2017GWコーカサス3国　その２～新旧が交錯するバクー

2017/04/29 - 2017/05/01

２０１７年のＧＷはコーカサス３国へ。中でもアルメニアが第一の目的でした。

その２は、バクーとその近郊の世界遺産巡り。欲張った旅程で、夕食は１０分でかきこむ始末。ギリギリのタイミングでトビリシ行きの飛行機に乗り込むことができました。

・世界遺産、１万年前のゴブスタンの岩絵と博物館
・昼食は餃子みたいなギュルザ
・殉死者の小道からバクー市街展望
・旧市街へ、世界遺産のシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿
・旧市街散策、シェマハ門やバクーのロミオとジュリエット、世界遺産の乙女の塔に登る
・なかなか出発しないカスピ海クルーズ
・夕食は大鍋料理、サジチを１０分で
・空港へ、途中、ザハ・ハディドさんの手による建物も
・トビリシ行きのアゼルバイジャン航空に滑り込みセーフ

表紙写真は、殉死者の小道の手前、フレームタワーズとモスク。

エリア バクー(アゼルバイジャン)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 交通手段: 観光バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

宿泊していたカフカズポイントホテル近くの街並み。

ビジネス街で、早朝は車も人もまばら。
前大統領のポスターが貼ってありました。

ホテルでの朝食。野菜たっぷり。チーズたっぷりです。

Point Hotel Baku ホテル

朝８時半に出発して、まずはバクー近郊のゴブスタンへ。

途中、カスピ海の洋上油田が見えました。

ゴブスタンのマーク。

荒れ地の向こう、岩山が見えています。２００７年に世界遺産登録されたゴブスタン。

今回は、３つの岩山のうち、真ん中にあるヴィックタシュに行きました。

ゴブスタンのロック アートと文化的景観 史跡・遺跡

中が空洞になっていて、石で叩くと音がするミュージックロック。

いよいよ、岩絵が見えてきました。

ほら、縦縞の岩の左に、人が並んだ様子が彫り込まれています。

これがいちばん有名な絵かもしれません。

船と人とか・・・

お腹の大きな女性像とか…

角のある牛の絵。そのほか、馬や鹿など、動物の絵がいろいろ。

岩にはところどころ色のついた場所があり、それによって年代がわかるそうです。

岩と岩の間にもたくさんの壁画。

ガイドさんに教えてもらわないと、岩絵を見つけるのも大変です。

こちらは生きているトカゲ。

こんな岩山になぜ人々が住みついたのでしょうね。

地面に穿たれた穴は、水をためたところだそう。

岩山。あ、「蛇に注意」マークがあります。

ゴブスタンの博物館へ。

２０１１年に建てられた、ちょっとおしゃれな博物館です。

わかりやすく展示されていました。

狩りをする人たちでしょうか。

帰り道。ジョージアに延びるパイプラインです。

石油の精製工場もありました。

旧市街に戻って、まずは昼食。

生野菜がたっぷり。それぞれ味のあるハーブ類です。

ミニギュルザのスープ。

ビールとあわせて。

こちらはメインのギュルザ。もちもちです。

デザートはチェリー。紅茶に入れていただきます。

レストランには、昔のバクーの写真も飾られていました。

旧市街のモスク。直ぐ右にはガラス張りの地下鉄駅。

バクーでは、新旧が自然に隣り合っています。

バクーの象徴とも言える、フレームタワーズ。まだ建築中ですが、中はホテルやマンション、オフィスなどが入居しているそう。

フレーム タワーズ 建造物

その足元からつづくのが、殉死者の小道。

１９９１年から９４年のナゴルノ・カラバフ紛争や、１９９０年のソ連軍侵攻の犠牲者のお墓が花の中に佇んでいました。

殉教者の小道 散歩・街歩き

犠牲者の追悼モニュメント。ここでも火が燃えています。

左にちょっと、国旗が見えています。

バクー市街、そしてカスピ海が一望に。

国旗は横７０ｍ、縦３５ｍの大きさだそう。

高層ビルが林立。まだまだ建設中です。

今年はF1レースが開催されるとのことで、コースを作っていました。

市庁舎。

旧市街の城壁。

城壁内に入ります。

中の公園には、詩人アリ・アガ・ワヒッドの像。木の根を表した首と、たくさんの人で構成された髪の毛。悲しい人々と幸せな人々が表されていました。

世界遺産のマークがありますね。

モスクとフレームタワーズ、そしてテレビ塔。

ここでも新旧が仲良く共存しています。

シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿。階段を下りて…

シルヴァン シャフ ハーン宮殿 城・宮殿

新しく発掘された文字盤などが展示されています。

カスピ海の中に埋もれていた宮殿から引き上げられたものだそう。

宮殿の内部。

見事な絨毯。

かつてはこうした彩色タイルで一面覆われていたそう。

線刻の皿もありました。

かつての宮廷の様子を描いたミニアチュールがパネルになっていました。

ステンドグラスのようですが、枠は鉄ではなく、木なんだそう。ガラスはベネチアからのもの。

旧市街の模型。

古いバクーの写真。

外に出て。城壁に設置されているのは投石機です。

不思議なオブジェも。

木のバルコニーがこの街の特徴なのだそう。

マンホールには、イチェリシェヘル（内城）の文字。

二重ゲートのシェマハ門。なんだかすごい渋滞。

シルクロードを行き交った隊商たちが入った門。門の上にはバクーのシンボル、ライオンが刻まれています。

シェマハ門 建造物

門の中は出店もあって、交通規制していたようですね。

シャシリク屋さん。

旧市街の建物。上から猫が覗いています。

なんでも、バクーのロミオとジュリエットで、二人の愛を、猫が見守っている様子を表しているのだとか。

ハマムかな。発掘が続いているようです。

乙女の望楼。１２世紀に建てられた、見張りの塔です。

乙女の望楼 建造物

乙女の望楼の上からの眺め。

何が見えるか、表示されていました。

旧市街の猫。バクーではたくさん猫を見かけました。

今も人が住んでいるのですね。

道路に絨毯が。売り物でしょうか。

インスタグラム投稿用の額縁？も。

発掘物が展示された場所もありました。

木陰ではバックギャモンに興じる老人。

乙女の望楼の足元には、F1Bakuのハッシュタグも。

カスピ海ぞいの公園。観光用の列車も走っています。

カスピ海クルーズへ。

これがなかなか出発せず、時間が気になります。

クルーズ船からのバクー市街。

カスピ海からみた国旗。

フレームタワーズ。逆光です。

約４０分のクルーズでした。

船を降りて、急いでかきこんだのは、サジチという大鍋料理。

茄子やトマト、じゃがいもなど野菜たっぷり。

空港に向かいます。

途中、ザハ・ハディドさんの手による、ヘイダル・アリエフ・センターを横目に。

スタジアムも印象的な建物。

なんとか間に合って、空港に着きました。

アゼルバイジャン航空の機内。これからジョージア、トビリシに向かいます。