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青春切符で、この夏、3度も島根県に行った。最初は立久恵峡(たちくえきょう)温泉に一泊し、次は温泉津(ゆのつ)温泉で一泊する旅だった。今回は残りの一枚だけで日帰りの旅をすることにしたが、高津川で、鮎釣りをしている人を見ていると、有名な高津川の天然鮎を食べさせる割烹美加登家(みかどや)に行きたくなったのだ。<br /><br />なにしろ、高津川は清流日本一に何度も選ばれたそうだ。通の間では、鮎も当然評価が高い。その鮎をちゃんと食べられる場所は、調べると、ここ割烹美加登家しかないようだ。<br /><br />食べログでは、高い評価のある割烹だ。口コミ数は28だが、どれも圧倒的に詳しい通の文章が読める。この美加登家の支店ともいうべき新橋の鮎正も鮎の通には高い評価のようだ。ミシェランにも載っているようだ。美加登家の兄弟がやっているとのこと。詳細はそれらの通の説明に譲る。<br /><br />私たちは昨日昼食をこちらでいただいた。一万円のコースを予約。サービス料10%と消費税が別で、それにこの地方の日本酒を2種類いただく。献立表を写真でつける。鮎は8種類の料理で登場する。<br /><br />私の子供時代は親父が鮎釣りの名人級で、一日50匹以上釣ってきた記憶がある。私も小学生のころ、子供鑑札を買ってもらい、一緒に夏休みには鮎釣りをしたことが何度かある。私は5,6匹しか釣れなかったが。。当時の食べ方は塩焼きとせごしだった。せごしは骨があり、あまり好きでなかった。釣れすぎた時は火鉢で串刺しにして蒸し焼きし、保存食になっていた。それも好きではなかった。うるかは大好きだった。結局、子供時代の天然鮎の記憶は塩焼きがベストで、いくらでも食べていた。それにうるかが熱いごはんにかけて食べるが好きだった。こられの体験は川にダムができて、突然、すべて終わった。<br /><br />それ以来、天然鮎を食べる機会はほとんどない。養殖ものの鮎はやはり違う。。それでも、時々は食べてきたが、子供時代のものとは程遠い。<br /><br />北大路魯山人の鮎に関するエッセイは9編ほどあるが、kindle版で読みなおした。彼は理想だけを語るので、若鮎の塩焼きがベストだという考えだ。せごしよりは洗いを褒めている。彼の話は本質をついていると思う。川でとれた場所で食べるしかないのだ。生簀で送ると数日ではらわたが痩せて、味が落ちるというが、これは正解だ。うるかが減っていく。鮎は内臓のうるかが味の命だと私も思う。塩焼きは、うるかがたっぷり残っている取れたてが当然美味しい。<br /><br />今回は9月1日で、時期が時期であるだけに、大きく育っている分、料理法も当然、6,7月に食べる食べ方とは異なるだろう。そこらへんは、プロの腕を信じて食べに来た。一万円のコースで、鮎が7匹くらい使用されたとのこと。贅沢なコースだ。私が子供時代に食べた食べ方ではない。すべて新体験だった。川によって、鮎は育つペースが相当異なるようだ。私が子供時代に食べた鮎はお盆までというのが常識だったが、高津川はそれよりは遅いようだ。だから、食べに来たのだが、、。子持ち鮎のコースは10月1日から開始だそうだ。だから、相当大き目の鮎になっているだろうが、まだまだいけるはずだという判断でやってきた。<br /><br />子うるか。洗い。白味噌仕立て。味噌包み焼きという順序ででてきた。それから塩焼きが2匹ずつ。うるか茄子。鮎昆布〆。それに仕上げは鮎めし。以上、8種類の鮎料理。<br /><br />塩焼きはこの料亭独特の焼き方。皮がぱりぱりで、骨まですべて食べられるように焼いているとのこと。一匹目は全て食べてみた。2匹目は骨を少し残した。これらの8種類はすべて新体験だったので、比較ができない。ただただ、新しい味覚をそれぞれ、神経を集中させて味わった。やはりコース全体の評価は5つ星だ。次に来るとしたら、若鮎の塩焼きが美味しいだろう7月にするだろう。6月はまだ小ぶりすぎるのではないだろうか?<br /><br />ただ、子供時代は経験がなかったが、何年か前に岩国の錦帯橋を見た後で、しばらく歩いたところで錦川の子持ち鮎の甘露煮風のものを売っていた。一匹が800円くらいだったが、あれは美味しかった!子持ち鮎は料理法、食べ方がまったく異なるだろう。10月過ぎに、この料亭を訪問するのも面白いだろうと思う。<br /><br />ある時、琵琶湖の子持ち鮎の甘露煮ふうのものを買ったが、それは酷かった!10匹くらい入っているパックだったが、一匹食べて残りは捨てた!鮎もピンキリなのだ!(琵琶湖の鮎すべてが不味いといっているのではない。。。)北大路魯山人もそこらあたりは口うるさい。(佐藤垢石も鮎のエッセイが面白い。kindleで読める。)鮎はいい条件でいい状態で食べるのが、難しい魚なのだ。ただ、当たると至福の経験となる。今回はブルックナーの長大な交響曲を初めて聞いた時のようなもので、いきなり意味を理解するのは難しいが、凄い時間を過ごしたことは身体も頭も忘れないだろう。<br /><br />この料亭は、それぞれの時期に合わせた対応を当然できるだろうから、安心して、訪問できるだろうと思った。<br /><br />一枚目は割烹美加登家の近くの高津川で、鮎釣りをしているアングラー。これは友釣りだ。<br />

高津川の天然鮎を食べに割烹美加登家へ日帰り旅行

53いいね!

2017/09/01 - 2017/09/01

39位(同エリア391件中)

4

16

tad

tadさん

青春切符で、この夏、3度も島根県に行った。最初は立久恵峡(たちくえきょう)温泉に一泊し、次は温泉津(ゆのつ)温泉で一泊する旅だった。今回は残りの一枚だけで日帰りの旅をすることにしたが、高津川で、鮎釣りをしている人を見ていると、有名な高津川の天然鮎を食べさせる割烹美加登家(みかどや)に行きたくなったのだ。

なにしろ、高津川は清流日本一に何度も選ばれたそうだ。通の間では、鮎も当然評価が高い。その鮎をちゃんと食べられる場所は、調べると、ここ割烹美加登家しかないようだ。

食べログでは、高い評価のある割烹だ。口コミ数は28だが、どれも圧倒的に詳しい通の文章が読める。この美加登家の支店ともいうべき新橋の鮎正も鮎の通には高い評価のようだ。ミシェランにも載っているようだ。美加登家の兄弟がやっているとのこと。詳細はそれらの通の説明に譲る。

私たちは昨日昼食をこちらでいただいた。一万円のコースを予約。サービス料10%と消費税が別で、それにこの地方の日本酒を2種類いただく。献立表を写真でつける。鮎は8種類の料理で登場する。

私の子供時代は親父が鮎釣りの名人級で、一日50匹以上釣ってきた記憶がある。私も小学生のころ、子供鑑札を買ってもらい、一緒に夏休みには鮎釣りをしたことが何度かある。私は5,6匹しか釣れなかったが。。当時の食べ方は塩焼きとせごしだった。せごしは骨があり、あまり好きでなかった。釣れすぎた時は火鉢で串刺しにして蒸し焼きし、保存食になっていた。それも好きではなかった。うるかは大好きだった。結局、子供時代の天然鮎の記憶は塩焼きがベストで、いくらでも食べていた。それにうるかが熱いごはんにかけて食べるが好きだった。こられの体験は川にダムができて、突然、すべて終わった。

それ以来、天然鮎を食べる機会はほとんどない。養殖ものの鮎はやはり違う。。それでも、時々は食べてきたが、子供時代のものとは程遠い。

北大路魯山人の鮎に関するエッセイは9編ほどあるが、kindle版で読みなおした。彼は理想だけを語るので、若鮎の塩焼きがベストだという考えだ。せごしよりは洗いを褒めている。彼の話は本質をついていると思う。川でとれた場所で食べるしかないのだ。生簀で送ると数日ではらわたが痩せて、味が落ちるというが、これは正解だ。うるかが減っていく。鮎は内臓のうるかが味の命だと私も思う。塩焼きは、うるかがたっぷり残っている取れたてが当然美味しい。

今回は9月1日で、時期が時期であるだけに、大きく育っている分、料理法も当然、6,7月に食べる食べ方とは異なるだろう。そこらへんは、プロの腕を信じて食べに来た。一万円のコースで、鮎が7匹くらい使用されたとのこと。贅沢なコースだ。私が子供時代に食べた食べ方ではない。すべて新体験だった。川によって、鮎は育つペースが相当異なるようだ。私が子供時代に食べた鮎はお盆までというのが常識だったが、高津川はそれよりは遅いようだ。だから、食べに来たのだが、、。子持ち鮎のコースは10月1日から開始だそうだ。だから、相当大き目の鮎になっているだろうが、まだまだいけるはずだという判断でやってきた。

子うるか。洗い。白味噌仕立て。味噌包み焼きという順序ででてきた。それから塩焼きが2匹ずつ。うるか茄子。鮎昆布〆。それに仕上げは鮎めし。以上、8種類の鮎料理。

塩焼きはこの料亭独特の焼き方。皮がぱりぱりで、骨まですべて食べられるように焼いているとのこと。一匹目は全て食べてみた。2匹目は骨を少し残した。これらの8種類はすべて新体験だったので、比較ができない。ただただ、新しい味覚をそれぞれ、神経を集中させて味わった。やはりコース全体の評価は5つ星だ。次に来るとしたら、若鮎の塩焼きが美味しいだろう7月にするだろう。6月はまだ小ぶりすぎるのではないだろうか?

ただ、子供時代は経験がなかったが、何年か前に岩国の錦帯橋を見た後で、しばらく歩いたところで錦川の子持ち鮎の甘露煮風のものを売っていた。一匹が800円くらいだったが、あれは美味しかった!子持ち鮎は料理法、食べ方がまったく異なるだろう。10月過ぎに、この料亭を訪問するのも面白いだろうと思う。

ある時、琵琶湖の子持ち鮎の甘露煮ふうのものを買ったが、それは酷かった!10匹くらい入っているパックだったが、一匹食べて残りは捨てた!鮎もピンキリなのだ!(琵琶湖の鮎すべてが不味いといっているのではない。。。)北大路魯山人もそこらあたりは口うるさい。(佐藤垢石も鮎のエッセイが面白い。kindleで読める。)鮎はいい条件でいい状態で食べるのが、難しい魚なのだ。ただ、当たると至福の経験となる。今回はブルックナーの長大な交響曲を初めて聞いた時のようなもので、いきなり意味を理解するのは難しいが、凄い時間を過ごしたことは身体も頭も忘れないだろう。

この料亭は、それぞれの時期に合わせた対応を当然できるだろうから、安心して、訪問できるだろうと思った。

一枚目は割烹美加登家の近くの高津川で、鮎釣りをしているアングラー。これは友釣りだ。

旅行の満足度
5.0
  • 高津川は清流日本一に何度も輝いた川だ。

    高津川は清流日本一に何度も輝いた川だ。

  • 津和野町の一部である日原駅から割烹美加登家まで歩く途中で、高津川を撮影。流石の清流!!!曇り気味で暑くない散歩だった。

    津和野町の一部である日原駅から割烹美加登家まで歩く途中で、高津川を撮影。流石の清流!!!曇り気味で暑くない散歩だった。

  • 日原駅前の看板地図には、美加登家は旅館となっている。今は割烹だけだ。

    日原駅前の看板地図には、美加登家は旅館となっている。今は割烹だけだ。

  • JR日原駅

    JR日原駅

    日原駅

  • 高津川の橋を渡り、美加登家に近づく。

    高津川の橋を渡り、美加登家に近づく。

  • これが割烹美加登家

    これが割烹美加登家

    美加登家 グルメ・レストラン

    高津川の鮎料理の名店,割烹美加登家(みかどや)で昼食 by tadさん
  • 通された部屋。

    通された部屋。

  • ここで鮎のフルコースをいただく。

    ここで鮎のフルコースをいただく。

  • 子うるかと鮎の洗い。食べる時の撮影は苦手なので、ほとんど写真はなし。

    子うるかと鮎の洗い。食べる時の撮影は苦手なので、ほとんど写真はなし。

  • これはうるか茄子がきたところ。日本酒は津和野町の地元の初陣と、平家の里。杉の御猪口と銚子。この2枚だけ写していた。

    これはうるか茄子がきたところ。日本酒は津和野町の地元の初陣と、平家の里。杉の御猪口と銚子。この2枚だけ写していた。

  • 美加登家の裏のほう。

    美加登家の裏のほう。

  • バスの車窓から。高津川で鮎を釣る人。

    バスの車窓から。高津川で鮎を釣る人。

  • 食べ終わって、近くの須川口というバス停から日原駅前を通過して、津和野駅まで移動する。  美加登家から須川口バス停は200m程度だ。<br /><br />JRの列車は11:20に到着した後、青春切符だと16:43までない。バスを利用した。13:34発だ。これで津和野駅まで移動し、安野光雅美術館を訪問した。<br /><br />どうしても、JRにするなら、特急列車が13:45に出るが、駅まで1.7km移動する手間を考えたら、美加登家に近い、須川口バス停から13:34に出るほうが、賢明だろう。特急列車は青春切符が使えないので津和野駅まで、10分で、一人1600円以上だが、バスだと20分を越えたが、480円だった。<br /><br />この美加登家はファンは東京から飛行機でわざわざ来りするところなのだが、山口宇部空港か、新幹線で、新山口駅から山口線の列車で日原駅まで、数本はでている。勿論、山陰線の石見空港経由もあり。<br /><br />バス停の位置は、多少、違うかもしれないが、この辺りだ。

    食べ終わって、近くの須川口というバス停から日原駅前を通過して、津和野駅まで移動する。  美加登家から須川口バス停は200m程度だ。

    JRの列車は11:20に到着した後、青春切符だと16:43までない。バスを利用した。13:34発だ。これで津和野駅まで移動し、安野光雅美術館を訪問した。

    どうしても、JRにするなら、特急列車が13:45に出るが、駅まで1.7km移動する手間を考えたら、美加登家に近い、須川口バス停から13:34に出るほうが、賢明だろう。特急列車は青春切符が使えないので津和野駅まで、10分で、一人1600円以上だが、バスだと20分を越えたが、480円だった。

    この美加登家はファンは東京から飛行機でわざわざ来りするところなのだが、山口宇部空港か、新幹線で、新山口駅から山口線の列車で日原駅まで、数本はでている。勿論、山陰線の石見空港経由もあり。

    バス停の位置は、多少、違うかもしれないが、この辺りだ。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 三昧さん 2019/06/06 23:48:13
    いいですね~
    今晩は!
    清流で育った鮎は美味しいですね。
    自分が今住んでる近くには、天竜川がありますが、少し上の方に気田川と言うのがあります。同じ友釣りで釣った鮎でも味の違いが歴然としています。友釣りを教えてくれた師匠は気田川の水呑みながら釣りするくらいですから。

    tadさんお勧めの美加登家で食してみたいです。

    tad

    tadさん からの返信 2019/06/07 00:03:17
    Re: いいですね~
    今晩は!
    この旅行記、唯一、お見せできるようなものですね。この割烹、いいですね。また体調が戻ったら行きたいものです。やはり、私は塩焼きが好きなので、今度は7月を狙いたいものです。気田川の塩焼きはいつがベスト・シーズンでしょうか?

    三昧

    三昧さん からの返信 2019/06/07 00:35:49
    Re: いいですね~
    気田川の塩焼きのベスト・シーズンですか?
    困りました。この流域には、ごく僅かに鮎料理の店もありますが利用した事が無いので分かりません。私としては、落ちに入る前の鮎の塩焼きの触感が好きです。呑兵衛な者で、熱燗との相性が何とも言えません。

    tad

    tadさん からの返信 2019/06/07 09:58:25
    RE: Re: いいですね?
    おはようございます。

    > 気田川の塩焼きのベスト・シーズンですか?
    > 困りました。この流域には、ごく僅かに鮎料理の店もありますが利用した事が無いので分かりません。私としては、落ちに入る前の鮎の塩焼きの触感が好きです。呑兵衛な者で、熱燗との相性が何とも言えません。

    いずれにしても、天然ものは、この近辺では入手不可能ですので時々養殖物を買いますが、だめです。うるかの味がなっていないです。。生け簀でいかされていたものもだめですし。。北大路魯山人が書いているとおりですね。三昧さんは釣ってきて食するわけですから、その辺の問題はありえません。うらやましいですね。今年の釣果の旅行記も期待しています。

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