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旅の行程<br />11月14日 塩竈、松島<br />11月15日 登米、富谷<br />11月16日 白石、村田<br /><br />宮城県富谷市は、奥州街道の72番目の宿場町として栄えた富谷宿のあったところです。<br /><br />江戸時代に整備された五街道の一つである奥州街道は、正式には江戸日本橋を起点として陸奥白川(現在の福島県白河市)に至る街道ですが、一般的には陸奥白川から仙台までの仙台道や、仙台から蝦夷筥館(函館)までの松前道など、奥州を通る脇街道を含めた総称として用いられています。<br /><br />慶長5年(1601年)に仙台藩主伊達政宗が仙台城及び城下町の建設を始めたのに伴い、それまで多賀城を経由していた仙台以北の街道が富谷を通るルートに大きく変更されることとなり、元和6年(1620年)、往来する大名や旅人のために富谷宿が開設され、北海道、東北諸藩の参勤交代のための本陣や脇本陣が置かれました。<br /><br />奥州街道沿いに展開する富谷の町並みは、仙台藩の命により宿場町の開設に尽力した内ヶ崎家の建物を中心に構成され、浅黄色の漆喰塗とナマコ壁の酒蔵や伝統的な様式で建てられた町家が点在し、宿場町当時の面影を漂わせています。

2017 宮城の旅 4/6 富谷 (2日目)

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2017/11/14 - 2017/11/16

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nao

naoさん

旅の行程
11月14日 塩竈、松島
11月15日 登米、富谷
11月16日 白石、村田

宮城県富谷市は、奥州街道の72番目の宿場町として栄えた富谷宿のあったところです。

江戸時代に整備された五街道の一つである奥州街道は、正式には江戸日本橋を起点として陸奥白川(現在の福島県白河市)に至る街道ですが、一般的には陸奥白川から仙台までの仙台道や、仙台から蝦夷筥館(函館)までの松前道など、奥州を通る脇街道を含めた総称として用いられています。

慶長5年(1601年)に仙台藩主伊達政宗が仙台城及び城下町の建設を始めたのに伴い、それまで多賀城を経由していた仙台以北の街道が富谷を通るルートに大きく変更されることとなり、元和6年(1620年)、往来する大名や旅人のために富谷宿が開設され、北海道、東北諸藩の参勤交代のための本陣や脇本陣が置かれました。

奥州街道沿いに展開する富谷の町並みは、仙台藩の命により宿場町の開設に尽力した内ヶ崎家の建物を中心に構成され、浅黄色の漆喰塗とナマコ壁の酒蔵や伝統的な様式で建てられた町家が点在し、宿場町当時の面影を漂わせています。

同行者
一人旅
交通手段
レンタカー ANAグループ 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 富谷にやってきました。<br /><br />レンタカーに乗ってきたので、観光用駐車場に車を停めて町歩きを始めます。

    富谷にやってきました。

    レンタカーに乗ってきたので、観光用駐車場に車を停めて町歩きを始めます。

  • 旧富谷町の汚水桝の蓋。<br /><br />町の木「マツ」がデザインされています。

    旧富谷町の汚水桝の蓋。

    町の木「マツ」がデザインされています。

  • 車で富谷へ移動中に雨が降り出したんですが、町並みの西側から頑張って歩きます。

    車で富谷へ移動中に雨が降り出したんですが、町並みの西側から頑張って歩きます。

  • 自然に曲がった木材を上手く梁に使った町家です。

    自然に曲がった木材を上手く梁に使った町家です。

  • 宿場町にピッタリな旅籠行燈が置かれています。

    宿場町にピッタリな旅籠行燈が置かれています。

  • デザインに工夫を凝らした2階の窓がいいですね。

    デザインに工夫を凝らした2階の窓がいいですね。

  • 旧家の塀に、「奥州街道とみや新甼 中宿」と書かれた木板が掛けられています。<br /><br />富谷宿は、富谷村の中に造られた新しい町ということから「富谷新町宿」とも呼ばれていました。

    旧家の塀に、「奥州街道とみや新甼 中宿」と書かれた木板が掛けられています。

    富谷宿は、富谷村の中に造られた新しい町ということから「富谷新町宿」とも呼ばれていました。

  • 中でも、特にこの辺りは「中宿」と呼ばれていたようです。<br /><br />富谷宿の中心地だったんでしょうね。

    中でも、特にこの辺りは「中宿」と呼ばれていたようです。

    富谷宿の中心地だったんでしょうね。

  • さすがに旧家だけあって門構えも立派です。

    さすがに旧家だけあって門構えも立派です。

  • 富谷宿の町並みです。

    富谷宿の町並みです。

  • こちらは富谷宿の本陣跡の内ヶ崎家です。

    こちらは富谷宿の本陣跡の内ヶ崎家です。

  • 内ヶ崎家の初代、筑後(織部)は伊達政宗の命により富谷宿の開設に尽力した方で・・・

    内ヶ崎家の初代、筑後(織部)は伊達政宗の命により富谷宿の開設に尽力した方で・・・

  • 元和6年(1620年)に富谷宿が開設されると本陣を務めました。

    元和6年(1620年)に富谷宿が開設されると本陣を務めました。

  • 現在は、二代目作右衛門が寛文元年(1661年)に創業した、宮城県屈指の造り酒屋を営んでおられます。

    現在は、二代目作右衛門が寛文元年(1661年)に創業した、宮城県屈指の造り酒屋を営んでおられます。

  • こちらは、本陣を務めた内ヶ崎家の分家にあたるお屋敷です。

    こちらは、本陣を務めた内ヶ崎家の分家にあたるお屋敷です。

  • お屋敷内には、見事なナマコ壁の土蔵が見えます。

    お屋敷内には、見事なナマコ壁の土蔵が見えます。

  • ここまでの富谷宿の町並みを・・・

    ここまでの富谷宿の町並みを・・・

  • 振り返ったところです。

    振り返ったところです。

  • 荒壁に出格子窓がマッチした町家です。

    荒壁に出格子窓がマッチした町家です。

  • こちらの町家は、2階の一部をオーバーハングさせて・・・

    こちらの町家は、2階の一部をオーバーハングさせて・・・

  • その下に玄関を入れ込んでいます。

    その下に玄関を入れ込んでいます。

  • ちなみにこちらの町家は、俳優の渡部豪太さん扮する「ハルさん」を主人公にNHKで放送されている『ふるカフェ系 ハルさんの休日』で紹介されたカフェです。

    ちなみにこちらの町家は、俳優の渡部豪太さん扮する「ハルさん」を主人公にNHKで放送されている『ふるカフェ系 ハルさんの休日』で紹介されたカフェです。

  • 虫籠窓にナマコ壁を配した、風情ある町家です。

    虫籠窓にナマコ壁を配した、風情ある町家です。

  • こちらは物産店を営んでおられますが、富谷宿にまつわる資料も展示されています。

    こちらは物産店を営んでおられますが、富谷宿にまつわる資料も展示されています。

  • 「冨谷宿」と書かれた看板とともに、店内には南部藩、松前藩、田村藩などの宿札が展示されています。

    「冨谷宿」と書かれた看板とともに、店内には南部藩、松前藩、田村藩などの宿札が展示されています。

  • 町家の佇まいと相まって、藍染暖簾が郷愁をそそります。

    町家の佇まいと相まって、藍染暖簾が郷愁をそそります。

  • 富谷宿の脇本陣跡がありました。

    富谷宿の脇本陣跡がありました。

  • こちらのお宅には、参勤交代の際に大名の家臣が使った、嘉永年間(1848年~1854年)建築の御座の間が現存しているそうです。

    こちらのお宅には、参勤交代の際に大名の家臣が使った、嘉永年間(1848年~1854年)建築の御座の間が現存しているそうです。

  • こちらの町家は、割竹を格子に使っておられます。

    こちらの町家は、割竹を格子に使っておられます。

  • こちらの町家は、虫籠窓の周りを、黒漆喰の中に白漆喰で瓜型を浮き上がらせおられます。

    こちらの町家は、虫籠窓の周りを、黒漆喰の中に白漆喰で瓜型を浮き上がらせおられます。

  • 左官屋さんの腕の見せ所ですね。

    左官屋さんの腕の見せ所ですね。

  • 街道が左に曲がる角にあるのが本陣を務めた内ヶ崎家の別邸です。<br /><br />右側の観光用駐車場前の脇道の右の方に何かありそうな気配がするので、ちょっと行ってみます。

    街道が左に曲がる角にあるのが本陣を務めた内ヶ崎家の別邸です。

    右側の観光用駐車場前の脇道の右の方に何かありそうな気配がするので、ちょっと行ってみます。

  • 観光用駐車場の奥には、ちょっとした庭園がしつらえられています。

    観光用駐車場の奥には、ちょっとした庭園がしつらえられています。

  • 脇道を抜けたところにある町家です。<br /><br />見事な土蔵と、季節感を演出する柿が清々しい光景を生んでいます。

    脇道を抜けたところにある町家です。

    見事な土蔵と、季節感を演出する柿が清々しい光景を生んでいます。

  • 丸太を外壁に使った農業倉庫がいい味を出しています。

    丸太を外壁に使った農業倉庫がいい味を出しています。

  • 観光用駐車場の奥の庭園に戻ってきました。

    観光用駐車場の奥の庭園に戻ってきました。

  • 敷きモミジのじゅうたんが・・・

    敷きモミジのじゅうたんが・・・

  • 辺り一面に広がっています。

    辺り一面に広がっています。

  • ちょっと色褪せかけたモミジがあれば・・・

    ちょっと色褪せかけたモミジがあれば・・・

  • まだまだ盛りのモミジも見られます。

    まだまだ盛りのモミジも見られます。

  • では、モミジはこれくらいにして、先へ進みます。

    では、モミジはこれくらいにして、先へ進みます。

  • 内ヶ崎家の別邸は工事中で、全景が見られないのが残念でした。

    内ヶ崎家の別邸は工事中で、全景が見られないのが残念でした。

  • 富谷中央公民館の玄関前にある「代官松」です。<br /><br />江戸時代に代官所に植えられていたからこの名が付けられたそうです。

    富谷中央公民館の玄関前にある「代官松」です。

    江戸時代に代官所に植えられていたからこの名が付けられたそうです。

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