ニッキとあんちゃんの珊瑚婚式は３回目のイタリアだー！＜ローマその１＞

2017/01/23 - 2017/01/30

ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂も見学できる、至れり尽くせりのツアーを見つけた私。
今まで訪れる事ができなかったミラノの最後の晩餐や、モザイク芸術の宝庫ラヴェンナなどもツアーに入っていて、盛りだくさんの内容に感激、感動しきりです。

朝フィレンツェを出発し、旅も最終のローマにやってきました。
ヴァチカン博物館の一部を見学します。

エリア ローマ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

午後にローマ着いて、まずはヴァチカン博物館の見学です。

夏は長蛇の列ですが、冬は空いていますね。
気温は東京と同じぐらいなので、私は冬の旅をおススメします。

初めてイタリアに行ったのもＨＩＳのツアーでした。
その時もヴァチカン博物館を訪れました。
他社と比べると、価格が安いにもかかわらずシスティーナ礼拝堂に入場するプランのツアーはＨＩＳが多いなぁ・・と感じます。

上階にあがってまず燭台のギャラリー。
紀元前３世紀～１世紀のギリシャ彫刻をコピーした作品が並べられています。

修復師が作品のお手入れをしているようです。

続くタペストリーのギャラリーでは、ラファエロの弟子たちの画稿に基づいて、フランドルで作製されたタペストリーが展示されています。

次は地図のギャラリー。
イタリアを代表する都市を描いた地図のフレスコ画です。
でも、まず目に入るのは黄金に輝いた天井です。

細かい装飾も含め、他の部屋と天井に対する力の入れ方が違いますね。
照明も効果的に当てて黄金色に輝いて見えます。

地図のフレスコ画は１５８０年から５年にかけて、当時最大の地理学者の指導のもと、大勢の画家が集まって作製されてようです。

地図のギャラリーを出たところで、システィーナ礼拝堂の最終待ち合わせ時間と場所を告げられました。
システィーナ礼拝堂にいる時間を短くすれば、ラファエロの間が見られるじゃない。
ヤッター！

という訳で、速攻ラファエロの間に入りました。

「アテネの学堂」署名の間
教皇ユリウス２世の私的図書室の壁画です。
古代の哲学者や科学者達が議論を交わしている様子が描かれています。

中央正面で議論を交わしているのはプラトンとアリストテレス。
右手人さし指で思想の源が天にあることを示しています。
モデルはレオナルド・ダ・ヴィンチです。

同時期にシスティーナ礼拝堂で作成中のミケランジェロの天井画を見に行き衝撃を受け、下書きには無かったミケランジェロを尊敬の念を込めてヘラクレイトスの姿で書き加えたそうです。

右隅にラファエロの自画像が描かれています。
ルネッサンスの三大巨匠が一堂に会する貴重なフレスコ画です。

「聖体の議論」ラファエロ作

ユリウス２世はフィレンツェの若き天才をローマに呼び寄せました。
教皇の居室４部屋の内「署名の間」でラファエロが最初に手掛けたフレスコ画です。

イタリアの美術館で写真撮影が解禁になったとはいえ、システィーナ礼拝堂はやっぱりダメでした。
肉眼で神の如きミケランジェロの作品を堪能・・するには時間は短かったけれど、ミケランジェロがいた同じ空間を楽しんできました。

システィーナ礼拝堂を出て、サンピエトロ大聖堂に入場。
右手に若きミケランジェロの作品「ピエタ」があります。
親子ですから老いた聖母マリアを描くのが通常ですが、ミケランジェロはあまりにも美しく清らかな聖母マリアを彫りました。
マリア様がかけるリボンには生涯唯一のミケランジェロのサインが彫られています。

バロックの天才彫刻家ベルニーニ作の大天蓋。
ねじれた柱が特徴で天に上昇するかのように演出されています。
今日は何か行事があったのか、大天蓋より先にはいけませんでした。

聖ペテロのブロンズ像です。
左手には天国の鍵を持っています。
右足を擦り擦りしようかと思っていたら、ここも入れませんでした。

封鎖されて奥まで入れなかったのは残念でしたが、私は大好きなピエタに会えて満足です。
しかし、サンピエトロ大聖堂は大きいわぁ。

衛兵さんはスイス人で厳しい審査をパスしなければなれません。
制服はミケランジェロのデザインと言われています。

毎週日曜日の１２時頃にお告げの祈りがあって、教皇が広場に向かって窓から姿をみせて下さるそうですよ。

ヴァチカン市国を出てローマの街中へ。
コロッセオは車窓観光で、行きたい方は明日のフリータイムにどうぞ・・って感じです。

定番トレヴィの泉
バロック様式の彫刻が素晴らしい、ローマ観光には外せない噴水です。

ええ、もう定番中の定番、肩越しにコインを１枚投げ入れてきました。
また、ローマに来られるかしら？

今日の夕食はＨＩＳ食事アレンジ最後の選べるメニューです。
私は海鮮リゾットを頼みました。
美味しかった！

あんちゃんはボンゴレパスタ。
これも本当に美味しかったそうです。

白身魚のメインもウマウマ。
ツアーのご飯は美味しくない事が多いです。
だから、申し込んだ人も３名だけでした。
でも、このイタリアの食事アレンジは美味しかったです。

コロッセオの夜景をみながらバスはホテルに向かいます。
明日は１日中フリータイムです。