鹿児島訪問2016①（知覧：知覧武家屋敷群、知覧特攻平和会館）

2016/05/20 - 2016/05/20

未踏の県残り２つのうち、沖縄は梅雨入り中という事で
宮崎と鹿児島を訪れる事にしました。

奄美大島には行った事がありましたが、九州側の鹿児島は
初訪問です。到着後、まずは知覧に向かいます。
南国情緒溢れる武家屋敷群と特攻平和会館を訪れました。

エリア 知覧・南さつま・日置(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5

鹿児島市内から、車で1時間程の知覧に着きました。
道路沿いに水路が流れていて、空き缶を利用した風鈴？ランプ？が並んでいました。

街のメインストリートを一本奥に入った場所に、知覧武家屋敷群が並んでいます。
武家屋敷というと白壁のイメージがありますが、石垣はあっても緑の青々とした、生け垣が続いています。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

お昼時間には少し早いですが、混む前にということで「高城庵」さんで昼食をとることにしました。

高城庵 グルメ・レストラン

武家屋敷が、そのまま利用されています。

高城庵 グルメ・レストラン

鹿児島郷土料理ということで、とんこつ定食を頼みました。
柔らかく煮込んだ豚肉や揚げたてのさつま揚げなど、大変美味しく頂きました。
ここで初めて、知覧がお茶で有名な事を知りました。。。

高城庵 グルメ・レストラン

お腹も一杯になって、武家屋敷群の散策を再開です。
まずは森重堅邸庭園に入場します。（パンフレット番号⑦）
知覧武家屋敷群は、500円の入場料で7軒の武家屋敷の庭園を見学することが出来ます。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

個人の庭園ですが、松や石が配置されて池まであって、小さいながらも立派な庭園でした。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

池では、大きな鯉が泳いでいます。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

武家屋敷近くの丘には、亀甲城という城郭があったんですね。

亀甲城跡 (亀甲城公園) 名所・史跡

川の近くに三匹のカエル像が。
由来は分かりませんが、背中にもたくさんのカエルが乗っかっています。

麓川と眼鏡橋です。流れは早いですが、きれいな水でした。
亀甲城や武家屋敷群の生活用水や堀の役目を果たしていたんでしょうね。

武家屋敷群の散策を再開します。
川に沿って、細長い街並みです。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

高城家住宅を見学します。こちらは無料で公開中です。
お昼を頂いた高城庵が、管理しているお家のようです。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

高城家住宅には、「おとこ玄関」と「おんな玄関」が設けられています。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

高城庵の団体客は、こちらで食事を取るようです。
ちょうど私が高城庵で食事をしている時にも、旅行会社の方が交渉に訪れていました。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

女性の河童像が、家の前に。
近くに清流もあるし、そこに住んでいるのかな？

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

錆びてしまっていますが、鉄製のトンボの置物も置かれていました。
置物なのかな？香炉として利用できたりするのかもしれませんね。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

佐多直忠邸。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

佐多直忠邸庭園（パンフレット番号⑥）
大きな立石が特徴的な庭園です。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

佐多民子邸。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

佐多民子邸庭園（パンフレット番号⑤）
訪れたのは5月半ばだったので、葉の緑に勢いがあります。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

佐多美舟邸。3軒続けて、佐多氏の庭園です。
調べると佐多氏は、薩摩領主の島津氏の庶流でした。
一門衆として、知覧城の城主だった家系のようです。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

佐多美舟邸庭園（パンフレット番号④）
中央の立石を中心に松やサツキ、ツツジが配置されています。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

知覧武家屋敷群のちょうど中間辺りにある二ツ家です。
南九州の民家は、機能毎に棟が分かれる造りとなっていて、オオテとナカエの棟をつなぐ小棟の形状が、知覧独自のものであることから、知覧型二ツ家と呼ばれるそうです。高城家住宅も同じ造りでしたね。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

内部は、普通の日本の民家という感じです。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

珍しい形の提灯が、ぶら下がっていました。売り物ですね。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

三叉路の突き当りに大きな石が建てられています。
中国から伝わった信仰で、石敢当と呼ばれる魔除けだそうです。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

平山亮一邸。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

平山亮一邸庭園（パンフレット番号③）
こちらの庭園は、他の庭園とは趣が異なっており、サツキの大刈込で覆われているシンプルな造りです。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

入室は禁止ですが、室内も眺める事が出来ました。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

平山克己邸。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

平山克己邸庭園（パンフレット番号②）
こちらの庭園は、他の庭園より多少敷地が広いように感じます。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

西郷恵一邸。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

西郷恵一邸庭園（パンフレット番号①）
丸く刈り込まれた松やサツキが特徴的な庭園です。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

番号順では逆からでしたが、武家屋敷通りを縦断してきました。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

特攻隊員の母と慕われた「鳥浜トメ」さんが、経営していた食堂を復元した「ホタル館富屋食堂です。
内部は特攻隊員と富屋食堂の資料館となっています。悲しすぎるエピソードの数々は、読んでいるだけで涙が浮かんできます。

ホタル館富屋食堂 美術館・博物館

知覧武家屋敷群から、特攻平和会館に向かう道沿いには、特攻隊員が型どられた石灯籠が並んでいます。

特攻による戦死者数と同じ、1036基の石灯籠が設置されているそうです。

知覧特攻平和会館の周辺には、文化施設や住民のための施設が集まっています。
第二次世界大戦の日本陸軍の一式戦闘機隼のレプリカが、メンテナンスされていました。

知覧特攻平和会館 美術館・博物館

特攻へ出撃する兵士の像「とこしえに」と航空自衛隊の初等練習機T-3です。

知覧特攻平和会館 美術館・博物館

こちらにも石灯籠が、並んで建てられていました。

知覧特攻平和会館 美術館・博物館

特攻隊員の宿舎であった三角兵舎を再現したものです。

知覧特攻平和会館 美術館・博物館

十数人が寝る事が出来る大きさでしょうか。

知覧特攻平和会館 美術館・博物館

知覧特攻平和会館です。内部は撮影禁止です。
特攻に関する資料や二十歳前後の若者たちが、家族に宛てた最後の手紙が多数展示されています。このような時代を経て、現代の平和に繋がっている事実を学ぶことが出来る施設です。

知覧特攻平和会館 美術館・博物館