2017/09/08 - 2017/09/09
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walkingmanさん
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信仰の山、出羽三山を歩いて縦走しました。羽黒山から月山、湯殿山へ。生れかわりの旅です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出羽三山巡りの起点となる庄内地方へは庄内空港が便利。でも、僕が住む関西から庄内空港へは飛行機が飛んでない。そこで大阪から鶴岡へ夜行バスでむかいます。
朝06:45、バスの途中休憩地点。ここはもう山形県。日本海が見えました。天気予報では晴れるとでていますが、この雲の感じではどうでしょうか。 -
07:40、鶴岡のエスモールバスターミナル。定刻より15分早く着きました。おかげで羽黒山行のバスに、予定より早い便で乗れました。
羽黒山行のバスは07:50発。夜行バスの到着予定時刻は07:55。この次のバスとは2時間近くも差があったので、07:50発に乗れたのはおおきかったです。
羽黒山頂手前の随神門バス停で下車。到着時刻は08:40でした。 -
いでは文化記念館で出羽三山についてお勉強。
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随神門。ここから羽黒山(出羽三山神社)の神域に入ります。
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滝をバックにして建つお堂。清々しくて気持ちもおだやかになる。水音がいいですね。
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有名な五重塔。
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山頂まで2446段もあると聞いていたので、つらいのは覚悟していましたが、実際にはゆるゆると上がっていく区間が多く、それほどでもありません。
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もちろん、こんな角度の区間もありますが。
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随神門から1時間で羽黒山の山頂域に達しました。脇道に入ったりしながら進んだので、もし真っ直ぐに山頂にむかったら45分ぐらいで到着できたかも。
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三神合祭殿。羽黒山、月山、湯殿山の三神を祀る神社。このあと月山神社、湯殿山神社に行くのだけれど、ここで参拝すれば、月山、湯殿山に行く必要がない?。
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ここは羽黒山だけど、中央に祀られているのは月山神社。
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屋根から恐い目で見られてます。
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羽黒山頂から月山ビジターセンター方面に下ります。
山頂からの舗装路は自動車専用道路のようで歩行禁止。 -
脇の道に入ります。
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前日までの雨で石が濡れている。滑るので土の部分を歩きたいところですが、粘土のような粒子の細かい土が硬くしまっていて、土の方がむしろ石のよりも滑る。転ばないように慎重に。
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くだりきり、車道と交差するところにあるのが荒沢寺。三神合祭殿とはうってかわって観光客がいなくて静か。木立と苔の緑がしっとり落ち着いて好ましく感じました。
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境内には『これより女人禁制』の碑。出羽三山は長らく女人禁制だったのです。名残がありました。
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月山ビジターセンター。無料の休憩所があって一休みできます。
ここからは211号線を歩きます。 -
まっすぐ進めば月山ですが、今日は月の沢温泉に泊まるので211号線を離れて左へ。月の沢温泉まで3.6kmと標識がでていました。
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竜神橋。橋の装飾に龍。小さくてわかりにくいけれど、外燈にも龍の飾り。
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15:00、北月山荘に到着。夜行バスが早く鶴岡に着いたおかげで、羽黒山でゆっくりしたのに、こんな早い時刻着きました。
月の沢温泉の一軒宿。お湯は銅色。筋肉痛に効きそう。 -
山の幸を中心にしておかずが並びます。この他にもヤマメ?の塩焼きや天ぷらなど。おいしくいただきました。
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宿のそばに掲げてあった案内図。宿から八合目までの登山ルートがある。宿の方にうかがうと3.5時間ほどだとか。
翌日の出立時間について考えたこと。
明日は月山から湯殿山にぬけるルートを歩く予定。月山八合目から湯殿山までは6時間程だというから北月山荘からだと9.5時間。神社での参拝や休憩を考慮すると12時間はほしい。16時までには湯殿山につかなければならない(後述)ので宿を出るのは朝4時と考えました。ただ、夜明け前は暗くて道に迷いやすい。ヘッドライトを準備してきたけれど山道だと足元が不安。
代案として遠回りだけれど8合目まで車道を歩く選択肢も。でも、この場合、北月山荘から月山8合目まで5時間かかる。差額の1.5時間を捻出するために、朝2時半に宿をでるか、観光の時間を削るかを考えねばならない。迷います。
宿のご主人に相談したら「どちらのルートを歩くにしても熊が心配だなあ。暗いうちは歩かないほうがいいと思うよ。」と言われてしまった。当初の計画では早朝に出てすべての区間を歩くつもりだったけど、熊と言われてはね…。遭遇することはよまやあるまいとは思うけど、ますます悩みます。
ちなみにメジャーなのは前日に羽黒山を参拝し随神門付近にある宿坊かビジターセンター付近の国民休暇村に泊り、翌朝のバスで月山八合目まで移動する方法だとか。羽黒山と月山の間を歩く人はほとんど見ないそうです。 -
翌日。
たまたま同じ宿の泊り客に早朝に車で八合目に上がるという人がいたので、途中まで乗せてもらうことにしました。感謝です。
明るくなってきて安全に歩けそうだから、車を降ろしてもらいました。時刻は5時。 -
車道を進みます。当然上り坂ですが、車が無理なく走れる緩やかな傾斜なので歩行者にもイージー。
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少し歩いたら月山五合目でした。バス停はあるのだけれど、ここにバスは泊まりません。月山ビジターセンターから八合目まで、バスは停まりません。途中区間のバス停は廃止されたのだとか。でもバス停は撤去されず残っていました。路線自体が廃止されたのではないのだから、停ればいいのに。
土曜日のせいか、時々、八合目にむかう車に抜かれました。縦走せず、八合目と山頂を往復するのであれば、車が便利。 -
07:00に八合目着。既に駐車スペースの半分程が埋まっていました。歩く人が多いようです。今日は天気も良いし、トレッキングには絶好。
持参のパンをかじって、身支度を整えて、山に入る準備。 -
登山道に入って10分。月山中之宮。
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標高が高いので大きな木はありません。このあたりは霧がかかって幻想的な風景。
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登り始めて1時間半、九合目を通過。
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もうすぐ山頂という地点。いい景色。
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10:10、月山山頂着。これが三角点。山頂には月山神社が鎮座されているので、三角点は少し下がった地点にありました。
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雪が残っているので驚きました。
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月山神社。中は撮影禁止。
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少し離れて見ると山頂に神社があることがよくわかります。手前にあるかまぼこ型の建物が山上小屋。
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月山から湯殿山へむかいます。山を下りる人と上がってくる人が交錯。足元が崩れやすい岩なので、注意深く足の置き場を確認します。
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空が高い。
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ニッコウキスゲ。そばにいたおじさんが「例年だとこの時期はもう咲いていないのだけれど、まだ残っていましたね」と教えてくれました。
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正面に見える山にむかって続く道は姥ヶ岳からリフト乗り場へむかう道。僕は途中で分かれて右に折れていく、湯殿山への道をたどります。月山から下ってきた人の多くは姥ヶ岳方面へむかっていきました。リフトを使って下山する人たちです。
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清水。月山の雪解け水でしょうか。
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一瞬ひるんだ梯子段。梯子を下りている時よりも、梯子に取り付く際のほうが怖かったです。手すりを掴みそこねて転倒しないかとか、梯子が倒れないかとか。
それから、僕の後からきた人が、僕が降りきるまでに梯子で下りだして、その人がおデブさんだったので、この梯子が耐えられないのではないかと怖かったです。
こんな梯子が5,6本連続します。
実際に下りているときは目の前の岩が視界を遮ってくれて下が見えないので、怖くはなかったです。 -
このすぐ先にあるのが湯殿山神社。14:10に到着しました。この時間なら時間をかけて参拝できそうです。
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湯殿山神社は撮影禁止なだけでなく、昔から。神社内での出来事については語ることも許されません。
ゆっくり参拝し、16:15発のバスで鶴岡へ戻ります。
残念なことに、鶴岡と湯殿山を結ぶ路線バスは今年から廃止されてしまいました。今は暫定的に観光シーズンの休日だけバスが運行されています。ただし本数が少なく、最終も16:15発と早い。もう少し遅い時間だったら、北月山荘から歩いていけたのに。
鶴岡行きのバスはこの大鳥居の前の駐車場から乗り込みます。
宿でたまたま出会った方に車に乗せていただいたおかげで、トレッキングも聖地巡りもじっくり楽しむことができました。充実の二日間。
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