2017/02/11 - 2017/02/12
13210位(同エリア31149件中)
わくわくさん
「JR東海&16私鉄 乗り鉄たびきっぷ」は、その名の通りJR東海と、その沿線の16の私鉄が土日乗り放題となるフリーきっぷである。今回はこのきっぷを使って、静岡・愛知の様々な私鉄に乗り、沿線の観光や風景を楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝の米原駅。昨夜降った雪が積もっているが在来線は無事動いてました。
「JR東海&16私鉄 乗り鉄たびきっぷ」はJR東海の窓口で買う必要があるため、新幹線側の窓口で切符を購入します。
7:07発浜松行きの新快速に乗車。まずは天竜浜名湖鉄道を目指し東へ。 -
9:21新所原に着きました。1つ目の私鉄「天竜浜名湖鉄道」に乗り換えます。待っていたのは1両編成のディーゼルカー。9:32新所原発。天竜浜名湖線、略して天浜線は、浜名湖沿いを北に上がっていきます。
天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 (天浜線) 乗り物
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三ケ日駅~都築駅間で浜名湖と最接近します。大雪の滋賀とは違い、晴れ渡って綺麗でした。
浜名湖 自然・景勝地
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浜名湖佐久米駅は12月~3月にユリカモメが飛来する駅として知られています。この日も線路脇に一列に並んでいましたが、列車が来ると飛び立ってしまいました。湖畔の駅ですが残念ながら目の前は東名高速が走っています。
浜名湖佐久米駅 駅
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10:44天竜二俣駅に到着しました。ここで途中下車します。
ここには現役の転車台があり、見学会を毎日開催しています。今回は10:50からの回に参加しました。天浜線を利用して来ると参加費は200円になります。天竜二俣駅 駅
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イチオシ
駅から5分ほど歩き、構内の車庫へやってきました。こちらが転車台です。開業した昭和15年からずっと使われています。
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実際に車両を載せて動きます。かなり奇抜な武将ラッピングです。転車台は45度回転し、車両は車庫右側の線路へ入っていきました。梅小路などにも動く転車台はありますが、営業線で現役のものを見れるのはとても貴重な機会でした。
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見学会では車庫併設の展示室に入れます。
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内部はこのようになっています。国鉄時代の遺物がたくさんありました。
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転車台を車庫側から見るとこのようになっています。
このほかにもSLが走っていた当時使われていたお風呂や給水塔も見学しました。ガイドさんの案内でいろいろなことを知ることができました。 -
見学会は40分ほどで終了しました。駅舎に売店があり、キーホルダーを買いました。駅舎も転車台と同じく昭和15年築のものを保存して使用しています。天浜線は全線で36か所の登録有形文化財に指定された施設があり、さまざまな場所で国鉄時代の面影を感じることができます。
天浜線は1時間に1本ほどなので、見学後に次の列車に乗れます。天竜二俣11:44発、再び天浜線で掛川を目指します。 -
湖が見えた天浜線西側と違い、東側は山間部を抜けていきます。掛川には12:29に到着しました。
ここで新幹線に乗り換えます。予定では乗り換え時間が3分しかなかったのですが、この日は朝の雪の影響で10分ほど遅れていたため余裕をもって乗り換えできました。写真は新幹線から見た天浜線です。
「JR東海&16私鉄 乗り鉄たびきっぷ」では、特急券を購入すると特急・新幹線にも乗れます。なお新幹線は4回までの制限があります。 -
写真は新富士駅手前から見た富士山です。この日はきれいに見えました。
退避するのぞみが遅れていて来ないため、遅延はみるみる回復しました。三島駅に定刻通り到着、ここで下車します。 -
三島駅から、2つ目の私鉄「伊豆箱根鉄道」の駿豆線に乗車します。3両のロングシートの電車でした。沿線には世界遺産の韮山反射炉もあり、観光客も多かったです。
三島駅13:27発で、終点の修善寺駅に14:01に着きました。修善寺駅の駅弁「武士のあじ寿司」を購入。ほかの駅弁も欲しかったですが売り切れていました。
観光したいところですが、今後の予定のためにすぐに折り返します。伊豆箱根鉄道 駿豆線 乗り物
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折り返しは14:18発の踊り子号。駿豆線内は自由席の特急料金は不要です。
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車内で「武士のあじ寿司」を食べます。思ったよりは小さかったです。
修善寺駅弁 舞寿し グルメ・レストラン
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イチオシ
中身はこのようになっています。すべて地元のものを使ったこだわりの駅弁です。鯵がたっぷり入っていておいしかったです。
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駿豆線の西側車窓からも富士山が見えます。手前に別の山があるので、先ほどよりはきれいには見えません。
三島駅に到着し、東海道線に乗り換えて吉原駅へ。 -
吉原駅に到着。ここで3つ目の私鉄「岳南電車」に乗り換えます。
吉原駅 駅
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岳南電車は工場地帯を走る電車です。吉原駅前にも工場群があります。
岳南電車 岳南線 乗り物
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吉原駅15:24発。出発後すぐに線路は北を向き、正面に富士山が見えます。吉原駅には、岳南電車のすべての駅から富士山が見えると紹介されていました。
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岳南原田駅~比奈駅で工場群のそばを通ります。
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ちなみに工場群は夜景もきれいだそうです。
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15:44、終点の岳南江尾駅に着きました。奥に見える高架は東海道新幹線です。すぐに折り返します。
岳南江尾駅 駅
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今回乗車したのはこの電車。もともと京王で走っていたものです。
折り返して、吉原駅から東海道線で清水駅へ行き、ここから徒歩10分くらいで新清水駅へ。4つ目の私鉄「静岡鉄道」に乗車します。 -
新清水16:54発。始発ではそれほど乗っていなかったお客さんも、だんだん増えて行きました。普通の電車が都会並みに約6~7分間隔で走っていますが、どちらかというと路面電車に近い存在なのかもしれません。
静岡鉄道 静岡清水線 (静鉄電車) 乗り物
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新静岡駅17:15着。新静岡駅は駅ビルの1階にありにぎやかでした。
徒歩10分で静岡駅へ。ここから再び新幹線に乗ります。こだまに乗り浜松へ下車します。 -
浜松駅で浜松餃子を食べます。今回訪れたのは駅ビルにある「石松餃子」です。18時に行きましたがすでに5組ほど並んでいました。
石松餃子 JR浜松駅店 グルメ・レストラン
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15個の定食を頼みました。浜松らしくもやしがついています。浜松餃子といえば丸く並んでいるのが有名ですがこちらでは25個頼まないとそうなりません。
餃子はキャベツ多めでジューシーな感じでした。たれがとても甘いです。パリパリ感は少し欠けていますが、これはこれでおいしいです。 -
浜松駅から徒歩5分で新浜松駅へ。ここから5つ目の私鉄「遠州鉄道」に乗車。赤色の電車が特徴的です。18:48発の電車はかなりお客さんが乗っていました。もう真っ暗で景色は見えませんが、ここまで来たらせっかくなので乗ります。
単線ですが各駅に交換設備があり、12分間隔を維持しています。終点・西鹿島駅に19:20着。次の便で折り返します。
浜松駅へ戻り、東海道線で豊橋へ。20:15発の普通電車はホームライナーの車両でちょっとのんびりできました。遠州鉄道 鉄道線 乗り物
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豊橋駅に着きました。降りるのは初めてですが、聞いていたようにJRと名鉄が同居していて驚きました。
駅前に出て路面電車に乗ります。 -
豊橋駅前に路面電車乗り場があります。6つ目の私鉄「豊橋鉄道」の東田本線(市内電車)です。ちなみに豊橋駅前の電停は「駅前」という名前です。
豊鉄市内線 (路面電車) 乗り物
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こちらの電車に乗りました。前乗り中降りで先払いでした。
路面電車は支線があるのでどちらにも乗ります。まずは赤岩口行きに乗り終点まで乗ります。終点の赤岩口で降り、すぐに折り返して次の井原へ。 -
井原で降りると、目の前に赤岩口方面と運動公園方面の分岐がありますが、このカーブがとても急!このカーブは半径11メートルで日本一急だそうです。
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運動公園方面の電停に移動して電車を待つと、急カーブを曲がって電車が来ました。レールに対しての電車のはみ出し方が異常です…(笑)
ここから運動公園まで乗り、折り返して駅前電停まで帰りました。今日は豊橋市内で一泊しました。 -
2日目です。まだ夜が明けぬうちから電車に乗ります。豊橋駅に隣接する新豊橋駅へ。
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こちらは豊橋鉄道の渥美線です。始発に乗りました。新豊橋5:56発で、乗っているうちに夜が明けてきました。東の空の朝焼けがきれいでした。
6:32に三河田原に到着しました。豊鉄渥美線 乗り物
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三河田原駅は建て替えられて近代的な駅でした。ここから伊良湖岬へのバスが出ており、伊勢湾対岸の鳥羽へフェリーが出ています。時間があれば利用してみたかったですが、今回は予定が合わず断念。
三河田原駅 駅
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駅前には建て替え前にあった車止めが記念碑として残っています。案内板では、豊橋鉄道、さらには国鉄によって伊良湖への鉄道建設が進んでいたが戦争で中止された旨が書かれていました。今でも未成線の遺構が残っているそうです。
折り返して新豊橋へ戻り、豊橋駅から東海道線で岡崎駅へ。 -
岡崎駅から7つ目の私鉄「愛知環状鉄道」に乗車。JR岡崎駅の中にあり専用改札はありません。
9:00発の高蔵寺行きに乗車。単線と複線を繰り返しますが、ほぼ全線に複線の用地が用意されており、国鉄岡多線の名残を感じられます。
高蔵寺到着後、乗り換えて中央本線で瑞浪に行き、瑞浪駅前から東鉄バスに乗車。愛知環状鉄道 愛知環状鉄道線 乗り物
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東鉄バスの9:51発明智駅前行きに乗車。今回は明知鉄道の恵那での接続が合わず、時間短縮のために瑞浪からバスを利用しました。
ローカルバスに乗ると乗客が自分ひとりということもありますが、今回は地元の方の利用が多かったです。運賃600円、40分ほどで明智駅に着きました。 -
ここから8つ目の鉄道「明知鉄道」に乗車します。明知鉄道は中央本線の恵那駅と明智駅を結ぶローカル線です。
明智駅 (恵那市) 駅
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明智は「日本大正村」を称し、街中に大正時代の建物を保存・再現したものがたくさんあるそうです。今回はバスの車窓から見るだけでしたが、明智で折り返しを待つ場合はぜひ観光してみてください。
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明智10:39発で恵那を目指します。
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ローカル線は山間部を抜けていきます。沿線には雪が残っていました。
11:27に恵那駅に到着、中央本線に乗り換え再び瑞浪へ。瑞浪駅前にある加登屋食堂でお昼ご飯にします。 -
イチオシ
こちらが瑞浪名物のあんかけかつ丼です。あんがかつ丼に合います。写真は大900円ですが、ご飯が山のようにあっておなか一杯になりました。
瑞浪から再び中央本線で勝川駅へ。加登屋食堂 グルメ・レストラン
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勝川駅から出て、高架沿いを歩くと不自然に切れた高架橋が出てきます。これが9つ目の私鉄「東海事業交通」の城北線です。駅舎は高架に上ってしばらく行った先にあり、同じ駅名でもJRとの乗換には10分以上みた方がよいです。
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勝川駅では、高架に似合わぬディーゼル車両が待っていました。勝川駅13:30発。複線ですが、すれ違う車両はいません。かなり高い高架なので街並みは一望できますが、大都会にたたずむローカル感はなんとかならないのかと思ってしまいます。
勝川駅 駅
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13:46に終点・枇杷島駅に到着。こちらはJR駅の構内にあります。
ここから東海道線で岐阜→大垣と乗り継ぎましたが、大垣からの米原行きが雪のため遅延。米原には15:30過ぎに米原駅に着きました。
予定通りなら近江鉄道に乗車する予定でしたが、遅延のため接続がうまくいきませんでした。一時間近く待つため、今回は諦めて帰宅しました。
以上で今回の旅は終了です。今回は16私鉄のうち9つに乗車しました。ちなみに今回乗車した区間の運賃は、JRを除く9私鉄合計で7600円以上します。今回使用したフリーきっぷはJR部分を含めて8480円なのでかなりお得になっています。乗り鉄おすすめのきっぷでした。
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