2017/11/18 - 2017/11/30
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HOUKOUさん
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成都「文殊院」「王建墓」を探訪。
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(2017/11/27 旅行10日目)
朝早く文殊院へ向かう。
文殊院の門前街はその賑わいぶりで有名らしいが,さすがに早朝で通りに並ぶ店もやっと店を開け始めたばかりだった。
私の大好きな露店式の骨董屋は早々と商売を始めている。
何か美しい動物の角を見かけ,値切って購入する。
何の動物なのか店の人に紙に書いてもらった。
「羚羊」
レイヨウという名前はもちろん知っているが,後で調べてみても種類が多くて,実際この角の持ち主がどういう動物だったのかはよく分からなかった。 -
いつものように朝ラーメンを食べる。
「清湯雑醤面」2両で8元。
四川の面は何を食べてもうまい。 -
文殊院は隋の時代に創建された。
戦乱により幾度となく破壊されたが,清の康熙年間に慈篤海月という禅僧が再建した。
禅師が修行していた場所に文殊菩薩が姿を現したということから,それ以来この寺は「文殊院」と呼ばれることになる。 -
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仏堂にクリスタルシャンデリアが吊り下げら,仏を眩く照らしているのを見たのは揚州の大明寺でのことであった。
最初は驚きがあったが,こういう光景は中国ではそう珍しいことでなく,今では違和感を感じない。
至高の存在を最も美しい光で輝かしたいという願いをストレートに実現する中国人のおおらかで自由な発想にむしろ関心する。 -
説法堂の中心には「空林」の文字が掲げられている。
これは康熙帝によるものである。
慈篤の名声を聞き及んだ康熙帝は3度まで禅師を都に招聘したが,禅師は病気を理由にいずれも固辞したという。 -
次にここから比較的バスで行きやすそうに見える「王建墓」がある「永陵博物館」に行くことにした。
乗り込んだバスは,私のイメージ(笑)とは少し違うコースを進んだが,何とか「永陵博物館」近くのバス停で降りることができた。 -
最初に公園内にある博物館(前后蜀歴史文化陳列館)を見学。
ここの墓の主である王建とはどのような人物か。
唐が滅んだ後,中国は小国に分裂し「五代十国」と呼ばれる時代を迎えた。
この時代に成都を中心とした王国(前蜀)を打ち立てたのが王建である。 -
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貧農やならず者が覇者になった例は中国ではよくあるが,この王建もそうであったようだ。
「無頼」少年の王建が入牢した図。
後に黄巣の乱で蜀に落ち延びた皇帝僖宗を救った事などを機縁として出世していく。 -
この後見ることになる王建墓の石棺が石像の力士に持ち上げられているという装飾は有名であるが,これは同じ前蜀の后妃で使われていた棺を支えていた力士である。
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前蜀時代の成都の賑わい。
蜀は作物や天然資源にも恵まれ,国が分れる状態の当時の中国では比較的豊かで平和であった。
中原からそうした「天府の地」を求めて移り住んだという。
王建も豊かな財力を背景に文化の保護を図ったと言われている。 -
王建墓の全体模型。
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いくつか陶傭などが展示されていたが何れも表現力に優れた見事なものである。
これは前蜀の後の后蜀の時代のもの。 -
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この博物館は王権墓の北側に位置しており,南側に位置することが分かった陵入口を探すのにずいぶん苦労した。
中国の王侯の墓につきものの馬など石像が迎える。 -
墓の中はかなりの薄暗さ。
私はこうした展示施設を撮影する場合,当然「フラッシュ禁止モードに」しているのだが,どうしたわけかフラッシュが光ってしまい,警備のおじさんから注意を受ける。
これが巨大な石棺の上部構造。
かなり風化が進んでいて,これが元々どういう図案だったのか全く分からない。
イメージとしては爆撃を受けた戦艦の甲板みたいだ。
それにしてもこれだけ巨大な石棺というのは見たこともない。
ぼろぼろの状態であるが,王者の風格が伝わってくるようだ。 -
この石棺の見どころとされているのが,先ほども触れた棺を持ち上げる力士たちである。
しかし,薄暗い照明でしかも光源に背中を向けた姿勢なので細部までは熟覧できない。 -
そのかわり光に照らされた石棺に施された浮彫は鑑賞できた。
これは琵琶を演奏する女楽士と鳳凰であろうか。 -
墓室最奥には小さな石像があった。
墓主の王建なのであろう。
最初照明が暗すぎるのではないかと思っていたが,巨大な石棺を覆い包む冥界の場としては確かにふさわしいものだ。 -
たまたま通りで見かけた,重慶でも利用した「呉記豌豆面」で「紅油干拌抄手」を食べる。
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