スイス・ミュージアムに行こう11．チューリヒ湖畔のル・コルビュジエ　Pavillon Le Corbusier

2014/08/22 - 2014/08/22

　ご存じ近代建築の巨匠、ル・コルビュジエはおもにフランスで活躍しましたが、彼の作品は生まれ故郷のスイスにも多数残されています。

その一つがこの、ル・コルビュジェ展示館/Pavillon Le Corbusier

コルビュジエ・デザインの家具を商品化した仕事の良きパートナーであり、コルビュジエ作品のコレクターでもあった友人、ハイディ・ウェバーの依頼で設計された建物で、コルビュジエの手がけた最後の作品ともなりました。

ここではコルビュジエのアート作品を彼の建築の中に展示することで、総合的にコルビュジエの世界を紹介しています。

チューリヒ湖畔の美しい緑地に立つモダンアートのようなカラフルな建物は、コルビュジエが提唱したドミノシステム（スラブ、柱、階段のみが建築の主要要素とする）や、近代建築の五原則（ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面）などが実感できる素晴らしい場所となっています。

エリア チューリッヒ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0

ル・コルビュジエ展示館/Pavillon Le Corbusierの最寄り駅は、4番トラムのHöschgasse駅で、そこからチューリヒ湖にむけ徒歩4分ほどでつきます

ル コルビュジェ ハウス 博物館・美術館・ギャラリー

ちなみにル・コルビュジエ展示館の手前にあるAtelier Hermann Hallerという、画家のアトリエも公開されています

ル・コルビュジエ展示館

見るサイトによって、パヴィリオンだったりセンターだったり、ハウスだったりするんですが、最初に見たスイス観光協会の紹介ではパヴィリオン/展示館だったのでこれで通します

ちなみにル・コルビュジエといえば、スイスでは10フラン札でおなじみのお方です

この配色・・・まるでモンドリアンの絵画みたいです

中に入る前に、建物の裏を見てみることに

壁一面ガラスなんだ～

ちょうどこちら側に日があたっています

中に入ったらどんな感じなんだろう～((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ

というわけで中です
玄関とか、部屋と部屋の区切りがはっきりしなくてちょっと不思議な感覚

壁はあってないようなものです

これなんか壁がぐるっと回転するようになっていて、忍者屋敷の隠し扉みたいです

ここにはル・コルビュジエのアート作品もいろいろ飾られています

建物の模型がありました

ここはキッチン

ちょっとレトロモダンな感じがしないでもない

すっげーオサレなんですけど、流しが小さいのはやだなー

でもスイスのキッチンはたいてい流しが小さいんだよねｗ

コンロです

まぁ、このキッチンでさんまの塩焼きとか作る人はいないだろうからな・・・

そうそうこれ、コンセントなんです

庭に出る扉もこんな感じ

両面に違う絵がありますね

テラスに出ました

目の前に池のある広々とした空間です

次は地下に行ってみるか

地下ではフィルムを見ることができます

おもろいベンチですね

壁にはたくさんの彼の作品が飾られています

建物の中央を下から上まで貫く階段です

こんどは二階にきました

家っていうよりイベントスペースみたいな感じ

まぁでもちょいちょい壁はあるから、最低限のプライバシーは保てるのかな？

あー私にはミニチュアでしか手に入れられない椅子たちがずらずらとｗ

デザインだけじゃなく、あんがい座り心地がいいのもスゴい

さらに上にも行けますね

なんとなくエッシャーの版画を見ているような気分になる・・・

屋上に出ました

長ーいベンチになってるのが面白いなぁ

上から見下ろすと、入口までのアプローチがきれいに見られます

屋上へは階段以外にも、二階とつながるスロープもあるんですよ

面白かった～　ここ、モダンアート好きの方には必見ですよ～

チューリヒ駅までまたトラムで戻ってもいいんですが、湖岸をてくてく行くのもまた楽しいんです

アルプホルンのおねぇさん

リマと川沿いの道から一本入ったあたりはブティックやらなんやかや商店が多いので、またぶらつくのに良し

この辺りで夕暮れでした