2017/05/08 - 2017/05/10
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ぽんちゃんさん
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一度は訪ねたいと思っていた「雪の壁の大谷」を旅しました。ツアーですが、比較的少人数ですので個人旅行をしている雰囲気です。立山黒部アルペンルートはバス、ケーブルカー、ロープウエイと乗り継ぎての移動ですので大きな荷物は大変な負担になりますが、このツアーでは自宅~ホテル間とホテル移動時は無料で運んでもらえますので軽装で出発です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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東京駅9時44分発のあさま605号・グリーン車で長野駅へ向かいます。
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車中で旅行社から配られた弁当をいただきます。老舗の弁当「銀座大増」ですので美味しく完食しました。
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長野駅11時33分着。駅からツアーバスで立山黒部アルペンルートの長野側起点となる扇沢へと向かいます。
途中の車窓から北アルプス連峰が遠くに見えてきました。 -
扇沢駅。ツアーバスを降りて関電トンネルをトロリーバスで進みます。いよいよ立山黒部アルペンルートの始まりです。
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トロリーバスはバスの名前が付いていますが、電気で動く電車の仲間だそうです。従って排気ガスは出していないとのこと。
トンネルの途中で映画「黒部の太陽」で知られた破砕帯との格闘場所が示されていて興味深く眺めました。 -
約16分で黒部ダム駅に着きます。
6月から10月にかけては水煙を上げながら流れる観光放水の様子が見られるのですが、残念ながらこの時期は雄大なアーチ式ダムの堰堤を歩いて黒部ケーブルカ―乗り場へと向かうしかありません。 -
ケーブルカーは5分程で黒部平に着きます。
駅舎横からの風景です。 -
黒部平からは立山ロープウエイで約7分で大観峰に着きます。黒部湖や後立山連峰が望める標高2,316mの眺めです。明朝、運がよければホテル立山宿泊客のみが楽しめるご来光ツアーでここから荘厳な景色が眺められるのですが、果たしてどうでしょうか。
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大観峰からは立山トンネルトロリーバスに乗り、約10分で室堂に到着します。このバスも電気で走りますので環境に影響を与えません。
雪に覆われた今夜の宿、「ホテル立山」。標高2,450m、日本最高所に位置するホテルです。 -
このホテルの下は土産物店があって日帰り客などがあふれていますが、ホテルエリアは静かです。
そうそう、下の騒音の大部分はアジアからの旅行客のようです。 -
フロントカウンター。簡素ですが清潔な佇まいです。
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ベッド3台のルームです。静かな落ち着いた雰囲気が感じられます。
なお、水の供給体制の関係上、バスタブはありません。 -
窓からは素晴らしい雪の造形が望めます。
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部屋の暖房は部屋ごとに備えられているこの器具で調整します。
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雪の大谷」散策は日帰り客や他のホテル客の居なくなる夕刻からホテル案内人同行で始まります。バスの通行がなくなり、昼間張られていた歩くためのロープが撤去された「雪の大谷」を少人数でゆっくり見物できます。
今年は例年になく雪が多く、雪の壁は最高地点で19mとのことで、巨大な白壁に感動しました。 -
500mの白壁を過ぎるとその先から素晴らしい景色が望めるとのことで期待して進んでいきます。
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そこでは雲海に浮かぶ白銀の峰々。感動のシーンです!
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アルペンルートに沈む壮麗な夕日。
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夕食は和食堂「たてやま」。家族ごとの食卓が用意されています。
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大部分の料理はすでに並べられていますが、どの料理も山の上とは思えないほどに新鮮で、美味しくいただきました。料理は麓の町で一次処理されて毎日運ばれるとのこと。これならば富山市内でいただくのと変わらないはずだと納得しました。
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蛍烏賊のからし酢味噌和え。旬の富山名産です。
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これも富山名産、白海老の造り。
この他、富山ポークの角煮、富山県産コシヒカリの御飯、蛤ととろろ昆布の澄まし汁、それにわらび餅の甘味。
美味しくいただきました。 -
20時から45分間、スライドショーによる自然解説があり、その後ホテル屋上にてレーザーポインターを使った星空観察会が開催されました。でもこの夜は満月のようで、思ったほど星空を綺麗に見ることができませんでした。
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夜明けとともに、山の名水の朝風呂で寛ぎます。
実はホテルのご来光ツアーを申し込んでいたのですが、催行の場合の3時50分のモーニングコールはありませんでした。残念です。 -
ビュッフェスタイルの朝食後、ホテル案内人同行の雷鳥ウオッチングです。持参の雨靴に履き替えて、雪道を少し滑りながら歩いていきます。
映像は立山連峰。右端が以前登った雄山で、山頂に雄山神社の立山頂上峰本社が見えます。 -
雷鳥はハイマツ帯に潜んでいることが多いそうですが、アッ、遠くで数人がカメラを向けています。雷鳥だ!!
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逃げないことを願いながら・・・・・。しかし雪道で足元が悪く、気は焦れどもゆっくり歩調(笑)
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4~5mの距離まで近づきました。初めて見る雷鳥の実物。感動しました!!目の上に朱色の肉冠がありますのでオスだそうです。
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この時期メスをめぐっての縄張り争いが始まっており、周りを警戒しているとのことですが、近づいても逃げないようです。人間を天敵と思っていないのでしょう。
雷鳥は朝9時から11時頃に良く見かけるそうですが、出会えてラッキーでした。 -
10時にチェックアウトして今日の宿泊地、弥陀ヶ原へ立山高原バスで向かいます。
今夜の宿、標高1,930mnの「弥陀ヶ原ホテル」。「ホテル立山」と同系列だそうです。 -
チェックイン前にホテルの洋食堂「薬師」で昼食です。
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美味しそうなステーキですので、当然赤ワイン!
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ロビー。今夜の自然解説会場となるため、椅子の配置が並べ替えられている由。
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窓からは大日連山のパノラマが広がる風景が望めます。
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客室。シンプルですが清潔感があり快適に過ごせそうです。なお、部屋にはバスタブがあります。
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夕刻、ホテルスタッフが周辺を案内してくれます。とはいっても雪に覆われたこの時期では雪景色を眺めるだけですが、夏、秋の時期では季節ごとの美しさに包まれた弥陀ヶ原高原を案内してくれるのでしょう。
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この高原も熊が出没するようです。
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和食堂「大日」で夕食。大部分の料理はすでに並べられていますが、どの料理も新鮮でおいしい味付けです。「ホテル立山」と同じ仕組みで供されているようです。
蛍烏賊の粕漬け、蕨昆布〆などの昆布料理が美味しい。 -
お造り。四種盛り(フクラギ昆布〆、梶木鮪、真鯛、白海老)。
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国産牛の煮込み。
その他、白海老甘酢漬けの酢物、山菜汁、茗荷の粕漬けなどを富山産コシヒカリの御飯で美味しくいただきました。 -
朝の風景。遠くに能登半島、富山湾、富山平野が一望です。
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大浴場。天然の湧水を使ったお湯に癒されます。大きな窓からの眺めも素敵です。
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ビュッフェスタイルの朝食後、チェックアウトして8時45分発の立山高原バスで美女平へ向かいます。
立山連峰山麓の杉を立山杉と呼ぶようですが、美女平にはこの立山杉をよく見かけます。この杉はバスの沿線では最も太いとのことで、「仙洞スギ」と名前が付けられていて、バスが徐行します。 -
約40分で美女平に着きました。
駅舎の横に「美女杉」と名付けられた二本の杉があって、恋愛成就の杉の由。根元に石仏が安置されています。どなたか熱心にお願いしているようですが、女房ではないようです(笑) -
美女平からは立山ケーブルカーで立山駅に下っていきます。
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標高差500m,平均勾配24度でかなりの坂を7分で下降します。
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立山駅でツアーバスに乗り換えて、黒部渓谷鉄道の宇奈月駅へ向かいます。
車窓から3日間眺めた立山連峰を名残惜しく眺めます。 -
途中、魚津市内のシティーホテル「グランミラージュ」内の「レストラン ミラヴェール」で昼食です。
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前菜のサラダ。
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メインディッシュは鮭料理。当然のことながら白ワインをオーダー。
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デザート。
壁が白くて素敵なレストランで、料理も美味しくいただきました。
フォーク・ナイフと一緒にお箸が付いていて、場所柄が偲ばれます。 -
[秘境」黒部渓谷を走るトロッコ電車。往路は進行右側(帰路は左側)の席が見晴らしが良いようで、素早く右側に着席。窓は開閉自由にできます。
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宇奈月駅を出発するとすぐに宇奈月ダムの湖面橋が見えてきます。絶景です。
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古城のような新柳河原発電所。
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乗車した車両は窓付きですが、こちらの車両の方がトロッコ電車の名に相応しい乗り物かな。
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沿線にはいくつか温泉がありますが、対岸の建物は「とちの湯」。車で来られるそうです。
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吊り橋が見えますが、とても歩いて渡れそうにはありません(笑)。それもそのはず、ダムの貯水後も猿が対岸へ移動できるように作られた猿専用吊り橋とのこと。
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石仏に似た形の仏石。
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沿線で最も峻険な谷に架かる後曳橋を渡り、トロッコ電車の旅が続きます。
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出し平ダム。
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猫又駅近くで望めるねずみ返しの岩壁。猫に追われたねずみも登ることができなかったといわれているそうです。
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トロッコ電車の終点は欅平ですが、途中駅の鐘釣で下車。ここまでの所要時間は約60分。歩いて約15分程で黒部川の川原へ出ます。ここには露天風呂もありますが、今の時期は新緑が綺麗です。
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暫く新緑を楽しみます。
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黒部川の水の青さに映える新緑の木の葉が美しい。
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おやおや、ここも熊が出没するようです。
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黒部万年雪。対岸の百貫山に降った雪が落ちて堆積し、夏でも解けずに残っているそうです。
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鐘釣から引き返し、宇奈月駅からツアーバスで北陸新幹線「黒部宇奈月駅」へ向かい、17時26分発はくたか572号・グリーン車で旅の終わりとなりました。
初日は快晴で、念願の「雪の大谷」を満喫しました。2日目、3日目は予報では雨のマークもついていましたが、時々薄日の曇り空で傘のお世話になることはありませんでした。そして嬉しいことに雷鳥との出会いを体験し、快適な高原ホテルで憩うことができ、満足の旅でした。
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この旅行記へのコメント (12)
-
- sanaboさん 2017/07/17 17:51:31
- アルペンルートに沈む夕日
- ぽんちゃんさん、こんにちは
いつもご訪問、ご投票をいただきまして、ありがとうございます^^
ぽんちゃんさんの旅行記を全て拝見してしまいましたので
以前見せていただきましたこちらの旅行記のコメントを・・・。
いつも上質な旅をなさっていらっしゃるぽんちゃんさんの旅行記は
食いしん坊の私にはお料理を拝見するだけでもとても楽しみです♪
雄大な景色も堪能させていただきました。
特にアルペンルートに沈む夕日のお写真が雄大で幽玄で
すっかり見入ってしまいました。
クマ出没のビラに描かれたクマちゃんの絵が、やんちゃ坊主みたいで
可愛いですね。 あんなクマちゃんなら出会ってみたくなります(笑)
毎日暑い日が続いております。
くれぐれもご自愛なさり、お元気でお過ごしくださいませ。
sanabo
- ぽんちゃんさん からの返信 2017/07/17 23:10:52
- RE: アルペンルートに沈む夕日
- sanaboさん、こんばんは。
こちらこそいつもご訪問・ご投票、ありがとうございます。
アルペンルートのクマちゃん、出会ったら気絶するでしょうね(笑) 雷鳥でよかっ
た!
以前、ギリシャからエーゲ海クルーズでサントリーニ島を訪ねました。イアからの
日没シーンを楽しみにしていましたが日程上無理でした。お陰様でsanaboさんの
旅行記で美しい日没シーンを想像できました。
久し振りにエーゲ海クルーズの記憶が蘇り、楽しませていただきました。
ぽんちゃん
-
- 琉球熱さん 2017/07/11 23:55:46
- 立山・黒部
- ぽんちゃんさん、こんにちは。
アルペンルート、黒部峡谷、私と全く同じルート。
ただ、景観はだいぶ違っていたようで(笑)
私の場合、往路はガスガス、室堂は完全雪山・・・
その代わり、トロッコ列車は晴天でした。
このエリアは雄大な山岳美・渓谷美を見ることができて、四季を通して楽しめますね。
実は、再訪したいと思っているところです。
----------------琉球熱----------------
- ぽんちゃんさん からの返信 2017/07/12 10:53:53
- RE: 立山・黒部
- 琉球熱さん、こんにちは。
「立山・黒部」旅行記をご覧いただき、それにご投票・コメント、ありがとうございます。
出発前に琉球熱さんの旅行記を拝見したのですが、再度見させていただきました。
やはり山男の性格が現れた写真の旅行記ですね。
再訪されるようですが、旅行記を楽しみにしています。
ぽんちゃん
-
- yokoさん 2017/06/24 19:07:34
- 最高の「雪の大谷」でしたね♪
- ぽんちゃんさん、こんばんは!
雪の大谷ツアーに行かれるとはお聞きしていましたが、うっかりしており今日見させていただきました。
お天気にも恵まれ、素晴らしい景色に出会われましたね。
私たちは、「山ばっかりもね〜。」との判断で高山に立ち寄るプランを選択しましたが、何のその「ホテル立山」や「弥陀ヶ原ホテル」に泊まるプランは、お食事の内容も良くて雷鳥ウォッチングまで出来て素晴らしいですね〜〜♪
朝夕の自然の景色や、お風呂からの眺めも癒やされます〜〜☆☆彡
宇奈月ダムも絶景ですね!
また機会があればそのプランに行ってみたいです(*^_^*)
yoko
- ぽんちゃんさん からの返信 2017/06/25 08:49:26
- RE: 最高の「雪の大谷」でしたね♪
- yokoさん、おはようございます。
「雪の大谷」旅行記にご訪問・ご投票、それにコメント、ありがとうございます!
yokoさんは日帰りのようでしたが、雪の高原ホテルに宿泊してゆっくりした観光も
なかなか良いですよ。念願の「雷鳥」にも出会えましたし・・・・
お薦めのプランです。そして「雷鳥」に出会えるチャンスもきっとあると思いますよ。
次回訪ねられたら旅行記を拝見させてください!
ぽんちゃん
-
- hot chocolateさん 2017/05/28 00:35:19
- ダイナミックな雪の大谷!
- ぽんちゃんさま
こんばんは。
いつもご訪問、ご投票、ありがとうございます。
いつも上質な旅をなさっているので、ぽんちゃんさまの旅行記を拝見するのを楽しみにしております。
私も何年か前に、黒部アルペンルート、雪の大谷の旅を楽しみました。
宿泊は、雪のホテル立山ではなく、麓の白馬で、翌日アルペンルートから立山に向かいました。昼間、ホテル併設の食堂は激混みでした。
雪に覆われた標高2,450mのホテルステイは、下界とは全く違った楽しみがありますね。
hot chocolate
- ぽんちゃんさん からの返信 2017/05/28 14:00:32
- RE: ダイナミックな雪の大谷!
- hot chocolateさん
「雪の大谷」旅行記にご訪問・ご投票、そしてコメント、ありがとうございます。
このコースは何度か訪ねましたが、雷鳥に出会えたのは今回が初めてで感動しました。
hot chocolateさんは国内国外の旅をされているようですが、いつも素敵な旅行記、楽しみ
ながら見させていただいています。
ぽんちゃん
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- salsaladyさん 2017/05/26 19:07:30
- 朝の風景が特に素晴らしい〜
- ☆面白いものですね!同じ五月に雪を感じる旅&海を堪能する旅〜縦長列島日本でこそ味わえる季節の変化がありがたや〜
真夏のトロッコ列車に乗った経験はありますが(夏休みの渋滞で時間ぎりぎりに到着)。。
真冬のトロッコって寒くありませんか?確か夏でも風当たりが強かったような〜
兎に角旅は計画時と帰ってからのまとめが楽しい一時ですね>〜see you〜
- ぽんちゃんさん からの返信 2017/05/26 23:25:10
- RE: 朝の風景が特に素晴らしい〜
- salsaladyさん
いつもご訪問・ご投票、そしてコメント、ありがとうございます。
真夏のトロッコ電車に乗られたようですね。窓付きの車両でしたので寒くはありませんでした。でもこの時期、ずっと窓は開けていましたよ。トロッコの名前通りに窓なしの方が少し寒くても雰囲気がよさそうに感じました。
これからもよろしくお願いします。
ぽんちゃん
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- わんぱく大将さん 2017/05/22 09:31:10
- 風呂に入りながら
- ぽんちゃんさん
風呂に入りながら雪山を眺められるなんて、贅沢な(といっても私はド近眼なので、全くそれも無理でしょうけど)
自然の美しさ、堪能させていただきました。
大将
- ぽんちゃんさん からの返信 2017/05/22 10:00:23
- RE: 風呂に入りながら
- 大将さん
「雪の大谷」旅行記をご覧いただき、ありがとうございます。
タラゴナの復活祭、拝見しました。とても見ることができないスペインの風物詩、
興味深く見させていただきました。
ぽんちゃん
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