2017/12/02 - 2017/12/12
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azianokazeさん
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12月7日 シェムリアップ四日目
特に観光の予定は入れていません。ダラダラと過ごせばいいのですが、15年前にやり残したことをフォローすることに。
ひとつは、アンコール・ワットで遺跡を眺めながら、のんびりと食事がしたい・・・・ということ。
もう一つは、バンテアイ・スレイの「東洋のモナリザ」をはっきりさせること。
ほかには、15年前に強い印象を持った地雷博物館再訪。夜はこの旅行2回目のアプサラダンス・ディナーショー。
表紙写真はバンテアイ・スレイの美しいデバター。 ただ、「これが東洋のモナリザだ」という話ではないようです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シェムリアップ四日目 特に予定はありません。
そこで、15年前に訪れた際に、やり残した感があったことをフォローすることに。
15年間も、元旦の初日の出を含めて3回ほどアンコール・ワットには足を運びました。
美しい寺院を眺めながら、ゆっくり食事でもしたらのんびりして気持ちいいいかも・・・とも思ったのですが、その機会がありませんでした。
そこで、今回その“宿題”を果たすことに。(せっかくの3日有効チケットですし)
午前中部屋でゆっくりした後、昼前にゲストハウス常駐のトゥクトゥクでアンコール・ワットへ。 -
均整のとれた美しいフォルムです。
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今日は建物内部には入らず、外から眺めるだけ。
眺めも素晴らしいこの池のあたりに、土産物屋さんと食べ物屋さんが並んでいます。 -
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こちらが食べ物屋さんの一画
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客引きの女性に、一番手前の店に連れていかれました。
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ここからでは、建物は木に隠れてあまり見えません。もう少し奥の店のほうがよく見えるでしょう。
まあ、細かいことを言うのも大人げないので、そのままここで食事をオーダー。 -
何を頼んだか忘れましたが、画像からするとフライドライスのようです。一番簡単で、当たりはずれのない超無難なオーダーです。
(フライドライスで食べられなかったのは、ベトナム・サパぐらいでしょうか。あのときは小石がたくさん入っていて、さすがにギブアップしました。)
値段は“世界トップクラスの観光地”ですから、市内で食べるのに比べ2~3倍はしたと思います。まあ、場所代です。 -
アンコール・ワットを、と言うより、正確にはアンコール・ワットの撮影に夢中になっている観光客(やはり中国系が多いようです)を眺めながら昼食。
お昼時ですが、店の客はそう多くはありません。たいていの観光客は市内のレストランで昼食をとるようです。もったいないような気もしますが。まあ、余計なお世話です。 -
別角度から
当初予定では、アンコール・ワットでの昼食だけのつもりでしたが、もう少し足をのばすことに。 -
アンコール・ワットでの昼食後に訪れた「地雷博物館」
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アキラの地雷博物館は、カンボジアのシェムリアップ郊外、バンテアイスレイの近くにある小さな博物館です。
カンボジア人で地雷除去活動家であるアキ・ラー氏(通称アキラ)が、自身で撤去した地雷や不発弾を集めて安全処理・展示をして「地雷博物館」として運営しているものです。
約5,000個の兵器が展示されていて、それはアキラ氏が撤去した地雷の1割にすぎないとも言われていますが、地雷の怖さ、戦争の悲惨さを十分に伝えています。
さらに寄付を元に、地雷の被害にあった子供たちの自立を支援しています。【VELTRA】
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15年前に訪れたとき、実際の地雷(もちろん爆薬は抜いてあります)を踏んだ際の足裏に感じた感触がしばらく忘れられませんでした。
「アッ!今足が吹き飛んだ・・・」
ただ、15年ぶりに訪れると、博物館の様相が全く異なります。
昔は、本当に粗末な小屋に処理済みの地雷・爆弾が並べられている簡素なものでしたが・・・。
それに市街地からずいぶん遠くまでやってきました。バンテアイ・スレイも近いあたりです。 -
どうやら、場所も変わって、ニューリアルオープンした施設のようです。どうりで・・・・。
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中庭の処理済み地雷などを集めたモニュメント
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施設は拡充されていますが、なんだか、すっかり“観光スポット”になってしまったようで、ちょっと期待外れ。
地雷を踏ませてもらうようなこともないようです。(頼めば、やらせてもらえるのかもしれませんが) -
こんな人形も展示されていますが・・・
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15年前に印象深かったのは、地雷の感触以外では、展示された絵などにみられる、アキラ氏のベトナムへの憎悪みたいなもの。
“少年時代からクメール・ルージュの兵士として戦ったが、その洗脳が解けて脱走。自分たちの仕掛けた地雷で多くの同胞が手足を失っている現実を眼にし、地雷除去の技術を独学で身につける”【ウィキペディア】というアキラ氏ですが、ポル・ポト、クメール・ルージュへの敵意というよりは、カンボジアに介入したベトナムへの強い拒否感みたいなものを感じました。
カンボジアのベトナム嫌いは、歴史的経緯から、カンボジア一般世論に共通するものでしょう。
日本も中国・韓国と厄介な感情を抱えていますが、そうした隣国間の感情は世界共通の“ごく普通”のものであり、ことさら特別視する必要もないものです。そうした視線で冷静に対応すればいいものです。 -
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中庭に埋められた地雷
地雷は、敵を殺すというよりは、足を吹き飛ばすなどで負傷させ、負傷兵への対応などで敵軍に“殺す以上の”負担を強いる・・・という兵器です。
紛争終了後も残る残存地雷の脅威とともに、その非人間性が問われている兵器です。 -
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クメール・ルージュの行為を描いたもののようです。
カンボジア内戦で、国民の3~4人に一人が殺されたと言われています。
クメール・ルージュは通貨などの社会制度や、教師・医師などの知識人を否定しただけでなく、家族のつながりをも否定した原始共産制を目指していました。
農村に強制移住された都市住民全般が“使い捨て労働力”として酷使されましたが、おそらく、再教育が難しい“大人”全体を“使い捨て”にし、洗脳しやすい子供たちに将来を託したのでは・・・と感じています。
子供が親を密告することが奨励されており、密告された親は処刑されました。
現在のカンボジア国民のほとんどは、身内に内戦の犠牲者、内戦を生き延びたものの心に大きな傷を負った者を有しています。 -
現在の穏やかなカンボジアからは想像しがたい内戦の悲劇です。
そんな内戦を経験しても、人間性は失われず、社会はすぐに復興した・・・・とも言えますが、逆に言えば、どんな“普通の姿をした社会”でも、容易にカンボジア内戦時のような状況に変化しうる危険性を内在している・・・とも言えるのかも。 -
「地雷博物館」からそれほど遠くない・・・と言うか、市街からはかなり遠い「バンテアイ・スレイ」にやってきました。
バンテアイ・スレイは「歩き方」では、ベン・メリアなどとともに“郊外の遺跡”に分類されています。(市内からは45分~1時間 もっと近場と勘違いしていました。) -
逆光で、撮影条件はよくありません。(対応するカメラ知識もないものですから、ひたすら撮りまくります)
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バンテアイ・スレイ (Banteay Srei) はカンボジアにあるアンコール遺跡の一つで、ヒンドゥー教の寺院遺跡。アンコール・ワットの北東部に位置する。
バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味する。大部分が赤い砂岩により建造されている。規模こそ小さいが、精巧で深くほられた美しい彫刻が全面に施されている。
こうしたことから観光客には大変な人気があり、「アンコール美術の至宝」などと賞賛されている。中でもデヴァターの彫像は「東洋のモナリザ」とも呼ばれている。【ウィキペディア】
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東西115m、南北95mと、規模は大きくありませんが、“塔門をくぐると次は左右にリンガが並んだ参道を進み、第三周壁の塔門に入ると、中には刻まれた碑文が見られる。それを抜けると中央祠堂の前室に至る。ここまでの塔門は、中央に近づく程に間口と高さを狭めており、遠近により狭い寺院を広く見せている。”【ウィキペディア】といった工夫も。
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ラクシュミー(ヴィシュヌ神の妻)を聖水で清める象(第二周壁の門)
彫りが深く、精緻なレリーフは、素人目にも他の遺跡とは異なる格別のものがあることがわかります。
精緻で美しい彫刻にあふれたバンテアイ・スレイは、「クメール美術の最高傑作」「アンコール美術の至宝」といわれています。 -
カーラ(サンスクリット語で「時」又は「黒」を意味する。 恐ろしい形相で全てを飲み混んでしまう死神・・・だそうです)の上に座るヴィシュヌ神
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美しいレリーフ・装飾であふれたバンテアイ・スレイですが、今回15年ぶりにやってきたのは、そうした装飾鑑賞ではありません。
美しい彫刻の“目玉商品”的な「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しいデバターを確認するためです。
後に文化大臣となるフランスの作家アンドレ・マルローが、1923年、その美しさに魅了されて盗もうとして失敗したことで有名になりました。(この窃盗で、マルローは禁固3年の刑をうけましたが、その後のパリ知識人らの減刑嘆願運動で執行猶予1年となっています。 当時インドシナはフランス植民地ですから・・・)
この事件で有名になった彫像を、日本の学者が「東洋のモナリザ」と名付けたそうです。 -
中央祠堂
デバターはたくさん(16体)あります。
前回訪れたとき、その「東洋のモナリザ」と呼ばれる像が一体どれなのか。よくわかりませんでした。
現地に案内してくれた現地の方に聞いても、「どれもモナリザです」と要領を得ませんでした。
そこで、今回再訪し、しっかりと確認しよう・・・という訳です。 -
15年前も、今回も、遺跡中央部はロープ(写真手前)によって近づくことはできません。
したがって、「東洋のモナリザ」もかなり遠目での鑑賞になります。 -
「歩き方」の配置図を参考に、“これが「東洋のモナリザ」だ!”と思ったのがこのデバター像。
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表情もなんとなく、やや“モナリザ的”(?)な雰囲気・・・・。
そのときは、「歩き方」が「東洋のモナリザ」として掲載している写真と同一・・・と思ったのですが、後でよく見ると微妙に違います。
なにぶん、現地では暑い中、カメラを固定して望遠で撮影することに気をとられていましたので・・・・
ただ、帰国後ネットでいろいろ調べると、このデバター像を「東洋のモナリザ」として紹介しているサイトも多いようです。
更に検索すると、「これだ!」「あれだ!」と、まるでバラバラです。
奥に隠れていて見えないとか、プノンペンに保管されている・・・といったものも。
私的な結論としては、「東洋のモナリザ」という呼称は日本人学者が言い出したもので、特にどのデバター像を指してというよりは、バンテアイスレイのデバター像全体の美しさを表現したものではないか・・・というものです。
したがって、「どれもモナリザです」という現地の方の言い方が正確だったのでしょう。
マルローが盗み出そうとしたデバター像という意味では、この像を含めて4体あるそうで、https://ameblo.jp/idryou/entry-11934390208.htmlにその4体が掲載されています。
まあ、どのデバター像を「東洋のモナリザ」と考えるかは、個人のお好みで・・・といったところです。 -
お隣のデバター。
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「どれがモナリザか?」なんて考えるより、この寺院全体の彫りの美しさを見るべきなのでしょう。
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私は・・・と言えば、先ほどのデバター像をバシャバシャ撮影して、すっかり“ミッション終了”気分になって、あまりそれ以外の写真も撮影していません。
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「アンコール・ワットで昼食もとったし、東洋のモナリザも撮影したし・・・」と、15年越しの“ミッション”を終了した気分でゲストハスへ戻ります。
来るときに気になっていた、路上で売っているおいそうなもの・・・、せっかくですから食べてみましょう。 -
カエルです。
味は、ちょっとホタテみたいにも感じました。 -
カエルは大嫌いなのですが、怖いもの見たさで、「生きているカエルを見せて」と頼むと・・・。
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やっぱり鳥肌ものです。思わず身を引いてしまいました。飛び出してこないかビクビクしながら、へっぴり腰で撮影。
串焼きのほうは、頭だかお尻だかを食べたものをゲストハウスへ持ち帰り(現物を見てしまうと、やはり気色悪さが・・・・)、残りを「どうぞ食べて」と差し出すと、現地スタッフ・トゥクトゥクドライバーなどがワラワラと集まって、おいしそうに食べていました。
2,3匹買ってお土産に持ち帰れば、現地スタッフの受けもよくなるかも。 -
この日は天気もよかったので、「今日こそは例の気球で夕日を・・」とトゥクトゥクで現地に向かったのですが、「テクニカルトラブルで今日はやっていません」とのこと。
「本当かよ? 団体客でも入らないと飛ぶ気がないのでは?」とも思ったのですが、まあ、仕方ありません。
夜の時間をどうしようか・・・ということで、影絵芝居(スバエク・トーイ)をゲストハウスの方に調べてもらったのですが、観られるところが見つかりませんでした。
まあ、影絵はバリの外国人相手のものや、ジョグジャカルタのもっと本格的なものも観たことがありますが、長時間観るほど面白いものではありません。(ジョグジャのものなどは、延々と30分以上、お祈りだか何だかが続き、肝心の影絵が動きません。しびれを切らして途中で帰ってしまいました)
あっさり方針変更で、この旅2回目のアプサラダンス・ディナーショーへ。
場所は「アマゾン・アンコール」 -
「アマゾン・アンコール」は700席もある大きなレストランで、ビュッフェ形式の料理は、初日のツアーに組み込まれていたレストランより美味しかったように思います。
ダンスの方も、こちらのほうがちゃんとしていたようにも。
(「歩き方」では、料金はディナー付きで12ドル)
何より感心したのは、ゲストハウスを通して、常駐ドライバーのトゥクトゥクで行ったのですが、「予約なんて必要ない」と言っていたドライバーがレストランの顔見知りスタッフに声をかけると、前から2列目の席に案内されたこと。(一人で行けば、おそらく舞台から遠く離れた末席でしょう)
やはりコネと言うか、個人的つながりがものを言う社会です。
動画:https://youtu.be/YesDz9-1SV8 -
定番のココナッツダンス
動画:https://youtu.be/d-PbMhtH6-w
https://youtu.be/by96hvQcobs -
定番「メカラダンス」
水の女神メカラ(写真左)が雷光を放つクリスタルの玉を武器をにして、雷鳴を呼ぶ斧を持つ悪魔レアム・イサウ(右)を退治する踊り。
恵みの雨期の訪れを表現したものとも。
動画:https://youtu.be/en2mrwjRh9Q -
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定番「漁師の踊り」
若い男女の出会い、それを冷やかし、祝福する友達・・・・というコミカル・素朴なダンスです。
動画:https://youtu.be/5Bp6mo0mWvU -
アンコール王朝時代、宮廷で舞われた、いわゆるアプサラダンス
動画:https://youtu.be/1hHroeEsG1E -
最後の舞台挨拶
「アマゾン・アンコール」からゲストハウスは近いので、歩いて帰りました。
以上で、シェムリアップ四日目の終了です。
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