2017/03/01 - 2017/04/09
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Antonioさん
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「アメリカ素描」を公表してから8年後に、司馬遼太郎は二度目のニューヨーク訪問を実現します。
コロンビア大学のドナルド・キーン教授の定年退官を祝う会にスピーカーの一人として招待されたためだと思いますが、書籍の半分以上がキーン教授にまつわるエピソードに割いており、ニューヨークに関する司馬さんの考察を期待する読者には物足りない内容かもしれません。
ただし、よくよく読むと、薄い本ながら、いろいろなところを訪問したことがわかります。この旅行記では、街道をゆく~ニューヨーク編で、司馬さんが訪れた以下の名所を巡り、同書の内容について振り返ることにしました。
インウッド・ヒル公園
オーデュボン・プライス(アメリカ・インディアン博物館の旧住所)
アレクサンダー・ハミルトン合衆国税関(アメリカ・インディアン博物館の現住所)
ブルックリン橋
ウィリアムズバーグ
グリーンウッド共同墓地(ハリスの墓)
コロンビア大学
エセックス・ハウス
セントラルパーク
ミート・パッキング・ディストリクト
ブライトン・ビーチ
コニー・アイランド
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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司馬さんがマンハッタンの北端を見たいということで、運転手のマクドナルドさんに連れて行ってもらったのが、ここインウッド・ヒルズです。
3月に行ったときは、雪が降ったあとでした。もう少し暖かい時期にくると、都会のオアシスのようなところで、緑が多く、すごく癒される場所です。 -
ヘンリー・ハドソン橋です。
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スノーボードで遊んでいる人がそこそこいました。
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コロンビア大学の運動競技場等がインウッド・ヒルズにありますが、この「C」はコロンビア大学のロゴのようです。
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インウッド・ヒルズにある階段の道です。
マンハッタンの北部には坂が多く、このような階段が多いですが、215ストリートのブロードウェイ沿いにあるのは、一昨年前に補修工事が完了し、マンハッタンにある階段の道の代表格的な存在です。 -
インウッド・ヒルズの貝塚について気になった司馬さんは、アメリカン・インディアン博物館を訪問しました。
司馬さんは、1992年、1993年あたりにニューヨークを訪問していますので、アメリカン・インディアン博物館は現在のダウンタウンの場所ではなく、ジョージ・ワシントン・ブリッジの近くのワシントン・ハイツにあったと思います。 -
アメリカン・インディアン博物館は、ダウンタウンの場所に移転する前は、ワシントン・ハイツのオードバン・テラスにありました。
今でこそマンハッタンは全般的に治安がよくなりましたが、少し前まではワシントン・ハイツもけっして治安がいいとは言えず、博物館を見学するためにここまで来る人は限れていたのではと思います。 -
現在はヒスパニック・ソサエティの公開物が見れるようですが、訪問した時は、改修工事のため、一般公開は一時中断していました。
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アメリカン・インディアン博物館は、現在はダウンタウンのハミルトン合衆国税関の建物にあります。
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税関の中です。
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アメリカン・インディアンに関する展示物です。
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税関の建物の前は、ニューヨーク市の公園の中でも一番古くからあることで知られているボーリング・グリーンです。
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ニューヨークに多くある橋の中でも一番有名なのは、このブルックリン・ブリッジでしょう。
「ニューヨーク散歩」では、ブルックリン・ブリッジの設計者であるジョン・ローブリングについて詳しく記載しています。何と、ローブリングは橋がまだ完成していないときに亡くなり、息子のワシントンが技師長の役割を引き継ぎ、1883年に橋が完成しました。
当時の米国の国力を考えると、この橋の設計や完成はそれなりの出来事だったのではと推察します。 -
ブルックリン・ブリッジの近くから見たマンハッタンのダウンタウンの風景です。
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歩行者として橋を歩いても、結構見応えがあります。
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デザインが特徴的であり、マンハッタンにある他の橋を渡り歩いた時には漂っていない風格を感じます。
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ユダヤ民族に興味を持つ司馬さんは、ウィリアムズバーグに行きました。
ウィリアムズバーグはユダヤ系の人でも、昔の伝統を重んじるオーソドックスの人が多く住んでいることで知られています。
この写真に写っているバスには、英語ではなく、ヘブライ語が書かれています。 -
訪れたのがユダヤ教では安息日である土曜日だったため、歩道で歩く人はまばらであまり見かけませんでした。
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土曜日に行くと、ユダヤ人が利用する商店街はほとんどがお店を閉めています。
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学校の施設だと思いますが、ヘブライ語の表記です。
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グリーンウッド共同墓地の入口です。
米国の総領事として、伊豆半島の下田に数年間滞在したタウンゼント・ハリスのお墓があるということで、司馬さんはこの墓地を訪問します。 -
グリーンウッド共同墓地はすごく広く、19世紀の後半にはニューヨークの名所のひとつとして多くの観光客が訪問する場所でもありました。
この石碑のとおり、米国のランドマークに指定されています。
指揮者として有名だったレナード・バーンスタインのお墓もこの墓地にあります。 -
ツアーとして、墓地を歩き回っているグループです。いろいろな見どころがあるからツアーも成り立つのだと思います。
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バーンスタインの偉業について書かれています。
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墓地は丘にありますが、遠方にはマンハッタンのスカイラインが見えます。
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米国の有名な墓地に行くと、いろいろなお墓があり、興味深いです。このようなピラミッド型のお墓もよく見ます。
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ギリシャ神殿をモチーフにしたお墓です。
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ハリスのお墓です。
灯籠は墓地にある他のお墓ではまず見ないので、これが目印になりました。
ただ墓地自体はすごく巨大で、墓地の入口の案内所で場所を確認していなかったら、お墓を見つけることはまずなかったと思います。 -
ハリスの業績が石碑に刻まれています。
ニューヨークの学校にハリスの名前を使用している公立の学校があるので、それが理由でハリスを知る人はいるかもしれませんが、ハリスが日本に派遣された米国の外交官だったことを知っている人はほとんどいないのではと予想します。 -
下田市にはハリスの記念館まであるようですが、時間が経過してから、このように下田市が彼の業績を称えるのは、よっぽど何か周りの人を惹きつける資質を備えた人だったのでしょう。
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ドナルド・キーン教授の定年退官の晩餐会はこのドームのある建物で行われました。
司馬さん曰く、コロンビア大学の構内の建物で、ただ一つ生命感があり、威厳をもっていたのがこの建物でした。 -
こちらは一番メインの図書館です。
古くからある米国の大学では、このようなグレコ・ローマンスタイルの建物を多く見ます。 -
キャンパスの中は立派ですが、市中にあるせいか、他の有名校のキャンパスと比べると、少しゆったり感がないような印象を受けます。
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司馬さんは、「ニューヨーク散歩」の執筆時は、セントラルパークのサウス沿いの高級ホテル、エセックス・ハウスに宿泊しました。
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エセックス・ハウスは、今はマリオットホテルの高級ブランドとして位置づけられる「JWマリオット」のひとつになりましたが、司馬さんが宿泊した当時は、日本航空がこのホテルを所有していました。
一時は存続が危ぶまれていた日本航空がなぜこのようなホテルを所有していたのか、びっくりですが、某財閥系の不動産会社がロッカフェラーセンターに投資していた時期もあり、やはり時代の流れを感じざるをえないです。 -
ホテルの中ですが、立派なシャンデリアです。
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ロビーの写真です。
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正面からの写真です。
マリオットブランドの中では高級であっても、チェーンなので、マリオット傘下に入ってしまうと、単独ブランドとしてのエセックス・ハウスの価値は毀損したのではと感じてしまいます。ウォルドフアストリアも買収した中国の保険会社が現在のオーナーである点を考慮すると、どうしてもそう感じざるをえないです。 -
セントラルパークに面するホテルに宿泊していたため、司馬さんは、何度かセントラルパークで散歩をしたのではと思います。
天気がよい日のセントラルパークの散歩は、何物にも代えがたい贅沢です。散歩をした際にいつも感じるのは、セントラルパーク自体が一つの一大芸術作品であることです。 -
冬に撮った写真ですが、季節により異なった趣があります。
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後方には、マンハッタンの高層アパートが見えます。
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司馬さんは、コニーアイランドからの帰路で、ミートの冷凍倉庫のならんだあたりに来たと書かれていましたが、ミートパッキング・ディストリクトのことを指しているのだと思います。
このあたりは、今でこそハイライン、チェルシーマーケット、ウィットニー美術館等により、一大観光名所に変貌しましたが、1990年度前半はまだ優先順位が高い観光地とは言えなかったのではと思います。 -
ミートパッキング・ディストリクトのあたりです。
おしゃれな飲食店がたくさんあり、アートギャラリーもたくさん進出しています。 -
ウィットニー美術館は、2015年にチェルシーの施設に移動しました。
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ロシア人街として知られているブライトンビーチはコニーアイランドのすぐ隣に位置しています。
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司馬さんは、ブライトンビーチの一郭の雑然さを見て、戦後10年目くらいの大阪の鶴橋を連想させるとコメントしていました。
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歩道わきでは、ピロシキ等のロシアのパンを売っているお店もありました。
かなり本格的です。 -
お店の看板はこのようなロシア語表記が圧倒的に多いです。
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コニーアイランドまで続くボードウォーク沿いには、ロシア料理を提供するお店がいつくかありました。
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コニーアイランドにある遊園地が出来たのは、1880年頃ですが、その当時では、米国で一番大きな遊園地であったようです。
一時低迷していた時期がありましたが、最近は客足がまた伸びているようです。 -
コニーアイランドでは、司馬さんとしては、なじみが薄い、大西洋の水平線をみます。
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米国のランドマークに指定されているジェットコースターのCYCLONEです。
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コニーアイランドはホットドッグで有名なネーサンズの発祥の地でもあります。
コニーアイランドにあるネーサンズはお客さんでごった返していました。 -
この観覧車(WONDER WHEEL)も米国のランドマークに指定されています。
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週末で天気がよいと、コニーアイランドのボードウォークにはたくさんの人が歩いています。
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遊園地のLUNA PARKも人でいっぱいです。
オーストラリアのシドニーにも同じくLUNAPARKと呼ばれる遊園地がありますが、デザインや乗物等から判断すると、コニーアイランドのLUNAPARKの影響を受けているのは明らかなので、改めて、この遊園地の偉大さを実感しました。
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