2017/05/06 - 2017/05/06
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薔薇の咲く庭さん
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「戦いの北ドイツ、芸術の南ドイツ」とラジオのドイツ語講座で紹介されていたのを聞き、南ドイツに興味をもちました。4年前に北ドイツを旅行し、戦争の爪痕を残したままの教会を見て絶句した記憶が残っていたからです。ロマンチック街道は10年ほど前にツアーで来ています。これが3回目のドイツ。
今回の南ドイツ旅行のスケジュール
第一日 ケルン ボン
第二日 ヴェルツブルク
第三日 バンベルク クルムバッハ
第四日 ニュルンベルグ レーゲンスブルク
第五日 ミュンヘン(コブレンツ)
かなり濃密なスケジュールですが、時間が取れないためこのような予定になりました。
この旅行記は第四日目のニュルンベルクのカイザーブルクの様子を記した旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ニュルンベルク中央駅からタクシーを利用しました。時間を節約するためと、カイザーブルクの最後の坂を上ることは私の心臓では無理と思ったからです。
ニュルンベルク中央駅 駅
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旧市街を通ることはできないので、城壁沿いに回らざるを得ません。
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城壁沿いには自転車専用道路がありました。
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中には家が建っています。
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第二次世界大戦でニュルンベルクは町の90%を破壊されました。この建物も再建されたものでしょう。よく作ってあります。
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これが位置的にデューラーの家と思われます。
デューラーの家 博物館・美術館・ギャラリー
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城壁の西側をぐるっと回って着きました。カイザーブルク。この坂は・・・きつそう。しかし、タクシーは上ってくれませんでした。
カイザーブルクは神聖ローマ皇帝城です。11世紀に神聖ローマ皇帝ハインリヒ3世が建造しました。その後15~16世紀に現在の形になりました。16世紀まで帝国議会の会場だったそうです。ニュルンベルク城 (カイザーブルク) 城・宮殿
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坂をゆっくり上ると、正面に高い塔が見えてきました。
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なかなか良い眺め。ここが某旅行案内書に書いてあったテラスです。
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ニュルンベルクの街が見渡せます。それにしてもよく作り直しました。
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なかなかきれいです。
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カイザーブルクから町へ下りる道が見えます。
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テラスから進むと広場に出ました。
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正面がチケット売り場です。
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某旅行案内書では「居城内はガイドツアーのみ見学可能」と書いてあり、見学できないかもしれないと半分あきらめていましたが、「チケットを買えばOK。どうぞ」と言われて幸運でした。入り口です。
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中に入ったところです。
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ここが有名な皇帝専用の教会の入り口
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二重構造の礼拝堂ということでしたが、
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どこが二重なのかよくわかりません。
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やはりガイドは必要です。
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キリスト像が正面にありました。
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上と下の二重構造?
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教会を出ると展示室です。
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展示室には王が使っていたものが展示されていました。
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何代目かの王様でしょう。
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いくつもの部屋があります。
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これは何かが彫られているグラス。
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墓碑ではなさそうです。石でできています。
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画面に映しだされるようになっている仕組みです。
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これは天井。
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昔の様子が絵で残っています。
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空爆を受けて破壊されてしまいましたが、写真や絵が残っていたので復元することができました。それにしても復元力は素晴らしいです。
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右側は空爆を受けて破壊された時の写真です。左は破壊される前の写真で、写真が残っていたので復元できたそうです。
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これも同様写真が残っていて復元が出来たそうです。
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これはナポレオンの絵です。ナポレオンがここを訪れていると解説に書いてありました。
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1806年に来ているそうです。
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鎧兜の全身
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勿論、剣も展示されています。
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?
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大きな分度器?何に使われたのかは分かりません。
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これは矢です。
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こんな感じで鉄砲の手入れをしていたみたいです。よく絵に残しました。
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VTRでどのように鉄砲を使っていたかを説明していました。
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玉を詰めて打つ様子です。
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窓の外には街の景色が見えます。
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ジオラマもありました。
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たくさんの展示物を見て入口に戻って来ると、ツアーがたくさん来ていてビックリしました。朝のガラガラの状態とは一変しています。
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見張り台。高さ30mです。
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見張り台はツアーは行かないので、空いていました。上を見ると階段が多いです。でも、せっかく来たので頑張って上ります。
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螺旋階段をゆっくり上って、
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下を見ると怖い!
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ついに見張り台の見晴らしまで来ました。良い眺めです。
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こんな感じです。室内は。
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反対側。調べものをしている人がいまいた。
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空爆を受けた後の街の様子の写真がありました。
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今はこんな風に完全に復元されています。凄いですね。ドイツの国力に感心。
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デューラーの家が見えます。ドイツ・ルネッサンスを代表する大画家です。木組みの家はここでは珍しいです。
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とんがり屋根の中世の家が見事に復元されています。
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井戸の入口
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この建物は?
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1563年に作られているようです。
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30分待つと井戸の部屋に入ることが出来、60mの深さを確かめる実験を見学できるので、待つことにしました。同じように考えて待つ人は大体20人位いました。
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かなりの年配のおじいさんが説明してくれました。左側は井戸の中を写す画面です。
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なかなか始まらない。
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ろうそくに火をつけて、下へ下げていきます。用意、スタート
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あれ?下がらない?
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だんだん下がっていきます。
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かなり下がりました。
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ほとんど点に
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かなり深い!
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点になった!
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やっぱり60mはありそう。
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戻ってきて実験は終了です。このほかに、ジョッキくらいの水入れに水を入れて、こぼすと、しばらくたってから水の音が聞こえる実験をやってくれました。カイザーブルクの城はすごい井戸を掘って生活していたのですね。
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城を出て、これからニュルンブルクの街歩きが始まります。
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この旅行記へのコメント (4)
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- チェロ爺さん 2022/02/19 18:09:19
- カイザーブルクに入れて良かったですね!
- ニュールンベルグの駅の荷物預かり所が見つからず、
私達夫婦は50リッターと70リッターのリュックを担いでやっと登ったらお休みで入れませんでした。
下りで寄ったソセージ店のソーセージはとても美味しかったです。
でもレーゲンスブルクの橋のたもとの店の方がマスタードがとても美味しかったです。
薔薇の花咲く庭さんとよく似たコースを旅行して居ますね。
ヴルツブルクではマリエンベルク要塞に行き中のレストランが2月で誰もいなく2人で独占しました。
いずれも懐かしい思い出です。体力的にもう一度は行けませんね😭
私達はヴュルツブルクからロマンチック街道をフュッセンまで鉄道とバスに乗りついで旅しました。
- 薔薇の咲く庭さん からの返信 2022/02/20 17:45:08
- Re: カイザーブルクに入れて良かったですね!
- チェロ爺さま
お便りをくださり、また「いいね!」をいただきありがとうございます。
カイザーブルクに行かれたのですね。入場できなくて本当に残念でした。
あの坂をリュックを背負われて上がったのに本当に残念無念です。
私たちはラッキーとしか言いようがありません。旅行案内ではガイドがいないと入場できないと書いてありましたが、なぜか入れてしまいました。
レーゲンスブルクの橋のたもとの店の写真を懐かしく拝見させていただきました。2月なので雪が降っているのに驚きました。やはりおいしいソーセージ屋さんにはいかれる方がいらっしゃるのだと存じました。ドイツ最古のお店ということでしたが。
ヴルツブルクではマリエンベルク要塞にも行かれているのですね。私たちはマリエンベルク要塞からの下山の道を間違えて1時間もうろうろしてしまいました。市庁舎の地下にあるレストランで食事をしましたが、チェロ爺さまご夫婦と同様に誰もいない状態でした。
もうあれから5年もたってしまい、別世界の夢の話のようになってしまいました。チェロ爺さまご夫婦は自力でいらっしゃっているので、ゆったりとした日程にすれば、またお出かけになられることは可能だと存じます。
私は長男頼りの旅でしたので、もう個人で行くことはできません。
自力で行くことができる力を持っていらっしゃって羨ましいです。
個人ツアーはいろいろなハプニングが起こりますが、自由があって、やはり楽しいです。
いつの日かまた海外へ行くことができる日が必ず来ますから、お互いに体力を温存して夢の続きを見ましょう!
薔薇の咲く庭
- チェロ爺さん からの返信 2022/02/20 19:27:12
- Re: 丁寧なコメント有難うございます。
- 個人旅行では色々トラブルが有りました。
ベルリンから私たちが乗る予定の列車が突然ホームの掲示板消えて慌てましたが、列車の遅れで掲示の順番が変わった様で、1時間ほど過ぎてやってきてホッとしたり、乗り換え駅のホームに買い溜めていたお土産のバックを忘れたり、切り離しの列車が別の方面に走り出したり、列車に妻が携帯を忘れて、プラハ警察を探して大男の警官に事情を説明したり、ハラハラドキドキの旅を懐かしく思い出します。
- 薔薇の咲く庭さん からの返信 2022/02/21 14:00:30
- Re: 本当に思わぬトラブルが時々起こります。
- チェロ爺さま
返信ありがとうございます。
日本では考えられないトラブルが海外では時々起こります。
チェロ爺さまもいろいろなトラブルを経験されていらっしゃるのですね。
私たちもカイザーブルク後、フランクフルトで泊まったホテルの朝食時にボヤ騒ぎで、外へ出されてなんの説明もないまま1時間半、この日にコブレンツへ行く予定がマインツへ変更せざるを得なくなりました。
ところが、またまた乗った電車が説明のないストップで先へ進まず、結局フランクフルトの見学をしました。
一番凄かったのは、イスタンブールへ行く飛行機の中でクーデターが起き、飛行機が撃ち落とされるというので着陸ができず、アンタルシアという南の空港に降ろされて12時間なんの説明もなく過ごしました。
クーデターは収まってイスタンブール経由でスイスへ行くことはできましたが、日程を詰めざるをえず2泊のスイス旅行になりました。
個人旅行にはトラブルがつきものですが、思い返すと懐かしいです。
個人旅行は自由がありますが常に自分で判断をしなければならないところに制約がありますね。楽しいことばかりではありませんが、やはり自由はいいです。
寒さが厳しい折、くれぐれもお体ご自愛くださるようお祈り申し上げます。
薔薇の咲く庭
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