絵金祭り&アドベンチャラスな高知山間部の旅(二日目)~横浪から、高知の誇る清流の一つ、仁淀川の上流へ。中津渓谷は何と言っても雨竜の滝がハイライト。ひょうたん桜も再訪して、佐川町ではちょい文化の薫る街歩きを楽しみます~
2017/07/16 - 2017/07/16
6位(同エリア74件中)
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今日のコースは、まずは横浪から須崎経由で仁淀川の上流を目指します。最大の目的はひょうたん桜と中津渓谷の雨竜の滝。ひょうたん桜の方は季節外れなので、やや不発でしたが、雨竜の滝の方はさすが轟の滝と並ぶ高知を代表する名瀑。仁淀ブルーの中津渓谷を進んだその先の、奥まった日陰の岩場から宙空に架かる橋の先に滝が現れるドラマチックな展開も悪くないし、大量の水がいきなり支えを失ってそのまま二段の滝壺に向かって砕け落ち細かな水しぶきとなる。その姿は圧倒的であり、神秘的でもある。絶え間ない轟音に包まれて、ただただ唖然と眺めるしかありませんでした。やっぱりここを外して高知山間の旅は成り立ちません。
その後は、越知町経由で佐川町へ。佐川は高知県でも独自の文化が息づく街として認知された街。実際の城はなかったのですが、土佐筆頭家老である深尾家が領主であり、気分的には城下町といってもかまわないでしょう。その深尾家の産業振興もあって、街には商家が立ち並び、今でもそこそこその佇まいが受け継がれています。中心部には司牡丹の酒蔵のほか、深尾氏の建てた私学校、名教館などが残り、限られたエリアに見どころが集中しています。観光客を案内するボランティアの人とかあちこちにいて、地元の活動も活発なように感じました。
二日目は四万十川への繋ぎの日かなとも思っていましたが、この日もなかなか充実。高知の魅力は隅々までいきわたっていて、本当に空白地帯がない。その辺りの感覚も伝わればと思います。
ところで、佐川ってどう読みますか?普通「サガワ」ですよね。しかし、高知では「サカワ」。濁りません。高知では濁る濁らないが逆になっているのがほとんどなんです。
例えば、高知出身の首相、浜口雄幸は「ハマグチオサジ」。幸夫も「サジオ」と呼ばれるのが普通です。そして、極めつけはP1、P2。高知では「イチページ」「ニページ」とは言わず、「イチペーシ」「二ペーシ」!これ本当です!!
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赤岡絵金祭りの後は、横浪まで移動して国民宿舎土佐で宿泊。
朝の国民宿舎土佐ですが、ここは太平洋を見下ろす絶好のロケーションです。地中海のイメージを彷彿とさせる建物もなかなかいいですね。
ただ、泊まるだけと思って、ドミトリーのプランを利用しましたが、二段ベッドはやっぱりどうも。同室の方がいい人だったので、問題はなかったのですが、ここのよさを味わえたかというとやっぱりこれではダメ。ドミトリーはやっぱりなかったかなという感じです。 -
ここから、仁淀川の上流を目指しますが、いったん、横浪を西へ抜けて須崎に出ることになります。
帷子崎は、横浪スカイラインを武市半平太像に向かって走っていく途中。道路沿いに少し広くなった場所があって、そこに車を止めて横浪の半島を眺めます。 -
このポイントがとりわけいいかというと国民宿舎土佐からの眺めの方がいいような気もするし、そこは微妙ですが、ゆっくり景色を眺める場所としては悪くないと思います。
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イチオシ
武市半平太像は、カーナビで探してもはっきりしないので不安になりながら。。
それなりに注意しながら横浪スカイラインを進んでなんとか行けました。
殺風景な広場のような場所で、もうちょっと適当な場所はなかったのかなあと思わなくもない場所ですが、奥に建つ像の姿は写真で見ていた通り。意外に切れ長の微妙にイケメン風の顔。高知では、龍馬の脱藩はややマイナス評価。高知では龍馬よりも終始高知でもがき苦しんだ半平太の方が人気があるように思います。 -
途中、他にも車を止めて眺めを確認。横浪は、まあこんな感じです。
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鳴無神社は、横浪スカイラインを須崎側で降りて、浦ノ内湾を少し進んだところ。
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拝殿の奥の本殿は意外な極彩色。これが国の重要文化財に指定されている建物なのでお見逃しなく。
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正面には、穏やかな浦ノ内湾に向かう参道と鳥居。このたたずまいが「土佐の宮島」と呼ばれるゆえんです。
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イチオシ
そして、この風景が横浪三里。波静かな浦ノ内湾の周辺一帯を指します。周囲を山に囲まれて、一見、湖のような感じ。朝の浦ノ内湾でしたが、波ひとつなくてまるで鏡のよう。魚を取る小舟が停泊していたり、鳴無神社の辺りでは近所の人が散歩をしたりと、どこまでものどかな光景でした。
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須崎に出て、朝食です。
モンブランは、須崎の中心部にある人気パン屋さん。奥の喫茶スペースがあるので朝の時間を狙ったお客さんもたくさんやってきていました。 -
私のいただいたのは帽子パン。高知だとどこでもあって嬉しいですね。
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真ん中はふわふわ。帽子の部分はカリカリ。そのバランスがとっても良くて、これはかなりの完成度。これまで食べた帽子パンの中では最高かも。素晴らしいです。
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須崎から北上。仁淀川をどんどん遡って、越知町に入ります。
まずは、大樽の滝。県道から標識に従って脇道に入って行きましたが、対向車が来たらどうにもならないような細い山道。冷や冷やしながら駐車場まで。 -
そこから渓流伝いに登ることしばし。
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あれですね。
やっとの思いで滝に辿り着きました。 -
見えていた橋を目指します。
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これが橋からの眺め。
滝は落差は34m。滝つぼまで全体の姿が眺められます。高知ではこの大きさは中くらいかな。まあまあ。しかし、整った姿ではあるでしょう。 -
ひょうたん桜公園は、仁淀川町の名物桜。つぼみの時の形がひょうたんに似ているのでひょうたん桜と名付けられました。
国道から脇道に入って、山をどんどん登っていきます。 -
桜の季節に行ったことがあって、その時は好印象でしたが、今回は夏真っ盛り。
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周囲は草ぼうぼうで、やっぱりこれは仕方ない。
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木の大きさもそれだけだと、三大桜とかと比べたりする全国区ベースでいうと抜群というほどではないかもしれません。
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ただ、周囲は四国山脈に囲まれて、
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イチオシ
高知の山間の典型的な雰囲気。V字谷の斜面に立つロケーションは、この桜ならでは。それをもう一度確認しただけで良しとしましょう。
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ちなみに、傍らに看板があって、桜が咲くとこうなる。
そうなんでよね~
私にはひたすら美しかったという印象が今でも残っています。 -
ここから、これも同じ仁淀川町の中津渓谷に向かいます。
仁淀川沿いの国道をしばらく進んで、 -
脇道に入るとさほどでもない距離。中津渓谷は、高知の渓谷にしては比較的アクセスはいい方だと思います。
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ただ、駐車場は限られるので、空きが出るのを辛抱強く待って駐車しました。
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入口からは遊歩道がしっかり整備されていて、これなら家族連れでも安心ですよね。
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イチオシ
ここのハイライトは雨龍の滝。今回は、そこまで歩くのが目標です。
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この清流が仁淀川ブルー。
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地元でも自慢する清流で、美しさは一級品です。
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清流の上流に向かって、
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岩場の間を
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奥へ奥へと進みます。
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ちなみに、その間、あちこちに七福神の石像が置かれていて、こんな感じ。
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これは寿老人ですが、確かに、これでおおよその位置が確認できますね。
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狭い割れ目の先には、
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布袋さん。
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と、
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ここから急に日の当たらない岩壁の方へ入っていきます。
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その先のどん詰りのような場所に橋が架かっていて。
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その先に見える滝。あれが雨竜の滝ですね。
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イチオシ
雨竜の滝は、高知の滝としては轟の滝と並んで双璧といったところでしょう。
中津渓谷の奥。岩と岩の間に架かる細い橋の向こう。岩かげに隠れるような場所に、大量の水をまき散らしながら落ちる滝が現れます。
なんというか。これってちょっとドラマチックな現れ方じゃないでしょうか。 -
うーん。私は二回目の訪問ですが、私の記憶より一回り規模が大きい感じ。深い森に潜んだ神秘的な滝といってもいいかもしれません。
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ただただ、細かな水しぶきと轟音に包まれて、呆然と見上げるのみの名滝です。
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滝壺もきちんとあって二段になっているんですが、それもたぶん滝マニアにはたまらない魅力でしょう。
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再び、中津渓谷の入口に戻ってきて、このお茶屋さんは笑美寿茶屋。
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渓谷を歩いて喉が渇いたので、
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ここでミニトマトを買ってのどを潤しました。表に水道があって、ミニトマトはそこで冷たい水で洗って、いい気持ち。テーブルもあるし、けっこうゆっくりできまして。元気回復です。
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ここから、越知町経由で、佐川町に向かいます。
昼飯で向かったのは、自由軒 本店。しかし、ここってすごい人気ですね。近くに目ぼしい店がないのもあるのかもしれませんが、皆さんけっこう長い時間を辛抱強く待っています。 -
イチオシ
私も待つことしばしで通されて。いただいたのは、名物の味噌カツラーメン。こってりしているかと思ったら、なんでしょうねえ。それを上回ってじんわりくるうまさがたまりません。麺もほどよくシコシコ感があるし、これはレベルの高いラーメンです。
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続いては、横倉山自然の森博物館。かつて修験者の山だったという横倉山の自然を紹介するものなんですが、そんなこと紹介されなくても、高知の自然は明らかに豊かだし、ここにこだわる必要もないのかも。
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それでいて入場料500円はちょっと大胆過ぎのような。
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一方で、建物の設計は安藤忠雄氏。確かに立派な建物で二階から見る四国山脈の眺めも推していましたが、手前の杉の林にやや視界を遮られて、言うほどでもないような。
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ただ、展示の中に。安徳天皇が実はここに落ち延びてきて、ひっそりと生活していたという伝説の紹介がある。平家物語にも安徳天皇は亡くなったのではない。あれは身代わりだったという筋書のものもありますよね。もしかしたら、根も葉もないことではないかも。ちょっと気になる伝説です。
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博物館の裏山、横倉山は、かつて修験者の山だったのですが、ちょこっと上ってみようと思って、横倉山自然の森の人に聞いたら、施設の横から上に上る道があって、車でもいけるということ。それならということで上がってみました。
ただ、どこが頂上とかははっきりしませんよと言われる通り、だらだらとかなりの距離を上がって行くのですが、よくわからない。突然、眼下に四万十川の見える場所があって、そこで車を止めて景色を楽しみました。下から特徴のある形の山を眺める方が適当かもしれません。 -
越知町の中心部に入って、松田精肉店は、国道沿い。店内に入ると忙しく作業をしている人が何人かいて、これは活気がありますね。
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コロッケが目当てだったのですが、売り切れということで鳥カツをいただきました。ケンタッキーフライドチキンみたいにキリリとした味わい。冷めても鳥肉のうまみがおいしいです。
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イチオシ
中仁淀沈下橋は、越知町の町役場の北側。市街からすぐの場所だし、見晴らしのきく場所なので、すぐに見つけられました。車もけっこう行き来するし、街にも近い。変な言い方になりますが、都会的な沈下橋だと思います。
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それに、さっき触れた特徴ある姿の横倉山が正面に見えるロケーションも華を添えていると思います。
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ここから、佐川町に入って、ここからは佐川の街歩きです。
この佐川地質館は、日本の地質学発祥の地がここ佐川だということで造られた施設だそう。日本の地質の基準となる地質がここにはあるそうです。ちょっとややこしくて十分理解していませんが、そういうこと。 -
入ってすぐの動く恐竜と
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佐川の地質のほかは
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世界がまだ一つの大陸だったゴンドワナ大陸の分裂と恐竜たちの進化の過程を説明する展示が面白い。この辺り特に見どころだと思います。
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市街に入って、まず目に入るのは、司牡丹酒造。
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佐川町上町地区の中心部にあって、長く続くなまこ壁とその向こうに建つ蔵が圧倒的な風景となっています。
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近くにある瀟洒な建物は、酒ギャラリーほてい。司牡丹のアンテナショップです。
ちなみに、司牡丹は土佐鶴に次いで高知県ではナンバー2なんですが、司牡丹と土佐鶴でたぶんシェアは8割くらい。さらっとした味わいが圧倒的な人気の銘柄なんですよね。 -
店内は試飲も含めた司牡丹の商品の販売と酒造りに関係する道具類を飾り付けて、いい感じ。
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夏の初めで外は熱気でムンムンしていましたが、ここはクーラーがきいて心地よい。休憩所としてもいい場所かと思います。
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佐川の街並みは限られたエリア。観光スポットは上町地区に集中しているので、サクッと回りましょう。
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名教館跡は、通りに面した大きな式台玄関が目立っています。
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幕末、佐川の領主である深尾氏によって開かれた塾で、多くの勤王の志士を輩出しています。広井勇、田中光顕、古沢滋など、一人一人の詳しい解説パネルもあって、地元の思いが今も熱いような気がしました。
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これは、旧浜口家住宅 喫茶・ご休憩スペース。
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さっきの酒ギャラリーほていもいいんですが、
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こっちも悠々としたスペースの気持ちいい空間がすばらしい。町興しで整備された施設だと思いますが、アイスクリームが気になりました。
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イチオシ
佐川文庫庫舎もその並び。
明治19年に須崎警察署の佐川分署として建築された建物です。 -
その後、移設されて、文庫としても利用されたということですが、
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今は、佐川の歴史を紹介する施設。
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明治以降の民権運動とこれを圧迫する司直の動きなどを紹介する展示もちょこっとありましたが、見どころは、純白の擬似洋風建物の外観とかこの建物自体でしょう。一方で、がらんとした室内は意外に質素です。
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ここから牧野公園に向かいますが、
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途中にあるのは、深尾家の菩提寺である青源寺。
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土佐三名園の一つに指定されるという清源寺庭園は、この本堂の裏。拝観をお願いしたのですが、これから出かける用事があると断られてしまいました。うーん、残念です。
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こちらは牧野公園。佐川市街を見下ろす小高い山の上です。夏だったのであまりよく分かりませんでしたが、桜の名所。植物学者の牧野富太郎がソメイヨシノの苗を送って、地元の有志がこの公園に植えたのだそうです。
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公園の中央に立派な休憩所もあって、受け入れ態勢も万全。そうした点でも充実していると思います。
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そして、これが最後のハイライト、佐川町立青山文庫です。
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こちらは、地元出身の維新の志士、田中光顕のコレクションを展示する施設。
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コレクションは、光顕が実際に親交のあった維新の志士たちの遺品であり、これを後世に残そうとする強い意思があったもの。珠玉の品々は圧巻です。
大洗町幕末と明治の博物館も同じく光顕のコレクションですが、佐川町は施設が小さいので、量の面では及びませんが質的にはほぼ同じレベル。 武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎、吉村虎太郎、徳川慶喜、勝海舟、西郷隆盛、木戸孝允、岩倉具視の書状などなど。それぞれに価値があるのですが、やっぱりこれを集めきった光顕の思いがもしかしたらもっとすごい。もしかしたら日本にこれ以上のコレクションはないのではないかとも思います。 -
佐川を後にして、今度は窪川経由中村に向かいます。
道の駅 かわうその里すさきは、高知自動車道の須崎インター近く。高知自動車道は、須崎インターから窪川までは無料区間になるので、ここで乗り降りする車は多くなる。この道の駅もそうしたお客を当て込んで、駐車場から、メインの建物まで含めて、とっても大きな施設です。 -
道の駅かわうその里すさきで、さわやか土佐の味アイスの店を見つけたら、それが横畠冷菓。旧浜口家住宅 喫茶・ご休憩スペースで気になっていたアイスはこれなんですよね。
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土佐のアイスクリンよりは濃厚ですが、さっぱりした爽やかな味わいは同類でしょう。牛乳の香りがしっかりしているのもいいと思います。これは必食ですね。
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そこから、窪川に到着。道の駅 あぐり窪川です。
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高知自動車道は窪川が終点ということもあって、道の駅でもここは特に大きい規模だと思います。
お菓子類の棟と青果物の棟は別。 -
野菜の「りゅうきゅう」なんか、珍しいですね。
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お菓子類の方では、私は岩本寺門前の松鶴堂の羊羹を買いました。
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ゆういんぐ四万十は、その並び。
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近くには道の駅あぐり窪川があるし、そちらの方が圧倒的に目立っているのでどうかなあと思ったのですが、こちらは、丼の類が充実したりして、まあまあの客入り。産直の量も少ないと思いましたが、地元ではあぐり窪川との使い分けもあるように感じました。
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少し進んで、これはこっこらんど。
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地元産の卵にこだわったスイーツのお店です。
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やっぱり看板商品はロールケーキ。見るからに卵をいっぱい使いましたっていう感じ。ふわふわですが、きちんと存在感もある。ほどよい甘さのクリームもよくできていて、これなら満点。申し分ありません。
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そして、ここに来たなら。。
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岩本岩本寺寺は、窪川の市街にある四国八十八箇所霊場の第三十七番札所。あまりにも街の中にあるのですが、
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それでも山門から境内に入ってしまうと。。
緑の中に建つ弘法大師像や -
鐘楼などにもやっぱりそれらしい雰囲気があって、そん色はなし。
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一方で、
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イチオシ
本堂の絵天井は、素人っぽい絵も含めて、色彩が鮮やか。にぎやかな感じもあって、ほっこり心が和みます。
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で、岩本寺の門前にある老舗和菓子屋さんは、さっき羊羹を買った松鶴堂。
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小さな店舗ですが、店内は明るくて必要最小限といった落ち着きもありますね。さっき買ったのは生姜羊羹。羊羹の中にひものような生姜が入っていて、羊羹の甘さをその生姜が時々中和してくれるという趣向なんですが、甘いもの好きなら、そこまでしてもらわなくても構いませんけどっていう感じ。ただ、こんなものもあるんだなあという珍しさはあると思います。
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窪川の国道沿いには、意外な名店がいくつかって、これは四万十郷 水車亭。芋けんぴの店ですが、この辺りを通る人ならここには必ず寄るといった人気店です。
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芋けんぴの種類も多いし、1キロもあるお徳用の袋もあって、これを買わないでどうするといった感覚にもなってしまう。私も、ついその大袋を買ってしまいました。冷えたお水のサービスや休憩スペースもあるので、家族連れにも安心だと思います。
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よしだや羊羹は、窪川の市街からは少し外れ。国道沿いの風流な造りの店舗です。
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小さく切った羊羹を少し表面を乾かしたという食べやすい羊羹。説明を聞いた時は、ちょっと邪道かなあとか思いましたが、食べ始めると。。これが食べやすいし、うまいしで止まりません。なかなかのお勧め品です。
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さて、近くにある沈下橋をもう一つ回りましょう。
若井沈下橋は、土佐くろしお鉄道若井駅からすぐ。ただ、沈下橋まで行く田んぼの中の道が分かりにくくて、隣りの大きな橋の方から見下ろして橋を確認しました。中央部だけはコンクリートが新しくて。やっぱりこうした修復を繰り返して橋は維持されるんでしょう。ちょっと厳しい一面も見たような気がしました。 -
日が暮れかかってきましたが、中村はまだ遠いですね。
道の駅 なぶら土佐佐賀は、窪川と中村の中間あたり。建物は大きめの一棟のみが建つというシンプルな構造。土佐のカツオの一本釣りをアピールするような品ぞろえもあって、まあまあそれが特徴でしょうか。一方、トイレがゆったりとてもきれいで、これもいいと思います。 -
土佐西南大規模公園は、佐賀町から四万十市にかけての海岸沿い。国道沿いに走るとところどころに公園に接した場所があります。写真は佐賀町の佐賀西公園。海に向かって突き出した展望デッキがありましたが、けっこうボロボロ。公園は規模があまりにも大きいので管理が大変なんだろうと思います。
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同じ土佐西南大規模公園ですが、これは佐賀公園。駐車場も大きくて、大規模公園の中では比較的立派な公園だと思います。駐車場からすぐの場所に佐賀地区展望台という展望台があるのですが、これは何か施設があるのではなく、海に向かったなだらかに下っていく丘陵の上から海を眺めるというもの。丘陵は一面美しい芝生となっていて、よく整備されています。
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やっと、中村に到着して。
天神橋商店街は、四万十市の中心部にあるアーケード商店街です。商店が閉まってからでも、ここは明るいし、人通りも多いような。車が通っているのも、ちょっと特徴かもしれません。
ところで、さっきから窪川とか中村とか言っていますが、今は名前が変わって、窪川は四万十町、中村は四万十市なんです。はあ?それってなんですかあというようなバカなことになっています。窪川、中村と言ってもらわないと分からない。こんなところでも地名の混乱が起きていて、まったく日本はどうなっているのやら。特にネット検索を多用する若者だと本当に混乱しているのではないかと思います。 -
そして、今夜の晩飯は食酔亭元屋。天神商店街近くの飲食店が集まったエリアです。
訪れると予約でいっぱいということでしたが、空いたら連絡をもらうことにして宿で待機。なんとか入ることができました。 -
イチオシ
目玉は、この清水サバの刺身だったのですが、けっこうあっさりとして淡白。サバ独特の脂の乗った濃い旨味は感じられませんでした。なんか、新鮮過ぎるといった感じでしょうか。五島列島で刺身を食べた時に、五島だと魚が新鮮過ぎるので甘い醤油じゃないとダメなんですみたいなことを言ってましたが、それを思い出します。清水サバはこれまでも何度か食べてはいたんですが、あんまり印象が残っていない。今回その理由がはっきりしたように思います。
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あとは、
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ちょこちょこサイドメニューを注文しておしまい。
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酒を飲まないとイマイチになってしまうのは仕方ない。
しかし、旅はまだここからが長いんです。 -
今夜の宿は、民宿鈴。窪川から橋を渡って中村市街に入るとすぐの大通り沿いにあって、これは分かりやすいですね。
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広くはないので、ゆったり感はイマイチですが、部屋はネットの情報通り、掃除が行き届いた清潔感があるので気持ちよく休めました。アットホームな温かさもあると思います。
さて、明日は四万十川の流域を回る予定。沈下橋も徹底的に探索しますので、よろしく。
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