふれる画面となっています。本図は、経巻を手にしながら、視線は前方に据え、まったく字義にとらわれない寒山の姿を表しています。顔の表現も、濃墨をきかした鋭い細線で描かれ、淡墨の隈取りを施し、独特の表情を見せています。衣文の線や、腰蓑・腰紐の描写もきわめて簡略ながら、的確に表現されています。図上には一山一寧の晩年の書風と思われる筆跡で賛が記されています。 -
重要文化財「布袋図」黙庵霊淵 了庵清欲 賛 南北朝時代(14世紀)
黙庵は諱を霊淵といい、嘉暦年間(1326~29)に元に渡り、彼の地で没した禅僧で、初め浄慈寺に住し、その間、西湖の六通寺を訪れて牧谿の再来と謳われました。その後、本覚寺の了庵清欲の下で蔵主となったが、この図も図上に了庵清欲の著賛があるところから、ほぼその頃の作品と考えられます。 -
重要文化財「白衣観音図」吉山明兆 室町時代 応永32年(1425)
明兆は、字を吉山といい応永年間(1394~1428)を中心に活躍し、多くの禅宗仏画、水墨画を描きました。本図のように渓流に臨む岩上に静かに坐る白衣観音の姿は、五山の喧噪の中にあって本来の座禅三昧の生活を望んでいた禅宗系統の掛幅として多く描かれています。 -
重要文化財「楼閣山水図屏風」海北友松 桃山時代(17世紀初期)
本図の両隻には友松自筆の款記があり、知友の一人である亀井武蔵守茲矩のために揮毫・進上したものであることがわかります。款記によれば、向かって右隻に「高亭の麻柳蓬舟」を、左隻に「古寺の廊門緑樹」を描いています。 -
重要文化財「二美人図」葛飾北斎 江戸時代(19世紀)
本図は、北斎の美人画の中でも、人物の細面で柔和な表情と流暢で無駄のない描線、落ち着いた色彩などから見て、北斎画歴前半期の代表的な美人画ということがいえます。立姿の花魁に坐姿の女芸者を配した構図がよく、顔の表情や衣裳文様に北斎一流の手腕が見られます。落款および「亀毛蛇足」の朱文長方印より推定して、寛政年間(1789~1801)末から文化年間初めの頃、北斎四十歳代の作品と見られます。 -
重要文化財「洋人奏楽図屏風」桃山時代(16世紀)
桃山時代、キリスト教の伝来とともに、当時宣教師たちによって運営されたコレジオやセミナリオなどの学校では、信徒子弟への体系的な教育が行われ、セミナリオでは絵画教育も行われていました。ヨーロッパ絵画の主題や技術が、主に聖画や銅版画を中心に教授されたらしく、この屏風も、キリスト教の布教効果をあげるべく、洋画教育を施された日本人によって描かれたものでしょう。 -
重要文化財「洋人奏楽図屏風」桃山時代(16世紀)
港の見える丘陵で音楽を楽しみ、読書や雑談をする洋人の光景を描いたもので、羊のいる樹木、愛の神殿、城郭などは、いずれも西洋中世銅版画に描かれた題材です。しかし、日本の顔料を胡桃油か荏油に溶いて油絵の効果を出し、以前の日本画には見られない陰影のある立体表現など、外来技法習得の跡が見られ、日本絵画史上特異な画風として注目されます。 -
鑑賞後は館内のカフェで休憩。
美味しいケーキとコーヒーをいただきました
こちらはパティシエ鎧塚俊彦さんプロデュースのスイーツ店です。ラ パティスリー デュ ミュゼー パール トシ・ヨロイヅカ グルメ・レストラン
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私が頼んだのは「ベルナール」
サクサクのフィヤンティーヌ(小麦粉の生地を薄く焼き砕いたもの)がアクセント。濃厚なピスタチオのムー スケーキ。 -
ともちゃんの「フロマージュ・キュイ」
クリームチーズ、プロセスチーズ、生クリームを贅沢に使用した、さっぱりとした味わいのベイクドチーズケーキです -
ママ(妹)のプチプチした食感のセミドライフィグ(イチジク)をたっぷり入れたキャラメル風味の生地と甘酸っぱいカシスのムースケーキ
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人間国宝・室瀬和美が自ら監修して限定製作した「色絵精華茶碗」と「色絵精華皿」でいただく紅茶
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雰囲気もよくとても美味しかったです
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茶の庭をまわってみました
もと神奈川県大磯町の三井家別邸城山荘内にあった「唐門」です -
豊臣秀吉の重臣で、賤ヶ岳七本槍の一人として知られる片桐且元が奈良・薬師寺の普請奉行をつとめた際の宿舎の正門「片桐門」です。その後、奈良の慈光院、大磯町の旧三井家別邸城山荘を経て当館に移築されています。
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こちらは広い茶室になっています
そばの坊 グルメ・レストラン
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尾形光琳が最晩年を過ごし、国宝「紅白梅図屏風」を描いたと考えられる屋敷を、自筆の図面と大工の仕様帖(重文尾形光琳関係資料〈小西家伝来〉京都国立博物館)に基づき復元した「光琳屋敷」
和食 花の茶屋 グルメ・レストラン
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2階に絵所(アトリエ)が、1階には5畳半と3畳の茶室が設けられています。
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江戸時代の上層町衆の数寄屋建築が見られます。
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