2017/01/23 - 2017/01/30
810位(同エリア6973件中)
ニッキさん
今日は待望のフリータイム。
「ローマの休日でアン王女が最後に記者会見をした宮殿に行ってみたいね。」
計画の段階でこんな話がでました。
そこはヴェネツィア広場のそばに建っているコロンナ宮。
このコロンナ宮(美術館)は毎週土曜日の9:00~13:00だけの開場です。
そこでフリータイムが土曜日になるよう合わせて出発日を決めました。
最初にコロンナ宮。いくつかの教会を見て、シエスタの時間にボルゲーゼ美術館に行くべく予約する。(13:00~15:00)
ローマパスの48時間券は前日にローマ三越の前のタバッキで購入済み。
一人28ユーロで、メトロとバスが乗り放題。
美術館かコロッセオ、フォロ・ロマーノが1か所無料で、長蛇の列に並ばずに入れます。
私達はボルゲーゼ美術館に使用しました。
ローマパスの48時間券は1日のフリータイムでも、使いようでお得になります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
テルミニ駅からヴェネツィア広場行きのバスに乗って、ヴェネツィア広場のひとつ手前で降りました。
坂道を下がったところに目立たぬ建物が・・。
見落としちゃいそうです。 -
コロンナ宮。
17~20世紀に集められたコロンナ家のコレクションを展示しています。
何と言ってもローマの休日で有名な宮殿です。
入場料は12ユーロです。 -
階段を上がると、ブロンズィーノ作「ヴィーナスとキューピットとサテュロス」がお出迎え。
官能的! -
いよいよコロンナ宮の大広間が見えてきました。
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イチオシ
うわぁー、凄い豪華。
ここで映画のラストシーンが撮影されたのね。 -
大広間へと降りて行く階段の中程にめり込んでいる鉄球はなんと本物の砲弾です。
1849年に発足されたローマ共和国が数ヶ月に渡ってローマの中心部を占拠していた時、教皇ピウス9世を共和国軍から救出する為に、ジャニーコロの丘から発射してここまで着弾したそうです。 -
土曜日の午前中限定の開場だけあって、人も少なくゆっくり見学できます。
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天井も豪華な装飾です。
戦いの勝利の場面を描いているそうですよ。 -
絵画と鏡が飾られています。
大広間の鏡はより広く、明るくする効果をねらっているのかな。 -
なんといってもメインの大広間だから、財を誇示するがごとく豪華に造ってます。
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64年前の映画と同じ場所に立てているなんて夢のよう。
7年前に初めてスペイン階段に立った時の感動を思い出しました。 -
コロンナ宮はいくつかの部屋が公開されています。
絵画で埋め尽くされた部屋。 -
どの部屋もシャンデリアがとっても綺麗です。
これはヴェネツィアングラスのようですね。 -
このタペストリーで飾られている部屋は天蓋があります。
天蓋はコロンナ家とパンフィリ家の婚礼の際の物です。 -
「豆を食べる男」 アンニバレ・カラッチ作
コロンナ宮では数多くの絵画がありますが、秘宝の1枚です。 -
庭を眺めて休憩するコーナーもあります。
喫煙者の方もここでたばこが吸えますよ。
(あんちゃんは一向に禁煙しない) -
コロンナ宮を出て、後ろに建っているサンティ・アポストリ教会。
6世紀に建てられた古い歴史のある教会ですが、18世紀に改築されました。 -
内部は広くとても豪華な造りです。
ローマはカトリックなので、入るとその装飾に感動してしまいます。 -
天井を飾るフレスコ画も見逃せません。
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私の好きな教会「サンティニャツィオ教会」です。
イエズス会の創設者イグナティウスに捧げられた教会です。 -
イチオシ
初めて見た時大感動した「聖イグナティウス・ディ・ロヨラの光栄」
アンドレア・ポッツォによる天井のフレスコ画です。
遠近法を駆使して天井がわからないように描いています。 -
だまし絵ってすごーい!
飛び出す絵本のように人がこちらに迫ってきます。 -
首が疲れた方は鏡でどうぞ。
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資金不足からクーポラの建設を断念。
ポッツォの案で遠近法とだまし絵を駆使して本物のようなクーポラが描かれました。
(写真で黒い部分です) -
中央祭壇もポッツォの手によるものです。
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祭壇の中央部分は大理石ではなくスタッコ装飾なんですって。
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こんな計算尽くされた凄い絵が17世紀に描かれたのにもビックリです。
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窓のところまでが天井だなんて信じられない。
もっと、もっと、上まで続いて行くようです。 -
ミネルヴァ教会の近くに建っています。
天に吸い込まれて行くような不思議な感覚。
このイリュージョンを是非体験してみて下さい。 -
お昼にボルゲーゼ美術館に行くので、教会を出たすぐのお店でパニーノと飲み物を購入。
ボルゲーゼ美術館の庭で食べようと思います。 -
以前ボルゲーゼ美術館内のカフェで軽食を食べたけど美味しくなかった。
なので、今回は街中のパニーノに挑戦です。
すごく美味しかった。大正解でした。 -
ボルゲーゼ美術館の正面です。
予約は13:00~15:00
入場料はローマパスを使用しました。
余裕を持って12:00頃に到着。ベンチで昼食です。 -
美術館内のミュージアムショップ。
画集ガイドブックに日本語版はありません。
今年のカレンダーを買いました。 -
イチオシ
「プロセルピナの略奪」 ベルニーニ作
ボルゲーゼ美術館の至宝の作品です。
1階の「皇帝たちの間」の中央にひときわ輝いて立っています。 -
イチオシ
この腰や太ももにくい込んだ指。
リアルでしょ!
大理石から彫られたなんて、とてもじゃないけど考えられない。 -
頬につたわる涙さえも表現しているんです。
髪も細いミノで丁寧に彫ってます。
凄い技術ですね。 -
ベルニーニは7歳にして「ミケランジェロの再来」と教皇を驚嘆させたそうです。
この作品を鑑賞できただけでも幸せ。大満足です。 -
「ゴリアテの首を持つダビデ」 カラヴァッジョ作
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「馬丁たちの聖母」 カラヴァッジョ作
教皇庁の馬の世話をする馬丁組合からの依頼の作品ですが、聖母の胸元や馬丁の守護聖人アンナのみずぼらしい老婆の表現に非難が集まったそうです。 -
「パオリーナ・ボルゲーゼ」 カノ―ヴァ作
ボルゲーゼと結婚したナポレオンの妹パオリーナをヴィーナスに見立てた作品です。 -
「ダヴィデ」 ベルニーニ作
英雄ダヴィデが巨人ゴリアテを投石で討つ、その瞬間を捉えた作品です。
ダヴィデはミケランジェロの作品が有名ですよね。
ベルニーニのダヴィデは顔が自画像とも言われています。 -
イチオシ
「アポロンとダフネ」 ベルニーニ作
この作品もボルゲーゼ美術館の至宝です。
アポロンに迫られ逃げるダフネが、追いつかれた瞬間に月桂樹に姿を変えるギリシャ神話の一場面を表現しています。
ダフネの体や髪が樹木に変わっていく姿は圧巻。 -
全体の姿を見ていただかないとその良さも半減ですが、なんせカメラの調子が悪かったもので、全てを映した写真がピンボケでした。
こんな中途半端な写真でごめんなさい。 -
「一角獣を抱く貴婦人」 ラファエロ作
フィレンツェに来てまもない22歳頃の作品です。
ダ・ヴィンチの影響(モナリザ)を感じさせる構図ですね。
一角獣は純潔を表します。 -
「ヴィーナスと蜂の巣をもつキューピット」 クラナハ作
クラナハといえば薄い透明なベールをまとった裸のヴィーナス。
豪華な首飾りと髪飾りや帽子など、最先端のファッションを身に着けるのも特徴です。
蜂の巣を持ったキューピットを描くことで、「快楽の後には必ず苦痛が訪れる」という教訓を与えました。 -
「聖愛と俗愛」 ティツィアーノ作
ヴェネツィア派の代表ティツィアーノ初期の作品です。
ヴェネツィアの書記官ニッコロ・アウレリオと貴族バガロット家の娘ラウラとの結婚の記念に描かれました。
貞操を表す白のドレスをまとった女性が地上のヴィーナス。
裸体が愛の女神天上のヴィーナスです。
寓意画ですが、意味をめぐってはさまざまな解釈があるようです。
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