2017/02/19 - 2017/02/19
33位(同エリア134件中)
Akrさん
ご覧下さいまして、ありがとうございます。
今回は新作です(笑)
私、旅行記におかしな乗り鉄記ばかりアップしていますが(笑)
暇を見つけては、東北~関東のローカル線めぐりもしております。
たまにアップして行きたいと思いますのでご興味の沸いた方はどうぞお立ち寄り下さい。
今回は、群馬県のローカル線、吾妻線に乗りに行って来ました。
2014年に八ッ場ダム工事に伴い、吾妻川に沿った線路はダムに沈むことになり、代わりに新線が作られました。美しい渓谷や日本一短い樽沢トンネルはもう過去のものとなり、当時は非常に残念に思ったものです。
あれから2年が過ぎ、ふと行ってみたくなり、仙台から日帰りで足を運んでみました。
※吾妻線…上越線の渋川駅から分岐して西へ向かい、大前駅までの55.3kmを結ぶ電化ローカル線です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
早朝6時。
スタートはいつもの仙台駅。仙台駅 (JR) 駅
-
始発のやまびこに乗ります。
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6時6分発車。
ようやく東の空が明るくなって来ました。 -
高いんだけれど、いつも車内販売で熱いコーヒー買うの好きです。
これって、熱くてなかなか飲み口からすすれなくてやっと上がって来たと思ったら「あっつぅ」って毎回なります(笑) -
なんと福島付近で吹雪に。
仙台は晴れていたのに、驚きです。 -
8時10分。上野で降ります。
上野駅 駅
-
今回は、せっかくなので吾妻線へ乗り入れる特急草津号で行ってみたいと思います。
それじゃあ、大宮で乗り換えで良かったじゃんとおっしゃる方もおるかと思いますが、どうしても始発駅から乗りたくて上野まで来た次第。
おまけに大好きな上野駅地平ホーム発着となっては、上野から乗るしかないでしょう。 -
いいですね、頭端式のホーム。
行き止まってますね。良い行き止まり感です。
私は、行き止まりとか、線路が終わっている所が大好きなヤツなもので。
おかしな趣向でスミマセン(笑) -
話が大きく逸れて申し訳ございません。
さて、上野9時ちょうど発の特急草津31号に乗ります。
地平ホームにこの電車が居ると往年のスーパーひたちを思い出します。
震災前までは仙台にも来てまして在来線特急で東京へ行くなんて芸当も出来たなあ。
今日は観光客でいっぱい。草津温泉か、いいなあ。 -
今日は、奮発してグリーン車です。
この草津号に使用される651系のグリーン車は、2列+1列のシート配列でゆったりしています。
この時代のグリーン車は良かったですね。最近のJR東日本の特急グリーン車は普通車とあまり変わらなくて価値が下がった気がします。 -
9時定刻発車。
地平ホームから地上へ出てきます。
久しぶりの在来線特急。景色や街が身近に見えていいですね。
ていうか、最近の特急は、赤羽とか浦和に停まるんですね。。。
まるでむかしの急行。新幹線の恩恵を受けない駅を丹念に停車して利用客を呼び込むという事でしょうか?
なかなか先に進みません。 -
上尾、熊谷にも停車。
10時20分。
上野を出て1時間20分で高崎へ。高崎駅 駅
-
10時39分。渋川。
いよいよ吾妻線へ入ります。渋川駅 駅
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上越新幹線をくぐり
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吾妻川を渡り
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吾妻川に沿うように山あいに入って行きます。
-
11時1分。
沿線で一番、乗降客が多い、中之条に到着。
有名な四万温泉への玄関口でもあります。中之条駅 駅
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そして岩島駅で運転停車。
ここから長野原草津口までの間が、八ッ場ダム建設に伴い、新線へ移転した区間です。岩島駅 駅
-
長さ5km近い八ッ場トンネルに入ります。
しかし、景色もへったくれもありません。
新線だけあって快適な乗り心地。
でも、沿線きっての車窓が展開する旧線区間が無くなったのは本当に惜しい。 -
さて、本日の目的地のひとつであります、川原湯温泉駅で途中下車します。
ここは、新線切り替えの際、移転させられた唯一の駅です。
ちなみに降りたの私、ひとり。
車掌さんが「え?ここで降りるの?」と言わんばかりで私を見ておりました。よほど特急から降りる客がいないのか。(Wikipediaによると1日の乗車人員は26名だそう)
とりあえず、特急草津をお見送り。川原湯温泉駅 駅
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真新しい新線。
駅舎は、ホームより高い位置にあるためエレベーターで改札階へ上がります。超近代的です。 -
改札とコンコース。
誰もいません。駅には委託の職員さんがいて改札業務をしておりました。
この駅名の由来となる川原湯温泉ももともと、ひなびた良い感じの温泉街でしたが、ダムに沈むため、これまた高台へ集団移転となったようです。
いちおう、この駅が玄関口となるのですが、まだまだ開発途上にあり、これから期待される地域ということでしょうか。 -
駅舎も近代的。
-
駅舎に隣接して川原湯温泉めぐり用として駐車場が整備されていました。
まあ、列車で来るよりは、車で来る人のほうが圧倒的に多いのでしょう。これも時代の流れですね。 -
ダムによって分断される街をつなぐ目的で作られた不動大橋です。
この下にダムが水をたたえる予定だそうです。
これを見たくて川原湯温泉駅で途中下車しました。なんでも、80メートル近い高さがあるそうで、私、自他ともに認める高所恐怖症なんですが、せっかく来たので橋まで行ってみたいと思います。 -
雪道!
辛うじて除雪されてあるものの、凍ってて滑りやすい。
ペンギンのようにそろそろと進みます。
だれも歩いていないので、時折、通る車から好奇の目で見られます。
そりゃそうだ。
橋の先には、道の駅もあるようです。道の駅 八ッ場ふるさと館 道の駅
-
駅から雪道10分歩いて、ようやっと橋の入り口までたどり着きました。
立派な橋です。 -
素晴らしい景色です。
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国道145号線(上)と吾妻線の旧線(下)
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旧線のトンネル。
湖底に沈むのか… -
橋の中央に、張り出している部分がありました。
どれだけ高いか、決死の覚悟で覗いてみます。 -
どひゃああああぁ。腰抜かすわ。
無理無理無理。 -
列車の時間もあるので対岸の道の駅まで行くのは断念しました。
風も強く、橋の上にいるだけでも危なかったので引き返します。
途中、欄干に橋の説明文が・・・
ダムが完成して満水になったイメージが描かれています。 -
12時14分発の大前ゆき普通列車に乗ります。
懐かしい国鉄型電車115系が来ました。
乗ったのは、私ひとりだけ。降車もゼロ。 -
ドアは、「手動」
押しボタンとかじゃなくて、本当に手で開ける手動式です。両開きドアですが片側づつしか開きません。 -
長野原草津口駅へ到着。
ここでお客さんはほとんど降りてしまいました。
草津温泉への玄関口です。
上野からの特急草津1号の接続を待ちます。14分停車。長野原草津口駅 駅
-
特急からかなりの乗り継ぎがあり、立ち客も出る盛況に。
それも終点を目前にした、万座・鹿沢口駅でほぼ降車。
むかしは、特急がこの駅まで乗り入れていましたが、現在は、この列車のように特急から接続する普通列車で賄っています。
万座温泉への玄関口です。万座・鹿沢口駅 駅
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私の車両はご覧の有様。
終点まであとひと駅ですが、ここ、万座・鹿沢口駅が事実上の終点みたいなもんです。ここで折り返す列車も多い。ちなみに終点の大前駅までは、下り4本、上り5本のみ。
こういう先細りのダイヤは、完乗を目指す人には予定を組みにくい所ですね。 -
12時52分、終点の大前に到着。
大好きな「行き止まり駅」です(笑)
降りたのは6人。すべて同業者(笑)大前駅 駅
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線路が終わっています。いい感じです。
駅名標と相まって侘しい感じを醸し出す、行き止まり感が良いです。 -
待合室はきれいに整頓されています。
長野原草津口から乗車した清掃会社?の職員の方が折り返し時間を利用して待合室やトイレの掃除をされていました。
室内に貼り出された時刻表が本数の少なさを物語っています。 -
駅ノートも専用の小机付きでセット。
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駅情報として、Wikipediaの記事の写しが貼ってあります。
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駅前へ出てみます。
駅のすぐ横に、嬬恋温泉つまごい館という雰囲気の良さげな一軒宿があります。駅前には吾妻川にかかる橋がかかっています。 -
民家は、橋を渡った対岸の国道144号線沿いに集中しているようです。
駅がすこし外れている感じですね。 -
白い雪、青い空。
美しい自然に囲まれた終着駅であります。
橋の上でしばらく、ぼけ~っと景色を眺めてました。
日常忘れる最高の時間。若い頃は景色見たり、観光したりは二の次で、とにかく乗りまくる旅中心でしたが、アラフィフのおっさんになった今は、有名じゃなくても何気ない景色に見入る事が増えた気がします。
だから乗り鉄は、やめられないんだよなあ(笑) -
雪の中に延びる2本のレール。
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なかなか、115系電車も様になります。
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折り返しの45分間は、あっというまに過ぎて…
13時37分発の普通列車高崎ゆきで帰ります。
3両編成の列車は、途中駅で観光、行楽帰りのお客さんをたくさん拾います。いつのまにか眠りに落ち、爆睡。
※吾妻線の起点は、渋川駅ですがすべての列車が高崎まで直通します。 -
大前から、2時間8分で終点高崎へ。
あとは、大宮へ出て、新幹線で仙台へ帰るだけです。
日帰りでの遠征は慌ただしいです。高崎駅 駅
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無事、大宮から新幹線へ乗り継ぎ。
軽く一杯やります。至福のひととき。
帰りは各駅に停まるやまびこ自由席でまったり帰ります。
特に急がなければ、はやぶさとか速達やまびこより各駅停車のやまびこ、それも17両編成を選んで乗ります。自由席が10両もあるので席は選び放題、貸切状態なんてこともあり、のんびり過ごせます。大宮駅 駅
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20時49分。仙台へ無事帰還しました。
短いワンデイ・トリップでしたが、久々の群馬県。お天気にも恵まれ、有意義に過ごせました。
過去にもいろいろとローカル線めぐりしておりますので、こちらも少しづつアップして行こうと思いますので、またお立ち寄り頂ければ幸いです。
ありがとうございました!仙台駅 (JR) 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2017/02/22 15:14:45
- 吾妻線
- Akrさま、こんにちは。
旅行記を拝見させて頂きました。
大前駅ですが、昭和55年に初めて訪れた時は、クハ77型と言う昔し横須賀線で使用してた1等車の2扉を3扉改造しただけで車内は1等時代の重厚な座席そのままの状態と言う、他車から見てリッチな車輌が連結されて走っており、偶然にもクハ77型に乗車する機会がございました。
川原湯あたりの風景も靄がかかった幻像的な状態で、列車もソレ相当に乗車率も良かったと記憶しております。
大前駅も、将来、上田への延長工事が可能な状態で残されており、地元でも期待があったと思います。
何だか急に近代的になってしまった感が否めません。
横浜臨海公園
- Akrさん からの返信 2017/02/22 22:18:00
- もうローカル線とは呼べないですね
- 横浜臨海公園 さま
メッセージありがとうございます。
私も久しぶりに訪れたのですが、やはり沿線最大の見せ場がそっくりダム湖へ沈むようです。新線は長いトンネルと超場違いな川原湯温泉駅舎でした。
もう、むかしの鄙びたローカル線を味わえるのは、終着駅の大前駅くらいでしょうか?
クハ77、いいですね、羨ましい。
私は、80系湘南電車にも乗れませんでした。なので保存車両を見ると現役の時に乗りたかったなあといつも思います。
写真は撮っていませんが、吾妻線にもステンレスの211系が入ってまして、115系も時間の問題なのかなという感じです。どんどん昭和が遠くなりますね。
-Akr-
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