2013/11/10 - 2013/11/26
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ねんきん老人さん
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「ニュージーランドの道なら任せとけ」 と言いながら前日は道を間違え、3時間以上をロスして、すっかりカッコーワルツな一日になってしまいました。
幸いこの日は、行きも帰りも間違えようがない一本道。
ただ、緊張感のない600km。 単調な景色が続けば眠くなるのは仕方のないことで・・・。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【 早朝のワカティプ湖 】
クイーンズタウンのホテルを6時半すぎに出た私たちは、ワカティプ湖に沿って6号線を南に下ります。
湖といっても、長さが80kmもあるそうで、ダート川が流れ込んでカワラウ川に流れ出ているのだとか。 地図で見ると川の一部が胃袋のように膨らんでいる感じで、川だか湖だか判然としません。
この辺はクイーンズタウンからほんの数km、湖の一部が深く切れ込んで湾のようになっている場所です。
湖面に立ち込めるモヤが作り出す幻想的な景色に、早くも車を停めます。 -
【 エニシダ 】
ニュージーランドではどこに行ってもエニシダが群生しています。
生態系を壊す厄介な外来植物だそうで、官民あげて駆除に取り組んでいる由ですが、とてもそうは思えないくらい蔓延っています。
撲滅できるのかと何人かの人に訊いてみましたが、「お手上げですよ」という返事しか返ってきませんでした。 -
【 お馴染みの風景 】
これはもう、お馴染みの風景です。
どこまで行っても羊、羊、羊ですが、これでも最近は減っているのだそうで、私が初めてニュージーランドに行ったとき(20年前)は人口の10倍いたのが、今では7倍しかいないのだとか。
ずいぶん漠然とした数字なので、ネットで調べ直してみました。
羊の数はピーク時の1982年には7000万頭、当時の人口の22倍だったのが、現在では3000万頭だそうです。(羊が減って人口が増えたので7倍という数字になりました) -
【 う~ん ? 】
遠くで見ると可愛い羊ですが、近くで見ると汚いものですね。
触るともっと汚く、手が油でべとべとになります。
ニュージーランダーたちにとって羊は「農業生産物」であって、可愛いなどという感覚はまるでないようです。
何年か前に羊牧場を訪ねたときに、屈強の男たちが雄羊の睾丸をペンチで次々と潰していく作業を見せられ仰天しました。
羊というものを見る目がまったく違うのですね。 -
【 羊とカモメ 】
なぜか羊牧場にカモメが。
この辺は海からは相当離れている筈ですが・・・。
カモメとは違う白い鳥なのでは? と思って双眼鏡で確認しましたが、確かにカモメでした。
まさか羊の糞を狙っている訳でもないでしょうが・・・。 -
【 現代の羊飼い 】
と、バギーのような物に乗った人が現れました。
「羊飼い」という言葉からくるイメージとは違い、爆音を立てて牧場内を走り回ります。 -
【 牧羊犬との共同作業 】
バギーの人と2頭の牧羊犬が絶妙のコンビネーションで羊を追いたてると、羊たちは見る見る一か所に集められ、柵で囲まれた隣の区画に移動させられます。 -
【 鹿牧場 】
しばらく行くと、今度は鹿牧場がありました。
羊の数が減ったのは、羊だけを飼っているとウイルスなどに感染した場合に全頭が失われて経済が立ち行かなくなる恐れがあるため、別の動物を併せて飼うということが広がってきたためだそうです。 -
【 牛も 】
という訳で、牛もずいぶん飼われています。
でも、羊に囲まれて、なんだか肩身が狭そうですね。
さてこの先、なだらかな丘と羊だけの単調な道が続きます。
「羊が一匹、羊が二匹・・・」 誰もが一度は試したことのある催眠法ですが、いくら羊を数えても眠くならないことも、これまた誰もが体験している事実ですね。
この日もふざけて数えてみました。 なんと、たちどころに眠気が。
実はニュージーランドでは羊なんぞ数えなくたって、ドライブ中にやたらと眠くなるのです。
景色はどこまで行っても同じだし、対向車などほとんど来ないし、信号も滅多にないし・・・。
眠くなったら停まる。そんな理性が働くのは眠くないときだけで、いったん眠くなってからは蛇行している自覚はあっても停まろうという意思は働きません。
この日も助手席の女房から何度も注意されましたが、「分かってるよ、大丈夫だよ」と運転を続けました。
今から思うとぞっとしますが。 -
【 テ・アナウ 】
9時過ぎ、もうろうとしながらテ・アナウの町に着きました。
鮮やかな紫色の花が目を引きますが、花の名前は分かりません。
花の名前や鳥の名前を沢山知っている人は、同じものを見ても見え方が違うんだろうなと、羨ましい限りです。 -
【 タカヘ 】
給油に立ち寄ったガソリン・スタンドの前にこんな像が。
ニュージーランドの固有種でタカヘというそうです。 クイナ科ということで、そういえばヤンバルクイナに似た体形をしていますね。
この辺に多く生息しているそうですが、このときは見かけませんでした。
何年か前にワイマカリリ川の水辺で見たことがありますが、もちろんこんなに大きくはなく、実際はニワトリぐらいの大きさです。 -
【 ミラーレイクス 】
ホテルを出てから4時間弱、ミラーレイクスに着きました。
その名の通り湖面が鏡のようになっているのが売りです。 確かにきれいではありますが。とりたてて息を呑むほどのものではありません。 -
【 遊び心 】
鏡に映った文字が「 Mirror Lakes 」と読めます。 ちょっとした遊び心でしょうか。 -
【 苔むした倒木 】
この辺り、いつも霧に包まれているそうで、その霧を吸ってシダや苔が繁茂しています。
倒木は苔にとって格好のベッドになっているようです。 -
【 Old man's beard 】
ニュージーランドやオーストラリアの亜熱帯雨林でよく見かける Old man's beard です。
「お爺さんのあごひげ」といったところでしょうか。
住むには厄介な多湿地帯も、遊びで訪れる観光客にとっては好奇心をくすぐる植物の宝庫です。 -
【 低い雲、高い山 】
テ・アナウからミルフォードサウンドまでの国道94号線はミルフォードロードと呼ばれる変化に富んだ道で、どこで停めても撮影ポイントです。
という訳で、また小休止。
11月といえば南半球は初夏。 それでも峨々たる山々の頂きには雪が残っています。
この辺りは峠で、標高がどのくらいなのかは分かりませんが、雲の低さからしても、かなりの標高であることは感じられます。 -
【 キンポウゲ 】
足元には一面のキンポウゲ・・・だと思います。
なにしろキンポウゲ(金鳳花)というのは種類が多くて、よく見ると少しずつ違っていたりするので、私などは大雑把に金鳳花と呼んでいますが、「間違いないか?」と念を押されると、自信はありません。
ちなみに我が家の庭にも咲いていますが、写真のものとはちょっと違います。 -
【 滝 】
道路のすぐ脇に滝がありました。
いきなり現れたので急ブレーキをかけて路肩に停め、しばし見とれます。
名前も知らない、おそらくは名前もない滝ですが、なかなかの迫力で、なんといっても水がきれいです。
このくらいの近さだと、よく「マイナスイオンがいっぱいで」などと表現されるのですが、実を言うと私はマイナスイオンって何だか知らないので、そういう言い方はできません。
なんだか良いものらしいですが、どう良いのかも分からず、さらに言うと、マイナスイオン、マイナスイオンと騒いでいる人が本当にそれを理解し実感しているのか疑わしいとさえ思っています。 -
【 清冽な流れ 】
滝の水はすぐに左からくる川に合流します。 この川はたぶん、エグリントン川だと思います。
この流れがまたきれいで、青い水と白い泡とが織り成す作り物のような川相は日本のものとはまったく違うので、まさに「いい旅、夢気分」です。 -
【 高い空、白い雲・・・高い山、白い雪 】
目を転じればこの景色。 高校時代に地理で習ったU字谷が教科書の写真のままに続いています。
私は自然の景観に優劣をつけるのは嫌いで、ナントカ百選などというランク付けにはうんざりしています。
だから日本の風景も外国の風景もそれぞれすばらしく、どちらがいいなどとは思いません。 ただ、外国では見慣れた日本の風景とは違う驚きを感じるのも事実で、それはやっぱり旅の醍醐味だと思います。 -
【 人に慣れたケア 】
国道94号線最大の難所と言われるホーマートンネル(実際にはそうでもありませんが)を抜けて一休みしていると、ケアがやってきました。
慣れているとみえて、女房の投げるパンをせっせとついばんでいます。
日本では見ない鳥なので、なんだかすごく得をしたような気分になります。 -
【 餌やり禁止の立札 】
で、休憩を終えて走り出すと100mもしない所にこんな立札が。
しまった! そうだったか!
なーんてわざとらしいことを言ってもダメですね。野生動物に餌をやってはいけないのは常識で、こんな立札がなくたって、言い訳にはなりません。 -
【 ミルフォードサウンド着 】
ホテルを出てから5時間40分、ミルフォードサウンドに着きました。
リアルジャーニー社のクルーズを予約してあり、オンライン割引で1人83.7ND=6830円です。 年金生活の身にはこたえますが、まあ、旅行中はこまかいことは言わず、帰ってから夕飯のおかずを減らしましょう。 -
【 出航 】
さあ、いよいよ出航です。
いきなり正面に見えてくるのがマイターピーク。 標高1800m、海面から直接切り立っている山としては世界第二の高さだそうです。
船はこの先、左手の山々に沿って流れを下ります。 -
【 遊覧ヘリコプター 】
見上げるとヘリコプターが。
クイーンズタウンから片道45分で来るということですから、5時間40分かかった私たちとは大違い。
まあ、見どころいっぱいのドライブでしたから、時間の短縮だけで考えることもないのですが、空から見下ろすミルフォードサウンドもいいでしょうね。
ただし500ドル以上するそうです。 幸せはカネで買えるんですね。
-
【 フィヨルドを進む 】
小学校のとき、フィヨルドという言葉を習いました。 ノルウエーという国名とセットで覚えたように思いますが、ニュージーランドにもあるんですね。
ノルウエーには行ったことがありませんし、これから行けるとも思えませんので、ここでしっかり目に焼き付けて、小学校での勉強に肉付けをすることにしましょう。
ところでフィヨルドとサウンドは違い、ここは正確に言うとミルフォードフィヨルドなのだそうですが、昔間違ってサウンドと呼ばれたのがそのまま残っているのだとか。
ま、いっか。 -
【 幸運にも快晴 】
この辺りの年間降水量は6500mm弱だということで、私の住む千葉県の5倍近くになります。
1年の半分は雨だそうですから、初めて行って快晴に恵まれた私たちの幸運は特筆ものです。
「私が晴れ女だから」などと自分の手柄を主張する女房には「そうじゃないだろう!」と言いたいところですが・・・。
ま、いっか。 -
【 のどかなひととき 】
空と山と水以外には何も見えませんから、のんびりのどかなもので、いささか退屈ですらあります。
ただ、写真では分かりませんが風を切って進むので、少々寒いのは仕方ありません。
それと、なぜか日本人のおばさんが何かと話しかけてきて、ちょっとばかり煩わしい思いも・・・。
なんでもツアーの仲間から除け者にされたらしく、一人では心細いということのようでした。
ひょっとしたら喋り過ぎが原因かも・・・と思いながら、お連れさんたちの狭量を恨みました。 -
【 タズマン海 】
フィヨルドを下った末、行く手にタズマン海が見えてきました。
船は海に出たところでUターンして、フィヨルドの右岸に沿って帰路につきます。 -
【 アザラシ 】
しばらくすると、岩の上で日光浴をするアザラシが見えてきます。(旅行社のパンフレットにはオットセイと書かれているものが多いようですが、この日はオットセイの姿は見ませんでした)
日向ぼっこなんて小学生のころにしたきりで、長じてからは毎日あくせくと仕事に追われ、陽だまりでまどろむなんてことはすっかり忘れていました。
なんのノルマもなく寝そべっているアザラシ。 なんとも羨ましいことです。
-
【 巨大ナメクジ ? 】
この大きな岩は、陽を遮る木や窪みがないせいか、恰好の日光浴場になっているようです。
遠目にはナメクジがうじゃうじゃ貼り付いているように見えましたが、船が近づくとその大きさに驚いてしまいます。
それにしても、今にも岩からずり落ちそうになっているアザラシを見ると、よけいなお世話ですが「もうちょっと平らな所で寝ろよ」と言いたくなります。 -
【 スターリン滝 】
船がスターリン滝に近づいてきました。
これも旅行社のパンフレットでは「スターリン滝」「スターリング滝」「スタンレー滝」と表記がまちまちですが、英語で stirling Falls と書かれているところをみると、「スターリン」か「スターリング」が正しいのではないでしょうか。 船内放送はあったと思うのですが、聞き取れませんでした。 -
【 びしょ濡れ 】
船は滝のほぼ真下に留まり、乗客をずぶ濡れにさせます。
むろん私も・・・。 もともと「水もしたたるいい男」ではあるのですが。 -
【 ニュージーランド国旗 】
船尾にはニュージーランド国旗が掲げられています。
思うに、船というのは国旗が似合う乗り物ですね。
総理大臣あたりが外国に行くときに、飛行機の先端にこれ見よがしの日の丸がたなびいていますが、なにか偉ぶっている感じで好きではありません。そもそもあの日の丸は、着陸してからパイロットが操縦席の窓を開けて急いで取り付けるのだそうですね。まあ、それはそうでしょう。付けたまま時速900km以上で飛ぶわけにもいきませんものね。
もっとゆっくり走る電車やバスでも外れたりすれば危険でしょうから、やっぱり船がちょうどいいのかも知れません。 -
【 見納め ? 】
クルーズもそろそろ終わりに近づいてきました。
フィヨルド・クルーズと名のつく体験はこれが初めてですし、おそらく最後でしょう。 -
【 垂直に切り立つ山 】
そう思いながら山を見上げます。
1000m以上も垂直に切り立つ山肌というのは、日本ではお目にかかれませんから、否が応でも旅の昂揚感というものに包まれます。 -
【 ボウエン滝 】
出航してすぐに遠望したボウエン滝ですが、帰りは右岸に沿って進むので、すぐ近くを通ります。
落差は160mあるそうで、華厳の滝よりはるかに大きいわけですから、迫力はなかなかのものです。
こうしてミルフォードサウンドのクルーズは終わりました。
やはりニュージーランドを代表するアトラクションだけあり、お金と時間をかけた甲斐のある、満足のいくひとときでした。 -
【 キャズム 】
帰りは、来たときの道をひたすら戻ることになります。
あのホーマートンネルの近くまで戻った所で「 The Chazm 」の立札を見つけ、寄ってみました。
奇岩の続く渓谷だということは聞いていたのですが、Chasm という言葉は知りませんでしたので、辞書で引いてみると「岩などの深い割れ目、裂け目」「意見・感情などの隔たり、溝」とありました。
2番目の意味が気になり、何人かの人を思い出しましたが、それはそれ、旅の途中ですから詰まらないことは考えないでおきましょう。 -
【 深い割れ目 】
これこれ、Chasm です。 周りの岩には甌穴が沢山あって妖しい雰囲気を作り出しています。 -
【 群生するシダ 】
キャズムの周りにはニュージーランドの典型的な景色であるシダの群生が見られます。
ジュラシックパークに出てくるような密林です。 -
【 シルバーファーンの樹幹 】
シダの中でもひときわ目立つシルバーファーン。
この葉っぱの形、見たことが・・・。 そう、ラグビーの名門、オールブラックスのロゴマークですね。 -
【 シルバーファーンの新芽 】
シルバーファーンの新芽でまだ開き切らない渦巻き状のものはコルと呼ばれているそうです。 日本のゼンマイを巨大化したような形ですが、これもどこかで見たような・・・。
そう、ニュージーランド航空のロゴマークです。 写真のコルがもうちょっと開くと分かり易いのですが。 -
【 マウントクックリリー 】
旅行社のパンフレットなどには必ずと言っていいくらい載っているマウントクックリリー。
名前から、高所にひっそりと咲く気高い花のイメージがありますが、実際には幹線道路の脇にごまんと咲いています。
私自身は初めて実物を見ました。 確かにその抜けるような白さにはうっとりするような妖艶さが漂い、必見の花ではありますが、「リリー」というのはちょっと・・・。 -
【 アームストロング・スピアグラス 】
これはアームストロング・スピアグラスというそうです。
スピアグラスというと、華道でお馴染みですが、ここにあるのは本当に槍のように堅くて鋭いもので、ちょっとたじたじとしてしまいます。
薄黄色の塊は花で、マウントクックリリーの妖しさとはずいぶん違います。 -
【 羊の移動 】
陽も傾いてきたころ、行く手に羊の群れが現れました。
草を食べ尽くした牧草地から別の牧草地へ移動しているようです。
しばらく後について徐行しましたが、そのままでは私たちの帰りが遅くなってしまいますので、少しだけアクセルを踏んでみました。
すると羊たちは慣れた様子で道端に避け、通り過ぎる私たちを見ています。 そのあとはまた道路に戻り、またちょこちょこと歩いています。 -
【 ボンネットにくっついた虫 】
夜8時過ぎ、ホテルに着きました。
まだ明るく、ふと見ると車のボンネットに無数の虫がくっついています。
なにしろ一般道でも制限速度が100kmですから、飛んでいる虫も避けきれずにぶつかって潰れ、そのままくっついてしまうようです。 -
【 サンドフライも 】
羽蟻のように見えるのは、悪名高いサンドフライです。
サンドフライという名前の虫がいるわけではなく、人を刺す蝿のような虫を総称してサンドフライというようで、ミルフォードサウンドはそれがうようよいることで知られています。
刺されると死ぬほどの痒みが1週間も続くということで、クルーズ船の発着所でもサンドフライ避けのスプレーというのを売っていました。
お金をケチって買いませんでしたが、幸い刺されることもなく、その痒さは体験していません。 -
【 夕食 】
とりあえずシャワーを浴びたあと、ホテルから歩いて7~8分の所にあるレストラン「エイルハウス」で夕食をとりました。
鹿肉のステーキやサーモン、さらに牛肉まで食べ、女房はワインをボトルで、私はビールを何杯かお代わりして、二人で82ドル。信じられますか?
もっとも、それぞれ一皿ずつとって二人で分けたのですが。
かくしてニュージーランド3日目は終わりました。
走行距離は603km。 前日の769kmに比べれば短いとはいえ、一度も道を間違えなかったのですから、女房もこの日ばかりは私を見なおしたことだろうと思います。
といっても、最初に述べたとおり、行きも帰りもほぼ一本道。しかも同じ道を戻ったのですから、間違えようもなかったのですが。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
もしお暇がありましたら、次の記事もお読みいただけたら幸甚です。
「亭主の面目丸つぶれ(クライストチャーチ)」
http://4travel.jp/travelogue/11098875
「早まって、誤って、謝って(テカポ他)
http://4travel.jp/travelogue/11153502
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この旅行記へのコメント (7)
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- ことりsweetさん 2020/10/06 19:39:46
- ミルフォードサウンド♪
- ねんきん老人さん、こんばんは。
ボストン-ヴァーモント-ケベックの旅に
イイネをありがとうございました。
この旅はとても思い出深い紅葉風景が
みれたので、嬉しいです。
そしてNZのミルフォードサウンドの旅、
いいですよね。
私はそれほど乗り気ではなりませんでしたが
早朝宿を出発しあの遊覧船に乗るべく
車を走らせました。(主人が)
その先の絶景が青空に恵まれて
奥様も大変喜ばれたことと思います。
ウチは前日のテカポ湖の大雨と
星空なしの夜空と引き換えに
ミルフォードサウンドの快晴を手に入れました苦笑。
でもまあNZはどの日も素敵な星空でしたから
いいのですが。
花が沢山咲いていてきれいでしたね。
NZに5回も行かれたんですか。
食事はどうでしたか。
ウチは初めて行ったときは食事はハズレが多く
昨年のはアタリばかりでよかったです。
これも旅運の一つでしょうか。
ことりsweet
- ねんきん老人さん からの返信 2020/10/06 20:19:04
- 終わり良ければ総て良し
- ことりsweetさん、こんばんは。
ご丁寧に書き込みをしてくださり、ありがとうございました。
私はカナダには一度しか行ったことがなく、それが夏だったものですから、有名なカナダの紅葉は見たことがありません。 ことりsweetさんはまさにその紅葉を見てこられたわけで、いい思い出ができましたね。
NZでも、雨のテカポのあとにミルフォードサウンドで快晴に恵まれたとのこと。あそこは雨の多い所だそうですから、幸運だったのだと思います。
そして、食事も以前にはハズレが多かったのに、昨年はアタリばかりだったとか。
どうもことりsweetさんは、あとに幸運が重なる人生のようで、これからが楽しみですね。
よく、「終わり良ければ総て良し」とか「だんだん良くなる法華の太鼓」などと言いますが、ことりsweetさんの運はまさにそれですね。
最初ばかりよくてあとに悪いことが待っているという運の人もいるようですから、喜ぶべきことだと思います。
私は、最初もあとも良いことばかりの人生を歩んでいますから、何の文句もないのですが、その運を妻に分けてあげられなかったことだけが、人生で唯一の、しかも大きな悔いです。
今は「強盗トラベル」などと浮かれて観光地に行く気にはなれませんが、自分の移動が人様の迷惑にならないと思える日がきたら、妻の生まれ故郷を訪ねる旅に出たいとは思っています。
そのためのコースを考えたりしている時間は楽しくて、やっぱり妻が私に楽しみを与えてくれているんだな、とも思っています。
ことりsweetさんも、くれぐれもお気をつけて、コロナに無縁の毎日をお過ごしくださるよう、祈っております。
ねんきん老人
-
- olive kenjiさん 2017/04/30 08:49:26
- いろいろ答えんといかんから大変ですね
- ねんきん老人さん ご無沙汰しています。
ずーっと投稿していないので心配していましたが、新規旅行時期順じゃなく新規投稿順というのもあるのですね。気がつかなかったです。すみません。お元気でなによりです。
相変わらずユーモアあふれる感動の旅行記を楽しまさせていただいています。
そんな中、直前コメンターのsabonaさんというお嬢さんは先輩にフイヨルドとサウンドとの違いは何かと難しいことを聞きにくるなど困ってしまいますね。
せっかく雄大な景色を堪能しているのに、そんなこと考えてませんわな。
また先輩もそんなん知らんわと答えればいいのに、よくぞお調べになってお答えなさっている。やはり優しいというかジェントルマンですね〜
雄羊にはなりたくない とも書いていましたが、分かるんかいと問いたいです。
私など恐怖のあまり押さえるというか握りながら読んでいました。
ミラーレイクですか、可哀想に。
きれいですが,息を呑むほどではありません。と。
もうこう書かれては、ここを自慢している郷土人もがっかり、今度行こうかと思っている旅行者ももういいかとパスするでしょう。
美人と思っている淑女に、あなたはきれいですけど息を呑むほどではありませんね。
こんなこと絶対言えません。
久しぶりに先輩と話せて楽しかったです。また訪問させていただきます。
毎日がGWのolive kenji
-
- sanaboさん 2017/03/24 23:20:36
- 雄羊にはなりたくないっ!?
- ねんきん老人さん、こんばんは
お久しぶりです^^
いつもながらのユーモアたっぷりの旅行記を楽しく拝見させていただきました。
とはいえ、今回は雄羊の運命を知り女性の私でさえ
想像しただけでも恐ろしくて痛そうで震え上がりました(>_<)
なぜ、そのようなことをするのかと思っていましたら
琉球熱さんもご質問なさっていらっしゃいましたね。
ご回答を拝見しましたけど、羊ちゃんが増えすぎても困るという
ことなのでしょうか?
ヨーロッパなどでも牛や羊が草を食む長閑な景色を見ると嬉しくなりますが
今後はニュージーランドの雄羊を思い出してしまいそうです(笑)
ミルフォードサウンドは本当はフィヨルドなのに、昔誤ってサウンドと
呼ばれたそうですが、フィヨルドとサウンドはどう違うのでしょうか?
サウンドという言葉は初めて聞きました。
クルーズは気持ち良さそうでしたね。
美味しい物も召し上がり、奥様孝行ができましたね^^
sanabo
- ねんきん老人さん からの返信 2017/03/25 11:23:36
- 牧歌的な風景と生業としての牧羊家の現実と。
- sanaboさん、こんにちは。
駄文の極みを恥じてはいますが、そんな文章でも一行一行丁寧に読んでくださる方がいらっしゃるということは、たいへんな励みになります。
私は今、地域の民生委員をしていますが、そのための研修でいつも言われることに、「励みこそ老化防止の最大の薬だ」ということがあります。
さて、雄羊の現実は私の能天気な観光目線にとっては痛烈なパンチではありましたが、それもまた勉強かなと思っています。
ちなみにニュージーランドにも日本のマザー牧場(千葉県)のような観光牧場があちこちにあり、観光客の前で羊の毛刈りショーを見せたりしていますが、私が訪問した家庭などでそういう場所に行ったと言うと、必ずといっていいくらい馬鹿にされました。
皆、舌打ちせんばかりに「〇〇ファームに行ったんだってよ!」と、まるで私が悪いことをしたように言います。
そういう人たちが口を揃えて言うのは、「あんなのは牧場じゃない。見るなら本当の牧場を見るべきだ」ということで、そういう人たちに半ば強制的に連れて行かれた牧場で、例の雄羊の惨劇を見せられたわけです。
次にフィヨルドとサウンドですが、サウンドというのは河川の氾濫によってできた入り江のことで、フィヨルドというのは氷河によって削られた谷に海水が入り込んでできた地形をいうのだそうです。
ミルフォードサウンドは正真正銘氷河によって作られたものですから、フィヨルドというのが正しいのですが、昔の人が正確な知識もないままにサウンドと呼んで、それが定着してしまったのだそうです。
ニュージーランド人は、私が bull と ox を間違えただけで、血相変えて言い直させるくせに、自分たちが間違えたことはそのままにしているのですね。
bull は去勢していない雄牛、 ox は去勢した雄牛のことで、外観からはほとんど見分けがつきません。日本人の私が間違えるのは当たり前で、そんなにムキになって訂正しなくてもよさそうに思いますが。
というわけで、ニュージーランドは大好きですが、私にとってはとまどうことも多い国です。
今回の旅行はクイーンズタウンの次に北島に飛び、南端のウエリントンから北端のレインガ岬までドライブしましたので、旅行記の続編も書きたいと思っています。
そのときはまたご一読いただけたら嬉しい限りです。
いつもいつも、ありがとうございます。
ねんきん老人
-
- 琉球熱さん 2017/03/22 00:13:15
- 気になる
- ねんきん老人さん、こんにちは
いつもいつも楽しい旅行記ですね。
ニュージーランドは小学生の頃から憧れの国でした。オーストラリアじゃないところが味噌でして(笑)
いまだに牧羊犬、いるんですね。少々意外でした。
それにしても、羊のタマタマを潰してどうする気なのでしょう?
我ながらくだらない点にひっかっかります・・・
- ねんきん老人さん からの返信 2017/03/22 10:39:25
- いやはや仕事とはいえ・・・
- 琉球熱さん、お早うございます。
例によってのだらだらとした旅行記を細かく読んでいただいて、恐縮しております。ありがとうございました。
> ニュージーランドは小学生の頃から憧れの国でした。オーストラリアじゃないところが味噌でして(笑)
琉球熱さんのそういう思いをニュージーランダーが聞いたら、泣いて喜ぶと思います。
なにしろ全ニュージーランド人に共通の意識として「嫌いな国の第一はオーストラリア」というのがありますから。
以前、「日本人の中にはニュージーランドをオーストラリアの一部だと思っている人がいますよ」と言ったら、たいそうな剣幕で私に食ってかかったニュージーランド人がいました。
> それにしても、羊のタマタマを潰してどうする気なのでしょう?
羊というのは絶倫らしく、放っておくとメスが皆妊娠してしまうらしいのです。それで何頭かの選ばれたオス以外は虚勢してしまうというのが「人間の都合」らしくて・・。
それにしても、目の前で次々とペンチで潰される様子を見学したときには、こっちまで気絶しそうになりました。
のどかな風景には似合わない、ニュージーランドの現実でした。
琉球熱さんの、ご自分の足と感性を生かした旅にはとうてい及びませんが、これからもせこい旅を続けられたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
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