2017/05/05 - 2017/05/05
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「戦いの北ドイツ、芸術の南ドイツ」とラジオのドイツ語講座で紹介されていたのを聞き、南ドイツに興味をもちました。4年前に北ドイツを旅行し、戦争の爪痕を残したままの教会を見て絶句した記憶が残っていたからです。ロマンチック街道は10年ほど前にツアーで来ています。これが3回目のドイツ。
今回の南ドイツ旅行のスケジュール
第一日 ケルン ボン
第二日 ヴェルツブルク
第三日 バンベルク クルムバッハ
第四日 ニュルンベルグ レーゲンスブルク
第五日 ミュンヘン(コブレンツ)
かなり濃密なスケジュールですが、時間が取れないためこのような予定になりました。
この旅行記は第三日目のクルムバッハの様子を記した旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出発はバンベルク中央駅。
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何故か誰も乗客がいません。あまり使われていない路線なのでしょう。不安にもなりますが・・・。
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Lichtenfeisで乗り換え、
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さらに北へと線路は続いています。
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黄色が綺麗。菜の花でしょうか? 電車のスピードが速くて確認出来ません。
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やっと着いたという感じです。目的地クルムバッハ。
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外観はこんな感じの駅です。
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目的のプラッセンブルク城まではタクシーで行きます。2kmぐらいあるので。
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街中を走ります。落ち着いた町です。田舎町です。
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約10分位で到着。
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え!! ここも工事中? 入場できない? そんな? 不安がよぎります。
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右側はお城の建物。
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門だけ工事中のようで中に入ると
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やれやれ、大丈夫。しかし、ここはお城の入り口ではないそうです。
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入り口かと思った扉の上部は素敵な彫刻がありましたが・・・。
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入り口はこの坂を上って、
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この坂道は心臓が弱い私にとってかなりきついいのです。
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途中に水飲み場がありましたが、飲めるようには思えません。
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やっと広い所に出ました。お城はもうすぐです。
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出ました。城は近い・・・?
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城壁の下にクルムバッハの街が広がっています。
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小高い丘の上にプラッセンブルク城はあります。要塞の役割を果たしていました。
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高台にあることがよくわかります。
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街を見渡せます。
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振り返ると城です。
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ここが城の入口。急がないと閉館時間があるので。
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中に入ると四角の
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広い中庭がありました。
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アーチの柱
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高い塔
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3階建てのイスラム風の建物です。
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中に入るとプラッセンブルグ城とクムムバッハの地図がありました。
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中世の頃のジオラマもありました。
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使われていた電話機でしょう。古いものを取ってありました。
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使われていた家具でしょう。
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さすがドイツ。ジョッキのコレクションはすごい。
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これは?
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城主の写真がかざられていました。その中のお一人を撮りました。
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この銃で戦ったのでしょう。
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収納箱?
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こちらにもあります。
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銀食器です。
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これはなんだかわかりませんが面白いので写真に撮りました。
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不気味な感じのする展示室です。1618-1648 この時代に何かが起こりました。
30年戦争です。カトリックとプロテスタントが宗教戦争をしました。 -
悪魔ではなく人です。この服装はペストから身を守ることが出来ると言われ、医師がこの服装で町の人々を診察して歩いたそうです。鼻の先が細くなっていて、空気がそこを通り、薬草で死滅させる仕組みになっていました。しかし、効果はありませんでした。
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ドイツ語ですが、ペストと読めます。
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このグラフが死亡者の数です。1634年がMAX 死に絶えてはいません。ペスト菌に強い人は生き残りました。
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きれいな装飾品。伝説の白い女が使っていたものでしょうか?
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この女性が伝説の白い女です。
オーラミュンデ家最後のプラッセン城主オットー6世の妻クニグンデは、夫の死後、ニュルンベルク城伯アルブレヒトに恋をします。再婚を申し込むと、アルブレヒトはこれに対して、「2対の目が結婚を妨げている」と応えました。
クニグンデは、「2対の目」とは前夫との間に生まれた3歳の息子と2歳の娘のことに違いないと思いこんで、子供2人を殺害してしまいました。 -
彼女はニュルンベルクへ行き、「2人の子供は病気で亡くなった。妨げる者はもういない。」と彼に告げると、アルブレヒトは、「妨げているのは自分の両親で、親の反対を押し切ってまで結婚するつもりはない」とクニグンデの申し出を断りました。
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クニグンデは、絶望し、女子修道院に入りますが、すぐに亡くなります。そして亡くなった後も、悔恨のあまり、その魂は自ら子供を殺めたプラッセンブルク城に舞い戻り、城の中を歩き回ったそうです。この時彼女の霊は白い服の女として現れたため「白い女」の伝説として語り継がれています。
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帰りのバスの中で、なぜ彼女は「2対の目」が誰であるかを確かめることをしなかったのかとても残念に思いました。それにしても、自分の子供を殺してしまうなんて、非情です。
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最終便のバスでした。町の真ん中までしか行かないバスでしたが、運転手さんは特別に、
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街を通り抜けて、
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川を渡り、
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クルムバッハの駅まで送ってくれました。特別サービスです。駅のタクシーの運転手さんたちがびっくりした顔で見ていました。
帰りの電車は一両でした。これには私がびっくり。ヨーロッパで初めて一両の電車に乗りました。ニュルンベルクに戻ります。明日はニュルンベルクとレーゲンスブルク観光です。
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