福島堪能二泊三日ドライブ旅 01猪苗代湖畔で社会化見学

2017/08/05 - 2017/08/07

月曜休みを貰い、二泊三日のドライブ旅を敢行しました。
今回の旅先は福島県。磐越道で猪苗代に入り、そこから裏磐梯→喜多方→会津→大内宿を三日間で廻り、白河から東北道で都内に戻ってきました。
週間天気予報ではあまり芳しくなかったのですが、自称雨男な相方には珍しく行ってみたら終日快晴。むしろ日焼けするほどでした。
初日は猪苗代湖畔で２箇所見学、その後は何とか予約できた裏磐梯のペンションに向かいました。

エリア 猪苗代(福島)

東北道、磐越道と走行し、先ずは猪苗代湖方面へ。
ちょうどお昼だったので、ドライブインでちゃちゃっと食事。

ドライブイン磐尚 グルメ・レストラン

ソースカツ丼と盛りそばを頂きました。

昼食後、直ぐ真横にあった野口英世記念館を見学する事にしました。

野口英世記念館 美術館・博物館

記念館を突っ切って、先ずは生家エリアを見学しました。

付近から移築されたのかと思いきや、この地に建てられた家屋を保存していたんですって！
という事は、その後の道路計画とかも家屋ありきって事なんですかねー？

とはいえ、英世が巣立った後は隣に引っ越して、ここは小屋として使っていたみたいですね。

そりゃまぁ通常家屋で90年も暮らしていれば、それなりに痛んできますからねー。

幼かった頃にやけどしてしまった囲炉裏・・・
清作自身が辛かったのは勿論だけど、母シカさんも相当辛かっただろうな・・・
なんて考えてたら、不覚にも涙が溢れてしまいました。

床柱に刻んだ決意文。
こんな感じで刻んだんじゃないかな？というシルエットパネル付きで。

｢志を得ざれば再び此地を踏まず｣と刻んだそうなのですが、その床柱が位置的に見え辛くって・・・
ズームで無理やり。

って、手前の柱に写真が掲げてあるじゃないですか！ｗ

庭には観音堂なんかもあったり。

忍耐の碑と誕生地碑。
英世が亡くなった翌年に建てられたそうです。
忍耐の碑は1915年に英世が帰国した時、母校に贈った文字「忍耐」と猪苗代町長に贈った文字を彫ったもの。

この後、記念館２階の展示室に移動。
プロローグシアターの映像や｢シカからの手紙｣の展示を見て、母の強さに更に涙。
一方の清作自身といえば、金をかけず英語をマスターしたい理由で教会通いをしてみたり、勉学のための資金を借りては結果放蕩しちゃったり、全然関係ない清作さんを別の野口家と養子縁組して貰って無理矢理もう一人の【野口清作】を作り上げ、｢同じ村に同姓同名がいると紛らわしいので｣を理由に戸籍上の名前を【英世】に変更する事を認めさせるという無茶振りをしてみたり。
物凄く努力家だし偉大な人なんだけど、案外策士だったり、しょーもない部分もあったんだなぁなんて思ったりして・・・
個人的には英世本人よりもシカさんの気概に圧倒されましたね。
とても良い見学先でした。

お次に向かったのは車で15分ほど先にあった天鏡閣です。
旧有栖川宮・高松宮翁島別邸というだけあって、アプローチからして格調あります。
因みに表門自体が文化財に指定されているそうで。

この本館も国指定重要文化財。
明治41年に建てられたバルコニー付き３層構造、白亜の洋館です。
そういえば、テレ朝の昼帯ドラマ｢やすらぎの郷｣で、アプローチ・建物外観・正面玄関付近が使われていました。

全体地図はついつい撮ってしまう…ｗ

庭園内には有栖川宮威仁親王の銅像があったりします。

見学者用の出入口は勝手口からとの事。
外は暑いし中に入りましょう。

客間です。
寒い冬のために、どの部屋にも暖炉が設えてありました。

天鏡閣 名所・史跡

当時の建物としてはナカナカの天井高だったのではないでしょうか。
因みに、座っても良い椅子にはキチンと表示がしてありました。
当時から使用されていたものかどうかは分かりませんが、暫し優雅な気分を味わいましょうか。

ここはビリヤード室。

ここは今で言うところのスタッフルーム。
で、戸枠の脇についているのは呼出用受信機。
各メインルームに押ボタンがあって、この機械に連動していたらしい。
いちいち｢おーい！｣とか呼ばずに済むのね！

これも呼出用受信機。
なんとNEC製！
明治32年(1899年)には日本電気株式会社として設立していたという・・・
そんな老舗だったって事を知りませんでした。

付属室。
姿見やクロゼットがあったりして、いわゆるご婦人の身支度部屋か何かでしょうか。

洗面化粧台も豪華な造りです。

今は既製のモールディング材が沢山あるけど、同時はひとつひとつ手作業で拵えてたんだと思われ。

そうそう！
館内のカーペット敷の下にチラッと見えた畳。
普通だったら床板に直接カーペット張るんだけど、歩いたときにフカフカな感じを出したくて、かといって緩衝材としてフェルトを挟もうにも当時では直ぐ手に入らなかったのでしょう。
で、思いついたのが畳！
限られた材料の中、当時の職人さん達が知恵を絞って施工されたんだろうなぁと感心しました。

ちょっと行っては座り、また移動しては座り・・・ｗ

わー！
洋式WC既に導入されていたとは！

バスタブは大理石だったり。
でも床にスノコ敷いてあるのが日本式だったりもします。

ガラス越しでちょっと見にくいんだけど、庭の一角にアジサイが咲いてました。

三階部分にも上ってみました。

この建物が出来た当初は眼下に猪苗代湖を見渡せ、夏場は湖畔から吹上げる風が心地よい最高の避暑地だったそうですが・・・
景観区域に指定されてからは勝手に樹木伐採が出来なくなってしまい、湖全く見えーず風吹き上げーずになってしまったそうです。
受付にいた管理者さんに教えてもらいました。

敷地内の売店で冷たいものでも。
相方は観光地定番のソフトクリーム。
私は写真撮り忘れましたが、この近くにある磐梯南ケ丘牧場で作られているミルク濃厚アイスクリームを頂きました。

磐梯高原南ケ丘牧場 動物園・水族館

因みに直ぐそばに迎賓館があるのですが、そちらは常時見学出来る訳では無いようで・・・
開放日に合わせてそちらも是非見学したいものです。

さ、そろそろ裏磐梯に向かいましょう！

と、その前に・・・
野口英世記念館の対面にあった地ビール館に寄り道して、で猪苗代地ビールを購入。
面白い形なので大瓶で2種類選びました。
因みに地方発送もOKとの事、折角なのでお盆帰省のタイミングに合わせ実家に発送してもらう事にしました。
皆で美味しく頂いた結果写真を撮り忘れたので、画像はHPより拝借。

猪苗代地ビール館 グルメ・レストラン

大体一時間くらい掛かりましたか・・・
宿は料理に定評のあるペンション、クラシックイン・ロビンソンに予約しました。

クラシックイン　ロビンソン 宿・ホテル

内装は好みが分かれるトコロですね…
私の場合、たまにはこんな感じもイイかなぁという感想。

とりあえず貸切温泉を楽しんで・・・

お待ちかねのディナータイム！
実はこの日が相方の誕生日。更に言うと昨年運悪く交通事故に遭い右足骨折しちゃいまして(骨折だけだったのがホント幸い…)。
手術からの入院生活(その間当然禁煙)、痛いリハビリを経て、ボルトは未だ入ってるものの概ね完治したお祝いも兼ね、何か特別な日にしてあげたいと目論んでいた私。
予約の際その旨コメント入れておいたトコロ、翌日オーナーさんからお電話を頂きまして。ワインは当日のオーダーでも構わない事、ケーキはコースメニューに含まれているので、あえて用意せずとも大丈夫な事など、とても丁寧な対応をしてくださいました。
かたや、そういうのされると照れちゃう相方。普通にしてくれーと言いつつも満更でもない様子…なんだ、カワイイじゃないかw
一応は作戦成功って事で！

クチコミによるとボリュームが凄いとの事で、今回はフレンチのコースを頂きました。
他にはしゃぶしゃぶ食べ放題コースもあり、予約時にどちらか選ぶシステム。
先ずは前菜。白ワインが進む！

写真撮り忘れましたが、焼きたてのパンとボウル一杯の具沢山サラダと続き、メインのお魚。火の加減もソースの味も絶妙で、更にワインが進む進む！

魚がメインって訳では無く、更にお肉料理もやってきました！
これがまた結構なボリューム。
ワインでコトコト煮込んであって、ほろほろと解けていきます。

そしてデザートのケーキはなんと食べ放題という大盤振る舞い！
満腹すぎておかわりなんてとてもとても。
クチコミ通りのボリューム。お味も最高でした。

スモーカーにとって唯一の難点は喫煙所が屋外という事。
でも玄関脇なのでこの季節なら苦になりませんでした。

深夜再び温泉。
ペンション内にある３カ所の温泉は全て貸切。しかも予約制では無くて、空いてたら使えるシステム。
別途料金が掛かるわけでもなく実に良心的。
翌朝もう一つの温泉にも浸かってコンプリートしようと思います。