2017/11/04 - 2017/11/04
142位(同エリア562件中)
アリヤンさん
忍者の里にも色んな古道があった。
初瀬路、伊賀路、伊勢路、大和路などがあるが、何百年もむかしから手甲脚絆で歩いていた本物の古道は希少だ。
「熊野古道」:写真でしか見たことは無いが、「これは本物だ!」と魅せられていた。
過去熊野地方に数回訪れていたが、今まで「古道」に足を踏み入れたことは無い。
今回のタビの目的は、「熊野古道」を歩き、昔の人々の見た風景を見て、考え、時を越えた何ものかを体感したい!である。
今日は湯の峰温泉から大日越え古道を歩き、熊野本宮大社に出てお参りをして、同じ大日越えをやって帰ってくるのです。
さあ、本物の古道をたっぷり味わおう!
ー工事中ー
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回の熊野古道は、中辺路(なかへち)の大日越。
熊野本宮側では大斎原(ゆのはら)を通って日本一高い鳥居をくぐって本宮大社に入るのが本来の道筋なのだが、パートナーが大日越を成し遂げた時点で「もう古道はエエわ!」とのご託宣で、国道を歩いて本宮大社にアプローチした。 -
イチオシ
これは湯の峰温泉⇒熊野本宮大社への大日越を成し遂げた後に出てきた案内板だが、事前にネットでこの看板の写真は持っていた。
黄色い矢印が今回のルートです。
湯峯王子⇒鼻欠地蔵⇒月見ヶ丘神社⇒登山口(熊野本宮大社) -
あさ6時台に起床。
忍者の里で握って来た具入りおにぎりとお茶で朝食。 -
あさ7時台の湯の峰温泉街。
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イチオシ
湯筒(温泉卵を茹でる囲い)のそばでは朝から外人さんがカメラを構えています。
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大日越古道入り口付近で「大阿刀足尼の碑」(おおあとのすくねの碑)を発見。
4世紀ころこの「おおあとのすくね」さんがこの湯の峰温泉を発見して、以来歴代「天皇さんや上皇さんが温泉に入りに来たので有名になった」とのこと。 -
「大阿刀足尼の碑」
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大日越え古道入り口は、つぼ湯のすぐ裏側。
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つぼ湯のいわれ。(以下はウィキからの引用)
小栗判官(おぐりはんがん)は、伝説上の人物であり、またこれを主人公として日本の中世以降に伝承されてきた物語。妻・照手姫の一門に殺された小栗が閻魔大王の計らいで蘇り、姫と再会し、一門に復讐するという話で、説経節の代表作であり、浄瑠璃や歌舞伎などになった[1]。常陸国小栗御厨(現在の茨城県筑西市)にあった小栗城の城主である常陸小栗氏の小栗満重や、その子・小栗助重がモデルとされる。
この小栗判官さんが閻魔大王に餓鬼に貶められ、湯の峰温泉で療養して人間に戻った。この地で恋人のてるて姫がその餓鬼の世話をしていると、恋人の小栗判官に戻りめでたく結婚した、との物語ができた。
「判官びいき」という言葉のもとである。 -
つぼ湯ウラの道しるべ。
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きのうチェック済みなので、スムースに古道に踏み入る。
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最初からこんな感じです。
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所どころ丸太階段。
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こんな森の中を歩きます。
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所どころに道しるべ。
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道端にひっそりと、りんどう。
パートナーが見つけて曰く「ワタシ、りんどう、好きやねん!」 -
木の根っこ街道とも云える。
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所どころにこのような小石積み。
古道登山者が積むのだろう。 -
所どころに岩に張り付いた「苔」。
なんともシブイ。 -
ここは「熊野古道 中辺路 大日越」。
登り始めの湯の峰温泉が標高120mくらい、大日山が350mくらい。
熊野本宮大社が60mくらいだから、最初のポイントの「鼻欠地蔵」までは上り、そこから「月見ヶ丘神社」、本宮までの2/3は下りだろう。 -
野辺の石積みに外国のコイン。
そう、熊野古道は欧米の外人さんに人気で、結構な数がこの古道を歩くのです。
さすが「世界遺産」です。 -
世界遺産の古道ですが、普通によくある「山道」です。
ちょっと山登り好きな人ならこのような山道は経験あると思います。 -
路傍の石積みの高さはペットボトルくらい。
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森の中の木の根っこ古道。
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柔らかい石はこのようにすり減っています。
いかに長い期間にいかに多くの旅人が通ったことか。。。 -
見事なほどの「木の根っこ古道」。
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小さな祠。
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「鼻欠地蔵」
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この石版に何か書かれてあったが不鮮明で読み取り不能だった。
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木の根っこの森の道は先ほどの鼻欠地蔵さんを境に上りがなくなった。
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ちょっと小腹がすいたので、温泉の湯筒で「温泉サツマイモ」にしたホクホクのお芋さんを食べる。
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これからはドンドン下りになりそうだ。
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ちょっと休憩中に発見した松の木(右)と他の木(左)が合体した二本木。
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ちょっと下ってから振り返った風景。
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何やらしめ縄で飾られた小さな祠。
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月見ヶ丘神社だ。
これでもう2/3は歩いたことになる。
もう少しだ。
お互い励ましあいながら、ケンカしながら熊野古道を進みます。 -
ワキの小屋になにやら表示版。
「檜皮を採取しています」 -
最前、若い兄ちゃん2人ほどが檜の樹皮を剥いでいたのを見て、ちょっとそれとなしに観察した。
「勝手に取っているのか?それともちゃんと許可を取って取っているのか?取り方を見るに、プロ級らしいので、ちゃんとお仕事でとっているのだろう。」
神社前のこの大きなヒノキも樹皮を剥いでもらって、スッキリしています。 -
月見ヶ丘神社を後にします。
もうあと1/3で本宮だ! -
熊野古道。
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川の音は月見ヶ丘神社こしてしばらくしてから聞こえていました。
ついに、熊野川が見えました。
ワレワレの「本物の熊野古道を歩きたい!」という願望はついに成就しました。 -
大日越えの出口にあった表示板。
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今回のルートは黄色い矢印の方向です。
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看板の上にあった道しるべ。
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グーグルの航空写真では、黄色い点線が今回のワタクシたちの「熊野古道 中辺路 大日越」のルートです。
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この旅行記へのコメント (3)
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- motogenさん 2017/11/10 20:04:27
- 車はどうなったんですか?
- 読解力がなくて、ごめんなさい。
古道を歩き通して熊野川まで来たのは分ったのですが、車は湯の峰温泉の駐車場で待っているかと・・
また同じ道を戻ったのでしょうか?
来年は女房同伴で紀伊半島一周・車中泊の旅を考えています。
アリヤンさんの旅は、やはり面白い。
参考にさせていただきます。
- アリヤンさん からの返信 2017/11/11 13:36:20
- Re: 車はどうなったんですか?
- もちろん大日越えの往復です。
続編を見たらわかる手はずです。
車は湯の峰温泉の駐車場に置いてます。
駐車場で2車中泊して帰りました。
ま、温泉付き駐車場、というところでした。
今度はいつのことかわかりませんが、自転車で行きたいと思います。その時はパートナーは付いてきません。
テントを持ってキャンプをしながら進みます。
紀伊半島一周が自転車で行けるようになったら、いよいよユーラシア横断自転車旅行を本格的に準備するつもりです。
それが今のワタクシの夢です。
- motogenさん からの返信 2017/11/11 17:46:32
- RE: Re: 車はどうなったんですか?
- 自転車旅行、楽しみにご報告を待っています。
刺激になります。
生きがいになる刺激です。
湯の峰温泉の旅は、まだ続編があったのですね。
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