2017/11/14 - 2017/11/16
93位(同エリア159件中)
naoさん
旅の行程
11月14日 塩竈、松島
11月15日 登米、富谷
11月16日 白石、村田
宮城県柴田郡村田町は、奥州街道の大河原宿で北に分岐して山形へ至る笹谷街道沿いに位置する町で、最上地方にならってこの地方でも栽培されていた紅花の集散地だった江戸時代には、上方や江戸との紅花交易における村田商人の活躍により大きな富を成し、仙南地域の交通の要衝・商業活動の中心地として栄えました。
しかし、明治時代に入り、現在のJR東北本線や国道4号線などの主要交通路が村田を避けるように整備された結果、古い道筋の両側に建ち並んでいた豪勢な門構えや漆喰塗籠めの土蔵を備えた町家が連なる町並みが当時そのままの姿で残ることになりました。
町家のほとんどは「店蔵」と呼ばれる伝統的な漆喰塗籠めの土蔵造りの商家で、切妻屋根平入りの2階建ての外壁にナマコ壁をしつらえ、2階の窓には観音開きの扉を設けた重厚な佇まいから、かつての繁栄ぶりをうかがわせる、見ごたえのある蔵の町並みを形成しています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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村田へ向かうため、JR東北本線大河原駅へやって来ました。
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大河原駅から、さらに路線バスに乗って・・・
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村田に到着しました。
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では、町並みの南端に戻って町歩きを始めます。
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こちらの町家は工事の真最中のようです。
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その門からチラッと覗かせてもらったお庭では、モミジの美しい紅葉も真最中でした。
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村田の多くの町家は、ナマコ壁をしつらえた漆喰塗籠めの土蔵造りの「店蔵」が門に付随しています。
バスを降りた時に感じたんですが、村田の町並みが「店蔵」と呼ばれる土蔵造りの町家によって形成されていることが、「蔵の町並み」と名付けられた要因のようです。 -
村田に到着した時のバス停の辺りまで戻って来ました。
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特にこの辺りは伝統的な漆喰塗籠めの土蔵造りの町家が集中していて、町並みの中核を成しているようです。
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こちらは「ヤマニ邸」さんの店蔵に開設されている観光案内所です。
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「ヤマニ邸」さんは主屋と内蔵も住民の皆さんに開放されていて、地域文化向上のための施設として親しまれているとのことです。
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こちらは、観光案内所の向かいにある「村田商人やましょう記念館」です。
「やましょう」さんは、江戸時代後期からの紅花の取引をはじめとして、生糸、綿糸、農産物、味噌醤油の醸造及び販売業などにより財を成した村田商人で、村田町でも有数の豪商でとして知られています。
その「やましょう」さんのお屋敷が平成10年に村田町に寄贈され、記念館として運営されています。 -
豪壮な構えの薬医門は、財力のある豪商の証です。
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記念館は、店蔵と棟続きの主屋や内蔵に加え・・・
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離れ座敷や3棟の蔵などで構成されています。
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離れ座敷のあるお宅は村田でも数少ないそうで、来客の宿泊用や集会場として使用されていました。
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また、3棟の蔵は、味噌や塩などの貯蔵庫として使われていました。
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お屋敷の奥から振り返って見たところです。
右手が離れ座敷で中央奥が主屋になります。 -
主屋の玄関。
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玄関の戸袋には、カブや・・・
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ナンキンなどの野菜の透かし彫りが施されています。
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では店蔵へ。
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店蔵からは奥の主屋が見通せます。
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店蔵にはかつての看板などの資料が展示されています。
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柱と上がり框の繋ぎ目を補強する唐草模様の金物。
では、町並みに戻ります。 -
「村田商人やましょう記念館」の向かいにある妻入りの「かねしょう」さんでは・・・
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懐かしい座敷帚が販売されています。
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こちらも立派な門が店蔵に付随しています。
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暖簾には「かくしょう」の文字が見えます。
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「かくしょう」さんは、破風にもナマコ様式が用いられた重厚な建物です。
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こちらは暖簾が掛かっていませんが、「大養家」かと思われます。
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「大養家」の店蔵も風格があります。
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こちらは「かねまん」さん。
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風になびく暖簾。
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蔵の町の町並みです。
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この辺りには、重厚な店蔵が集中しているので・・・
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郵便ポストもドヤ顔です。
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屋号はローマ字で「MARUKEI」さん。
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こちらも立派な門と店蔵がありますが・・・
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店蔵の1階は昭和レトロ風に改修されています。
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黒ずくめの店蔵です。
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この大屋根の棟のしつらえは見事と言う以外、言葉が見当たりません。
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どこをとっても目を見張るような佇まいです。
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こちらは正徳2年(1712年)創業の造り酒屋さんです。
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300年もの歴史の重みを物語る庵看板。
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この素晴らしい木彫細工にも感銘を覚えます。
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銘柄名の「乾坤一」は、『運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること』と言う意味の、「乾坤一擲」を引用したもので・・・
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『天地を潤すほどの良い酒であれ』との願いを込めて、初代宮城県知事が命名したそうです。
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数少ない妻入りの町家です。
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在りし日の面影を今に残す町家です。
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妻側の窓に赤い鉄製の扉が付いているのは・・・
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伝統的な店蔵を活用したカフェです。
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村田町の汚水桝の蓋。
町の木「マツ」の巨木がデザインされています。 -
町家の奥に見える土蔵造りの建物は・・・
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道路側も下見板張りで仕上げられていました。
紅花交易における村田商人の活躍により大きな富を成した村田は、「蔵の町並み」と呼ばれるのにふさわしい豪勢な町家が連なる町並みを形成していました。
また、再訪したい町が一つ増えました。
では、これで村田の町歩きを終えて、仙台へ戻ります。 -
この旅もいよいよ終わりを迎えました。
仙台空港に着陸する際に飛行機から見た海岸線は、キラキラと輝く穏やかな姿を見せていました。
でも、沿岸部で延々と行われている工事の様子を見ると、あの忌まわしい東日本大震災を思わずにはいられません。
今回の旅で接した宮城の方々は、あんな災害を経験したにもかかわらず皆さんとても明るく、そのことが今回の旅の一番いい思い出になりました。
震災被害の甚大さを後世の人々に語り継ぐ活動が各地で行われているようですが、復興に向けて頑張っていただきたいと願っています。
では、ホテルで預かってもらっている荷物を受け取って、大阪へ帰ります。
今回も良い旅ができました。
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