津軽半島一周の旅 （３日目・最終日）

2017/07/01 - 2017/07/01

用事で札幌から東京に行くことになり、「大人の休日クラブパス」を利用してＪＲで往復することにしました。「大人の休日クラブパス」は５日間有効なので日程を調整し、往路に青森県内を旅行することにしました。
＊写真は、青森の「のっけ丼」

〔行程〕
１日目：札幌 → 新青森、津軽半島一周し五所川原へ（泊）
２日目：主に弘前市内観光（泊）
３日目：弘前 → 青森 → 東京

３日目は、青森市内半日観光です。

エリア 青森市内(青森)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

ルートインの無料朝食は1階のレストランで6時30分から。10分前に行ったが既に5名待ちで、開始時には15名ほどの列となった。
6時30分にオープンしたが、1列で食事を取るためなかなか進まない。

ホテルルートイン 弘前駅前 宿・ホテル

朝食はこんな感じ。内容はごく簡単なものでした。

朝食を済ませてチェックアウトの後、弘前から青森へ向います。

弘前7時26分発青森行にギリギリセーフ。

弘前駅 駅

青森行は２両編成、早朝の列車にもかかわらず乗客（観光客）が多く、座れません。

青森駅に8:01到着、ホーム反対側に「リゾートしらかみ」が停車中。

1番線に三セクの「青い森鉄道」の電車が停車中。２つ前のＪＲの電車と塗装以外ほとんど同じ。

青い森鉄道 乗り物

青森駅改札口。

青森駅 駅

青森駅前のバスターミナル。駅前はきれいに整備されていました。

青森駅のコインロッカーに荷物を預け、駅前の観光センターへ。バスの待合所を兼ねていました。ここで青森の情報収集してから市内観光へ向います。

青森市観光交流情報センター 名所・史跡

青森駅前の観光案内所で市内のパンフを頂きますが、観光案内は8時30分からのため少し待ちます。

観光案内のカウンター。8時30分にオープンし、貸自転車を尋ねると「駅横で貸しているが9時から」とのこと。30分間近くをブラブラして待ちます。

9時まで待ち、貸自転車を借りて出発。料金は300円でした。

最初に向ったのは、駅からほど近い「一念寺」。小さな山門がお寺の入口です。

一念寺 寺・神社・教会

山門を入ると正面に、本尊・阿弥陀如来を祀る本堂があります。

本堂に向い、左側の建物に「地蔵尊」の表示があるが、お地蔵さんは建物の中です。

一念寺は次に訪れる善知鳥神社の前身と言われ、浄土宗の歴史あるお寺と調べておいたのですが、境内は狭く由来などの表示もないので、簡単なお参りで済ませました。

続いて向ったのは、善知鳥（うとう）神社。
青森市は昔、善知鳥村と呼ばれ、ここが青森発祥の地だそうです。その頃から善知鳥神社は、地域の守り神として建てられたそうです。

善知鳥神社 寺・神社・教会

鳥居を２つくぐると、社殿が見えてきます。
町中にしては広い敷地で、境内には多くの記念碑や像がありました。

善知鳥神社の社殿。
ご祭神は、航海安全の神として知られる、宗像三女神（市杵島姫命・多岐津姫命・多紀理姫命）で、ご利益は家内安全、交通安全、商売繁盛などだそうです。

境内社がいくつかありました。
写真は、漁業繁栄祈願のための「龍神宮」と絵馬掛所。

稲荷神社。地元の厄除けと商売?壓盛祈願のためだそうです。

次に向ったのは、お寺が４軒並んでいる寺町で一番西側にある常光寺。
本尊は釈迦如来で、棟方志巧の菩提寺だそうです。

常光寺 寺・神社・教会

お地蔵さんが安置されているお堂がありました。
堂内には、六道地蔵、水子地蔵、延命地蔵が安置されていました。

常光寺の東隣りにある正覚寺。
寺町の４寺の中で最古の歴史があり、津軽三十三観音霊場の第二十二番札所でもありますが、歴史的価値のある本尊などは焼失してしまったそうです。

正覚寺 寺・神社・教会

古そうな石仏が３体並んでいます。刻まれていた石碑を見ると、左は「坂東三十三所」、中央が「西国三十三所」と読めました。各霊場を示しているようです。

境内にある像で「旅立ちの法然さま13才像」と表示されていました。

西側から３寺目の、蓮心寺入口。
両側に説明板がありますが、青森市指定文化財の掛軸「見返りの松」の説明でした。境内にあった「見返りの松」は焼失してしまい、掛軸は寺宝となっているようですが、興味がないので見に行きませんでした。

蓮心寺 寺・神社・教会

本尊・阿弥陀如来を安置する、蓮心寺の本堂。

境内にちょっと古そうな像がありましたが、説明はありません。

寺町の中で最も東にある、蓮華寺（日蓮宗）。
本堂はちょっと変わった形をしています。本尊は十界曼荼羅（日蓮の高弟）。

蓮華寺 寺・神社・教会

水子観音像。後ろは駐車場棟で水色が気になります。

日蓮上人像。

浄行菩薩像を祀っています。

国道４号線沿いの廣田神社入口と参道。

上の参道を進むと、大きな鳥居が現れます。
廣田神社は全国唯一の「病厄除け」祈願の神社だそうです。
「病厄除け」とは、あらゆる災難・厄・病を祓い除くそうです。

廣田神社 寺・神社・教会

鳥居の向うに、拝殿があります。
訪れたのは7月1日ですが、前日6月30日に「夏越大祓式」が行われ、「茅の輪」が残っていました。

廣田神社と道路を隔てた向かいに、いくつか神社がありました。これらは廣田神社の末社だそうです。

金生稲荷神社。
御祭神は、倉稲魂神（うかのみたまのかみ）と大宮能売神（おおみやのめのかみ）で、ご利益は、商売繁盛と事業繁栄だそうです。

八大龍神宮の鳥居。

美しい庭園（廣田苑）の中央にある、八大龍神宮。
ご祭神は、市杵島姫命（いちきしまひめのみこと）ほかで、

乃木神社は乃木将軍を祀る神社で、文武両道の神様と伝えられ、学業や勝負事のご利益があるそうです。

青い森公園に向うため国道を渡ると、公園の横に国道4号と7号の分岐点があった。

上の標識の近くに「国道の碑」と「道路標識」の碑があります。国道整備の意義と大切さのため設置、とありました。

青い森公園を散策。人工でも水の流れがあると和みますね。

青い森公園 公園・植物園

青い森公園を散策。水辺の花壇がきれいです。

公園の一角にバラ園があり、何種類かのバラが咲いていました。

駅方面へ戻る途中の商店街に「足湯」がありましたが、中止しているようです。

駅近のビル〔アウガ〕の地下に「新鮮市場」があります。どんな所だろう？と入ってみます。

アウガ ショッピングモール

地元の農産物、魚介類、乾物などのお店でした。が、お客さんがいません。

ビル１階へ戻ると、「地上階閉館のお知らせ」がありました。駅近のビルですが、青森でも人口減少や空洞化が進んでいるのでしょう。

青森駅の近くにある、ねぶたの家「ワ・ラッセ」

ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館

２階が入口です。

館内に入ると、ねぶた祭りで使用された大型のねぶたが展示されています。ねぶたをいくつか...

大型のねぶたが展示されています。

大型のねぶたが展示されています。

大型のねぶたが展示されています。

ワ・ラッセの近くに、青函連絡船だった「八甲田丸」が保存されていました。

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館

青函連絡船の「可動橋（貨車積込み施設）」が残っていました。私的には、船よりこの施設の方が興味あります。

そろそろお腹が空いたので、Ｂ級グルメ？の「のっけ丼」を食べに行きます。

青森魚菜センター 本店 市場・商店街

入った所で食券？（1,300円）を買います。

下の券10枚をちぎり、10種を買うことができます。

各店で、ご飯、みそ汁、ホタテ、いくら、カニや刺身などと引換えに１枚（うになど高価なものは２枚）を渡します。

この店はホタテが多いですね。

のっけ丼はこんな感じになります。（カニ、甘えび、鮑、ホタテ、ひどっこなど）

昼食後、ベイエリアへ向います。

ベイエリアにある、観光情報館〔アスパム〕へ。

青森県観光物産館アスパム 名所・史跡

１階は主に土産物売場でした。青森県内のお土産が揃っています。

２階にある「エネルギー館・あしたをおもう森」。地球の環境やエネルギー資源を学ぶコーナーになっていました。
他にも、あおもり体験ホール、ジョブカフェ、貸会議室などの施設がありました。

観光情報館アスパムから八甲田丸にかけて、海沿いに遊歩道が整備されていました。「青森ラブリッジ」と言うそうで、愛を語らう場所の意味だそうです。

青森ラブリッジ 名所・史跡

水産ビルから見た「八甲田丸」

青森13:15発で新青森へ向います。新青森駅でちょうど〔リゾートしらかみ〕が入線してきました。

新青森駅 駅

新青森駅１階はお土産などの物販施設「旬味館」が並んでいました。

あおもり旬味館 市場・商店街

こちらもお土産コーナー。

新青森13:52発〔はやぶさ22号〕で東京へ向います。

新青森駅 駅

新青森駅に到着した〔はやぶさ22号〕。
この列車はＪＲ北海道の【Ｈ５系】でしたが、乗り心地など【Ｅ５系】と何も変わりません。

東京へ行く途中に組み込んだ「プチ旅行」にしては、中味の濃い旅行でした。

東北新幹線 乗り物