ハルビンの名所をまわってみた３（731部隊跡）

2017/09/26 - 2017/09/30

中国の都市の中でも有名なハルビン。
一番北に位置する省都、氷の都市（冰城）、東北のモスクワ…自分の中では神秘的なイメージのこの街にチャンスがあり行ってみました。

エリア 哈爾濱(中国)

この日もハルビンは快晴
中央大街入口のKFCで朝食をとり
先ず午前中に「侵華日軍第七三一部隊遺址」に向かいます
郊外にある為アクセス方向は限られています

ホテルのドアボーイ曰く中央大街からだったら348路バスが一番利便性がいいとの事
地図で中央大街付近のバス停を確認します
赤丸印がバス停で比較的近い所にあるようです
なんかバスでも行けそうな感じ

スマホで中央大街付近からのバスでのルートを確認します
新疆大街が侵華日軍第七三一部隊遺址の最寄りバス停です
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路線バスなのでそれなりの停車は覚悟の上です
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市内から24キロ郊外にあるようです

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ハルビンは黒竜江省の省都ですが、地下鉄の整備はまだ始まったばかり
市民の足はやはりバスです

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「离我最近」が一番最寄りのバス停です…

５ページ目…

結局、労力と時間をお金で買ってしまいました…
郊外に向かう方向だから空いているだろう～
という甘い考えは見事に打ち砕かれ、途中二件の事故渋滞に巻き込まれ…
1時間掛かってしまいました（タクシー代65元）

731部隊旧址。
731部隊とは第二次世界大戦中の関東軍で人体実験を行った防疫給水部のことで、まさに此処はその部隊の本部や研究施設が置かれた所
入場は無料

噂には聞いていましたが想像以上の規模です

陳列館の内部は、いかに日本軍は酷いことをしたのかを切々と説明する感じです

瀋陽の九一八纪念馆と違う所は日本語訳の説明が無いことです。

当時の施設を再現したジオラマがその規模の大きさを感じさせます

こちらが本部
再建したものでオリジナルのものではありません
と言うのも、関東軍は終戦前に証拠隠滅の為に施設を爆破して撤退したとのこと

部隊長の部屋

内部はこんな感じです

訪問時点では全てが再建されてはいませんでした

遺跡発掘中です

これもかつての二木班病理試験室だったもの

アウシュビッツを思わせる線路もあります

機材、資材を鉄道も使って戦地に送っていたようです

関東軍の証拠隠滅の為に爆破されたボイラー施設

一ヶ所一ヶ所説明はあります
ただ陳列館と同じで日本語訳はありません

毒ガスの貯蔵施設

敷地内はまだまだ発掘、再建作業真っ只中
今後この施設は不戦の誓いの為なのか、政府のプロパガンダの為なのかどのような使われ方がされるのかは分かりません
そして、何がどこまでが事実かも分かりません
ただ言えることは今後の人類にとっての正に遺産として伝えていってもらえればと

侵華日軍第七三一部隊遺址をあとにし、再び中央大街まで戻ることにします
哈尔滨南站までタクシーで行き地下鉄に乗って市中心部まで戻ろうとしましたが、ココは郊外、タクシーの流しが少ない…おまけに折角捕まえ行き先を告げると乗車拒否…
目的地を中央大街直行に変更して15分かけてタクシーを捕まえ所要時間40分（59元）11:50に中央大街に戻ってきました。