★ちょっと昔のアメリカ合衆国 ニューヨークの壁（2025・09再編）

2002/02/07 - 2002/02/14

★2025年9月：新たに出てきた画像をアップします。★

今回のニューヨークは観光無し。
個人的イベントの用事の合間には地下鉄でブルックリン側へ。
クラーク・ストリートあたりから歩き始めてブルックリン橋を渡ってみるのがこの日の目的。
運良く晴れて、しばしの散策。

ニューヨークの壁には惹かれるものがある。
剥き出しのレンガの壁、
ツタの絡まる壁、
非常階段のある壁、
広告の絵や落書きのある壁…。

自分の心の中にこの頃あった≪壁≫に共鳴したんだろうか。

壁の特集をしてみるつもりじゃなかったけれど、この時の街歩き後で出来上がってきた写真は壁ばかり。
この時のニューヨークの印象を残しておきたいと思います。

表紙の画像は、枯れたツタが這う街角の壁

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブルックリン橋は、イースト川を跨いでマンハッタン地区とブルックリン地区を結ぶ橋。

これは、ブルックリン側のブルックリン橋のたもと。

冬の青い空をバックにしたブルックリン橋を見上げてみる。

ブルックリン橋の全長は1,834m。

今日はお天気もいいし、気分転換に歩いてマンハッタン側へ行ってみよう。

マンハッタン側に渡る前に、ブルックリン地区の倉庫街を歩く。

気温は低いけれど、日差しが暖かい。

コツコツコツ…、聞こえるのは自分の靴音。

ブルックリン地区の倉庫街。

レンガそのものの壁に窓が規則的に並ぶ無機質な街並み。

この倉庫は今も使われているのかな。

物音一つしない…。

金網も破れて、落書きされた窓。

窓に板を打ち付けられて廃墟化した倉庫もあったブルックリン地区の倉庫街。

鉄条網が不規則な唐草模様を描く倉庫の壁。

へたうまグラフィックも混じる壁にホッとする。

これは倉庫じゃなくて人が住んでいるのかな。
エアコンの室外機（？）が付いている窓。

窓の奥にはどんな人が住んでいるんだろう。

上掲の画像と同じ建物の壁。

壁の下半分の赤が何とはなしに怖い。

マンハッタン地区を目指してブルックリン橋を渡る。

歩道部分が木の羽目板だったのが意外。

マンハッタン側に渡り終えて見つけたツタに絡まる壁。

冬の真っ青な空。

冬の日を受ける壁には春を待つツタ。

マンハッタン地区の街並み。

ふと見上げた壁にはメドューサがいた。

マンハッタン地区の一画。

ニューヨーク住人のねぐらは結構狭そう。

アパートになっている建物には非常階段もあって安心？

夜中に、自分の部屋に向かって上がって来るひそやかな足音が聞こえてきたらスリリング。

マンハッタン地区にもあった廃墟化したアパート。

ニューヨークを舞台にした街角シーンには、入り口に続くこんな階段がよく出てくるよね。

マンハッタン地区の冬の木立と連続する壁。

無機質なイメージ。

これもアパートなのかな。

夕暮れに窓の一つだけに明かりが点いているのを見たら怖い。

こういうグラフィックではない絵が描いてある壁を見ると、何となくホッ！

息詰まりそうな閉塞感から一瞬解放される。

上掲の画像の落書きアートがある壁と同じ壁。

絵柄としてはうんと上手ではないけれど、描いた人の温かみが感じられる。

マンハッタン地区の中心部の圧迫感がある街並み。

SUR SHANGHAIはこの街には住めそうがない。

マンハッタン地区にあるチャイナ・タウンのあたりまで来て、ふと見上げると不思議な風景があった。

現実感が欠けた空の色と街並み。

大都市の無機質と≪壁≫を感じる瞬間。

ああ、早く自分の居場所に帰りたい…。

この旅行記へのコメント （8）

• Noririnさん 2006/10/22 02:47:34

  はじめまして

  SUR SHANGHAIさん はじめまして
  
  ★壁の旅行記拝見しました。写真＆コメント１つ１つに共感したり感動したり････何度もＮＹへ行っていますが今度は視点を変えて街を見てみようという気になりました(=^0^=)
  
  またお邪魔させて下さいね。
  

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/10/24 00:15:23

  RE: はじめまして

  ご訪問と書き込み、ありがとうございます。m(__)m
  
  もともと、壁とか窓の風情が好きなので、建物全体の写真よりこんな写真になってしまいます。
  この時はその時の心理状態もあったのかも。
  
  有名な建物が全然無いので、知人たちには不評。(^^ゞ
  
  コメントくださってうれしいです。(*^_^*)
  
  

• 真@tokyoさん 2006/05/26 23:45:29

  壁　ブルックリンでキリコ見る

  SUR SHANGHAIさん、はじめまして
  建築好きの真@tokyoです。
  
  ブルックリン橋のたもと、カンカン照り太陽の下、人影は無く静寂な真昼の倉庫街　唯時間だけが過ぎてゆくといったこの写真は、まさにキリコを思い浮かべました。
  奇妙な雰囲気を感じました。
  
  こういう写真も有るのですね。
  テーマが良いですよ。
  私は建物ばかり並べてきましたが、少し方向を変えようかなとも思ったりしてます。
  
  他の旅行記にも気に入った写真があります。
  又書かせてもらいます。
  
  これからもよろしくお願いいたします。
  
  

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/05/27 18:47:26

  RE: 壁　ブルックリンでキリコ見る

  ご訪問と書き込み、ありがとうございます。m(__)m
  
  私は建築学、建築物に関してはまるっきり無知ですが、
  その一部を成す壁や窓の風情、雰囲気と言ったものに惹かれます。
  で、こういう写真もよく撮るのですが、
  知人・友人に言わせると、「何！有名な建物が全然無いじゃない！」
  という結末と相成ります。(ーー;)
  
  普通に街歩きをしていて、ふと目に入る建物の風情。
  このニューヨーク編では、（その時の心理状態もあったのかも？）、こういう壁ばかりが目に付きました。
  キリコの絵に出てくる、がらんどうの空の下の塔や長い壁、を意識したわけではないのですが、ちょっとまとめてみました。
  コメントをいただき、ありがとうございました。m(__)m
  
  

• 魔女ランダさん 2006/03/13 12:08:22

  トップページで、なにやらスゴイ迫力を感じて・・・。

  ジャンプしてきたら、ＳＵＲ　ＳＨＡＮＧＨＡＩさんだった！
  
  :*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
  
  そりゃ当然迫力の写真だわ！と、自分につっこんでしまいました。（笑）
  
  ＮＹの旅行記、素敵ですね。なんていうか、
  街の空気というか、雑音、騒音まで感じられるような写真ばかりでした。
  毎度毎度、すばらしい旅行記で感服です〜！
  
  ヽ((◎д◎　))ゝ 感動でくらくら〜〜〜！
  
  
  今のプロフのロータスも素敵ですね。どうしたら、こんなに美しく撮影できるのだろう？と、いつも思っています。
  
  
  また遊びに来ます〜〜！
  
  魔女ランダ(｡･ω･｡)ﾉ~☆'･:*;'･:*'･:*'･:*;'･:*'ﾊﾞｲﾊﾞｲ☆

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/03/14 15:06:52

  RE: トップページで、なにやらスゴイ迫力を感じて・・・。

  お久しぶりです。m(__)m
  
  ただいま旅の空の下。
  今度はどんな風景や人や出来事に出会えるのか楽しみです。
  魔女ランダさんもロング・ヴァケーション中とか。
  
  ホテルからのネット接続ももう少しで切れるので、今日はここで失礼します。
  では、また。(^.^)/~~~

• まみさん 2006/03/05 14:03:26

  ううーん、かっこいい写真集です。

  SUR SHANGHAIさん、こんにちは。
  
  ニューヨークには行ったことがいないのですが、いかにもアメリカらしい、いいところづくしでない、等身大の庶民の生活が感じられる、かっこいい写真集ですね。
  住みたいとは思わないけど（笑）、そういうエリアの写真をこれだけかっこよくまとめられるなんて、さすがSUR SHANGHAIさんです！
  特に観光をしなくても、いや観光という目で撮るとパターン化しそうですが、観光から離れているところからかえって面白い写真ができそうです。
  あ、でもSUR SHANGHAIさんの旅行記は、観光が第一目的のところもかっこいいですもんね。

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/03/06 23:22:05

  RE: ううーん、かっこいい写真集です。

  私も行ってみて、ここは旅行で来るならいいけど住むのはちょっと…、と思う所あり。
  ニューヨークもその一つ、と言ったらファンの人には叱られそう。
  
  自分の心にぴったり来る所って人それぞれ違うと思う。
  私は住むならやっぱりアジア、かなあ。(^○^)