2017/10/01 - 2017/10/04
117位(同エリア441件中)
まりも母さん
お手軽に 重要文化4棟見られちゃう 飛騨の里でタイムスリップ
https://4travel.jp/travelogue/11303318
続きです。
今日は、お天気が良さそうだと1泊延長しての乗鞍岳登山。
北アルプスの紅葉景色を眺め、3000m級の山頂まで登ってみます。
と、言っても畳平まではバスであがる、標高差300m程の楽チン登山のはず。
高所に弱い まりも母でも体験できる3000m峰登山コースに向かいます。
北アルプス、御嶽山が頭を覗かせる雲海と紅葉景色を眼下に見る 楽しい山歩きが出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 自家用車 徒歩
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-
今回の1泊 平日なので、宿泊客は少なく、静かにゆっくり過ごせました。
朝食は通常は8時ですが、チェックアウトの時間にあわせて対応して頂けます。
登山者は朝が早いので、他のお客様は私たちより早い時間を指定されていました。
私たちもその方たちの次 のつもりで6時半からに。
まず 信州のりんごジュースと自家製ルバーブジャムの乗ったヨーグルトが -
卵料理やたっぷりのサラダ、ソーセージにマカロニ・・・これだけでお腹いっぱいですよ~。
奥様手作りらしいパンも。温かいままクロスに包まれていました。
お腹がいっぱいで、パンがひとつしか食べられなかったのが残念・・・。
おいしかった~。朝から 又してもまんぷく~~。 -
これは、ダイニングルームの写真。カウンターでは、バータイムも楽しめそう。
基本的には、車山のカムスと同じ雰囲気ですね。
ご主人は、今日のお客さんが皆 乗鞍へ向かうつもりなので、お天気をとても気にして下さいました。
今朝は、ペンションのあたり、薄っすらガスがかかっていたのです。
予報では、これから回復らしいけど、山の方は曇っていて真っ白・・・。
ゆっくり朝食を食べ、8時のバスに乗るつもりで、ペンションをチェックアウトしました。 -
昨日到着時に撮り忘れた カムスの外観。
建物も車山のと似ています。
ハーフティンバー風の素敵な建物です。 -
乗鞍へはマイカー規制で、自家用車の乗り入れは出来ない為、
長野側は乗鞍エコーラインを、岐阜側は乗鞍スカイラインを通る バスかタクシーで向かいます。
自分の車を停められる バス始発地点の乗鞍観光センターから乗車します。
チケットは観光センターの窓口で往復大人2500円 -
観光センター前から見る山も上の方はガスの中・・・。
畳平の様子が気になります。
実は、前回 母とダンナと上高地へのバスツアーに来たとき、乗鞍畳平へも観光バスで来ています。
が、その時 畳平はガスで真っ白!
山の景色どころか、到着時は駐車場内の建物も見えない位でした。
母を休憩室に座らせて、お花畑だけ、30分ほど歩き、高山植物を沢山見ました。
今回、母はもう一緒に来られませんが、自分的には リベンジでもあるのです。 -
人数を数えられて、8時丁度にバスは出発!ほぼ、満員でしたね。
途中のバス停でも乗る人が居ますから、すぐ後からもう一台のバスが来ていました。
エコーラインを進み 三本滝のあたりから ガスの中へ入って行きました。
ガスを抜けて、上が晴れていてくれてさえいれば、いいのですが・・・。 -
標高が上がるにつれ、ガスが少し薄くなると 紅葉した木々が見えてきました。
ペンションのあるあたりは1500mほどで 畳平は2700m位ですから 雲の上に出てくれる事を期待します。 -
更に進むと、黄色く紅葉した木々が並ぶ山肌の向こうに雲海が見えてきました。
まだ、空の上も薄い雲で覆われてはいますが、厚いガスの中は抜けきったようです。 -
山の頂も見え始めました。ダケカンバは黄金色。
-
冷泉小屋前辺りからが、紅葉のピークのようです。
色づいた紅葉景色が車窓の両側に見られます。
車窓のガラス越し しかも走行中ですから写真は良く撮れませんけど。 -
9時ちょっと前に畳平へ到着!2702m
気温1℃です。風もややあってかなり寒い。風除けのレインの下に薄いダウンも着込みます。 -
前回のように、ガスで真っ白・・・じゃなくて良かった。
今日は、畳平から乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰3026mを目指します。 -
お花畑経由ではなく、先に見える、富士見岳をトラバースする道で行く事にします。
ちょっと歩く距離は伸びますが、高所歩きなので、ゆっくり目に進んだ方がいいかな、と思って。
乗鞍岳は単独峰ではなく、北アルプスの南に位置する23の峰がある巨大な山域の総称です。
剣ヶ峰に行くには、肩の小屋より先は本格的な登山道になります。
でも、観光の方でも畳平から20分程の魔王岳(名前は凄いが)に登れば、
北アルプスの大パノラマが見えるようです。(天気さえ良ければ・・・) -
鶴ヶ池が見えました。
鶴の形に似ているからの名前だとか。
どの角度から見たら、鶴なのかいな??
それに、なんだか、水が少なそうな気がします。雪解けの季節ならもっと水量が多くて形も違うかも。 -
畳平から出て、林道まで進み、そこから富士見岳の裾をまいて歩く緩やかな坂道。
無駄に距離を歩いている気もしますけどねぇ。
坂が緩いので楽に歩けますから。
風がさっきより強くなって、かなり寒いのです~。キャップだけでは、耳が寒くて、フードもすっぽり被りましたよ。 -
少しづつ高度を上げ、畳平の駐車場裏にあるお花畑が見えました。
前回9月に来たときは、沢山の高山植物が見られ、私には初めての高山植物観察でした。
今は、すっかり草紅葉。
お花畑の先、コルの先には雲海が見えます。 -
エコーラインの向こうに見える槍ヶ岳。
雲海が少し低くなって北アルプスの稜線が見えてきたのです。
高い所から高い山を見る。いいですねぇ。私には絶対あそこへは行けないと思うので、見えるだけで充分です。 -
ダンナのカメラでズームして撮ってもらった 槍ヶ岳。
雲海の上にのぞく槍ヶ岳は、カッコいい景色です。
いつか登ってやろう、な~んて 全然思った事のないまりも母です。
富士山も槍ヶ岳も見る方が好きです。 -
風にあおられながら、更に進むと、もうひとつの池 不消ヶ池(きえずがいけ)が見えました。
風で水面もざわついています。 -
富士見岳の脇から外れて 肩の小屋方面に曲がるあたり、風が抜ける場所なのか、急に冷たい強い風が。
体感気温は氷点下ですね・・・寒い~~~。
そこから見える下の紅葉した山肌。 黄色と緑のまざった斜面。
雲海が厚くその下を流れています。 -
肩の小屋までは、こんな舗装路。登山って感じじゃありませんね・・・。
真ん中に見える山の一番高い所が 剣ヶ峰。
今日はあそこを目指します。
ハイマツの上にはホシガラスが出たり入ったりするのが何度も見えました。
冬の前にハイマツの実を集めるのに大忙しなのでしょう。 -
ハイマツの緑の下の方に紅葉が見えます。
その中を通るエコーライン。
朝はガスで景色がぼやけていましたが、今頃あそこを通るバスからは絶景が見えるでしょうね。
冷泉小屋前あたりには朝から写真撮影の方が沢山来られていました。 -
魔利支天岳の上に乗鞍観測所。
雲が切れ始めて、青空が見えてきましたよ。 -
肩の小屋に到着。
相変わらず風があって寒いです。日が出てきたので、ちょっとは暖かくなってくるといいのですが。
赤い建物は東大の宇宙線観測所。ニュートリノとか重力波とかって、さっぱり判らないので何をどう観測しているのか???
そうそう、下山してきた時、ちょっとくたびれたスーツに革靴で、結構な速さでどんどん歩いて来る男性とすれ違ったのですよ。
とても山に来る様な格好でなく・・・。でも、慣れてっぽい歩き振り。
魔利支天岳の方には曲がらなかったから、東大観測所へ行く研究員さんだったのでしょうかね??? -
肩の小屋近くの公衆トイレ(ここはあまり新しくはないトイレでした)を使ってから最後の登りへ。
ここからは、ガレ場の登山道です。 -
石や岩のゴロゴロした中に、にょきにょきと伸びた霜柱が、伸びすぎて倒れていましたよ。
こんな砂っぽい場所でもわずかな水分が凍って伸びるほど寒かったのですね。 -
高い空は晴れ渡りました!真っ青です!
肩の小屋までの 歩いてきた道が見えます。
雲海もずっと下の方に。麓はきっと曇りなんだろうなぁ。
ここは、雲の上の別世界でした。 -
高度を上げると益々ゴロゴロとした石の登山道に。
ハイマツも無くなり、石と砂の場所を登って行きます。 -
3000mに近くなると北アルプスの山々が雲の上に見え、紅葉の山肌は眼下に。
すばらしいスケール感の絶景が見えてきました。 -
蚕玉岳(こだま)の脇を抜けて、最後の登りへ。
上に建物が2つ見えてきました。
最後はザレ場。滑らないように注意して・・・。 -
まず、手前の頂上小屋前を通過。
小屋では、飲み物や記念品の販売が。ここでしか手に入らないオリジナル品が多いそうです。
泊まる事もできませんし、トイレもありません。 -
山頂小屋からあと少しで、剣ヶ峰です。
やっぱし、標高が高いので、息が切れます。 -
剣ヶ峰山頂に到着~。
岩の間に祠がありました。
無事に登れた事と、絶景が見られた事に感謝しつつ お賽銭を入れてお参ります。
ここの山頂はあまり広くないので、ちょっと座って休んでいる人も祠の台石だったり。
と、裏側にも行かれるのだな、と そちらへ廻ってみると・・・。 -
あれ?こっちにもお堂があるじゃん・・・。
って~~急遽登る事にしたので、知らなかったけど
乗鞍剣ヶ峰の山頂には県境があり、さっきお参りしたのは、長野県側の朝日権現神社。
こちらは、岐阜県側の乗鞍大権現本宮奥宮
県境で、背中合わせに2つのお社が並んでいるのでありました。
畳平の駐車場は、岐阜県なので、そこにあるのは、こちらの中ノ社だったのですね。 -
山頂お社は岐阜県側の乗鞍大権現本宮の方が大規模でした。
左側にシャッターがあるな・・・と思ったら、その内側に宮司さんがいらっしゃって、お守りやお札も頂けるようになっていましたー。
今日は風が強くて激寒いから シャッター1枚閉めての風除けだったんですね~。
宮司さん毎日ここまで登ってくるのかな?? -
山頂から見える御嶽山。
私が初めてトレッキング登山に行ったのは、御嶽山噴火の翌日の那須岳でした。
2014年 紅葉シーズンの土曜日のお昼、1年で一番登山者の多い時を襲った悲劇。
あの日、ここからも噴火の様子が見えたことでしょう。
まだ、あの山で行方不明のまま帰る事のできない方々に合掌。 -
山頂は風も強く、長く居るのはキビシイので、降りて来ました。
先ほどは脇をスルーした 小さなピーク蚕玉岳も登ります。 -
もう少し下ると回りはハイマツ帯に。
ハイマツは、自分で松笠を開かないそうで、子孫を増やすのに、その実を食べ、食べ残しをあちこちに落としていくホシガラスの存在が大きく関わっていると言います。
ホシガラスがいてくれたからこその広大な「ハイマツ帯」だという事です。
もし、ホシガラスの存在が無かったら、ハイマツはどうやって、増えていくつもりだったのでしょうね??
今日は、出会う事はなかった、雷鳥もこんなハイマツ帯の下に潜んでいるのでしょう。 -
時刻は13時過ぎです。
早くも下の方から雲が湧きあがってきてしまいました。
肩の小屋より上ではくっきり見えた紅葉の景色も今にもガスで消されていきそうです。
朝からの登山でよかったです。 -
肩の小屋で、お昼でも・・・と思ったら、うどんや蕎麦が売り切れで、今日はもう作れないんだって~~。
仕方ないので、持っていた飛騨高山で買った葡萄とおやつで休憩しました。
ナイアガラというワインにもする 緑色の葡萄は、すごく甘くておいしかった。 -
ハイマツ帯の上で何度も見かけたホシガラス。
すぐに雪の降る冬が始まる北アルプス。
冬に備えてハイマツの実を集めるのに大忙し。雪に閉ざされた長い冬の間の食料として、色々な場所に隠しておくのだそう。
今日は、平地のドバト並みにホシガラスを見る事ができました。 -
途中までは同じ道を戻ってきましたが、
今度は、お花畑の方を通る少し近い道で畳平へ戻りました。 -
乗鞍バスターミナルの赤い屋根の建物で、トイレに入ります。
もちろん有料トイレなのは承知ですが、ここのトイレはお金を入れて、回転式のゲートを動かすタイプ。
こういうのは初めてです。
お金を入れないと、入れません。急いでいる時、100円が無いとあせりますね。
私は、山へ行く時は100円玉を何個も用意しておくようにしています。
たまに、お金を払わないで、トイレを使ってる人を見かけるので、こういう風に全員からちゃんと徴収するタイプは、良いと思います。
山では処理にお金がかかりますからねぇ。 -
ターミナルビル内でお昼・・・と思ったら、ダンナが 食べていると次のバスに乗れないと。
1時間に1本なのですよ。
その又次のバスでは、時間の無駄なので、お昼は乗鞍高原に戻ってからにします。
まだ14時前ですが、日陰は寒いですよ~。
標高日本一高いバスのりば なんですって。
だからどうって、事もないけどね。 -
14時05分発のバス。エコーラインから見る紅葉はすばらしい色づき。
すでに雲が湧きあがり、すっきり見えないのが残念です。 -
位ヶ原辺りが一番きれいだったかな。
バスの車窓からしか撮れず。
降りて外で 眺めたり 写真を撮る時間があればよかったなぁ。 -
もうちょっと下ると、植生が変わり、黄色の木々が増えました。ダケカンバでしょう。
緑と黄色の2色の景色もすばらしい。 -
でも、ガスはあっという間に濃く流れてきます。
日は早くも傾き、乗鞍の紅葉だけを楽しむなら、登山とは別に時間を取らないとダメですね。 -
バスが停まった 丁度脇に流れていた沢が、滝状になった場所。
鈴蘭と休暇村の間だったような気がします。
木々の色づき、滝もきれい。 -
乗鞍高原観光センターに戻り、お食事・喫茶の「オアシス」で遅めの昼食。
天ぷらうどん750円を食べました。
まぁ・・・味は、超普通でした。
お腹空いていればおいしく食べられます・・・ってどういう味よ~。 -
駐車場で靴を履きかえ、これから長い帰途へ。
今日は、中秋の名月。
夕暮れの高速道路から月が見えました。
夕食は、横川SAで「峠の釜飯」を買い、帰宅後食べました。
今回は、山の紅葉と景色を見るのを第一の目当てに、ついでに、古い建物のある町並みも楽しみ、
おいしい物もそこそこ頂いた充実の丸々4日間。
ダンナとふたり、自家用車での旅で、「急遽」が何度もありの臨機応変旅行(?)
お天気の変化もなんとかこなせて、楽しい休暇となりました。
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