2017/03/09 - 2017/03/23
470位(同エリア10028件中)
tadさん
ロンドンには今回が16回目の訪問だったが、このギャラリーを外したことは一度もないほど、好きな場所だ。というか、2度以上来ることも多い。無料だからだろうが、気楽に数部屋見てまた立ち寄ることが可能なのだ。その時に本など読んで関心のある絵を中心にじっくり見て、また、出直すという贅沢な見方が可能な美術館だ。ロンドンは仕事で来ていたので、毎回一か月前後は滞在していたから、そういう楽しみ方ができたのだが。。で、今回は2週間くらいの旅だったから2回来ただけだ。
今回嬉しかったのは写真が撮影できるようになったことだ!実はナショナル・ギャラリーのホームページは凄い!きれいな写真で絵の確認が解説ともども簡単にできる。ただし、ダウンロードは有料だが、、。それでも、自分のカメラでとった素人写真はあくまで、自分の記念写真だから用途が異なる。なお、どんなガイドブックよりも、National Galleryのホームページの情報を推奨する。すばらしいホームページだ。なお、そこで、寄付が簡単にできるので、今回、写真撮影もゆっくりできたので、私もできる範囲でdonateボタンを押して寄付した。
大英博物館とここは、人気ランキングの一位、二位なので、人が多いのは覚悟するが、それにしても、本当にこの10年くらいは劇的に増えた!!有名観光地はどこも人で氾濫している。ヨーロッパの各地もそうだ。ただ、ロンドンは無料をとおしているので、その点でも圧倒的に人気が高いのだが、私のイギリスの友人などは、無料制度に反対している。Brexitの交渉の成り行き次第では、修整があるかもしれない。。。EUのほうでは、無料のサーヴィスなどは一切ないし、シニア割引もドイツなどはほとんどない。。。かなりイギリスの方針は異なっているのだ。今は感謝すべきだが、今後変化がありうると予想している。
なお、他国の美術館とここが異なるのは、ここは印象派前までの絵画だけで独立しているところだ。他の時代の作品や彫刻などはすべて別の博物館等多数に分散されている。コレクションの総数が桁外れだからだ。なお、この絵画館は2300枚だそうだ。他の美術品を見たいなら、ロンドン内だけで後、少なくとも7カ所は回らないといけない!数回の旅で簡単に征服できるところではない。大英帝国時代のコレクションは桁外れなのだ。。。
写真撮影が許可され、実は館内はマナー違反の人が目立つ。絵の前に立って動かないでポーズをとる人が後を絶たない。自撮りも同じだ。館員が注意しにくるが、後を絶たない。こんな状態が続けば、写真は禁止されるかもしれない。。
なお、自分で撮影した写真が二日間で1500枚くらいある。解説も同時に撮影したからだ。どこまで、ここで掲載するかまだ方針を決めていない。。。今回は、好きなターナーだけにしておく。
一枚目の写真は、はイギリス人がこの館内で一番好きな絵に選出された、ターナーの「戦艦テメレール号」(1839年)からはじめよう。これらの絵は印象派の先駆けとなった。後の印象派の画家はバリからここまで見に来て影響されている。なお、この絵は謎解きの解説がたくさんあり、雲の形になにかを読みとったり、面白い分析論をいろいろ書物などで読んだことがある。数年前にはこの絵の横にもそういった解説が掲示されていたこともある。
ターナーは何か所かに分かれてロンドンでは展示されているが、ここのが私見では、ベストだと思う。彼の素晴らしい水彩画はテイト・ブリテンに大量にあるが、滅多に展示されない。かつて、一度見たきりだ。。
なお、第34室にここに紹介した作品は集まっている。私の好きな部屋の一つだ。ターナーは後、第15室にも2点ある。クロードと並べてある。
- 旅行の満足度
- 5.0
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ターナー(1844) グレート・ウェスタン鉄道
Joseph Mallort William Turner(1775-1851)ナショナルギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
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ターナー(1835-40)タイトルは、英文で、 Margate(?) from the Sea
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ターナー(1830)The Evening Star
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ターナー(1829) ホメロスのオディセー
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ターナーも初期の作品はもっと具象的だ。。これは1803年の「カレーの桟橋」
初期の作品はテート・ブリテンなどでも見られるが、まだ「らしさ」が十分には出てこない。 -
ターナー(1834)「英雄とレアンダの別れ」の全体図。次から分割写真あり。
どうやら、ターナーらしい独自の絵が確立されるのは1830年代半ばから後半にかけてだと思う。 -
「英雄とレアンダの別れ」(1837年)を左下より分割して撮影。
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左上
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右上
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右下
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中央下を拡大
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もう一度、この館内でもっとも英国人に人気のある「戦艦テメレール号」(1839年)の絵を。。さらに次に分割したもの。
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左半分
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右半分
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ここがターナーの傑作群が並ぶ部屋で、第34室。イギリス絵画の至宝だろう。なお、この部屋にはコンスタブルなどイギリスで愛される画家が並ぶが、私にはやはりターナーが傑出している。
なお、このギャラリーやターナーに関する参考文献は手元に英語日本語それぞれ、かなりあるが、今回は紹介は省略したい。ホームページのほうをぜひご覧いただきたい。 -
初回はターナーだけに絞った。
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