2017/11/04 - 2017/11/04
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アリヤンさん
熊野本宮大社を訪れるのは人生でで初めてでした。
すぐそばの川湯温泉や湯の峰温泉や十津川温泉には入ったことがあり、那智の滝も訪れたことはあった。
でももう年のせいか?こんな有名な神社を目の前にしては訪れないわけがない。
3本足の八咫烏(ヤタガラス)の道案内で大和への東征を成し遂げた、というお話。
日本サッカー協会のマスコットのヤタガラス。
神武天皇の東征で九州から紀伊半島に上陸して大和を目指す前にこの熊野を拠点とした。
そして宇陀菟田野を通って北上して大和に入った。
つまり「神の国」ニッポンの誕生に深い縁のある大社(オオヤシロ)なんですナア。
ひょっとして、神武さんも湯の峰温泉から大日越の熊野古道を歩いて大斎原(おおゆのはら)の地に来たカモ?
そう思うと、今回の熊野古道歩きは大変満足のいくものとなり、疲れも吹っ飛びます。
ま、そんなアホみたいな物語は別にして、熊野本宮大社は一見の価値、おおあり、でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2時間かけて湯の峰温泉から大日越をやってたどり着いた熊野本宮大社です。
本来は大日越の後は大斎原(おおゆのはら)という本宮大社が元々あった場所を通って現在の熊野本宮大社にアプローチするのが、熊野古道歩きのルールですが、パートナーが「もう古道歩きはもうイランわ。普通の道を歩きたい!」と仰るので、大斎原はあきらめて国道168号線を歩きます。 -
熊野本宮大社が近いことがこの道しるべで分かります。
-
オッ!
なにやら由緒ありそうな鳥居が!
「創建2050年」とか書かれた旗。 -
しばらく歩くこと、突然バカでかい鳥居が右手に見えます。
ワレワレ、大きな鳥居は奈良の三輪神社でみていますが、異口同音に「コレはあの三輪さんより大きいでえ~」と驚いています。 -
イチオシ
国道からでは電線が映り込むので、ホームセンターのコーナンの駐車場から、電線のナイ大斎原の大鳥居を一枚撮りました。
事前のお勉強で、
「現在の社地は山の上にあるが、1889年(明治22年)の大洪水で流されるまで社地は熊野川の中州にあった。明治以後、山林の伐採が急激に行われたことにより山林の保水力が失われ、大規模な洪水が引き起こされ、旧社地の社殿は破損した。現在、旧社地の中州は「大斎原」(おおゆのはら)と呼ばれ、日本一高い大鳥居(高さ33.9m、横42m、鉄筋コンクリート造、平成12年完成)が建っている」。
(ウィキペディア) -
日本一の大鳥居にドキモをぬかれながら、とうとう熊野本宮大社にたどり着きました。
横断幕に注目。
3本足のカラスです。
八咫烏(ヤタガラス)です。
これで一目瞭然、ここは神武天皇ゆかりの地だ。
神武天皇はレジェンドですが、ワタクシは「邪馬台国岡山吉備説」を唱えるフランス在住の友人の話の影響か、ジンムさん一族は古代中国の越の国のご出身で、朝鮮半島での傭兵部隊の隊長さんをやっておられた。
そのお方が九州に渡ってきて、あの有名な「神武東征」で紀伊半島にやってきて、大和地方に攻めあがってきて、のちに大和朝廷の礎を築いた、と、、、
それで中国では古代時代に越の首都だった招興を訪れて、越王国の遺跡をちょっと見てきたりして、神武東征のお話の検証のまねごとをやったりしていました。
招興旅行記⇒https://4travel.jp/travelogue/10409429 -
本宮にあった周辺地図。
改めて本日の大日越え熊野古道の軌跡を再確認した。
(黄色点線) -
ここであのバカでかい大鳥居の神社が大斎原(おおゆのはら)であることが分かった。
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かたわらで「もうで餅」の試食販売をやっていたおばちゃんに出会い、ひとつ試食した。
あんこの好きなマゴ娘にお土産に良いなあ、と言いあいながら「まだもっとエエモンがあるかもしれんので、帰りに買おか~」と言って食い逃げをした。 -
現在の「熊野本宮大社」の入り口の鳥居。
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参詣道。
「ウワーッ!また階段ヤー!」と叫びながら登った。 -
石段の途中に「全国熊野神社分布図」というのがあった。
初めて知りました。
熊野神社はここだけだ、と思っていましたので、正直驚きました。
この分布図によると全部で3,831もの熊野神社があるのです。
ワレワレの住んでいる三重県にも59もあることが分かりました。 -
イチオシ
八咫烏(ヤタガラス)神社。
確か奈良の宇陀市菟田野にも同名の八咫烏神社があった。
20年くらい前の話で、「邪馬台国岡山吉備説」を唱えていたパリ在住の古い友人(フリージャーナリスト)と共にその時初めて菟田野の八咫烏神社を訪問して、近くでご当地地酒の「八咫烏」と一合マスを買ったことがあった。
その時初めて「神武東征」の話を聞いて八咫烏が神武さんの先導をした、との話を聞いた。
そのご本尊がここ熊野本宮大社にあったのだ! -
かたわらに熊野大社へのお参りの仕方を解説した看板があった。
「二礼・二拍手・一礼」 -
八咫烏神社は鈴なりの人だかり。
いろんな霊験新た、らしい。 -
本宮大社門の大きなしめ縄。
特に左右にあった大きな八咫烏をかたどったしめ縄が目を引いた。
来年は創建2050年で酉歳だ。 -
右側の八咫烏のしめ縄の中央にニワトリの飾り。
かなりでかい。 -
イチオシ
左側の八咫烏しめ縄のニワトリのアップ。
-
八咫烏の由来説明板。
開運、交通安全、旅行安全、目的達成などに霊験があるらしい。 -
天照大御神などを祀った3大社。
沢山の観光客・参拝者でにぎわっていました。
当方、こうした神社仏閣のお参りにはあまりまじめでないので、あっさりと見学のみ。 -
一番左側のヤシロが一番人気だった。
三大社はソコソコにして、小腹がすいたので何か食べたい。
パートナーはソバが食いたいという。 -
それで土産物コーナーのある建物に入る。
一番に目に入ったのが「めはり」。
熊野地方は「めはり寿司」で有名だ。
随分と以前に川湯温泉に来た時にある食堂で「めはり寿司」を食べたことがあり、近所のおばちゃんからなぜ「めはり」と言うのかの説明を聞いたことがある。
目はり寿司は大きなおにぎりだ。だからかぶりつくとき思いっきり口を大きく開く。そのとき目が大きく開く。
だから「めはり 寿司」と言うのだそうだ。
でもそのおにぎりに何が乗っていたかは忘れてしまっていた。
今回ここに来て初めて「めはり寿司」は高菜漬けの葉っぱでくるまれている、ことが思い起こされた。 -
奈良の「柿の葉すし」もまだある。
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「やたがらす物語」という饅頭もある。
-
「めはり寿司」とはこんなもの。
-
さて、パートナーの食べたい美味しいソバを探して古道付近まで来たが、見つからない。
疲れたのでお茶をすることにした。
ガラス工房の茶房「靖(せい)」で一服。
外人さんがガラス細工に熱心に見入っていた。 -
イチオシ
さて、今度はパートナーが大社へ行くときに見つけた「熊野和紙体験工房」に行きたい、というのでそこに行った。
「熊野和紙体験工房 おとなし」 -
色々な和紙製品が飾られていた。
奥では2人の女性が和紙スキ体験をやってもらっていた。
パートナーが興味あることで、ワタクシにはサッパリ。
でもウロウロしていて良いことがあった。
同じ世界遺産であるスペインの巡礼路・古道、カミーノ・サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼手帳がこのお店の片隅に置いてあったことだ。
この巡礼手帳は日本のサンチャゴ巡礼協会に登録して有料でいただけるものだ、と思っていました。メンドクサイなあ、と感じていました。
どうせ、現地に行けば簡単に無料で手にすることができるのだろうなあ、っと思ってもいた。
それが、こんな簡単に手に入ったのです。
いやあ、この熊野和紙工房に立ち寄って、ラッキーでした。
これでワタクシはサンチャゴ巡礼路に縁があることが判明しました。
自転車でユーラシア横断でヨーロッパの最終地点はサンチャゴだと決めていたから、余計にうれしかった。 -
それにもう一つ、知らなかったことを一つ知ることとなりました。
平成23年9月4日の大きな台風でここ熊野本宮大社一帯は洪水に見舞われ、大変なことになっていたらしい。
そういえば、三重の忍者の里でも我が家の近くも床下浸水になった、と近所のおばちゃんに聞いたことがある。
ちょうどそのころはワレワレはユーラシア大陸横断旅行中で、ブルガリアあたりに居たと思う。
知らなかったとはいえど、なんとも呆けたワレワレではあったのだ。
ユーラシア横断関連旅行記⇒https://4travel.jp/travelogue/10739972 -
パートナーはまだソバを食べていないので、ここの和紙工房のオネエちゃんに「ここらでソバの美味しい所があると聞いたのですが、近くに無いですか?」と聞いたところ、「本宮大社のすぐ横の土産物売り場前に一つあります」とのことだった。
ワタクシたちはかなり来てしまっていたのですが、また本宮大社まで戻り、「もうで餅」の看板のあるお食事処に入った。
別にソバ専門店ではなく、パートナーの欲する「うまいソバ」はなさそうだ。
でもお腹がすいていたので「ざるそば」と「もうでそば」を注文した。 -
どちらにも大根の千切りがたっぷり載っていたのが他では見られないソバだった。
ワタクシはソバではなくうどん党で讃岐うどんがだいすきなので、ソバの味はよくわからない。
パートナーはソバにはうるさく、時々おいしいソバ屋を見つけては食べに行っている。 -
さて、ソバを食って、ゆっくり一服してワレワレは再度「大日越・熊野古道」を通って、湯の峰温泉に帰ります。
本日の移動軌跡は青色点線のごとくです。 -
いきなり石段で始まりました。
でも一度通った道は、感覚が付いているのでペ-ス配分がわかる。
体は疲れていますが、気は非常に楽でした。
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