2017/12/02 - 2017/12/12
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azianokazeさん
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12月5日 シェムリアップ二日目は休養日 オールドマーケットなどを散策、マッサージも。夜は「カンボジアサーカス・ファー」を楽しみました。これが思いのほか印象的でした。
表紙写真は、その一場面。逆立ち状態で足で弓を射る女性。
青く光る標的は、内戦後も人々を苦しめるトラウマ・恐怖を表しており、これを射貫くことで内戦の恐怖から解放され、新たな人生に・・・という非常に象徴的な場面です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シェムリアップの日本人宿「The City Premium Guesthouse」の猫たちの一匹。
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ゲストハウスの向かい側
12月5日 シェムリアップ二日目のこの日は、特に予定もない休養日 どこへ行きましょうか・・・。 -
とりあえずは街を散策・・・ということで、ゲストハウスに常駐しているトゥクトゥクでやってきたのは市内の「オールドマーケット」
時間はお昼前ごろ。 -
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市場内は商品と人でごった返し、肉や干し魚、魚醤や発酵調味料などの臭いで満ちています。まさに“アジア”の雰囲気。
マーケットのこうした雰囲気に“不潔感”を感じて馴染めない方にとっては、アジア旅行はお勧めできません。
私は好きです。特に行くところがないときはマーケットをぶらつきます。
もっとも、昔感じた高揚感は、さすがに最近では感じませんが。 -
野菜コーナー 日本の野菜と大体同じです。
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果物コーナー
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手前のゴロっとしたものは何でしょうか?
どこの国でも、マーケットはほぼ女性の世界です。 -
鮮魚コーナー
シェムリアップはトンレサップ湖に面していますから、魚は豊富です。 -
豆に巻貝のようなもの
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カンボジア料理には欠かせないプラホックでしょうか。
プラホックは、発酵させた魚をペースト状にした調味料(そのまま食べることも)です。カンボジアの塩辛とも。 -
鶏肉コーナー
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地面にわずかの商品を並べただけの営業も
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干し魚
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この魚の開き方は独特です。まるでエイリアンのように不気味な感じも。
15年前、初めて見たときは「何だろう?」と見とれてしまいました。 -
マーケットの一画には、食事ができるエリアも。おそらく激安でしょう。
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こうしたカオスのなかで、美容コーナーも営業しているのがアジア的です。
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もちろん、衣類や日用品も扱っています。
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生鮮食品エリアより、ちょっと小綺麗になります。
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マーケット向かいの食事処で昼食
英語表記のメニューで注文したのですが、イメージしたのとは全く違うものが出てきました。
ココナッツ味のスープにたくさんの野菜が入ったものでグリーンカレーみたいなもの。結構イケました。
お値段はせいぜい100円程度ではなかったでしょうか。
カンボジアでは、今も昔も米ドルが流通しています。
もちろん現地通貨(リエル)もありますが、外国人相手の店は基本的にドル表示ですし、リエル表示のローカルな店でも、1ドル=4000リエルで、ドルが普通に使えます。 -
オールド・マーケットはシェムリアップ川沿いにあります。
川にはちょっと風情のある橋が。 -
橋ではおばちゃんたちが休んでいます。
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近くには、もう1本、似たような橋が。
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川に出て、現在位置・方角もわかったので、「パブ・ストリート」に向かいます。
外国人相手のレストラン、カフェ、パブが軒を連ねるエリアです。
昼間は閑散としていますが、夜になるときらびやかな明かりがあふれ、大勢の外国人で賑わいます。
私はあまり好きではありませんが。 -
夜のお勤め前の、昼間のすっぴんです。
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時間もあるので、マッサージでも。
マッサージ店はたくさん並んでいますが、ほかの店より1ドル安く、全身マッサージ1時間で5ドルか4ドルでした。
この種の店は、通常サービスのお店と、ある種の特別サービスのお店があります。同じ店が昼と夜で違うことも。
客の方も、途中で気が変わったり・・・。
もちろん、今回は通常サービスです。
優雅な雰囲気のスパ的なマッサージをご希望なら、お値段はもう1桁高くなりますが、送迎付き20ドルぐらいで楽しめるところもあるようです。
(レストランで隣に座った日本人老夫婦に現地ガイドが話していました。
ただのマッサージなら1時間5ドル前後で十分だとは思いますが、そのあたりは個人の自由です。求めているものが違いますので。その老夫婦は「そんなに安いの!」と喜んでいましたので。) -
マッサージでリラックスしてから、ぶらぶらとホテルへ歩いてもどります。
メインストリートの6号線。 -
ゲストハウス近くの小学校
昔からの日本人宿タケオもありましたが、どこかくすんだ感じも。時間の流れでしょう。 -
昨日乗れなかった気球は、ゲストハウスから確認してもらったところ今日も天候不良で飛ばないようです。
夜の時間をどうしようか・・・ということで、ゲストハウス内にも案内看板が出ていた「カンボジアサーカス・ファー」の公演に行くことに。
席は3ランクありますが、2番目のB席で(「歩き方」では25ドル)
チケットはゲストハスで手配してくれます。
指定席か自由席か尋ねると(それによって行く時間が異なります)、「普段は安いC席しか案内していないので・・・ちょっと確認してみます」とのこと。
ドミトリーに泊まる若い旅行者が多いゲストハウスからすれば、私も先ほどのマッサージ希望の老夫婦と似たようなものです。
席は、ランク分けされたエリアごとに順番に詰めていくシステム。早く行ったからといって、希望の席に座れるわけではありません。
ステージ横手から見る形になるC席からは見づらいパフォーマンスもありますので、B席ぐらいがいいのでは。個人の自由ですが。
ゲストハウスから送迎のトゥクトゥクを出してもらいます。こうした日本語で頼める利便性は日本人宿のいいところです。 -
入場を待つ間、敷地内で売っていたポップコーンを。
値段は“100”との表示。「さすがにカンボジア。安いね!」と思って100リエル出すと、「すみません。1ドルです。」とのこと。
なるほどよく見ると、“100”ではなく“1.00”
いくらカンボジアでも100リエル(約3円」ってことはありません。
ドルとリエルが混在していますので、こんな恥ずかしい間違いも。 -
****************
シェムリアップで一番ユニークな、ストーリー仕立ての新感覚エンターテインメントです。
出演しているのはバッタンバンにあるサーカス学校で訓練を受けたカンボジアの若者たち。
内戦のトラウマを乗り越えようと、難民にいた青年たちが故郷のバッタンバンで学校を開いたのが始まりでした。
日本のテレビで放送されたこともあり、またバイヨン遺跡にも彫刻が残っている伝統のあるお薦めショーです。
従来のサーカスとは異なり、アクロバットや生演奏の音楽と共に展開されるここならではのショーをお楽しみください。演目は時期によりことなります。【スケッチトラベルHP】
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上海雑技のようなものを想像していたのですが、シルク・ドゥ・ソレイユのようなストーリー性のあるパフォーマンスです。
先ずは軽く縄跳び芸から。 -
演目はいくつかあるようですが(10日間ぐらいで変わるようです)、この日の演目は「SOKHA(ソカ)」
カンボジア内戦の悲しみを乗り越えた少女が、新しい人生を歩きはじめ、サーカスを若者らに教える・・・という、この劇団の生い立ちを表したような極めてストーリー性が強い演目。
もちろん、コミカル・軽快なパフォーマンスにもあふれていますが、カンボジア内戦の苦痛・恐怖の場面は緊張感もあります。
導入部の軽快な縄跳び芸は、ソカの子供時代、内戦前の楽しい日々を表しています。
動画:https://youtu.be/PfD8DvSGnCM -
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楽しかった子供時代も終わり、内戦の恐怖が。
一番奥、右手で杖を手にしているのが内戦の暴力・恐怖を象徴する死神的な存在。
彼が杖を床に打ち付けるたびに、銃声とともに半裸の男たちが死んでいきます。
動画:https://youtu.be/vbvnMvpJe7g -
内戦時の苦悩
動画:https://youtu.be/XBh4b_M8wcM -
内戦を生き延びたものの、トラウマに苦しめられる少女ソカ
動画:https://youtu.be/sVtE52y1Wsg -
内戦の恐怖と格闘するソカ
内戦の恐怖・暴力・死を象徴する黒い衣装の死神とヒロインSOKHAの二人で繰り広げられる緊迫感あふれるステージです。
動画:https://youtu.be/R7JQrLt9M7E -
逆立ち状態で足で弓を射るソカ。
青く光る標的は、内戦後も人々を苦しめるトラウマ・恐怖を表しており、これを射貫くことで内戦の恐怖から解放され、新たな人生に・・・という非常に象徴的な場面です。
動画:https://youtu.be/sdjbaDVsfdI -
トラウマから解放されて、また明るい日々が戻ります。
動画:https://youtu.be/iukXV34R3eQ -
ソカは子供たちにサーカスを教えます。
動画:https://youtu.be/WRH1SJ6GMhU -
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そして苦しかった日々も、楽しかった日々も過ぎ去り、誰も逃れることができない死が・・・・
サーカスという枠を超えて、とても印象的な、カンボジアならではのパフォーマンスでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- makiさん 2017/12/30 19:49:07
- 興味深く拝見
- カンボジア前から行きたい所です!
興味深く拝見しました!
アンコルワットには行かれなかったですか?
- azianokazeさん からの返信 2017/12/31 00:26:55
- Re: 興味深く拝見
- コメントありがとうございます。
アンコール・ワットについては、”カンボジア2017・・・(2)変わらぬ美しさ アンコール・ワット 変わったことも”https://4travel.jp/travelogue/11313725 にアップしていますので、よろしければご覧になってください。
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