【中欧3ヶ国】3日目　嵐到来！ショッピングとティータイムでのんびり観光

2017/09/21 - 2017/09/21

ブダペスト2日目。

この日は午前中は国会議事堂、午後は王宮、夜のレストランも予約済みというざっくりとしたプランを組んでいました。
王宮へはホテルの裏道の階段を進み、途中の景色も楽しみつつ、と。。。

でも起きたら雨。
それも単なる雨じゃなく、もの凄い嵐。
街路樹は横向きで、歩く人もほとんどいない。
景色どころじゃなく、天気も悪いせいで気温も低い・・・

さてどうしようか？
10時の国会議事堂ツアーは申し込んでしまったし、もったいないから行くとして、その後は終わってから天気を見て考えようということになりました。

結局天候は回復せず、王宮観光は次回（あるのかな？）に持越し。
でもそのお陰でホテルのアフタヌーンティーの時間を楽しむことができました。

添乗員付きのツアーだと天気が悪かろうがなんだろうが、雨の中、ガイドの説明を聞いてあちこち回らなければならないという話を聞いたことがあるので、こんな贅沢なことが出来るのも個人観光ならではだなと思いました。

次来るのがいつになるかはわからないけど、宿題を残してしまったのでまた来る口実が出来たということで、案外良い結果かもしれません。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

夜明け前のドナウ川と国会議事堂。
国会議事堂のライトアップは消えてしまっているけど街灯のオレンジの光が幻想的。

モダンな作りの朝食会場。
ホテルはどこも広々としていてとても清潔です。

この日は前日の疲れからか頭痛で朝食はハムとチーズのみ。
手前の黄色いソースはパプリカ入りのクリームチーズ。

外はとにかく酷い嵐。
寒いし雨は横殴りだし傘なんて役に立ちません。

それでも午前中、国会議事堂観光ツアーの予約を入れてしまっていたのでトラムと地下鉄を使って行ってきました。
普段はなんてことない距離のはずなのに、地下鉄の駅から国会議事堂の入り口まで遠い！

国会議事堂見学ツアー エンターテイメント

見学ツアーは事前に公式サイトから申し込み。
手数料がちょこっとだけ掛るけど、チケットはメールで受け取りなので非常に便利。
右下のバーコードをスキャンするタイプのチケットが人数分でてきます。

モニターを見ていると言語に応じたツアーと、その開催時間が表示されます。
自分の予約したチケットの時間になったらゲートを通過。
といっても20分ほど遅れていました。

予約した10時の英語ツアーは20分過ぎてもまだ始まりません。

残念ながら日本語のツアーは無いので、英語ツアーにしたけれど、写真だけなら予約しないで自分の好きな時間に行っても良いかも。
一番多いのはハンガリー語・・・

まずはこちらの通路から見学開始。
国会議事堂だということを忘れてしまうほど美しい造りで、まるで王宮のようです。

途中の窓から外をのぞき見。
まだまだ嵐は続いています。

赤い絨毯が続く廊下。
議会がある時は国会議員がここを歩くのでしょうか。
今にも中世の騎士が出てきそうな廊下なのに・・・

広い階段。
どこを見ても宮殿のようなゴージャスな作りです。

このブルーの絨毯のお部屋はプレスルーム。
テレビクルー達はここで待機するのだとか。
ここでインタビューを受けるだなんて、日本からすると考えられません。

こちらが国会が開かれるところです。
金色に輝く壁と昔ながらの木の椅子。
うーん、落ち着かない！

美しい窓の装飾と、手前の謎の形の置物。
こちらはなんと葉巻置きなのだとか。
ここにずらっと葉巻を並べていたのでしょうか。

グループで一団となって進みます。
説明は全てワイヤレスヘッドホンで。
殿にはセキュリティーの人がついて、はぐれないように見張っています。

この後、写真不可のエリアへ。
ドームの真下にあるハンガリー国王の王冠を見て見学ツアーは終了しました。
王冠を見守る聖イシュトヴァーンやハプスブルク王朝のゆかりの人々の彫刻が素晴らしかったです。
王冠の所だけもっとたっぷり時間を取ってほしかったなぁ・・・

国会議事堂のクラフト模型。
外に造った池を利用して夏には涼しい風が堂内全てに行き渡るように作られていたり、冬は暖かい空気が議会場の足元から出るようになっていたりと、自然を利用した空調システムが取り入れられている建築物でした。

今のようにエアコンでの空調が無い時代でも、快適に政務が執り行われるよう自然エネルギーを駆使した造りとなっていたことに驚きました。

お土産屋さんを冷かして、カフェでお茶して嵐のブダペストをどう過ごすか会議。
その結果、王宮観光は諦めて、屋内で過ごせる市場やスーパーを中心に回ることにしました。

外はまだまだ傘がさせないほどの台風のような嵐。
たった2泊しかしないのにまさかこんな日に当たってしまうだなんてツイてない。

出来れば晴天の下で見たかったなぁ～
でも美しいことに変わりはありません。

ブダペスト民族博物館。
建物がとにかくカッコイイ！

だーれもいない広場の先は政府機関の建物です。
国会議事堂の前だから政府関係のビルが多いようです。

この入口はなんなのか。
ライオンの像が大きくてカッコ良かった！
国会議事堂のセキュリティの人もレインコート姿。
それにしてもこの風、どうにかならないのかな~

レトロな2番トラムに乗ってドナウ川沿いを通り中央市場へ向かいます。

ハンガリーと言えばパプリカ。
お土産にもピッタリな可愛らしいデザインの物から実用性の高いものまで様々です。

中央市場 市場

チューブタイプのパプリカペーストもあります。
甘いもの、辛い物、ガーリック風味の物、色々ありました。
上の段の袋や缶入りのパプリカはお土産にピッタリ。

ハンガリーの煮込み料理に合いそうな日本ではあまり見慣れないコールラビ、根セロリ、パースニップ。

大好きなパースニップ、買って帰りたいな～

どちらもパプリカ。
お馴染みの赤いパプリカと、トマトのような形の白いコロンとしたパプリカ。

こちらは白、赤、緑の長めの形のパプリカ。

一番驚いたのがこれ。プチトマトのような真ん丸の赤いパプリカです。
思わず聞いちゃいました。

お肉屋さんもソーセージやサラミが充実。
色々味見もさせてもらえます。

フォアグラパテはお土産にピッタリ。
フランスや日本に比べてお得に買えます。

真ん中の白い丸いものがフォアグラ。
1キロ8,500フォリント。
およそ4,200円。

100グラム420円って、フォアグラとしては破格です。

中央市場の地下にあるスーパーでお土産を買ったら重くなってしまったのでホテルに戻ります。
外は相変わらずの嵐。

タイミング良くアフタヌーンティーの時間だったので行ってみました。
場所はフロント奥の階段で二階に上がったところです。
モダンな作りのホテル部分とは違い、奥はかなりクラシック。
立派な木造の階段が歴史を感じさせます。

ブティック ホテル ヴィクトリア ブタペスト ホテル

こちらの建物、もとはバイオリニストの邸宅だったようでレッスン風景の写真や家族の写真が飾ってありました。

この方がこのホテルのオーナーだった方のようです。
このピアノのある大ホールでティータイム♪

こちらがアフタヌーンティーのホールです。
紅茶とビスケット程度だけれども、この時間にホテルにいなかったら絶対に来られない場所でした。（普段は2階に上ることが出来ません）
シャンデリアが点いて居ないのが残念だけど、天井が高く壁や窓も凝っていてとてもステキでした。

ピアノも年代物という感じがします。
ピアノとバイオリン、ここで演奏されたのかな～

立派な絵画にアンティークな家具。
そして窓ガラスがとっても可愛いんです。

窓によって図柄が違っていて、それぞれの色もとても鮮やかで綺麗でした。
普段は見られないお部屋だなんてもったいない！

このホールには暖炉もあります。
ハンガリーはやっぱり寒い国なのでしょうか。

ピアノはこちら。
ウィーンと書いてあるような？
透かし彫りの譜面台に木目のボディ。

バッチャーニ駅前にあるこちらの建物にはスーパーが入ってます。

2階に上がるとこんな感じ。
元々は何かの工場なのかな？

夕食のため自由広場近辺に来ました。
このあたりは政府関係の建物も多く、米国大使館もあるので警備が厳しい施設もありました。
周りは高級アパートメントのようです。

それにしても1日中雨。
嵐のような天気からは多少回復したものの、雨は全く止みませんでした。

寒いよー！

こちらも事前に予約しておいたレストラン。
ハンガリー料理のお店、チャルノク　ヴェンデーグルーです。
http://www.csarnokvendeglo.hu/english/

チャルノク ヴェンデーグルー 地元の料理

店内は可愛い飾りつけ。
外国人駐在員も多いからか英語バッチリ、メニューも英語、フランス語の記載があります。

まずはグラーシュ。
前夜に食べたものと違ってスープタイプ。
これはこれでとても美味しい！
かすかにスパイスが効いていて、野菜の甘みが出たパプリカ味のスープに柔らかいお肉がゴロゴロ。
パプリカペースト（ちょっと辛い）で味を調整して飲むそうです。

やっぱりフォアグラとウィナーシュニッツェル。
フォアグラはトマトソース味で前回と違ってあっさり仕上げ。
ウィナーシュニッツェルもサクサク。
どれを食べてもとても美味しかったです。

量が多めなのでシェアしてピッタリでした。

夜景になってしまえば天気もわからない！

ブダペスト、最後の夜景です。

鎖橋も見納め。
といっても部屋からずーっと見ていられるのでひたすら眺めてました。

このホテルにしてよかった！

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2018/02/03 20:29:18

  確かにそうですね

  こんばんは、KRNさん
  
  ツアーだと、お天気がどうであろうと、
  体調がどうであろうと、決まった通りに進めないとダメだけれど、
  ほんと、個人旅行はその点の融通がきくのが良いですよねー♪
  
  ただ、そのためには、個人のリスクという責任も生まれるけれど、
  それもまた楽しいと思えるのが個人旅の楽しさ。
  
  優雅なアフタヌーンティータイムは、
  ヨーロッパならではの贅沢時間ですね♪
  今度は再訪して、宿題を片付けないとねー（笑）
  
  たらよろ

  KRNさん からの返信 2018/02/05 09:47:33

  RE: 確かにそうですね

  夏子さん、こんにちは〜
  
  > 体調がどうであろうと、決まった通りに進めないとダメだけれど、
  > ほんと、個人旅行はその点の融通がきくのが良いですよねー♪
  
  叔父叔母達もすっかり個人旅行の味をしめちゃったので、私がいない時に行けるのは直行便で行ける小さい町の旅行先だけ！って言ってます。
  ヨーロッパはプライベートアテンド（私）がないと不安なのだとか。。。
  
  添乗員付きで魅力的なコースもたくさんあるよ！と言ってるのですが、やっぱりこういった変更が自由にできないのが難点ですよね。
  
  > ただ、そのためには、個人のリスクという責任も生まれるけれど、
  > それもまた楽しいと思えるのが個人旅の楽しさ。
  
  そうなんです。
  自分自身にかかっているので責任重大！
  といってもそれが楽しくもあるんですけどね。
  
  添乗員付きで遅延や欠航とかになったらそれはそれでもどかしい思いもしそうだなと思っています。
  個人だったら何とか空きがあったとしても、団体だと難しい、とか、交渉の余地も制限されたりしそうで・・・
  実際はどうなんでしょうね。
  
  アフタヌーンティーは内容的には高級ホテルのそれとはかなり違いましたが、そういう時間を設けてくれている、更にはそれにピッタリなサロンを利用できるというのがうれしいポイントでした。
  嵐の中、部屋のベッドでゴロゴロしているよりはよっぽど有意義な時間が過ごせましたよ〜