2017/11/06 - 2017/11/07
10位(同エリア48件中)
susuさん
ここ数年はGWと11月前後の年2回旅行していますが、この秋の旅行先が決めきれずに何か月も悩み続けていました。メキシコ、ニュージーランド、チュニジア&マルタ、コーカサス、イラン、中央アジア、ギリシャ&キプロス…行きたいルートは沢山あるけど、どこも1週間程で行くには日数が足りなかったり、季節が良くなかったり、今の自分の実力では不安だったり、航空券が予算オーバーだったり…来年GWの予定の方が先に決定し嬉々として旅程を組む一方で、秋のこの日程この時期でベストな選択をするべく悩み続ける日々でした。
来年GWの行き先が私にしては珍しく物価の高いエリアなので、今回は日本発着の航空券の安さに拘りました。寝ても覚めても検討を重ねた末に、劇的な安さの航空券をゲット!
エミレーツ航空 マルタinラルナカout…61,350円
マルタ航空 マルタ→ラルナカ…113.47EUR(15,177円)
10/31(火) 成田→ドバイへ
11/01(水) ドバイ→マルタ(スリーマ泊)
11/02(木) マルタ①(スリーマ泊)
11/03(金) マルタ②(ゴゾ島泊)
11/04(土) マルタ③(カルカーラ泊)
11/05(日) マルタ→ラルナカ(ラルナカ泊)
11/06(月) ラルナカ→ドバイへ
11/07(火) ドバイ→羽田
かつて猫が多いことで有名だったマルタですが、現在の猫天国はキプロスの方でした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ぐっすり眠って8時前に目が覚めました。今旅はずっとターキッシュエアラインズのアメニティの耳栓を使っていたので、毎晩ぐっすり。ANAの耳栓以上に遮音性に優れていて素晴らしい。今日は10時発のバスでニコシアへ行くつもりなので、のんびり支度をしました。
9時半頃チェックアウトして、レセプションで荷物を預けて出掛けます。昨日見つけていた、コーヒーを頼むとトーストが付いてくるカフェで朝食を摂ろうかと思っていたけど、客が全くいなかったので素通り。そのままアシノン大通りを渡ってビーチまで出てきました。11月だというのに、まだ海水浴客がいる! -
バス停前のお店でジェラート(クッキーズ、1.00EUR≒135円)を買って朝食にします。コーンにてんこ盛り!海の家のようなキオスクのようなお店だけど、商店で買うより安い。水500mlが0.50EURだし。
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遠くからも分かりやすいアシノン大通り沿いのバス停。この中にお店が入っていて、周辺に時刻表などのボードが立っています。市バスも長距離バスもここに停まる。もっと北にバスターミナルがあるようですが、長距離バスの始発はこのバス停のようでした。このバス停の目印は、写真左端に写っているピザハット。
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ニコシア行きの乗客はかなり多いらしく、バス停周辺はかなり混雑していました。座れるのか心配。
10時の定時になって漸く現れたニコシア行きバスの乗車口に、乗客がわっと群がる。マルタのバスと同じ乗り込み方で、列というものが存在しない。しかもこちらは1人1人運転手からチケットを買うので時間が掛かる掛かる。ぎゅうぎゅうの状態で耐え、なんとかONE DAYチケット(7EUR≒945円)を購入して乗り込む。片道のSINGLEチケットが4EURなので、日帰りの場合はONE DAYがお得です。 -
なんとか窓際の席をゲットしましたが、私の席はリクライニングが壊れていて微妙に倒れたままでした。定時から15分程遅れて出発。
ニコシアはラルナカの北西に位置しています。今は午前中で、私は進行方向左側つまり西側の席に座っているのに、何故か道中ずーっと日向でした。本当に何でだよ。キプロスの太陽は意味が分からん。暑い!!勘弁してくれ、もう帰国(いや帰宅)まで風呂に入れないのに。 -
キプロスの教会の外観は、私がこれまで見たことのないデザインでした。ギリシャ正教なのかな。屋根瓦の感じとかドームが沢山ある所はマケドニアの教会に似ている気がするけど、やっぱり違う。
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ラルナカ~ニコシアの所要時間は1時間。出発が遅れた分きっちり遅れて、11:15にニコシアのバスステーションに着きました。ニコシアのバスステーションは、丸いニコシア旧市街を時計に見立てると文字盤の7時と8時の間くらいの位置にあります。
ニコシアを知らない方はこの説明を聞いても意味が分からないかもしれませんが、地図を見たら納得して頂けるかと思います。 -
まあとにかく、バスステーションから道を渡ったらそこがもう旧市街。あれ?ニコシア旧市街はてっきり城壁に囲まれているものと思っていたけど、何もない。
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今日は雲一つない快晴。民家のブーゲンビリアが綺麗でした。
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バスステーションから10分弱歩いて、ニコシアのメインストリートであるリドラス通りに出ました。この道を真っ直ぐ進めば北キプロスとのクロスポイント(イミグレのようなもの)に出ます。
通り沿いにずっと設置されているこの三角の日除けが素晴らしい。快適! -
いくらも歩かないうちにクロスポイントに出ました。
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ポリスコントロールの窓口でパスポートを見せて、機械でスキャンして貰うだけ。以前はあったらしい書類の記入等は無く、勿論スタンプもありません。
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キプロスのポリスコントロールと北キプロスのポリスコントロールとの間には、数10mの緩衝地帯があります。途中の路地に「ONE CYPRUS」という落書きが。
イギリス領だったキプロス島には元々ギリシャ系住民とトルコ系住民が住んでいましたが、第二次大戦後にギリシャは「他のエーゲ海の島々と同じように、ギリシャに併合させるべき」だと主張し、トルコは「分割してギリシャとトルコそれぞれに帰属させるべき」だと主張しました。
イギリスを含めた3国で協議して、穏健派政権の下でのキプロス国の独立が果たされましたが、ギリシャ併合強硬派がクーデターを起こし、トルコ系住民保護の名目でトルコが介入してキプロス島北部を占領。キプロス島は、首都ニコシアを真っ二つにして南北に分断されました。キプロスの玄関口が首都ニコシアではなくラルナカにあるのはそういう訳です。
現在キプロスはトルコ以外の全ての国連加盟国に承認され、北キプロスはトルコだけに承認されている状態。南北キプロス問題さえ解決すれば、トルコが長年切望しているEU加盟が現実のものとなるといわれていますが、鼻先にどんな魅力的なニンジンがあっても譲れないものは譲れないようだ。
東京湾の埋め立て地の住所を江東区にするか大田区にするかで揉めているというニュースを見たら、同じ東京都でこんな下らない争いをしてるくらいなんだから、国家間の領土問題なんて解決する訳ないし戦争も無くならないよなあと思いました。
でも当事者達は真剣だし、当事者達もメリットよりデメリットの方が圧倒的に大きくこのまま続けても何の利益も無いと分かっていたとしても、それまでの犠牲と掛かった時間がしがらみになって、上げた拳を下ろせないのだと思います。 -
北キプロス側のポリスコントロールでも同じ手続きをして、北キプロスにあっさり入国。
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道を思いっきり塞いで記念撮影をする外国人観光客。どういう訳か北キプロスでは、西洋人高齢者のツアー客がやたら多かったです。
北キプロスの通貨はトルコリラ。春に使い残したトルコリラを使える機会が、こんなに早く来るとは思わなかった。クロスポイント付近には両替所があちこちにありますが、両替しなくても大抵のお店でユーロが使えるようです。 -
北キプロスに入ると、街並みががらっと変わってトルコそのものになりました。スィミットの屋台があるし、エフェスビールの看板が!
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ドンドゥルマの屋台も。しかも歩いていたら、通りすがりの人に「元気?どこから来たの?」と日本語で声を掛けられました。イスタンブールかここは!
キプロスにいる時に日本語で話しかけられると物凄くびっくりするのに、北キプロスではそこまで驚かない不思議。完全にトルコ感覚です。 -
勿論モスクもあります。
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観光スポットのあるクロスポイントから東の方でなく、西の方の路地に入るともう観光客の姿は全くありませんでした。北キプロスでは大人数の団体ツアーを結構見かけたけど、個人旅行者は逆に見なかったなあ。東アジア人も全然見てないけど、それはキプロスもそうか。
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入口に天秤の絵が描かれている裁判所。目的地はここではなく…
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その向かいの郵便局。英語が通じて切手(1.65TL≒65円)が買えましたが、ポストカードは売っていませんでした。ええっ、郵便局なのにハガキが無いとは。キプロス側の土産物屋ではポストカードをあちこちで見かけたけど、北キプロスに入ってからは見てないなあ。しかし北キプロスから出すなら、キプロスで買ったポストカードでは失礼でしょう。最悪反感を買って届けてくれないかもしれない、色々複雑なんだし。
という訳で、ポストカードを探す旅に出ました。 -
北キプロスも猫天国。普通に撮った風景写真に猫が写り込むくらいあちこちにいます。
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広場に何やらモニュメントがあって、ツアー客がガイドの説明を受けていました。ここがアタテュルク広場かな。
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ローカルな雰囲気の路地。
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ビュユック・ハンがある方向へ進むと、賑やかなエリアに出ました。
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子猫をじゃらす少年。この後左の方から親猫?が登場したので、私も一緒になって撫でました。人懐っこく、もっと撫でろと言わんばかりに体を摺り寄せてきて超可愛い。
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お店は多いけど観光客向けの土産物屋は無く、服や布地を売っている店が多かったです。地元客向けの商店街。
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芸術的なシャッター。
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量り売りらしいトルコ菓子のお店。奥の方のロクムは分かるけど、海苔巻きみたいな見た目のお菓子は何だろう。黒いのは胡麻のようだ。
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土産物屋ではないけどポストカードを売っているお店を発見!1TL(約39円)。
この辺りはレストランが多く、店先のメニューを見て廻っていたら写真奥のレストランで声を掛けられたので、ここでランチにします。 -
テラス席の足元に猫がたむろしておこぼれを狙う、猫好きにとっては天国のようなレストランでした。
この写真で分かる通りキプロス島の猫はシュッとした美猫ばかりで、人懐っこくて最高です。キプロスに長く滞在して、もっと猫と戯れたかったなあぁ~。マルタにももう1日いたかったし、マルタ+キプロスで1週間は短すぎました。 -
チキンラップ(3.50EUR≒473円)とチャイ(1.00EUR≒135円)を注文。
オレンジ色のスパイスが塗られたチキンケバブは殆ど辛くなくてとても美味しい。ふっくらしたパンが温かく、野菜もたっぷり。
一方突き出しで出てきた青唐辛子のピクルスは衝撃的な辛さ!この衝撃は春にイスタンブールで味わったのと全く同じ種類だ。トルコの人って辛い物を普通に食べるんだな…。 -
食事を始めると、猫が盛んに群がってきました。猫にご飯をあげたい気持ちはあっても、このチキンラップめっちゃ美味しいから食事に集中したい。チキンを少し残しておいて、私が食べ終わってからゆっくりあげようと思い、ニャーニャー集まる猫をあしらいながら食事を終えたら、食べ終わった奴には用なしとばかりに他の客の所に行ってしまいました。
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イチオシ
食後はそのまま通りの奥へ進み、セミリエ・ジャーミィへ。
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セミリエ・ジャーミィは、1209年に建築が始まり1325年に完成したフレンチゴシックの建造物。元々は聖ソフィア聖堂という教会でしたが、1570年のオスマン朝占領以降はモスクになりました。
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モスクなので、入口の前に手足を洗う水道があります。
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靴を脱いで中へ。入口にスカーフが置いてありますが、被らなくてもOKのようでした。
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白壁が印象的な内部。足元の絨毯がフカフカで気持ちいい。
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建物自体は教会、調度品がモスクな面白い建物でした。
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敷地内にある別の建物。
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入口に受付があるけどノーチェックで入れるようだ。
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中には特に何もなく、奥の方に椅子が並んでいました。この時は分かりませんでしたが、ここはメヴレヴィーの旋舞が行われる会場でした。開演は12時、14時、15時、17時からの30分間。開演中以外は自由に内部を見学できるようです。
メヴレヴィーの旋舞というのはセマーのことですね。セマーは上の写真にあるような衣装を着てくるくる横回転する踊り。回転しているうちに陶酔状態になって神秘的な気分になるらしい。10年前に行ったトルコツアーでガイドから説明を受けた覚えがあります。 -
周辺の土産物屋では、トルコで売っているのと全く同じ土産物が買えます。10年前にカッパドキアで買ったのと多分全く同じポーチが!(笑)
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色々なロクム。
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名前しか知らないビュユック・ハンを探して歩く。あ、この建物?!建物なんだ、そこから知らない。名前からは何も想像出来ないんですもん。
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イチオシ
中には何があるかというと…
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土産物店とレストラン。
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イチオシ
ビュユック・ハンは1572年にキプロス総督ムザッフェル・パシャによって建てられた隊商宿。宿泊施設があっただろう2階部分にも、現在はお店が入っています。
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手すりが可愛いことになってる。クロスポイントの緩衝地帯の並木も、こんな風に飾られてたなあ。
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中庭だけでなく、外側にもお店が入っています。
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イチオシ
観光客向けじゃなさそうなお店も。
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外側は全面にお店がある訳ではなく、裏はこうなっていました。
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イチオシ
超お洒落な落書き(?)!! 版画みたいにして色を重ねてますね。
ニコシアはギリシャ語でレフコシア、トルコ語でレフコーシャ。バス停とか看板の表記はニコシアのものもレフコシアのものもあるので、どっちが正しいのかずっと不思議でしたが、「ニコシア」は英語だったのか。
ニコシアは、複数の国の首都を兼ねている世界唯一の都市です。 -
イチオシ
やばい、レフコーシャの居心地が良くてついつい長居してしまう。15時にはラルナカ行きのバスに乗らないといけないし、まだレフコシアの方を観光してないのに。
レストランで書いたポストカードをを出しに、もう1回郵便局へ。窓口にポストカードを提出すると、お姉さんが内容(たぶん切手の金額、行先の国名がちゃんと書かれているか等)を確認してOKを出してくれました。
ポストカードは10日程で届き、日本が承認してない国からでもちゃんと届くんだ~!と感動しましたが、考えてみれば台湾とかもそうか。
北キプロスから手紙を出す場合は、住所の前辺り(歩き方には「都市名の後」と書かれている)に「Mersin 10 Turkey」と書かなければならないらしい。意味は知りません。 -
CDショップからトルコの音楽?が流れていました。
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変わった形の建物。煙突があるしハマムかな?
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いろんなボタンがびっしり!時間があればじっくり見るのに。
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レフコーシャではたまにやたら胴の長いマネキンを見るけど、こうやって上半身用と下半身用を繋げて使っているせいです。
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後ろ髪引かれながらクロスポイントに戻り、レフコシアに戻って来ました。
その辺りの地面に埋め込まれていたプレート。グリーンライン(キプロスと北キプロスの国境)の印? -
クロスポイント近くにあった土産物屋でポストカード(0.35EUR≒48円)を買いました。
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次なる目的地に向かってリドラス通りを南下。
前方の高い建物がシャコラスタワーですが、この時は気が付かずスルーしてしまいました。 -
やって来たのは中央郵便局。切手(0.77EUR≒104円)を購入しさっき買ったポストカードに貼って、作業台で書いてそのまま局内のポストに投函。北キプロスで出したものより遅く、15日後に届きました。消印は押されてなかった。
この郵便局内には、中東風歌謡曲のような音楽が流れていました。キプロスの音楽なのかな。私はこれまで40ヶ国くらいの郵便局に行ってると思うけど、BGMありの郵便局って初めてかも。
ちなみにキプロスのポストは黄色地の円筒形に緑色のペイントで可愛い。 -
郵便局の向かい辺りに日本の食料品店があってびっくり。餅とかてんぷら粉とか!
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それから注意深く上を見ながら歩いて、シャコラスタワーを発見。旧市街で高層の建物はここしかないので、リドラス通り沿いを探せばすぐに見つかります。
シャコラスタワーの11階には展望台があり、北キプロスを眺められることで有名。この建物自体はウールワースという百貨店で、展望台行きの入口はリドラス通り沿いではなく、側面にあります。 -
エレベーターで10階に行ったらそこにも窓があり、有料展望台に行かなくてもここで十分なのでは?と一瞬思いましたが、そこから見えるのは北キプロスと反対方向のニコシア新市街だけでした。上手く出来てるもんだ。
11階に上がると、展望台の入口が。入場料は2.50EUR(約338円)。 -
景色はガラス越しにしか見られませんが、タッチパネルで操作できるモニターがいくつも設置されていました。思ったよりちゃんとしていてハイテクな展望台。
博物館も兼ねているので古い写真や年表も展示されており、土産物屋も併設されていました。 -
ガラスも綺麗だけど、光の反射が写ってしまうのが残念。
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セミリエ・ジャーミィ。
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キプロス側にあるこの教会は…ファネロメニ教会かな?
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遠くの山肌に描かれている北キプロス国旗。とんでもない大きさだと思うけど、一体どうやって描かれてるんだろう。近くで見てみたい。
これは正直、この展望台から見えるように設置されている気がする。 -
イチオシ
こっちがレフコーシャで、
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こっちがレフコシア。
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上から見たリドラス通り。自分が行った所を改めて上から見るのは楽しいなあ。
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リドラス通り沿いのジェラート屋さんでフラッペ(1.50EUR≒203円)を購入。ギリシャの飲み物ですが、ブルガリアで偶然飲んで気に入ったのでまた飲みたいと思っていたのです。
店員さんが「砂糖は何杯?」と好みを訊きながら、専用の泡立てマシンを使ってインスタントコーヒーや牛乳や水や氷や…あと何かあったっけ?混ぜて作ってくれました。かなりふわっふわに泡立つし蓋をしてからも振るので、容器いっぱいに見えて飲める部分は半分くらい。飲める部分は冷たくてまろやかで美味しいけど、泡自体は苦くてぬるくていまいち。砂糖もう1杯入れて貰えば良かったかな、ここもインスタントコーヒー自体の味が今一つなんだと思う。 -
フラッペを飲みながら、バスステーションに戻ります。自由の記念像とか聖ヨハネ教会とか、レフコシアの見所を殆ど全く見られなかったな。3時間半で南北ニコシアを廻るのは厳しい。急いでなかったのもあるけど…。
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兵士の姿がありました。キプロスでは長いこと南北の衝突は起きておらず、以前は出来なかった住民のクロスポイント通過も可能になっていますが、今後は一体どうなるんだろう。南北や東西で分断している国家は昔は結構あったけど、今はここと朝鮮半島くらいですかね。あ、スーダンもなのか?
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ここはグリーンライン沿いのパフォス門のようだ。私が立っているここはキプロスだけど、あの石垣の上は北キプロスなのか…。
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パフォス門から新市街に出て、地図でいう城壁沿いにバスターミナルへと歩いていると、本当に城壁がある部分がありました。
ニコシアに着いた時に見つけていた、バスターミナル周辺の商店へ。ラルナカよりニコシアの方が物価が安そうな印象だったのでどうかと思いましたが、ここもやっぱり高い!ハルミチーズをお土産にしたかったけど要冷蔵なので断念。ここから日本までのフライトも長いし、ドバイで8時間近く乗継時間があるんだよなあ。
複数の店を行ったり来たりして、結局最初の店に戻って水(0.50EUR≒68円)と豆(1.00EUR≒135円)だけ購入しました。 -
15時発のバスでラルナカへ。
別に狭いバスステーションじゃないのに、何故か同じ乗り場に同じ15時発のリマソル行きバスとパフォス行きバスがあったので、1つの停留所に3台もバスが停まってカオス。最後に乗り場に来たラルナカ行きバスなんて停まる所が無くて2車線になってたし。なんで3台ある長距離バスを同じ乗り場で同じ出発時間にするんだよ、少しずらせや。 -
バスはニコシア市内で凄い渋滞に巻き込まれて全く進まず、かなりやきもきしました。もう1時間遅いバスにしたりしなくて良かった…けどラルナカで目を付けているスーパーに行く時間がなくなるから勘弁してくれ。
結局往きと同じく15分遅れでラルナカに着きました。もう夕方、海水浴客もいない。 -
急いで海岸沿いを歩き、ラルナカ要塞をチラ見してから
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聖ラザロ教会へ。
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教会までの道中には土産物屋が沢山ありました。
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イチオシ
聖ラザロ教会の内部は広くないけど、滅茶苦茶煌びやかで混んでる!
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イチオシ
教会の建物自体は武骨な石造りですが、装飾がとにかく凄い。
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聖ラザロ教会は、イエスの奇跡により蘇生したラザロが30余年の間主教を務め、死後に埋葬された場所に建っている教会です。東ローマ帝国皇帝レオン6世により、9世紀後半から10世紀前半にかけて建造されました。
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地下に聖ラザロの石棺があるらしいですが、知らずに見逃してしまいました。あの狭い内部に階段なんてあったっけ。
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あっ、教会の目の前に郵便局があったじゃん。
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それから昨夜は閉まっていたスーパーへ。よかった、開いてる。しかもわりと安い!0.46EURで買えるポテトチップスなんて今旅で初めて見たよ。
時間がないので手早く買い物を済ませました。急いでいたから見つからなかっただけかもしれないけど、生鮮食品売り場が見当たりませんでした。ハルミチーズ、買えないとしても値段とか持ち帰れそうかとか確認しておきたかったなあ。 -
ここぞとばかりにお土産のお菓子を購入。左上の豆はニコシアで買ったもので、それ以外が計4.83EUR(653円)。
ロクムは「ターキッシュデライト」ってパッケージに書かれていることが多いけど(今調べたら英語圏ではそう呼ぶらしい)、キプロス製なら「キプロスデライト」になるのか…。 -
ホテルに戻って荷物を受け取り、最後に昨日会った日本語を勉強している女の子のお店に寄りました。店先には昨日と同じくお爺さんがいて、「孫と話していきなさい」と手招きしてくれました。彼女が好きな日本の歌がどうしても気になって、ヒントを貰いたかったんですよね。結局分かりませんでしたが、女性はレジに置いてあるバッグから分厚い表紙のリングノートを取り出して中を見せてくれました。そのノートは彼女の日本語練習帳で、丁寧な字で一生懸命書いた日本語の例文がずらりと並んでいました。凄い、漢字まで!日本語を勉強している外国の人は、平仮名だけでも会話は成立するのに漢字まで勉強するのが本当に偉いと思います。「語」という文字の「五」の部分の上が突き出ているのを見て、彼女の努力が伝わってくるようでした。
これからバスに乗って空港に行くと言ったら、「大変、急がなくちゃ!」と送り出してくれました。最後に話せて良かったです。
アシノン大通りに出て、今朝とは別だけど全く同じ形態のお店でジェラートを購入しました。ここも1EUR(約135円)。 -
今回はストロベリーチーズケーキ!
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今日は朝晩の食事がジェラート。ストロベリーチーズケーキめっちゃ美味しい、最高!
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17時頃に来た425番バスで空港へ。バスの車窓からソルト湖を見たかったけど、座る位置が悪くてよく見えませんでした。
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イチオシ
空港のバス停から見る黄昏が凄く綺麗でした。
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バックパックは6.6kgしかありませんでしたが、チェックインカウンターで預けました。ドバイでの乗り継ぎが長いから身軽になりたかったんだけど、この選択を日本到着時に後悔することになるのだった。
イミグレとセキュリティチェックは激混み。EUパスポートとそれ以外で列が分けられていましたが、9割方ヨーロッパからの旅行者のようでした。キプロスって人気の観光地なんだな。ビーチリゾートを楽しんだ雰囲気の旅行者が多かったです。
19:30発のエミレーツ航空でドバイへ。ラルナカ~ドバイは意外に遠く、フライトが長く感じました。今回は機内が混んでるからますますそう思うのかもしれないけど。このフライトの機材は個人モニターやリモコンが最新式という感じで、アナ雪を観たらアナのそばかすの多さに驚きました。解像度が凄い。
機内食はチキンorビーフでビーフを。今回も美味しくて完食。 -
深夜1時過ぎにドバイに到着。エミレーツ航空で乗継時間が4時間以上あるとミールバウチャーが発行されると聞いていて、最近廃止されたという情報も得ていましたが、行ってみると確かにありませんでした。前にカタール航空で全く同じ目に遭ったな、タッチの差でミールバウチャーが廃止されるという。これから朝の8時までどうやって過ごしたらいいんだろうと思いましたが、元々食事を摂るような時間帯じゃないのでお腹は空きませんでした。
ドバイ国際空港は流石に広く、ターミナル間にメトロが通っていました。行くべきゲートが分からなかったり道に迷ったりで1時間以上空港内を彷徨う。同じエミレーツ航空のフライトなのにターミナルが違うってどういうことじゃ。旅が終わる気の緩みと疲れでスイッチが切れたのか、広すぎる空港、煩い団体客、ミールバウチャーが無いなどあらゆる事に腹を立てながら、やっと羽田行きゲート近くのリクライニングチェアに落ち着きました。この椅子も隣の人の振動が伝わって来て腹立つ。
耳栓とアイマスクとマスクをして結構よく眠れ怒りが収まりましたが、フライト前にトイレに行こうとしたらどこも掃除中立入禁止で、遠くのトイレまで10分以上歩かされてまたブチ切れました。 -
8:25発の便ですが、離陸が40分くらい遅れました。なんか急に乗れなくなった人の荷物を下ろしていて時間がかかったらしい。どういう状況だよふざけんなや。定刻に羽田に着いても終電で家に帰れるか微妙な時間なのに、これはアウトなのでは?
私の席は2-4-2(全体は3-4-3)の2の部分の通路側で、隣に人がなかなか来なかったのでもしや2席使えるのではと期待しましたが、私の隣の人って何故かいつもハッチが閉まる頃に現れるんだよな。被害妄想だけど、実際そうなんです。むしろ早く来てくれた方が期待しなくていいしシートベルト出来るしで助かるんだけど。
しかし今回は本当に無人でやったと思っていたら、日本人のCAさんがやって来て、通路を挟んで斜め前の人の席に何か不具合があるそうで、隣に移動してきていいかと打診されました。えええ~~。素直に難色を示し、同じく通路を挟んで私の斜め後ろの席が2つ続けて空いてるけどそこじゃ駄目なんですかと尋ねると、そっちにしてくれました。我ながら優しくないけど勘弁。その移動したい人も同じ通路側の2つ後ろに行くだけで済むそっちの方がいいでしょう。その人が移動した後の通路側の席には、その隣だったらしい人が移動してきて座っていたので、機材に不具合があるとかではなかったようだ。隣から移動した人物が、裸足(!)の大男で超人ハルクかよという風貌だったので、最初の人が移動を希望したのってその人のせいだったのかな?狭いとか。知人同士のようだったけど。
1回目の機内食はスクランブルエッグとの選択で、鮭の照り焼き。久しぶりの和食美味しい。 -
2席使って横になり爆睡。到着前の機内食はチキンを選択したら、これは口に合いませんでした。それよりサイドのそうめんが凄く嬉しい。これをメインの器のサイズで食べたかった。
出発が遅れた分羽田に着いた時間も遅く、荷物が出てくるのを待っているうちに日付が変わりました。なかなか出てくなくてイライラ、預けるんじゃなかった!
最寄り駅までは帰れず、深夜1時頃に家から3kmくらいの駅になんとか辿り着きましたが、家がある側の出口が繁華街じゃないせいでタクシーが全く来ない。30分くらい待った末に電話でタクシーを呼びましたが「この時間はそちら側の出口に行ける車がありません」と2社に断られ、3社目で漸く来てくれました。普段タクシーに全然乗らないから知らんかった。結局家に着いたのは2時。それから4時まで寝付けませんでしたが、朝には会社に行きました。
今回は難易度低めで行き当たりばったりを楽しめた旅でしたが、日本からが遠くて大変でしたね。個人的には1つの国に5日もいるのは長い方だけど、それでも足りなかった。キプロスは更に短すぎた。またいつか機会があればリベンジしたいです。ここまで読んで下さってありがとうございました。
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