2017年10月 フランス凱旋門賞とイタリア鉄道の旅（5）ピサの斜塔編

2017/09/29 - 2017/10/09

毎年恒例となってしまった第96回凱旋門賞を観戦後イタリアに入り
ベネツィア観光、そしてミラノ経由でフィレンツェに来ました・・・
フィレンツェの1日目はフィレンツェ観光ではなく世界文化遺産のピサのドゥオモ広場。
有名なピサの斜塔を観光しました。

今回の旅行の目的
（１）凱旋門賞観戦　シャンティイ競馬場・芝2400ｍ

（２）イタリアの高速列車、フレッチェロッサ（FrecciaRossa）とイタロ 　　　 italoに乗車。

（３）ベネツィアでゴンドラに乗る。（×）

（４）フィレンツェでウフィツィ美術館を見学。

（５）ローマで美味しいパスタを食べる。

今回の旅の世界遺産
登録名：フィレンツェ歴史地区
登録年：1982年
分類：文化遺産

登録名：ヴェネツィアとその潟
登録年：1987年
分類　：文化遺産

登録名：ピサのドゥオモ広場
登録年：1987年
分類　：文化遺産

登録名：バチカン市国
登録年：1984年
分類　：文化遺産

-全日程-
◎が今回の旅行記
-全日程-
◎が今回の旅行記

9月29日（金）　
広島駅18:39発（さくら567号）博多19：47着
福岡21:00分発（JL332）羽田22:35着

9月30日（土）　
大崎25:00分発（WILLER EXPRESS）　成田　
成田11:40分発　（JL415)　パリ17:10分着

10月1日（日）　
パリ北駅9:41分発（TER）シャンティイ・グヴィユ駅
凱旋門賞　観戦

10月2日（月）　
（ベネツィアの空港のストライキにより出発が遅延）
午前パリ観光
パリ18:05分発 （AF1426)　ベニスVCE 19:40分着
　　　　　　　　　　　　　
10月3日（火）　
ベネツィア1日観光

10月4日（水）　
ベネツィア半日観光　
ベネツィア駅15:50分発（フレッチェロッサ9744）ミラノ18:15分着
　　　　　
◎10月5日（木）
ミラノ駅9:35分発（イタロ9911）フィレンツェ11:25分着
フィレンツェSMN駅12:28分発（レジョナーレ・ヴェローチェ3170）　
ピサ13:28分着
ピサの斜塔観光
ピサ駅17:32駅（レジョナーレ・ヴェローチェ3118） 　
フィレンツェSMN駅18:32着　　

10月6日（金）
フィレンツェ観光

10月7日（土）
フィレンツェ駅9:33分発（イタロ9905）ローマ駅11:05分着

10月8日（日）
ローマ16:10分発　（AF1105)　パリCDG18:20分着
パリCDG21:55分発　(JL416）

10月9日（月）成田16:30分着
成田　（リムジンバス）羽田
羽田18:55分発　（JL267)　広島20:40分着

写真はピサの斜塔と大聖堂（ドゥオモ）

エリア ピサ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

2017年10月5日（木）
昨晩到着したばかりのミラノ！
過去３回来てますがいつも通過ばかり、
今回1日観光をする予定でしたが、
急な予定変更（ベネツィア延泊）で
またもや通過都市となりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日は、イタロに乗車してフィレンツェへ、
観光のメインはピサの斜塔に日帰りで行きます。

ミラノセントラル駅
遠くから見るとあまり大きくない感じでも・・・

メチャクチャ大きい駅です。

駅のコンコースも高くて広い。歴史を感じさせる駅！
中に入ってもチケットオフィスは見当たりません。

歴史を重んじる駅のようです。
チケットオフィスなどは地下に集約されています。

一番下のトレイン番号9911が乗車する列車。
9時15分発なので（8時36分現在）
プラットホームの番号は出ておりません。

その上にはチューリッヒ行きのEC14
(EuroCity)などの国際列車もあります。 　　

それではミラノセントラル駅で高速列車ウオッチング！
フレッチェロッサ（FRECCIAROSSA） ETR1000

トレニタニアの最新型車両です。

こちらは SBB 9時25分発チューリッヒ
（Zurich HB)行き　EC (EuroCity)
ETR610型

昨日、ベネツィアからここミラノセントラルまで
乗車したフレッチャロッサ
（FRECCIAROSSA） ETR500型

そして、今日乗車するのはイタロ（Italo）
初めての乗車です。
今日は2012年4月に開業したイタロ。
　
フランスのアルストム社のAGV（動力分散型）
がベースとなっています。

開業当初はローマはテルミニ駅ではなく
ティブルティーナ駅とオスティエンセ駅。

ミラノ駅はセントラル駅ではなくは
ポルタ・ガリバルディ駅とロゴレド駅
から発着。
少し使いづらい一面がありましたが現在は
ミラノ・セントラル駅、ローマテルミエ駅が
発着駅になりました。

ミラノ・セントラル→フィレンツェS.M.N駅　
italo(イタロ）9911列車のチケット
乗車クラスはPrima
このチケットは8月6日にネットで購入。
料金設定は高い方からFlex、 Economy、
Low cost,の３種類
Flexだと55.9ユーロするチケットが
Low costで購入できたので
26,9ユーロ/3,610円でした。

ホームページで検索すると乗車日の3か月と3週間ぐらい前から購入できます。
Low Costのチケットから先に売り切れるので乗車日が決まっていたら早めに
予約がよいでしょう。但し安い運賃ほど制限があってキャンセルできない等、
利用する時は注意が必要です。

時刻表
MILANO CENTRALE　9:35分発
MILANO ROGOREDO　9:43分着
REGGIO EMILIA AV MEDIOPADANA　10:21分発
BOLOGNA CENTRALE SOTTERRANEA AV　10:47分発
FIRENZE SANTA MARIA NOVELLA 　11:25分着

乗車する4号車のPrima（プリマ）クラス。
クラスは上から　
Club(クラブ）ファーストクラス扱い
Prima(プリマ）ビジネスクラス扱い
Comfort(コンフォート）プレミアムエコノミー扱い　　　　　　　　　　　　　Smart(スマート）エコノミークラス扱い
飛行機で言えばこんな感じでしょうか。

プリマのシート　１+２座席の３列シート。
プリマの上位クラスにクラブ（Club)がありますが、
シートは昨日乗車したフレッチャロッサの
Executiveクラスのような大きな違いがありません。

BOXシートが多いためイタロに関してはこの
プリマクラスで充分だと思います。

プリマクラスの下にコンフォートという
クラスが新設されてます。
違いはドリンク・スナックサービスが
無いだけで1+2座席の3列シート
ならこのクラスもおススメかも知れません。
2等にあたるスマート（Smart）
クラスは2+2の4列シートで
フレッチャロッサの2等より狭いようなので
早期予約をするのならこのクラスは控えた方
が良いかもしれません。

ミラノセントラル駅を出発。

ミラノ市内を走行。

間もなくレッジョ エミリア駅です。

10時22分定刻でレッジョ エミリア
（REGGIO EMILIA AV MEDIOPADANA）
駅に到着。　

どの国でも遮音壁は新設されつつあります。
これも時代の流れですね。

italo(イタロ）Prima クラスの
飲み物・スナックサービス。

ボローニャ・セントラル
（BOLOGNA CENTRALE SOTTERRANEA AV）　
10:48分定刻で到着。

☆ボローニャ・セントラル駅
2010年7月にミラノからローマ
（当時はエウロスター・イタリア）
まで乗車した時は地上駅でした。
TAV(Treno alta velocita)高速路線が7年前と変わったのかわかりませんが、
ボローニャ駅付近の路線はトンネル区間が多くなった気がしました。

ボローニャ・セントラル駅を出発すると長いトンネルに入ります。
トンネル区間が多いですが少しだけ地上の風景を撮影する事が出来ました。
写真をよく見ると下に白い雲が・・・

Prima(プリマ）クラスの車内。

トンネルの向こうは曇り空！

フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅発着しました。

フィレンツェサンタマリアノヴェッラ（フィレンツェS.M.N）駅

今日泊まるホテルの近くに中央市場がありました。

Hotel Collodi, Florence
ピサ・セントラル駅から歩いて10分ぐらい、
観光の中心ドゥーモ広場まで5分と立地の条件は最高、
フィレンツェで２泊するホテルです。

ホテルのお部屋

フィレンツェS.M.N駅に戻ってきました。

12時28分発の リヴォルノ（LIVORNO C.EL）
行きの列車でピサに向かいます。

昨日、ミラノ駅で購入したピサ・セントラル駅までのチケット　
8,4ユーロ/1,150円
(自由席で列車の時間も指定されていないのでどの列車にも乗車できます）

今回乗車する列車は12時28分　
フレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅発の
快速 Regionale Veloc（レッジョナーレ・ヴェローチェ）
3123列車です。

2階建て車両です。

2階席が空いていたのでこのBOXシートに座りました。

フィレンツェS.M.N駅を出発。

車窓の風景を見ているだけで
最高の旅行気分になります。

１時間でピサ・セントラル駅に到着。

☆ピサ・セントラル駅

ピサ・セントラル駅

ピサ・セントラル駅前
ピサの斜塔までバスがあるのですが、歩いてピサの斜塔に行きます。

途中、目的地は同じと思われるふたりの中国系と思われる御嬢さんの
あとをついて行きました！

アルノ川を渡ります。
川を渡ったら右に曲がり川沿いに少し歩いたら左折します。
そしてサンタ・マリア通りの先にピサの斜塔があります。

サンタ・マリア通りを歩いてます。

ピザの斜塔初対面！上の部分が見えました！！

この角度からはあまり傾いていませんが、ピサの斜塔です。
有名な建物を生で見るこの嬉しさは言葉では表せません。

世界文化遺産：ピサのドゥオモ広場　（登録年 1987年)
鐘楼（ピサの斜塔）、大聖堂（ドゥオモ）、洗礼堂、墓所（カンポサント）
の建物があるドゥオモ広場、別名奇跡の広場と言われています。

まずは、ピサの斜塔。この角度ですね！
1人旅なので斜塔を支えるようなトリック写真は撮れませんのでおゆるしを！

隣りのドゥーオモと比べると傾き方がよくわかる。

ピサの斜塔の奥にある茶色の建物はチケットオフィスと手荷物預かり所です。

ピサの斜塔はカメラ以外荷物の持ち込みは禁止されているので
ここで荷物を預けます。

ドゥーオモ（大聖堂）の前でピサの斜塔の入場時間を待つ観光客。

現地でもチケットは購入できますが、入場制限で購入できなかったり
入場時間が希望の時間で取れなかったりする事を考えてネットで
事前予約をしました。
予約した時間(14時45分）が来たので予約したチケットで入場します。
（このチケットでピサの斜塔とドゥーオモに入場できます。
18ユーロ/2,463円）
28Rと書かれているのは、預けた荷物の預かり番号。

いざ！入場。

中に入ると中央は空洞になってました。コンクリートの打ちだしみたいで
歴史のある建物に見えないのは少し驚き。

螺旋階段を上ります。250段近くあるので途中休みながら上を目指します。

やっとの思いで（階段がキツイ）ピサの斜塔の上に来ました。

ピサの街並み。

手すりはありますがそんなに高くないので風景は問題なく撮影できます。
写真は、ピサ・セントラル駅から来た道です。

ピサの斜塔に上がった時が一番雲が多かったのが少し残念。

ドゥーオモ広場方面
右側にドゥーオモとその奥にまる丸い建物は洗礼堂

ピサの斜塔は鐘楼と言われるので上には当然釣鐘があります。

ドゥーオモ広場の近くのカフェでパスタのランチ。
カルボナーラの味は普通でした。

暑かったのでイチゴジュースが美味しかったです。

洗礼堂とドゥーオモ。その向こうにピサの斜塔。

これは広角レンズで撮った写真。本当は右に傾いているピサの斜塔が
左側に傾いたように写ってます。
広角レンズで撮影した失敗作。←わざと撮った写真です。

☆ 洗礼堂
1152年に着工しましたが、完成まで200年かかり建物様式が
下部はロマネスク様式で、上部はゴシック様式になってしまったそうです。

予約したチケットでは洗礼堂に入れないので追加購入のチケット　
5ユーロ/684円

洗礼堂に入りました。

高いドーム状の屋根。音響効果のすばらしいと有名です。

洗礼堂も上に昇れるようでした。
階段で上に行きます。

上の部分はこんな感じです。

洗礼堂の上から見たドゥーオモ。

下を見るとこんな感じ、下に降りようとした時に美しい
女性の歌声が聞こえてきました。

館内に響き渡る綺麗な歌声が音響効果の素晴らしさを物語っていました。

さて、次はドゥーオモに入ろうとしたが、入場時間を過ぎていたので
入る事ができませんでした。
16時30分を少し過ぎた時間なので少し閉館が早いと思います。

明日、また来てみたいな事を言われましたが、明日は来ません！
この時はかなりショックでした。

左側の白い建物が墓所（カンポサント）です。

（以外に難しいピサの斜塔の写真撮影）
近くで斜塔を撮影する場合広角系のレンズでないと全体は撮れません。
でも、広角系のレンズで撮影すると、傾きが実際の角度より小さく
写ってしまいます。

この写真は標準系のレンズで実際と同じ傾きになるように撮影
しましたが上の部分（一部）しか撮影出来ませんでした。

地上の部分。

少し斜塔から離れて中望遠系（この写真は85ｍｍレンズ）で撮った写真。

ドゥーオモ（大聖堂）と一緒に撮ると斜塔の傾きがよくわかります。

これは広角レンズで撮った写真　本来の傾きとは違う
（反対の）角度に写ります。

帰りはピサ・セントラル駅の時刻を　
16時54分発→フレンツェS,M,N駅　18時07分着　73分
17時12分発→フレンツェS,M,N駅　18時01分着　49分
17時32分発→フレンツェS,M,N駅　18時32分着　60分
予め確認していました。

17時32分 ピサ・セントラル駅を出発。
快速 Regionale Veloce（レッジョナーレ・ヴェローチェ）
3118列車でフィレンツェS.M.N駅に向かいます。

フィレンツェ・リフレディ( Firenze Rifredi)駅に到着。

最終駅のフィレンツェS.M.N駅に到着。

フィレンツェS.M.N駅。

晩ごはんはこのCORNELIUSでピザを。

マルゲリータ　6,5ユーロ/890円
ビール　　　　3,5ユーロ/480円

Hotel Collodi, Florence
今日は早めに就寝し明日のフィレンツェ観光に備えます。

次回はフィレンツェ観光。二つの『受胎告知』を鑑賞します。

2018年8月19日 投稿

2017年10月 フランス凱旋門賞とイタリア鉄道の旅（6）　
フレンツェ前編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11386229