真夏のポルトガル2017 ～ ナザレからユーラシア大陸最西端・ロカ岬へ＆リスボン到着顛末記

2017/08/15 - 2017/08/15

ユーラシア大陸最西端、ロカ岬。はじっこ好きな私としては、いつかは行きたいと思っていた場所のひとつ。ちなみに他に気になるはじっこは、ノールカップに喜望峰、あとウシュアイアとかスヴァールバル。うん、世界は夢だらけだ！・・・ということで、ポルトガルに来たらロカ岬はマストの場所。当初予定では帰国前日のシントラ観光ついでに足を延ばすつもりだったけど、
旦那「海沿いをドライブしたいし、ロカ岬に車で到着するって憧れる」
などと言い出した。まあ、確かにその方がはじっこに来た感ありそうだし、シントラ観光もゆっくりできそう。何かといいことの方が多そうだね。ということで、行き当たりばったりだけど、ロカ岬ドライブへゴー！

　8/11(金) 札幌→成田→リスボン（リスボン・オリエンテ泊）
　8/12(土) レンタカーでリスボンからマルヴァオンへ（マルヴァオン泊）
　8/13(日) レンタカーでマルヴァオンからモンサントへ（モンサント泊）
　8/14(月) レンタカーでモンサントからファティマ経由でナザレへ（ナザレ泊）
☆8/15(火) レンタカーでナザレからロカ岬、リスボンでレンタカー返却（リスボン泊）
　8/16(水) リスボンカード利用でアルファマ地区、ベレン地区観光（リスボン泊）
　8/17(木) バス＆トレインチケット利用でシントラ観光＆リスボンうろうろ（リスボン泊）
　8/18(金)～8/19(土) ポルトガル出国＆フランクフルト乗り換え、帰国

エリア ロカ岬(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

ナザレ出発は10時過ぎ。いやあー、車も人も多くてひと苦労だったけど、なんとか無事に抜けた。ちなみに町を抜けるのに神経使ったので写真はナシ！
ロカ岬までは直線だと100キロくらいだろうだから、150キロ以上はありそうね。3～4時間のドライブかな。なるべく海沿いの道を通って行くことにしようかー。

写真はナザレのすぐ南のFamalicaoの町。古びた建物ときれいな建物が混在してる。

少し大きな道で一番海に近そうな道を選んで走ったけど、意外と海は見えない。ということで次の町、Sao Martinho do Portoでちょっと海沿いに出てみたら、海水浴目的の車が多くてスピードダウン。

でも、せっかくのドライブでハイウェイは入りたくないから、海水浴客からは少し離れつつもハイウェイではない、海に近い方の道をのんびり行こうと画策。

・・・って走ってみたけど、こうなった。

んで、さらにこうなる、と。
安定のふみこナビ。

まあ、ちゃんと道標を見つけたから大丈夫！

途中で通った小さな町。旗がカラフルだったので一枚。
いったいどこの町だったのか。

海沿いで行こうと決めたのに、なんだかんだであまり海を見れてない。
ということで、海にちょこんと突き出てる町、ペニシェを一周することに。

この土手を超えるときっと海水浴場があるんだろーなー。
でもリスボンには早めに着きたいから寄らないー。

・・・と思ったけど、なんか景色良さそうな場所を通りかかったからちょっと停車。

あれはパポア岬というらしい。
時間があったら海水浴とかしてあの岬までお散歩するとかしたら楽しそう。

また少し走ると、今度は遠くに島が見えてきたー。

View Point of Remedios Crus という場所でちょっと車を降りてみる。

向こうの島はポルトガル本土で唯一の島の自然保護区になってるベルレンガス諸島（Berlengas）というそうです。船で渡れるんだって。

ペニシェ周辺、来てみたらけっこう楽しそうな場所が多いぞ。ポルトガルは場所場所でそれぞれの魅力があるなぁ。

さて、寄り道終了。ロカ岬に向かうぞ！

見晴らしよくって、海が見える道のドライブ。

海、途中で見えなくなるけど、

わりとすぐ視界が広がってドライブが気持ちいい！
しかも、ペニシェあたりまでは曇ってたけど、晴れてきた♪

車はちょっと多いけど、信号ないし、海水浴方面に入らないようにしてるから順調。

ここは、Ericeiraという町近く。たぶん遠くに見えているのがロカ！

海水浴客であろう車が多い。間違っても海の方に行かないようにしないと！

シントラ方面に行っちゃうと、そこからロカ岬に行くのが大変そうなので、ちょっと内陸の田舎道へ。

でも、この道でホントに大丈夫なのかな。

道もせまいしちょっと不安だけど・・・

ちゃんと、C. da Roca の字がありました！

海だ！

灯台見えた！
♪まわるよおー、まわるー、ちきゅうはあー、まわるー（※1/6の夢旅人2002）が頭の中で流れ始める北海道人。
このあたり、路上駐車が多いからこの先で車を停められるかどうかちょっと不安になったけど、車で来ている人の駐車場の回転は早いと読んで、灯台近くまで行ってみることに。

結果、灯台のすぐ下の駐車場に停めることができました。読み勝った☆

ということで、14:10、ユーラシア大陸最西端、ロカ岬に到着だー！

この地のお約束という最西端の地到達証明書とやらを申し込もうと思ったけど、けっこう人が並んでたからやめちゃった。この目で見た記憶と写真が残るからいーもん！

いやあ、いつか行きたいと思っていた場所に来たなぁー。

最西端だから、さぞかしものすごい最果て感があると思ってたんだけど、晴れているせいか、とっても開放感があって明るい。

そして、あれがロカ岬のランドマークになっている塔。まずはご挨拶を。

塔に来ました。人がいっぱいです。
塔の下にある石碑には、ポルトガル史上最大の詩人と言われているらしいカモンイスが詠んだ詩の一部が刻まれています。
「AQUI.... ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA」
意味は「ここに地果て、海はじまる」
おじさまの背中に隠れちゃったけど！

これが海のはじまりかぁ。
この先にあるのは、1500キロほど先のアソーレス諸島くらいで、あとはもうアメリカ大陸しかないのね。ロマンだなぁー。

石碑との記念写真はまだ撮れそうにない。ちょっと散策しようかな。
灯台は駐車場方面にあるので、帰りに寄ろう。

ということで、灯台とは逆の方にちょっと行ってみる。
お、遠くに見えるのが、たぶん、ミスターさんとか大泉さんがロカ岬と間違って行っちゃったというウワサの岬だな、きっと。

わぁー、海の色がきれい。

ロカ岬周辺にはハイキングコースがあるということだったけど（←ふみこ調べ）、細く見えてる踏み跡がそうなんだろうなぁー。時間があれば歩きたかったなぁー。

小さなヨット。アソーレスまで行くんでしょうか。（←絶対違う）

そろそろ石碑と記念写真撮れるかな？戻ってみよう。

・・・うん、記念写真、無理。

塔、陽の光が当たってると限りなく明るい感じだけど、

逆光になると、ちょっと哀愁感がある。
どちらかというとこういう感じの方が好み。

さて、車に戻るついでに灯台に行ってみよう。

灯台に向かう途中で振り返ってみる。ああ、この角度から見るのが好きだなぁ。

ロカ岬 海岸・海

坂道上がって灯台に来てみた。近くで見ると石造り風でかわいいです。

灯台の近くから見たロカ岬全景。馬に乗ったポリスさんがいました。
岬までは車が入れないから、何かあれば馬で駆けて行くのかなあ。かっこいい。

ということで、１時間ほどのロカ岬滞在、楽しみました。
おみやげ屋さんを見逃したっぽいけど気にしなーい。

さあ、ポルトガルの旅最後の宿泊地、リスボンへ！

レンタカー返却先はリスボン空港。ハイウェイで一気に行っちゃいましょー。

そして、15:55 空港に到着。車も無事に返却しました。ルノーくん、４日間ありがとう！！
旦那「レンタカー返し終わるといつも本当にほっとする」
そっかー、海外での運転は私が思ってる以上に疲れるんだろうなぁー。いつもどうもです！

ここからは、スーツケースを引っ張りながらメトロに乗って、宿のあるリスボンの中心地、ロシオへ。

メトロはアラメダで乗換。降りたところで男女の二人組に話しかけられた。
男の人「日本人の方ですか？」
はい、そーですけど。ちょっと警戒。でも話してみたら違った。日本人のお二人は通訳の仕事をしているそう。旦那さんが中国語で奥さまがポルトガル語。通訳は世界中どこでもできるから、奥さまの仕事に合わせてリスボンに住んでいるのだとか。日本人でポルトガルを個人旅行している人がめずらしくて、日本人とちょっと話したくなって、つい話しかけてしまったそうです。同じロシオ駅に用があるということで、ご一緒させてもらいました。気をつけた方がいい場所情報とかも頂いちゃいました。心強かったなぁー。奥さまとはなんとなくウマが合いそうだったし！お名前も連絡先も聞かなかったけど、きっと今もリスボンで活躍されていると思います☆

さあ、ここからは二人でがんばらねば。ロシオ広場から宿まではほんの少し歩くだけ。早速向かおう。（※この写真は翌朝撮ったものです）

よいしょよいしょ。宿発見！あ、色、青く塗り替えたな？
（※この写真は翌々日の同じくらいの時間の写真）

ということで宿・・・というか、アパートメントに到着。
◆Hello Lisbon Rossio Apartments
http://www.hello-lisbon.com/
事前やりとりではアパートメントへの入り方をメールでくれると言ってたのだけど、全然届かなくて、前日の夜やっとメールが届いた。なんでもシステムが変わってホテル入口のインターフォンで教えてくれるんだと。とりあえずインターフォンを鳴らしてみる。旦那が。誰もでない。どうしよう・・・。
困ってたら、このアパートメントに泊まっていると思われるおじさまに「入りなさい。中でもできるから。（推定）」と中に入れて頂きました。神！

中に入ると奥にチェックイン用の機械が。とりあえず予約した時の情報を入れてみるけど全然通らない。確かになぁー。予約した後でメアド変えたり、ちょっとイレギュラーなことあったしなぁー。それにしても、予約番号入れろ、なんて、この宿の予約番号なんで聞いてないぞ？Booking.comの予約番号ならあるけども、それじゃたぶんダメよねええ。機械の前で旦那とあーだこーだしてたら、また通りかかった人に話しかけられた。
おじさま「この機械、うまくいかないよ。入り口の電話の方がいいよ。私もそうしたんだ。」
おお、神２！じゃあやってみます！

ということで、こちらの電話でチャレンジ。旦那が。
でも、ポルトガル人が話す英語と、日本人の話す英語、コミュニケーションがうまく取れない～。電話の向こうも優しそうな人らしいのだけど、こっちの意図が伝わらないし、向こうの話す話もよくわからなくて、なかなか進まない。どうやら、こちらが本当に予約した本人かどうかの確認をとりたいらしいがそこがうまくいかないらしい。旦那、超へこむ。結局、私が予約した時に入れていたクレジットの番号を口頭で伝えることで、部屋に入るためのキーコードを教えてもらうことができました。
旦那「部屋の中のことは、部屋の中に説明の書類があるらしいよ・・・」
すっかり疲弊しとる・・・。了解。あとはわたしがなるべくがんばってみるよ！

教えてもらった部屋に教えてもらったキーコードを入れる。やった、開いた！
中に入ると・・・おお、Booking.comとかに掲載されていた写真と違わない部屋！いい意味で驚く。

こっちにはテーブル。ひと通り見る。でも、欲しかった部屋の説明書類とかはない。ネットもこの部屋専用のWIFIがありそうなのに全然つながらない。えー、電話で聞いてみる？
旦那「もう電話はいやだ」

だよね、やだよね。じゃあ、あとは自力で！ネットも最悪つながらなくてもいい！
このあと部屋中の扉という扉を開いて何があるか確認。
食洗機、洗濯機＆乾燥機、食器などなど、生活に必要そうなものは大丈夫。
食洗機と洗濯の洗剤の使い方がイマイチわからんけど、その後、まれにつながるネットで調べてなんとかなった。

夕食をスーパーで、とアパートを出ようとしたけど、そういえば、アパートメントの入口のナンバーってなんだろう？
またまた入り口の前で入ってくる人に旦那が質問。うまく伝えられなくてへこんだけど、話しているうちに意思の疎通ができて、入れるべきナンバーの情報を教えてもらえました。あーよかったー。ということで、安心して外出。アパートから歩いて２～３分にあるスーパー（ただし激混み）で買い物して部屋食。もちろんビールとワインも。あー、アルコール飲むと元気出る。しかも部屋の窓からは夕陽に照らされたサン・ジョルジェ城が見えてサイコー！！
食べ終わったところで旦那、バタンキュー。ホントにおつかれさまでした。でも私は荷物を片付けたり、明日の予習しなくちゃ！ソファーに座ってipadを開き、たまたまつながったネットで予習を・・・してたはずなんだけど、なんかすごく手が痛い。しかもなんだか1時間以上たってる。・・・ipad持ったまま寝落ちかよ。いいや。もう寝ちゃえ！！

ということで、ロカ岬に行った思い出は、リスボン到着早々のアパートメントチェックインでふっとんでしまったけども、とりあえず、居心地と立地のよいアパートメントの部屋に無事到着できてよかったー。ここでは３泊。まるまる二日間、リスボンとシントラを楽しむぞ！

=== 8月15日 ========================
10:10 ナザレ発
10:30 Famalicao 通過
10:40 Sao Martinho do Porto 通過
11:55 ペニシェ View Point of Remedios Crus 立ち寄り
13:15 Ericeira 通過
14:10 ロカ岬着、15:10 発
15:55 リスボン空港着、16:20 発
17:00 ロシオ着（推定）
17:45 アパートメントの部屋に到着（推定）
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走行距離 209キロ
4日間の総走行距離 839キロ
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