ベトナム経由1泊4日ドイツの旅 その6

2017/09/22 - 2017/09/25

実質1日半のドイツ旅行。
ケルン編。

エリア ケルン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「その5」はこちら→https://4travel.jp/travelogue/11298218

朝の6：00前にフランクフルト空港に到着し、マインツ、リューデハイム、コブレンツに立ち寄り、宿泊地のケルンにたどり着いたのは16：00過ぎ。ケルン大聖堂は中央駅を出たら目の前にそびえ立っています。

ケルン大聖堂 寺院・教会

大聖堂の周辺は大勢の人々。
混んでいるのは嫌なので、内部の見学は後にしましょう。

ゴシック様式の大聖堂で、塔の高さは157m、縦幅144m、横幅86mとヨーロッパでも最大規模の大聖堂です。1248年に建設が始められ、途中300年ほど工事の中断があり、1880年に一応完成したそうです。左の塔が修復中という様に、現在も常に修復が行われています。

大聖堂の南側に行ってみます。

フイッシュマルクト広場 広場・公園

4つの小塔を持つ建物は聖マルティン教会と言い、ロマネスク様式です。

聖マルティン教会 寺院・教会

ライン川沿いにはレストランなどが軒を連ね、テラス席はお客さんで賑わっています。

ドイツァー橋を渡って対岸に向かいます。
聖マルティン教会とその奥に大聖堂の塔が見えます。

ドイツァー橋 建造物

聖マルティン教会と大聖堂。

ドイツァー橋の向かいの鉄橋はホーエンツォレルン橋と言います。19世紀頃、この辺はプロイセンのホーエンツォレルン家の支配下にあったそうです。プロイセンの首都だったベルリンから遠く離れているけど、コブレンツのドイチェス・エックのヴィルヘルム皇帝像とか、ボン大学の正式名称がライン＝フリードリヒ＝ヴィルヘルム大学だとか、ホーエンツォレルン家の影響を感じます。ＮＨＫのドイツ語講座のテキストにもその辺のことがちょっぴり書いてありました。
まあ、ホーエンツォレルン家は南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州にホーエンツォレルン城があるように、元々はあちらの出身で、プロイセンの方はそこから分かれた血筋ですね。

ホーエンツォレルン橋 建造物

対岸から見ると、大聖堂と聖マルティン教会の位置関係がよく分かります。

ケルン大聖堂とホーエンツォーレルン橋。

ホーエンツォレルン橋と大聖堂。
逆光気味で大聖堂が霞んでしまいましたが、
ケルンを代表する景観の一つです。

今度はホーエンツォレルン橋を渡って、大聖堂側に戻ります。
向こうに見える橋は、先ほど渡ったドイツァー橋です。

ホーエンツォレルン橋 建造物

ケルン大聖堂に戻ってきました。

ケルン大聖堂 寺院・教会

相変わらず、入り口前には大勢の人です。
人が少なくなってから入場しようと思いましたが、無理そうです。
仕方がないので入りましょう。
入り口では荷物チェックがありました。
まだホテルにチェックインしていなかったので、
リュックサックを背負ったままです。
荷物チェックに引っ掛かるかと思いましたが、
何も言われずに中に入れました。

大聖堂に入ってすぐ、ステンドグラスが目に飛び込みます。

このステンドグラスはバイエルン窓と言って、
バイエルン王ルートヴィヒ1世から贈られたものだそうです。
ルートヴィヒ1世は、あの白鳥城＝ノイシュヴァンシュタイン城を造らせたルートヴィヒ2世のお祖父さんですね。

大学5年の時、「来年は色々と忙しいから、この夏休みがまとまって取れる最後の休みになるかも。幸い授業料免除を受けられたので貯金も少しある。海外旅行に行けるのは今しかない」と、最初のドイツ一人旅に出かけました。その時は、夜行列車でドレスデンからケルンにやって来て、大聖堂だけ見学して、その後トリアーに向かい、フランクフルトに宿泊して、翌日帰国しました。このステンドグラスも見た記憶がうっすらとあります。確か、ケルンで生まれて初めての国際電話を自宅にかけたはずです。
(母親とドイツに出かけたのは、その翌年ですね)

大聖堂。

クリストフォロス像ですね。

北側(バイエルン窓の反対側)のステンドグラス。

ケルン大聖堂は本当に巨大です。

それではホテルに向かいましょう。
ホテルは中央駅をはさんで大聖堂の反対側があります。

本日の宿、ホテルドームシュピッツェン(Dom Spitzen)。
ドームシュピッツェンは「大聖堂の尖塔」という様な意味でしょうか。
ドームシュパッツェン(Dom Spatzen＝Spatzの複数形＝大聖堂の雀たち)と勘違いしていました。

駅裏(大聖堂の反対側)は人通りが少ないです。
コンサートから戻ってくるのが23：00～23：30頃になるはずなので、
ちょっと不安です。

Hotel Domspitzen ホテル

1泊朝食込で85ユーロほどで、さらに滞在税が必要です。
大聖堂側は高級ホテルが多かったので、手頃な料金のこちらにしました。
ホテルの雰囲気は悪くはないのですが、周辺の治安はどうでしょう？

雀の置物。
Dom SpitzenをDom Spatzen(ドーム雀)と勘違いした一因です。

壁紙も雀(Spatzen)模様。
ドイツ流の駄洒落かしらね。

18：30頃、die　PRINZENのコンサートへ出かけます。
電車はホーエンツォレルン橋を渡ります。

コンサート会場はモンハイム・アム・ライン。
ライン川沿いのモンハイムという意味です。
ケルンから近郊電車でランゲンフェルドというところまで行き、
そこからバスに乗り換えてます。
ケルン中央駅からは50分程です。

コンサートは撮影禁止ですが、開始前に1枚だけ写真を撮りました。
前方端っこの席にしたら、音響設備で舞台が半分しか見えません。
これなら2階席の方が良かったかしら。

メインボーカルの一人のゼバスチャンが横に二回りほど大きくなっていたので、一瞬誰か分かりませんでした(つまり、かなり太っていた)。
まさに「ビア樽」のようなお腹でした。
でも、歌声の素晴らしさはさすがです。
他のメンバーはスマートな体系を維持していました。
私の好きな曲の”Ganz Oben”で始まり、"Mein Fahrrad",”Millionaer”などNHKのドイツ語講座で紹介されたことのある曲、”Gabi und Klaus"”Mann in Mond",”Alles mit’ｍ Mund”などなど、私もドイツ人に交じって手拍子をとります。
(曲は公式サイト→http://www.dieprinzen.de/content/video.phpで鑑賞できます）
途中、日本からの小さなお友達「日本の太鼓」の紹介もありましたが、
和太鼓ではなかったと思います。
最後のアンコール曲”Ich shenk dir die Welt”が歌い終わると、
余韻にひたる間もなくバス停に急ぎます。

22：00過ぎのバスに乗りケルンに戻ります。
バスは遅い時間でも30分毎にあるので、帰りの足は心配ありません。
帰りの切符を買おうと運転手さんに「ケルン」と言うと通じません。
”KERUN"とローマ字読みではだめなのです。
ケルンは”Koeln(oウムラウト＝oの上に点々をoeと表記)”で、
「オー」の口をしながら「エー」と言う日本人には難しい発音なのです。
「コェーＬン」が近いのかしら。
「ギョエテとは、俺のことかとゲーテいい」という川柳がありますね。
外国の地名や人名の発音は難しいです。
最後には通じてケルンまでの切符を購入できました。

23：00頃にケルン中央駅に到着。
その時間も駅には大勢の人がいたので、
ホテルまで無事に戻ることができました。

深夜0：00頃、外で騒ぐ人の声で目が覚めます。
さらに3：00頃には隣室のドアをドンドンたたく音で起こされます。
う～ん、やはりホテルの環境は今一つだったかしら？
(ホテルそのものは悪くはありません）

翌朝、靄がかかっていました。

フランクフルトには一等車で向かうので、駅のラウンジが利用できます。
(フランクフルトの中心部に2時間ほど立ち寄って、空港に向かうというのを事前割引切符で35ユーロで購入)
時間はなかったけど、カプチーノを1杯いただきます。

ケルン中央駅 駅

ドイツ新幹線ICEの一等車両。

日曜だったのでホテルの朝食は8：00から。
列車の時間が7：55だったので、それを伝えるとランチボックスを用意してくれました。チーズサンドにゆで卵、バナナなどです。

続く→https://4travel.jp/travelogue/11300614

この旅行記へのコメント （4）

• ころちゃんさん 2018/01/22 20:18:36

  懐かしのケルン

  私はフランクフルトからケルンへ入ったの。
  列車から見える大聖堂がどんどん近くなってきて圧巻でした★
  ケルンの大聖堂も、少しきれいにお掃除すればいいのにね。
  汚れを落とすだけで美しさや感動も倍増するはず♪
  ホテルって大事ですよね。寝るだけ！って思うけど安全安心でないとね。

  ミータさん からの返信 2018/01/23 08:02:39

  RE: 懐かしのケルン

  ケルンの大聖堂、あれだけ巨大だと汚れを落とし終わるころには、
  最初にきれいにした方が既に汚れ始めるかもしれません。
  フランクフルトからICEで1時間ほどになったので、
  日帰りでも十分観光できるようになりました。
  
  ホテルを予約した時は、駅近で便利と思ったのですが、
  あそこまで人通りが少ないところだったなんて。
  
  

• くろねこだりゅんさん 2017/11/07 17:09:00

  ケルン＝コロン

  やはり、最近のケルンは少し危なげな雰囲気が漂っているのかも？
  歩くと肌で解るときってありますよね～ドイツも以前と比べて随分治安が心配な国になってしまいました…
  
  ドイツ語の発音は難しいです。特に飲み込むような発音をしなくてはいけない時が厳しいです。(undのウとか）ドイツ人の話す英語は解りやすくて嬉しいのですけど(笑)ミ～タ様は日常会話程度は大丈夫なのですか？
  
  ライン川の流れを見ながらのお散歩はたのしそうです。チョコレート博物館に行きたい(*^。^*)
  ケルンに行ったらお土産は４７１１ですね～♪
  
  

  ミータさん からの返信 2017/11/07 17:46:11

  Re: ケルン＝コロン

  大聖堂側のにぎやかな感じに比べ、駅裏は静か過ぎました。田舎なら気にも留めないのですが、中央駅のすぐ近くなのに人通りが少ないのは気になります(全く人がいない訳ではないですが)。
  
  ケルンの発音でつまずいているくらいですから、会話は無理です。ある程度文章を読むことはできますが、それもかなり不正確です。
  
  お土産、ケルンでは購入していません。
  大体スーパーでお菓子やお茶を買うくらいで、「4711」など買う気は最初からありませんでした。チョコはフランクフルトで購入しました。