2017/04/24 - 2017/05/01
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ちょんたさん
さて、たっぷり寝たので、2日目は張り切って町中を巡りました。
まず、メディチリッカルディ宮殿を目指します。その隣にあるインフォメーションセンターに、昨年分厚いフィレンツェの紹介本を二人に下さったお礼を言いに行きました。同じ女性はいませんでしたが、姉がおせんべいを手渡すと、とても喜んでもらえました。
メディチリッカルディ宮殿に入ると、まず昨年と同じ四角い庭が飛び込みましたが、4月ですので、植木鉢のオレンジの木のお花が満開で庭中がオレンジの香りに満ちていてとても癒されました。
同じところでも、こうして季節が違うと印象ががらりと変わるのは、今回とても強く感じました。
昨年行かなかったことを知ったサン・ロレンツォ教会のあと、メディチ家礼拝堂、ミケランジェロの彫刻のある新製具室、サンジョバンニ礼拝堂、ドゥオーモ、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、こちらも初めてのスペイン礼拝堂、サンタ・マリア美術館。
これだけ回ると軽く2万歩を超えてクタクタ!
夕食はホテルのレストランで。
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この前にメディチリッカルディ宮殿に行ったのですが、残念なことに水曜日で、入れず。昨年はゆっくり見て写真まで撮ってしまった若きロレンツォの絵は見られませんでした。
昨年、位置関係がどうしてもわからなかったこの建物。
ここが、サン・ロレンツォ教会だったことを知りました。そしてこの中を見ていなかったことも知ったのです。 -
入口には現代アートが置かれています。なぜでしょう???
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入った途端思い出しました。この庭は見たことがあります。
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が、なぜかこの記憶がないのです。やっぱり来ていないのでしょう。
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美しい祭壇前。
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バシリカ・ディ・サンロレンツォと書いてあります。
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教会なのに、官能的で美しい絵が飾られています。
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とてもシンプルなクーポラ。
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何も飾りがない…。
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ブルーの色が印象的です。
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確か2階はフィレンツェ大学図書館跡になっていたような気がします。
床は美しいモザイク模様ですが、傷をつけないように、絨毯の上だけ歩くように注意されました。 -
木に彫り物が施されている天井もとても美しいですね。
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こちらの天井のレリーフがとってもきれいでした。
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ズームして。
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昔の本は重いので、ここに置いて読んだのかもしれません。古いものです。
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このぶ厚さですから・・。
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2階から先ほどの四角い中庭を見ます。遠くにドゥオーモが見えます。
こういうところがフィレンツェの良さですね。
街が小さいので、いたるところ、ドゥオーモが顔を出します。 -
さて、ぐるりと回って、メディチ家礼拝堂に向かいます。
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と、見覚えのあるお店が目に入りました。
記憶のために寫しておきましょう。昨年も買ったストールのお店ですが、とても発色がきれいで、日本で随分褒められました。「昨年も来たのよ~」と言ったら、少し安くしてくれました。ラッキー。 -
こちらがメディチ家礼拝堂だったのですが、今年は残念なことに修理中で、この美しさが半減です。
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辛うじて、修理の囲いが入らないようにして撮りました。
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天井も高くてとてもきれいですし、この絵も、一つ一つに意味があるのですね。
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このモザイク。
作り方を知ったので、この技術の素晴らしさに、ただただ感嘆!!
色の違う大理石を組み合わせてはめ込んでいくのだそうですので、気が遠くなるような作業です。 -
こちらもそういうことを知ると、どうやって作ったのかと思います。美しいです。
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床のモザイクも。権力のすごさも感じられますね。
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すべてミケランジェロの彫刻だということを知ったので、少しゆっくり見ることにしました。
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これは昨年も見ました。今回は人がとても多かったので、昨年貸し切り状態で見られてよかった~と思いました。昨年は一番人が来ない2月に来たのです。
冬に来るのは、景色のことを考えなければ、美術館巡りには人が少ないので最適です。 -
こちらも、人が入らないように写真を撮るのも大変。
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ミケランジェロに似てませんか?
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ここを出て、次はいよいよサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ向かいます。その前に映画でかなり重要に扱われていたサン・ジョバンニ礼拝堂へ。
サンジョバンニ礼拝堂の金色のモザイクです。
ラヴェンナのモザイクを見てしまうと、この豪華さは少し派手に感じられてしまいますが、でも、やはり美しいものでした。 -
今回はゆっくりと見回す余裕が出てきました。
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若桑先生のよれば、このモザイク画は、円の中央から順番にお話が描かれているとのこと。
2段目は天使たちだそうです。
これは新約聖書からだったかしら? -
とにかく、この美しい模様を描くのに費やした時間を考えると、信仰のすごさを感じます。
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サン・ジョバンニ礼拝堂に安置されているお墓ですが、この方は、メディチ家には役に立たなかったとのこと。でも、こうして恭しく飾られているのは面白いですね。
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こうしてゆっくり上の方を見ると、とてもデザインがきれいです。
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床のモザイク、それにインフェルノで出てきた聖水盤。
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今度はこちらに入ってみましょう。
前回はこの角度からは修理中で撮れなかったので、こうして全景が撮れるのは嬉しいことです。 -
青い空だったらもっと美しいでしょうが、仕方ありません。
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よく見ると、とてもとても一つ一つが素晴らしい彫刻です。
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天国の門の前は相変わらずの人だかりです。とても近づけませんでした。
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こちらの大聖堂の門だってすごいと思うのですが。
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私はこの扉の上の絵が好きです。
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どうしても何枚も撮りたくなってしまいます。
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ズームして。
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これはまわりの人込みを写したのですが、確かに冬より人は倍ぐらい多かった気がします。
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大聖堂の中では、このダンテの絵を見ることが目的です。
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今回は縄が張られていて、このクーポラの真下には近づけませんでした。
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若桑先生の解説によると、こちらの絵と、次の絵は、同じようでありながら、遠近法の扱い方が違うのだそう。
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馬の筋肉の描き方もどちらかの方がうまいのだそうですが、私たちには正直言ってよくわかりませんでした。
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それにしても高い天井です。
あの丸い窓の上まで登るのも大変でしたが、あの先からがクーポラの内部に入る階段になっていて、その狭いこと!!
一昨年登った時には本当に大変でした。あそこにいる人ですら、結構小さくしか映らないのですから・・。 -
美しいステンドグラスです。色合いが光を通してみるので、本当にきれいですね。
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これは一番後ろの窓。
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出てきたところで急な雨に降られて、ほうほうの体で、広場の端にある、昨日お昼を食べたカフェテリアに飛び込みました。
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新しく作り直したのでしょうか?外見からは想像できないほどの綺麗でおしゃれな空間が広がっています。
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レストランから外を見ます。雨の礼拝堂。もうやみましたね。
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この後は、少しぶらぶらとお買い物。
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この紫色のディスプレイに惹かれてチョコレートを買いに入りました。
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フィレンツェが本店だというサバティーニを地図で見つけて、どうしても入りたかったのですが、見つかりません。
が、あきらめたころ、昨年泊まったホテルから駅に行くとき、帰る時、通っていた道にあることに気が付きました。
本当に入口も狭く、これはきっと気が付かないだろうと思います。
残念なことにお昼休み中で入れませんでしたし、夜は、今回はホテルが遠いので、あきらめることに。場所が分かったので、きっとまた来られることでしょう。 -
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会内部。奥では、合唱の美しい歌声が聞こえてきました。
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合唱のコンクールが開かれているようなので、今回は聖堂は遠慮して、すぐにスペイン人礼拝堂というちょうど上の写真では左手奥の出口から続いている礼拝堂に向かいます。
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これは若桑さんの本で初めて知った礼拝所で、この天井からそれぞれ4つの角にすっきりと配置されたこの線の模様がとても美しく、印象的でした。
4つの福音書から撮られた場面が描かれているのだそうで、この小舟が「ナヴィチェッラ(小舟)」と呼ばれているもので、船が教会を表し、この船に乗って荒海から救済される寓意を表しているとのこと。
なんでも読み解くことは難しいものです。 -
天井でクロスしています。
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しばし絵画鑑賞。
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この奥にもキリストの磔刑がぶら下がっています。先ほど入った聖堂にもありましたし、サンタ・クローチェ教会にもありました。
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これはお墓なのでしょうか?子供が描いたような…。と言っては失礼??
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このアーチの左奥が教会の入り口になります。
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すっきりとした中庭が気持ちの良い空間でした。
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壁にはフレスコ画。かなり退色していますが、まだ十分に美しく見られます。
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美術館の方も行ってみました。
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こちらの絵は、とても美しい色が残っていました。
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こうしてみるとこの絵の大きさがわかります。
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この教会の正面は、とても美しいファサードです。左右対称ですっきりしています。
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大きさを示すために人を入れてみました。扉も大きくて、重そうです。
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教会前の広場。
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イタリアは狭い国なのでしょうが、こうして教会の前は広い広場が設けられるのですね。
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ちょうど薔薇も咲き出して、美しい季節の到来です。
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お夕食は、少しだけおしゃれをして、ホテルのレストランで。「お味見」というコースを頼みました。「お味見」程度に出てきます、ということでしょうが、いえいえ、これで十分お腹はいっぱいになりました。
まずは前菜。 -
オマールエビのナントカ…。
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お魚??ナントカとナントカとナントカ。もうすっかり忘れています。(笑)
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そしてこれが肉料理。
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これは姉が頼んだ肉料理でしょうか?
でも、飾りつけもとてもきれいですね。 -
これがとても美味しかったアスパラガスのリゾット。
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ドルチェ。
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おまけのドルチェ。これはとても二つは無理でした!
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私はこちらのドルチェ。チョコレート風味の、結構こってりとしたドルチェだったような。
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食後の飲み物の注文の時でした。スタッフが「ハーブティーをぜひ飲んで欲しい」オーラ120%で言うもので頼んでみましたら、奥からワゴンで植木鉢に植えられた、こんなにたくさんのミントを出してきました。ミントの鉢植えなのですよ!!
これを私たちの目の前で恭しくハサミで摘んでは、手前のポットにぎゅ~と押し込んで、とても香りのよいミントティーをサーブしてくれたのです。
これにはびっくりして、動画で撮ってしまいました。お見せできないのが残念です。 -
隣のテーブルの人には、彼女がやはり目の前で、手でコーヒー豆を挽いていました。
とても良い香りがこちらまで漂ってきたもので、思わず写してしまいました。ニコニコ笑って応えてくれています。
こうした心遣いが、流石に行き届いて、大満足のお夕食でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ガブリエラさん 2017/06/02 19:34:34
- フィレンツェ、街自体が芸術ですね♪
- ちょんたさん☆
こんばんは♪
素敵な教会の外観、そしてミケランジェロの彫刻など、見どころ満載ですね!!!
イタリアには、行ってみたい気持ちは十分あるのですが、ついつい東欧に目がむいてしまいます(*^_^*)
秋の旅行も、3度目のポーランドの予定です♪
大理石を組み合わせて作るって、すごいですね!
いろんな色のものを集めて、それをつなぎあわせて・・・気が遠くなる作業ですよね!
イタリアの職人さんは、すごいですヽ(^o^)丿
ガブ(^_^)v
- ちょんたさん からの返信 2017/06/11 01:26:24
- RE: フィレンツェ、街自体が芸術ですね♪
- ガブリエラさん
こんばんは!
> 秋の旅行も、3度目のポーランドの予定です♪
ポーランドですか?ピアノを弾く身としては、ポーランドは絶対に行ってみたい国なのですが、やはりツアーでしょうね。今度良い情報があったら教えてくださいね〜。
旅行記も楽しみにしてます。
> イタリアの職人さんは、すごいですヽ(^o^)丿
そうなんです!ちゃらんぽらんのように見えてあの緻密さには舌を巻きました。どこの国も「職人さん」のプロ意識は素晴らしいですね。
ちょんた
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