2017/09/16 - 2017/09/17
52位(同エリア292件中)
れおんさん
旅行記タイトルがそのまんまですが、シンプルにそう言うことです。南魚沼市の名産品、へぎそばとコシヒカリ、その美味さに驚きました。
あと清津峡と電力ミュージアムOKKYも予想外に楽しくて、こちらもおススメの観光スポットです。
いつものようにダラっとした長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合い願います。
《総走行距離 : 612.9km》
[こちらは 6-6 です]
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 利用旅行会社
- じゃらん
-
[これより前は 6-5 をご覧ください]
道の駅から車で走ること20分、《電力ミュージアムOKKY》に来ました。三国街道(国道17号線)を横にそれ、シーズンオフのため営業休止中の「かぐらスキー場」のロープウェイ乗り場を通り過ぎ、このトンネルを抜けた先にあります。 -
雨が降り続く中、ミュージアムに到着。こちらは「奥清津発電所」に併設された、無料の見学施設です。無料の割りには立派な建物で、ちょっと驚きました。
電力ミュージアムOKKY(奥清津発電所) 美術館・博物館
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「OKKY」と書いて「オッキー」と呼びます。決して平仮名にしないでください。意味が変わってしまいます、あっちの方に。
ちなみに、奥清津発電所には第一と第二があり、ミュージアムは第二発電所の中にあります。 -
無料なのであまり期待してなかった分、余計にそう思えたのかも知れませんが、今回の旅行でここが一番面白かった!
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まずは受付で居住地や人数を台帳に記入。最初はこのフロアーを見て、
僕「なんだ、これだけか。まあ無料だからな」
と思って案内図を見ると... -
僕「げげっ!広っ!!」
今いるのは2Fですが、その下のフロアーはとても大きいです。
諸事情により電力関係に詳しい妻は、写真や動画を撮りまくりでした。 -
2Fでは、水力発電やこの発電所について学びます。まずは水力発電所の基本、ダムについて。
この奥清津発電所の発電方式は、一番右の「揚水式」、つまり上の調整池から下の調整池へ水を流し落とす水路に発電機を設置してあり、昼間はその水流を利用して発電し、夜は原子力や火力など外部で発電された電力を使って下の調整池から上の調整池へ水を戻す仕組みです。
妻「揚水式の仕組みは知ってるんだけどさあ、具体的にどうやって下の調整池の水を上の調整池に上げるのかわかんないんだよねえ」
確かにどうやって上に上げるんだろう?噴射でもするのかな? -
ダムの種類。奥清津発電所はロックフィルダムです。
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水力発電機の中身を再現した模型。
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UFOキャッチャーの要領で、発電機を組み立てたり分解したりするアトラクションもありました。
これは分かりやすい!考えた人はすごいです。 -
フロアーを下りて1Fに来ました。この物体が発電機の頭頂部分で、この下に発電機があります。
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このフロアーは「組立室」と呼ばれ、発電機をオーバーホールするための広い空間です。
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奥のオレンジと合わせ、発電機は2基あります。
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説明を読み込む妻。
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さらに下りてB1Fに来ました。この大きなコンクリートの円筒の中に、先ほどの若草色の発電機が入っています。
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発電システムの説明。なかなか難しい...
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僕「フムフム、なるほど...あっ!」
急いで妻を呼びに行きます。
僕「揚水の仕組みが書いてあるよ!」
妻「え!どれどれ?」
僕「ほら!あのね...」
簡単に言うと、発電する時は
「上から下へ水を流す→水車が回る→モーターで発電する」
だけど、揚水する時は
「電気を流してモーターを逆に回す→水車が逆に回る→下から上へ水が逆流する」
どんな仕組みだろうと色々想像していましたが、この発想はなかった!ちょっと感動です。 -
発電機の仕組み。複雑で巨大なマブチモーターと考えれば良いのかな。
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この中に電線があり、大電流が流れています。
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それを支える絶縁性の碍子(がいし)。
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発電機のスイッチにあたる装置。でかい。
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地下を通る電力ケーブル。
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一番下のB2Fに来ました。左のコンクリートの円筒には、水車にあたる装置「ポンプ水車ランナ」があります。
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ポンプ水車ランナの仕組み。
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中に入りましたが、この時は稼働してませんでした。
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「入口弁」は、水路から水車への水の流れを開閉する装置。
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実物がありましたが、でかいです。
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1Fへ戻って外に出てみました。
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雨が強くなってきましたが、傘の貸出しがあったので、階段を下りて建物の裏手へ回ってみます。
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滝と池のある庭園「のびのび広場」。
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発電所にこんな広場があるとは。
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庭園からは、調整池に水が溜まりすぎた時に放流する、洪水吐が見えます。
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ちなみに、放流する時はこんな感じ。えらいことになってます。
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さらに奥へ行くと、トンネルと大きなネジみたい物体が転がっています。
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トンネルの案内板。水路建設時に、重機や掘削した岩石を運ぶ通路だったようです。
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人と比較すると分かりますが、巨大です。
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中へ入ってみます。
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取水口の案内板。
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ライトアップされてるので、なんか良い雰囲気です。
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どんどん奥へ進みます。
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鉄管の組立についての案内板。
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調圧水槽の案内板。緊急時に大事な役割を果たします。
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えーっと、これはなんだっけ?忘れちゃった。
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壁面に岩盤を露出させてる所もありました。
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入口から徒歩10分弱で、トンネルの最深部へ到着。遠くに放水路の鉄管が見えます。
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間近で見ると予想以上の大きさで圧倒されます。
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妻「水の音、聞こえるかなー」
と耳をあててみましたが、何も聞こえなかったらしいです。 -
製造プレート。
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トンネルの入口へ戻ります。
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なんか映画「スタンド・バイ・ミー」のワンシーンみたい(ちょっと違うと思う)。
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入口に転がっていたネジみたいな物体は、発電機の水車にあたる水車ランナでした。
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いつもは態度の大きい妻ですが、この水車の大きさにはかないません(なんのこっちゃ)。
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今度はダムの方へ行ってみたいと思います。
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下位の調整池、「二居調整池」をせき止める「二居ダム」。
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さっき学んだとおり、二居ダムはロックフィルダムです。
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ダムから下を見ると大きな水色の装置が見えますが、あれは「屋外開閉所」いわゆる巨大なブレーカーみたいなものです。
左側にある建物が「第一発電所」、奥に見えるカラーリングされた建物が「第二発電所」でミュージアムのある建物です。 -
鮮やかなブルーをした「二居調整池」。なお、上位にある「カッサ調整池」と、それをせき止める「カッサダム」へは行けませんでした。
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下から眺めた「二居ダム」。見えにくいですが、鉄塔と送電線の後ろに見える岩崖がダムです。
こちらのミュージアム、さくっと30分程度で見学する予定でしたが、面白くて予定を大幅にオーバー、なんと2時間も見学していまいました。
さて、じっくりと見学もできたので、そろそろ出発します。 -
二居調整池から放水する洪水吐のそばを通って帰ります。たぶん放水しているときは通行禁止だと思いますが、もしその中を走ったらどうなるんだろう?想像したらちょっと怖かったです。
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発電所から再び三国街道を走ること40分、群馬県の猿ヶ京温泉にある食事処《歩(ふ)》に来ました。
なかなかの外観、入って良いものかどうか迷います。でもこう言う店ほど美味しい!と言うのが僕の持論です。 -
写真には写ってませんが、店内には先客が1組。
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このごちゃっとした感じ、かえって落ち着きます。それに壁に並べられたたくさんのサイン、これは期待できそう!
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ハチマキをした犬。謎です。
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僕はこの店名物の「あずま丼」を注文。
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妻は「天ぷらそば」をお願いしました。
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僕が注文した「あずま丼」が来ました。画力がすごい!
きゅうりがてんこ盛りで、妻も
妻「なにこれ!?」
と目を丸くしています。
もちろん、ただのきゅうり丼ではありません。きゅうりをよけると... -
中から漬けマグロがたくさん出て来ました。このあずま丼、要はマグロの漬け丼です。
まずはマグロの漬けを一口...おおっ!なんだ、この味は!?漬けといえば醤油味が普通ですが、ここの漬けはゴマだれのような風味がしますが、その正体が一体何なのかは分かりません。でもむちゃくちゃ美味しいです。
今度はきゅうりと一緒に食べてみます。中にみょうがも混じっているようですが...なるほど!マグロの漬けだけだとすぐに飽きてしまいそうですが、このきゅうり・みょうがと一緒に食べると、さっぱりバクバクと食べ進みます。 -
本降りになった雨の中、お食事処「歩」から三国街道、そして月夜野ICから関越道を走ること40分、《赤城高原サービスエリア上り線並木》に到着。
赤城高原サービスエリア 道の駅
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箱ミゴ?
一部は工事中ですが、営業はしているようです。 -
ここでちょっと休憩します。
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中へ入ってみました。
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店内はかなり混雑しています。
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ホルモンの串焼きとは珍しい。
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農産物も販売されているようです。
-
こちらも混雑していました。
今回の旅行、「新潟県は食べ物が美味い!」ということを改めて認識させられた旅となりました。また予想外に面白かった場所がいくつもあり、僕も妻も大満足です。
さて、渋滞が始まる前にそろそろ帰るかな。明日は祝日だけど出勤(泣)。でもこの旅でリフレッシュ出来たので、仕事がんばるぞっと!
長い旅行記でしたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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