2022/04/09 - 2022/04/11
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Weiwojingさん
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鹿児島市からバスで知覧へ向かった。知覧は長いこと訪れてみたいと念願していた特攻隊基地のあったところで、太平洋戦争の末期にここから多くの若者が飛び立ち、帰ることなく散って行った。若くして散っていった彼らの心情を思うと、ぜひこの地を訪ねてみたい、彼らの足跡を辿ってみたいと思い続けていた。
今回こうして念願を果たすことが出来、先ずは満足の思いで満たされた。知覧ではさらに武家屋敷庭園群も見学し、最後に知覧からさらに足を延ばして指宿温泉に寄り、知覧で1泊さらにここでの1泊を加えて、鹿児島市に戻った。
- 旅行の満足度
- 5.0
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鹿児島中央駅からバスで直接知覧まで来ることが出来、大いに助かった。ただ、バスの本数が少ないので、事前のチェックが必要である。1時間に1本あるかどうかの運行で、小生が乗車したのは午前9時27分発のバスであった。所要時間は1時間半ほどかかった。
知覧に近づくあたりで、道端にこんな広告板があった。日本語だけでなく見慣れぬ文字が書かれている。アラビア語だろうか。ハラルフードの認証を示すチキンの販売店の宣伝のようだ。しかし、こんなところでモスレム向けのビジネスが成り立つのだろうかと不思議に思った。 -
桜の花がまだ十分咲いていた。桜の木の下には道路沿いにたくさん灯篭が立ち並んでいるが、これは全国の特攻隊の遺族、関係者、有志から寄贈されたものである。
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先ず、やって来たのは知覧飛行場跡地である。今回の旅行で先ず来てみたいと思ったところである。この周辺には知覧飛行場を中心に、平和記念館、記念碑、飛行場関連施設、神社等たくさんあり、案内書を頼りに回ってみた。
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陸軍の主力戦闘機として活躍した「一式戦闘機・隼」が野外展示されている。「隼」は知覧特攻基地からは九七式戦闘機に次いで120機が飛び立っている。
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別な角度から「隼」を見てみた。
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1974年(昭和49)に建立され「特攻勇士の像・とこしえ」(伊藤五百亀による制作)があり、この地域が第二次世界大戦時に特攻隊基地があったことを示している。
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「鳥濱トメ像」もある。彼女は若き特攻隊員たちにとっては母親のような存在で、彼らの世話をし、彼らに代わって手紙を出したり、彼らの遺品を預かったりと彼らに尽くした。
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書かれた文字が余り判読できないが、鳥濱トメを顕彰する大きな灯篭が建つている。
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平和観音堂付近にもたくさん灯篭が置かれている。これらも皆全国から寄進されたものである。
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「三角兵舎」という名前の付いた木造の小屋のような建物があった。復元されたものであるが、ここは特攻隊員の宿舎で、空襲に備えて松林の中に半地下壕を作り、屋根には杉の幼木をかぶせ、偽装してあった。
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内部を覗いてみた。向かい合わせに10人分のベッドが置かれている。ここは各地から集まった特攻隊員たちが数日後には沖縄方面へ飛び立った。
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壁際には特攻隊員たちが残していった雑納や様々なものが残されている。
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「護国神社」の門が見えてきた。どんな神社か見てみたい。
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正面に護国神社の社殿があり、中を見させていただいた。
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安置されている平和観音像は静かに亡くなられた特攻隊員たちを見守っているような姿をしている。
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平和の鐘があり、誰でも鳴らしてみることが出来るとあるので、そっと鳴らしてみた。
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かつての飛行場の門柱が移築保存されている。
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知覧教育隊関係者による、その門柱の説明版がある。
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「知覧特攻平和会館」を見学した。ここには知覧が特攻隊の基地になった由来から全国から集められた隊員たちの訓練の様子、出発直前の姿、ゼロ戦戦闘機の実物などが展示されていた。
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館内はその多くが撮影禁止で、撮影可能な資料や写真はそんなに多くなく、そうしたものの中からいくつかを紹介したい。
この写真は教官(左から2人目)が特攻志願者の若者たちに訓練をしているところで、1944年に撮られたとある。 -
海底に沈んでいた「海軍 零式艦上戦闘機」の残骸が展示されている。
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「陸軍四式戦闘機疾風(キー84甲)」(其1)
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「陸軍四式戦闘機疾風(キー84甲)(其2)
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埼玉県所沢陸軍飛行場で緊急車両として使用された赤バイクのひとつで、「ハーレーダビッドソンサイドバブル750cc(1929年製)が展示されている。
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寄せ書きが書かれた日の丸2枚が展示紹介されている。これには「武運長久」と書かれた文字と共に多くの人々の寄せ書きが書かれていた。
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こちらの日の丸には明治天皇御製と記された歌が書かれている。
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特攻隊員たちの手記が残されている。これは宮川三郎少尉の手記である。
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こちらは特攻隊員・林幹二大尉の手記で、どちらも若くして散っていつた青年たちの思いがひしひしと伝わってくる。
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ふと道端にいる猫に気が付いた。猫も当方の存在に気が付いたようだが、臆することもなく、その場でじっとうずくまっているだけであった。ちょっかいを出してみたが、動ずることもなかった。
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「ミュージアム知覧」にも立ち寄ってみた。この地域の歴史文化を紹介している博物館であるが、あまり直接興味を覚えるものは少なかったので、短時間の見学にとどめた。
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展示室の様子。あまりにも地元の歴史に関する展示紹介なので、正直身近に感じるものではない。
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館内で興味を覚えたのはこの文字というか、それとも記号というか不思議な展示物である。
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12時も過ぎたので、近くにあった「隼ラーメン」という店で昼食をとった。
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知覧飛行場に伴う関連施設にはいくつも残されており、歩ける範囲で見て回った。先ずは「給水塔」である。
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傍らにこの給水塔の説明がある。
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知覧飛行場正門跡地。今は一般の住宅が並び、この辺りが知覧飛行所だったという痕跡は全く何もない。
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正門跡の説明版。
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今はこのような野球場になっているが、かつては飛行場の一部であった。
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野球場脇に「弾薬庫」があった。
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練習機の潤滑油やグリース等を保管した倉庫として使われた「油脂庫」が残されている。壁面には荒々しい円錐状の窪みが何か所も見られるが、これは1945年(昭和20)3月から数回にわたって米軍の空襲を受けた時の傷跡である。
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「防火水槽跡」が残されている。今はこれだけが残されているが、ほかにも3カ所あつたそうだ。
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知覧はお茶の生産地として知られ、あちこちで茶畑が見られる。
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この日は最後に「ホタル館富屋食堂」へ出かけてみた。ここは特攻隊員たちにとつて母親のように慕われた鳥濱トミが経営していた食堂を再現したところである。ここは軍の指定食堂だったが、戦地へ向かう特攻隊員たちを世話し、彼らの代わりに家族への手紙を出したり、遺品を預かったりと、彼らのために尽くした。
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入り口には富屋食堂の暖簾が下がっているが、もちろん今は営業しているわけではない。資料館となっている。中を覗いてみたが、思ったほどの資料もなさそうなので、見学はしないことにした。
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「トメ観音(身代わり堂)」があり、中を見ることが出来る。
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中に安置されている「トメ観音」。このようなものを見ていると、彼女の果たした役割を理解することは出来るものの、何やら違和感も感じる。
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知覧で有名な薩摩揚げで有名な「長志屋」という店がある。味見のつもりで、少々購入してみた。
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夜になると、期間限定の夜桜ライトアップが行われていたが、この日が最終日であった。ただ桜の花はもうほとんどが散っていた。
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かろうじてわずかに咲き残つた数株の桜があった。
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夕食に茶そばを注文してみた。
知覧は「知覧茶」の生産地としても知られ、全国的に有名である。そこで昼間見学の途中でオーガ二ックを目指している販売所があつたので、緑茶と紅茶を購入した。 -
翌日は武家翌日は武家屋敷群を散策してみた。ここから武家屋敷群入って行く。数キロに及ぶ一帯を武家屋敷によって占められ、正に壮観としか言いようがなかった。
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この通りは一帯は「国選定 重要伝統的建造物保存地区」で、1981年(昭和56)に選定された。
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同じ知覧と言っても、この武家屋敷群は訪れる人もわずかで、特攻隊飛行場周辺を訪れる人の数とは及びもつかないほどであった。
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「西郷慶一郎氏庭園」
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「難波経徳氏庭園」
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「平山克己氏庭園」
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「知覧型二ッ屋」
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座敷を見させていただいた。奥の方に大変珍しい写真が掲げられているのに気が付いた。
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それらは裕仁昭和天皇ご夫妻の写真であった。戦前ならばこのような御真影はどの家でも見られたが、今はもう見ることはないのではないだろうか。
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「稽古所跡」という石碑がある。
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武家屋敷周辺で見かけた花をまとめてみた。春蘭(上の真ん中)以外はどの花も名前は分からない。
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案内書に郷土料理の「高城庵」という店のことが載っていたので、ここでしばらく休憩でもしようと思ったが、あいにくこの日はもう閉まっていた。
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「カフェ・デ・ホ」というカフェがあつたので、ここでしばらく休憩することにした。
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山小屋風のかわいらしいカフェである。外のテラスを利用することもできたが、中に入ることにした。
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室内は個人のお宅を改造したような感じで、そんなには広くはなかった。しかし、あちこちに美術品や植物等が置れている。
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コーヒーを選んでみた。なかなか香りの高いコーヒーであった。
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入り口階段のところに何やら河童らしきものがいるが、これは何を意味しているのか。
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天気が良く、まるで初夏のような陽気で、歩いていても暑いくらいであった。
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「城山橋」
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この石橋は1859年に造られた「矢櫃(やびつ)橋」であるが、こうした橋を見たり歩いたりして、県内あちこちにある石橋の多さに驚かされた。
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そんなに大きな石橋ではないが、この頑丈な橋には長い歴史を感じる。
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イタリア国旗のようなものが翻っているが、ここはイタリアン・レストランであった。ここで昼食を取り、指宿温泉へ向かうことにした。
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注文したのはこんな感じのランチで、左側の前菜と右側のパスタである。この他にスープとドリンクがセットになっていた。このような小さな街で本格的なイタリア料理が堪能できたのには満足した。
ゆっくり食事をし、バス停のある所へ移動した。 -
知覧からバスで指宿温泉まで来た。ただ指宿温泉と言っても温泉の中心地からはかなり離れていて、「ごらんの湯錦江楼」というところに泊まった。
知覧からまっすぐバスで来たが、この旅館のある近くのバス停で降り、そこにお願いしてあった旅館から出迎えの車が待機していた。 -
ロビーの一角。和のテイストが感じられるロビーであった。ここには他に客の姿はなかったので、しばらくここで休んでしなった。
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館内は和のテイストで飾られ、何となく落ち着いていた。
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宿泊した部屋からは鹿児島湾(錦江湾)を正面に見ることが出来、のんびり、ゆったりすることが出来た。
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夕方暗くなるまでには多少時間があったので、外出してみた。ただ旅館の周囲や海岸を歩いただけであるが、
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空がだんだん夕日に染まり、この日の最後の輝きを見せてくれた。
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敷地内には珍しい植物や花が咲いていた。これはバナナの花であaるが、この後数か月して実がなるようである。
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黄色い花を付けた木が生い茂っていた。初めて見る花だが、しかし、かつてアジアの国々を旅した時に見たような気がする。
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そこで旅館のスタッフの人に聞くと、これは「イペー(またはイペエ)」という名で、南米原産の暖暖な地域に咲く木とのことであった。ちょうど今時咲くそうである。
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この薄紫色の花は名前は分からない。おそらく初めて目にしたかもしれない。
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鹿児島湾を望む大浴室があり、ゆったりと外の景色を見ながら温泉に浸かることが出来た。
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朝食はこんな具合で、特別豪華というものではない。しかし、地のものの野菜や魚を用いた心温まる朝食であった。食事の後は、部屋でしばらくまったりして、10時過ぎにチェックアウトした。
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旅館の車で最寄りの宮ヶ浜駅まで送っていただいた。この日はあいにく雨が強く降り、車中から鹿児島湾の美しい景色を見るのを楽しみにしていたが、見ることが出来なかった。
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この電車で鹿児島市に向かった。所用時間は1時間半位だっただろうか。鹿児島中央駅に着いても雨は降っていて、ホテルに直行した。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nomo1215さん 2022/07/19 13:09:43
- 2022年、鹿児島
- Tamegai様へ
梅雨明けから、猛暑…豪雨と 異常な陽気が続いています。お変わりありませんか?
鹿児島の旅行記拝見させていただきました。
鹿児島は、行ってみたいな~!と、長年憧れている場所です。
以前は「知覧」に興味深々でしたが、オラが栃木県北、那須野が原の開拓浪漫の歴史に触れるようになり、幕末から明治期に活躍した人物の多くが「薩摩-長州」の出身者、薩摩と言えば誰でも知っている西郷隆盛。薩摩藩の歴史にも興味が湧き、益々行きたさ募っている場所です。
特攻と、言えば
笠間にも太平洋戦争末期、特攻の訓練所となった航空部隊の記念館があり、知覧同様 訓練生の拠り所となった馴染みの食堂があったとか
続きの旅行記、楽しみに拝見させていただきます。
nomo1215
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- nomo1215さん 2022/07/19 13:09:41
- 2022年、鹿児島
- Tamegai様へ
梅雨明けから、猛暑…豪雨と 異常な陽気が続いています。お変わりありませんか?
鹿児島の旅行記拝見させていただきました。
鹿児島は、行ってみたいな~!と、長年憧れている場所です。
以前は「知覧」に興味深々でしたが、オラが栃木県北、那須野が原の開拓浪漫の歴史に触れるようになり、幕末から明治期に活躍した人物の多くが「薩摩-長州」の出身者、薩摩と言えば誰でも知っている西郷隆盛。薩摩藩の歴史にも興味が湧き、益々行きたさ募っている場所です。
特攻と、言えば
笠間にも太平洋戦争末期、特攻の訓練所となった航空部隊の記念館があり、知覧同様 訓練生の拠り所となった馴染みの食堂があったとか
続きの旅行記、楽しみに拝見させていただきます。
nomo1215
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