2017/07/05 - 2017/07/08
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AandMさん
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ロシアの古都であるサンクトペテルブルグには多くの美術館、博物館があります。世界的に有名なエルミタージュ美術館とロシア美術館を訪問しました。
エルミタージュはロシア皇帝が冬を過ごす宮殿として使用されていましたが、1764年に当時のロシア女帝であったエカテリーナ2世が美術品所蔵場所として使用したのが始まりで、ヨーロッパとロシアの美術品を中心に300万点が所蔵されています。1990年に世界遺産登録されました。エルミタージュ美術館の東方約1 kmにあるロシア美術館は、1898年ニコライ2世の時に創設され、世界有数のロシア美術品を40万点以上所蔵していることで知られています。世界有数の美術館が殆ど隣接していることになります。サンクトペテルブルグの短い滞在期間中で、駆け足ですが、両美術館を見学しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL S7航空 アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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午前11時過ぎのエルミタージュ美術館入口付近です。数十メートルの行列が出来ていました。入場券の自動販売機が右方向にあり、購入しました。700ルーブルでした。チケットを持っている方はこちらへ、の表示がありましたので行列とは別の列を進みました。
エルミタージュ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館の入口です。こちらの行列は10メートル程度で長くありません。10分程で入場することができました。
入口で見たとても長い行列はそのままで、先頭は柵前で待たされている状態でした。良く見ると海外からの観光客らしい人は並んではいないようで、ロシアの方々のようでした。入場料が別の特別枠なのかな?、と思いつつ中に入ります。エルミタージュ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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簡単なセキュリティーチェックの後、建物の中に入ると黄金色で飾られた豪華絢爛な階段があります。「大使の階段」(ヨルダン階段)です。
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白と黄金色を基調にした華麗な階段で、暫く見とれてしまいます。ここから2階の展示室に入っていきます。
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最初の展示品です。
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少し進むと、男声合唱隊がロシアの歌を披露していました。観客は皆立ち止まって聞いていました。音響効果が良く、聞き惚れてしまいます。
合唱が終了すると、CDの案内(販売)がありました。 -
見事な工芸品が沢山展示されています。形、色合い、色感が素晴らしいと思いました。ロシア皇帝も鑑賞したものと思われます。
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「ニコライ2世の図書室」です。石造りの宮殿に、木と本が中心の異色の部屋です。
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「黄金の客間」です。
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シャンデリアも天井の模様も豪華絢爛です。
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エルミタージュ美術館の2階から宮殿広場が見えました。ロシア軍の式典が進行中でした。前方は旧参謀本部です。見ごたえのある広場です。
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建物内にあった「空中庭園」です。
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沢山の展示室を回りますので、結構くたびれます。所々にソファーが準備されており、座って絵を眺めることもできます。
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幼児とイルカの彫像で、沢山の人が周囲を取り囲んでいました。
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ラファエロの「コネスタービレの聖母」です。沢山の人だかりでした。ガラスの反射が気になりますが、撮影場所を選ぶ余裕はありません。
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「孔雀時計」の間で、ここも人気があり沢山の人で溢れていました。黄金の孔雀が動いて時をしらせる、仕掛け時計です。
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ここも大人気の場所です。ガイド付の観光客が時々ドドーと入ってきます。
中国の団体が複数組、次々に入ってきました。団体さんは離れ離れにならないように集団を保つ傾向にありますし、中国系のガイドさんや観光客は声が大きいので、暫くは見学を見送らざるを得ません。満員電車の中のようです。 -
赤、白、黄金色で飾られた豪勢な玉座です。
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大玉座(聖ゲオルギー)の間の玉座です。威厳があります。
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大玉座(聖ゲオルギー)の間も沢山の見物客です。玉座だけでなく、壁や天井の装飾も黄金色と白色で優雅です。見とれてしまいます。
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ロマノフ王朝は黄金色の飾りを好んで使用しているようです。
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建物の中心部にも赤絨毯が敷かれた見事な階段がありました。
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エルミタージュ美術館の出口です。
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外に出ると、まだ、沢山の人が行列を作っていました。何の行列なのか興味が引かれましたが、並んでいるのはロシアの方々のようでした。ロシア語しか、多分、通じないので聞くこともしませんでした。
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見事な透かし彫りの金属でできた門を出ると、宮殿広場です。少し前に行われていたロシア軍の式典は終了し、広場を自由に通行することができるようになっていました。
広場を通り抜けて、もう一つの有名は美術館であるロシア美術館に向かいます。途中のグルジア料理レストランで昼食を取り、一息入れてからロシア美術館の見学です。宮殿広場 広場・公園
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ロシア美術館の入口はクリヴォエードフ運河沿いの道路脇にありました。エルミタージュ美術館と違って、さりげない入口です。両脇に案内看板が無いと見過ごしてしまいそうです。
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入口脇のプレートで、ロシア語でロシア美術館と書いてあります。
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入場チケット売り場は建物の中にありました。450ルーブルでエルミタージュ美術館入場料の半額でした。数人程度の行列です。待つことなく、簡単に入場することができました。
国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロシアらしい絵です。絵の中の壁に掲げられた絵は、子供が鯉を抱えています。日本の伝統的な絵の感じです。
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ロシアの冬の景色を描いた絵で、ボリス・クストの作品です。
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勝気そうな女の子の絵です。
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川辺の桟橋に並んだ子供たちの絵で、ロシア的だと思います。セルゲイ、アレクセイ・トカチェフが1960年に描いた作品で「子供たち、Children」です。
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比較的最近書かれた絵ですが、日々の光景が描かれています。ユニークで面白いと思いました。
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陶器製の置物も展示されていました。フクロウの特長が良く出ています。
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こちらのカマスの置物も躍動感があって、印象に残りました。
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ユーモラスな犬の置物です。
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人形の置物も多数展示されていました。ロシア民族衣装を着ています。
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ロシアの田舎の光景を描いた絵です。
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沢山の子供たちを従えた母親の置物です。家族繁栄、皆仲良く、といった意味合いでしょうか。
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ロシアの冬の光景を絵にした陶芸品です。
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イリヤ・レービンによる大作で、部屋の壁一面に掲げられていました。「1901年5月7日のロシア議会」です。
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ロシア美術館の中程にある階段です。階段を上って次の展示コーナーに向かいます。
国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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表情が印象的です。ロシア貴族の若い女性がモデルのようです。
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ロシア農民一家を描いた絵です。
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こちらもロシア貴族の若い女性の絵で、先に見た農民の絵とは感じが異なります。
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シーシキンの自然を描いた絵です。細かな点まで詳細に観察し、丁寧に描かれています。
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イリヤ・レービンの「ヴォルガの舟引き」で、この美術館を代表する作品の一つです。
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イリヤ・レービンの大作が抱えられている間にはソファーもあり、座って絵を眺めることもできます。ただ、ソファーは満席でした。
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カール・ヴリュの「ポンベイ最後の日」です。これも美術館を代表する絵の一つです。
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ロシア美術館を出て、振り返ってみた美術館の建物です。入口は運河沿いの通り脇にあって目立ちませんでしたが、出口から振り返った建物は立派です。
半日ほどで、エルミタージュ美術館とロシア美術館を見学しました。エルミタージュには展示美術品も世界トップレベルの見事な作品が沢山ありました。美術品も素晴らしいのですが、建物の豪華絢爛で緻密な美しさが取分け印象的でした。ロシアのロマノフ王朝全盛期の雰囲気が感じられました。また、人気の場所はとても混んでいて落ち着いて見学できる雰囲気ではありませんでした。ハイシーズンを避けて訪問するのが望ましいと思いました。
これに対しロシア美術館は、混んではいませんでした。落ち着いて気に入った作品をじっくりと鑑賞することが出来ました。陶芸品も美術もロシアの民族色が反映され、他の西欧美術館では味わえないロシア民俗性とロシア美を感じました。騒々しい団体グループを見かけなかったことも好印象となりました。印象に残った美術館です。
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