2016/08/17 - 2016/08/17
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たびたびさん
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夏の天気がいい日は宮島に限る。それくらい、お天気の日の宮島は、大鳥居から厳島神社の社殿、五重塔など本当にすべてが光り輝いて美しいです。この日少し曇りの時間帯はありましたが、その実感を改めて噛みしめた次第。
そして、マイナースポットの多さも、宮島の悠久な歴史をしめすもの。空海の開いた弥山、清盛の厳島神社だけではなく、陶氏と毛利氏の厳島の戦いや秀吉に関わる遺構など、悲劇的なものであっても、神の住まう島、宮島のフィルターを通せば長い年月を経て、すべては美しいものに変わっていく。私は、密かに、そうした浄化力も宮島の観光地としての基本的な魅力ではないかと思っているのですが、いかがでしょうか。これは松島や天橋立ではあまり感じない感覚です。
さて、今回は時間に余裕もあるし。もみじまんじゅうの食べ比べなども組み合わせて、特に目標を持たないふらり歩きのスタートです。
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宮島へはJR宮島口駅から。
宮島松大汽船は、宮島口と宮島を結ぶ連絡船。15分おきに出ています。同じくJRの連絡船もあって競合していますが、時間や乗り心地など差はまったくありません。待ち時間が少ない方で渡るという感じです。デッキに出て景色を楽しむもよし、しばし空調のきいた客室で休むもよしですね。 -
宮島観光案内所は、宮島に到着して桟橋の建物に入ったところ。案内の係りの人がいなくはないんですが、大勢の人だし、また、ここの案内地図はとてもよくできているので説明を聞く必要はないでしょう。置いてある案内地図をいただけば、もうそれでOKです。
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桟橋を出て。
鳥居はここから右手なんですが、今日はまず左手の方をチェックします。 -
ここは宮島伝統産業会館です。
名前からして、しゃもじでも置いてあるくらいかなと思ったら、 -
イチオシ
鮮やかな色彩の漆塗りの作品が並んでいて、ちょっと目を奪われました。
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お土産風なのもかわいらしい。どこまで歴史があるのか分かりませんが、この華やかさは悪くないですね。なるほど、一見の価値ありだったでしょう。
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長浜神社は、さらに進んだ場所。海に向かって小さな赤い鳥居があって、道路を挟んで本殿が建っています。
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管弦祭の際には御座船が立ち寄るということですが、普段は観光客もほとんどいなくて寂しいエリアです。
ここから先はもういいでしょう。桟橋に向かって戻ります。 -
誓真釣井は、江戸時代中期に、誓真さんという僧が掘った井戸。かつてあった10か所のうち、4か所残っているようですが、桟橋からすぐの井戸と町家通りの井戸の二つを拝見しました。どちらも手押しのポンプが付いていて現役の井戸のようですね。なお、誓真さんは例のしゃもじ作りも伝えたということです。
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宮島の桟橋を出てすぐの広場。海沿いの一角に平清盛像はありました。まだ新しいもののようですが、想像していたよりずっと大きくて、迫力がありますね。
入道の姿ではありますが、京都の方向を向き国の行く末を思う気持ちはまだまだ熱い。平家の評価は一族の専制とか横暴とかあまりよくないのですが、福原遷都も含めて貿易立国を思い描いていたのではないかという説も。それを考えれば、さすが慧眼というべき視点だと思います。 -
広場の一角には日本三景碑も。海に向かって建つので記念写真を撮る家族連れもちらほら。目立たない碑だと思うのですが、しっかり撮影ポイントになっています。
さて、宮島は天橋立、松島と並ぶ日本三景の一つなのですが、比較すると宮島は厳島神社という人の手が入った要素が大きいような。なので、厳島神社を見てそれでよしとする人も多いと思いますが、もう一つのお勧めは弥山。宮島が雄大な自然の宝庫であることを教えてくれると思います。 -
厳島神社世界遺産登録記念碑は、広場の中では大鳥居側。
広島は原爆ドームも世界遺産なので二つの世界遺産を持っていることになりますが、説明書きによれば、宮島の世界遺産登録は1996年のことだそう。弥山の原始林の価値から始まって厳島神社の美しさと歴史を語っていて、内容的にバランスが取れていますね。
穴の開いた石のモニュメントも穴の先に大鳥居が見えるようになっていて、ちょっと遊び心が加わっています。 -
宮尾城跡は、広場が尽きた辺りからいきなり城跡までの登りの石段がありますが、道案内の表示は要害山です。
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石段を登り切った先はさらに林の斜面があって、そのてっぺんに東屋があります。
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しかし、この東屋はかっこうだけ。ここから景色は見えなくて、中腹からしか見えません。
ちなみに、宮尾城は、毛利と陶が戦った宮島の戦いでは陶軍の上陸を妨げる重要な役割を果たしています。 -
ここから、そろそろ商店街の方に向かいます。
宮島にはもみじまんじゅうのお店が何軒もありまして、ミヤトヨ 本店はもうすぐ表参道商店街に至るといった場所。 -
チーズのもみじまんじゅうをいただきましたが、
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トロっとしたチーズ以上に生地のうまさがいいですね。ふんわりカステラの味わいがちゃんと主張をしています。
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やまだ屋 宮島本店は、表参道商店街の入口に構える、宮島では藤い屋と双璧のメジャーなお菓子屋さん。
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広い店内には新作も含めてたくさんの種類のもみじまんじゅうが並びます。
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新作のみかんもみじまんじゅうをいただいてみましたが、みかんの味はするけど、ちゃんとおいしいもみじまんじゅうになっている。やっぱり技術というか勘所をわきまえている。さすがです。
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木村屋は表参道商店街の入口。やまだ屋の向かいにあるもみじまんじゅうのお店です。だけど、なんか活気がないような。
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それでもと思って、看板の出ていたクリームチーズをいただこうとしたら、まだ出来てませんとの答え。はあ?って感じですね。仕方ないのでレーズンもみじをもらいましたが、もうちょっとやる気出してほしいと思います。
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宮島表参道商店街は、宮島では一番賑やかな通り。桟橋から歩いてここに来ると宮島が日本有数の観光地だったことを改めて感じるような気がします。アーケードではないですが、屋根もついているので、夏場は日を避けれる。これもちょっと気が休まるように思います。
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宮島の大杓子は、表参道商店街のなかほど。
世界一の大杓子というのですが、長さ7.7m、最大幅2.7m、重さ2.5t。樹齢270年のケヤキを2年10か月の歳月をかけて制作されたもの。改めて見ると本当に大きいです。それに伝統工芸の宮島細工だそうですが、艶々した表面に木目がきれいに浮かんでいるのも見事です。 -
早めに昼飯にしましょうか。
牡蠣屋は、表参道商店街の中ほどにあって、宮島では一番人気といっていい食堂でしょう。 -
しかし、牡蠣は夏場はシーズンではないし、ちょっと迷ったのですが、せっかくだからとカキご飯を頂きました。でかいカキが乗った炊き込みご飯で、なかなかのインパクト。ただ、やっぱり本来のカキのうまさは出ていないですね。これが限界だとは思いますが、そこは仕方ないでしょう。
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紅葉堂弐番屋は、牡蠣屋の隣り。揚げ紅葉が人気急上昇で、これを待つちょっとした行列が出来ていました。
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私も一ついただいてみましたが、まあ予想の範囲内。浅草の揚げ饅頭と同類。
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ただ、もみじまんじゅうはもみじまんじゅうの段階で十分にうまいので、これに工夫をしても伸びしろがあまりない。むしろ、そういうことではないかと思います。
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イチオシ
商店街からは五重塔を見上げる塔の岡へ。
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もう一つの名物は龍髯の松です。
上に延びるのではなく、横へ横へと延びた樹齢200年のクロマツは、その形が龍のはおひげのようだということで付いた名前。ただ、狭い場所なので全景はなかなかよく分かりません。保存に協力するようにと募金箱も設置されていました。 -
そして、今回のお目当ては塔之岡茶屋の名物力餅。
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店内に入って、腰を落ち着けまして。。
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力餅はきな粉だんごの上にさらに真っ白な砂糖を盛ったもの。太閤秀吉の命により千畳閣を建てる際、工事をする人たちに振る舞ったというので、太閤の力餅とも呼ばれる歴史あるひと品。
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イチオシ
貴重な砂糖をこんなに使っていますというアピール度はすごいと思いますが、見た目と違って甘さはそこまでではない。むしろ、穏やかな味わいです。
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そこから向かいの坂を上って光明院へ。町家通りを見下ろす高台です。
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浄土宗の寺ですが、宮島の恩人と呼ばれる僧誓真が修業した寺。山門から先は立ち入り禁止のようでしたが、きれいに整備された庭の様子はよく分かる。国指定の重要文化財、木造阿弥陀如来立像、絹本紺地金彩阿弥陀三尊来迎図もあるようです。
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ところで、宮島は周囲30キロ。標高535mの弥山もあって、想像以上に大きな島なんです。山のふもとをいくつかの散策ルートが走っていて、これはうぐいす歩道です。
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そのうぐいす歩道を少し進むと誓真大徳碑。公園のように平に整備された高台の正面に立っています。
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宮島の名物であるしゃもじの製法を伝えたり、井戸を掘ったり、宮島の恩人と言われる僧。感謝の気持ちを忘れないように建てられたものです。
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町家通りから宮島の中心部を見渡せる景色もいいと思います。
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そこから町家通りに降りたところが幸神社。祭神は、猿田彦大神。一般には道祖神として知られますが、ここでは病気や火難、水難封じ。子宝や旅行の安全、恋愛、夫婦円満にもご利益があるそう。気が付きにくい神社だと思いましたが、それでも知ってか知らずかポツポツここを訪れる人もいるようで、認識をちょっと改めました。
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町家通りは、表参道商店街の一本山側に並行して走る通り。この通りは、通りの先に五重塔が見えるこの景色が見どころとなっています。京都の東山安井の景色に似ていなくもないですね。
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町家通りから表参道商店街に戻る途中にあるのは坂本菓子舗。店先に食べログのステーッカーも見えます。
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抹茶のもみじまんじゅうをいただきましたが、濃い緑色の餡の間に粒々の小豆。見た目が大変きれいなもみじまんじゅうです。奥にはちょっとした休憩スペースもあって、かき氷とかを食べることもできるようでした。
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海岸端に出て
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これは二位殿燈籠。ただ、もっと大きなものを想像してたので、これがそれだと分かるとちょっと拍子抜けしてしまいました。
ちなみに、二位殿というのは清盛の正妻、時子のこと。壇ノ浦で安徳天皇を抱いて入水し亡くなりますが、ここに遺体が流れ着いたという話もあるようです。 -
このあたりの宮島の大鳥居に至る砂浜を御笠浜といいます。潮が引いていれば、石垣を降りて大鳥居まで歩いて行くのが宮島の定番です。
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いつもの光景なんですが、ちょうど干潮の時間なので、鳥居の周辺には多くの観光客が集まっています。
それにしても、この大鳥居は日本で一番有名な鳥居かも。高さ16m、重量60t。柱は樹齢5~6百年のクスノキでできていて、現在のものは8代目だそうです。 -
では、私も浜に降りてみます。
水たまりのような浜を水にぬれないように注意して進むと、奥には嚴島神社の本殿。神殿造りの建物群の中心です。 -
宮島は、古来より島そのものが神として信仰されてきたのですがここには市杵島姫、湍津姫、田心姫の宗像三女神が祭られています。いずれにしても宗像三女神は海上交通の平安を守護する神様。貿易を重視した平家の思いを表しています。
浜辺の方から眺めると左右対称の整った姿がいっそう美しく見えるような気がします。 -
振り返るとこんな感じ。
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イチオシ
びちょびちょの浜をおっかなびっくり歩くのも観光客にとってはとても楽しいことのひとつでしょう。
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イチオシ
鳥居のそばまでやってきました。
遠くから見ても形がいいですが、近づくとその大きさに圧倒される。特に太い柱の隆々としたたくましい姿が素晴らしいです。 -
イチオシ
今度は嚴島神社の方に近づいてみます。平舞台は、厳島神社の本殿から海に突き出した部分。寝殿造りで言えば、庭にあたります。満潮の際は海水がひたひたと寄せる一番構造的には難しいところなんですが、場合によっては全体が海に浮かぶこともできるようになっている構造なので、壊れにくいのだそうです。まずは美しさが強調されるのですが、技術がそれを支えていると知るとちょっと見方も変わるかなと思います。
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嚴島神社の廻廊も嚴島神社の美しさを支える重要な要素。海に面した建物なので、この廻廊も満潮の時は海の波を受けることとなります。それに備えるために、こちらは床部分に隙間が空いていて、溢れる波の力をその隙間から分散させる工夫が凝らされています。しかし、最近は、それでも台風の際は被害が出ているようなので、ちょっと心配ではあります。
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浜から上がって。
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西松原は、厳島神社から清盛神社に向かう道。
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石灯籠も並んで、ここ自体に趣きがありますが、
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ここから見る大鳥居や御笠浜の眺めもやっぱり美しい。
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今歩いてきた浜ですが、
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イチオシ
改めて、海とひとつになった宮島の姿が堪能できると思います。
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清盛神社は、西松原の先。小さな神社で、ポツンと建っています。昭和29年に建てられたもので歴史はないのですが、清盛は宮島の恩人。ここに祀って、その遺徳を偲ぶのは意味のないことではないでしょう。
明治維新以降、戦前までは天皇との関係が歴史評価では重要だったので、後白河法皇との対立とかがあった清盛の評価は微妙だったと思いますが、まあそれは一面にしかすぎません。 -
さらに進んで、大元公園です。大元川の流れる渓谷のような丘陵地に広がる公園は、石垣を積んで平らに整備されたところに桜の並木もあって、夏場だとちょっと涼しげな景観にも癒されますね。奥が深いようにも思いますが、どこかに抜けるということではないように思います。
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大元公園に入ってすぐには大元神社。大元葺というこの大元神社独特の屋根が見どころだそうですが、正面に建つ拝殿が大きくて本殿はよく見えない。
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イチオシ
拝殿には絵馬がいくつも架かっていて、ちょっと迫力あり。むしろ見所はこの拝殿のような気がしました。
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大元公園の海側が大元浦。海岸沿いに涼しげな松林があって、その一体を指します。入口にここが古戦場だったという説明板がなければ、大元公園の続きだし、公園の一部だと思ってしまうかもしれません。
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説明によると岩国を出た陶軍は二万の大軍でここに上陸。陶氏は下剋上の典型のような人物ですが、それでも兵の動員力は毛利軍の数倍はある。圧倒的な差があったんですが、毛利軍の計略にひっかかり、地理に不案内な厳島に誘い出されて惨敗。敗れた陶軍は再びここに落ち延びてきました。毛利の中国支配への道はここから始まります。
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ここで以前から気になっていた宮島水族館へ。
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まだ出来てからそんなに経っていないんですが、土日とか混み合う日は長い行列ができていました。
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私は特にカキ筏の巨大水槽が気に入りました。
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ぶら下がったカキの間に小魚が群れていて、
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イチオシ
カキってこんな環境で育っているんだなあとリアルに実感できました。
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展示されている魚は
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別に珍しい魚ではないんですが、
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それぞれに元気があって、やっぱりとっても癒されます。
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クラゲの水槽も最近のはやりですけど、
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悪くないでしょう。
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館内は涼しいし、
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そういう意味では、
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ちょっと一息ついた気持ちにも
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なってきます。
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水族館を後にして。。
宮島歴史民俗資料館は、宮島の商家だった旧江上家の屋敷を利用した施設。 -
江戸時代後期に建てられた建物は池のある中庭を囲んで開放感いっぱい。
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平地が限られる宮島らしからぬ気持ちの良いゆったりした空間が広がります。
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それだけでも十分一見の価値があると思いますが、巨大な展示室では平家や厳島神社の史料やビデオ解説に加えて、陶氏と毛利氏の戦いである宮島合戦の関連まで含めたバランスの良い展示。
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宮島のことを要領よく理解したいのであれば、厳島神社の宝物殿もいいですが、ここもお勧めです。これは予想外。意外な穴場でした。
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大願寺は、滝小路側の厳島神社に隣接した寺。周囲を囲む塀はないので、広い境内は自由に散策ができます。
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真言宗の寺ですが、厳島神社から遷された弁才天像を祀るということ。
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ただ、一番目立っていたのは総白檀の1丈6尺の不動明王を安置する護摩堂。撮影禁止なのでお見せできませんが、ずんぐりこちらをにらんでいます。
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多宝塔は眺めの良い場所と思っていましたが、どうなんでしょう。周囲の桜の木が大きく茂っていて、近くで多宝塔を眺めようと思ってもほとんど見えない。
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これは桜の葉が散ってしまう時期じゃないとダメでしょう。ちょっとがっかり。
多宝塔は、高さ15.6m。大永3年(1523年)の建立です。
ところで、ここにも遊歩道が通っていて、あせび歩道といいます。 -
そこから、大聖院の山門に下ってきました。
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滝小路の奥、大聖院の山門脇からさらに上流に遡って行くと白糸の滝もある川。大きな石組もあって、公園の中にある川みたいにずいぶんよく整備されているように見えましたが、大雨が降るとすぐに氾濫する川のよう。見た目と実際は違うようです。
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ここから厳島神社の宝物館の方に向かう通りは滝小路。ゆるい坂になっていて、かつての社家の跡地があったり、表参道からここに入ると静かな環境へのギャップをすごく感じます。
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粟島神社は、下り始めてすぐ。赤い鳥居の小さな神社です。
説明板があって、少彦名命を祀る神社。大国主命に協力して国土開発、殖産興業、社会福祉等に功績があるとのこと。また、女性の守護神ということは厳島神社が女性の神様ですから、座りもいいのかもしれません。 -
上卿屋敷は、石垣を高く積んだお屋敷で、寺の山門のような入口に向かう石段は急勾配。おまけに、周囲は白い漆喰の長い塀が巡っていて、ちょっと異様な構えだと思います。
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イチオシ
これは、宮島三家と呼ばれる社家の住宅。国の重要文化財にも指定されています。
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棚守屋敷は、上卿屋敷の隣り。ただ、今でも建物とかが残っている上卿屋敷に対して、こちらは敷地に向かうゆるい石段の跡が残っているだけ。
説明板によれば、厳島神社の神職、棚守の屋敷跡で、藩主が参詣した時などは宿主となったりしていたそうです。 -
厳島神社宝蔵は、滝小路の終点、筋違橋のたもと。周囲は塀に囲まれて、入口も閉まっているので、遠目に確認できるだけです。
小ぶりな校倉造りの建物で室町時代初期頃のもの。現在の宝物館ができるまでは、平家納経などの宝物もここに保管されていたようです。 -
ここからだと商店街もうすぐ。帰ってきた感じですね。
三翁神社は、厳島神社の裏手。美しい青銅の鳥居が目立ちます。三翁という名前どおり、横広の拝殿の奥に、よく見ると小さな社のような本殿が三つ並んでいます。その中央には安徳天皇も祀られているそうで、やはり平家の守り神である宮島にはなくてはならない場所の一つだと思います。 -
では、ここらでちょっと休憩。
芝居茶寮 水羽は、食堂のような、甘味処のような。その中間みたいな感じでしょう。 -
かき氷をいただきましたが、今どきこんなのあるかなあという見た目。ちょっと貧相で、これはがっかりでしょ。ただ、お店の中は悠々広いし、かつての町家風の雰囲気があって、それは悪くはありません。
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荒胡子神社は、元々は大願寺の子院金剛院の鎮守。石造りの四脚鳥居に、こじんまりした瓦葺の拝殿と本殿の組み合わせ。境内も限られたスペースなんですが、正面に五重の塔を見上げるロケーションが素晴らしい。たまたまなのかもしれませんが、なにかこれも意味があるのかなあと思ってしまうくらいはまっています。
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商店街からあとは帰るだけなんですが。。
木村家本店は、表参道商店街に入る手前にある小さなもみじまんじゅうのお店。角にあって、店構えはつつましやかな感じ。敷居が低いので入りやすいかなと思います。 -
もみじまんじゅうもちょっと値段が安いような。食べ歩きに一個いただいて、まあまあです。
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宮島口に到着して、やれやれ。
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もみじまんじゅう最後のお店はおきな堂。宮島口駅と桟橋の中間にあって、宮島口だと一番メジャーなお店だと思います。
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クリームのもみじまんじゅうはここが元祖だというのでそれをいただきました。トロッとしたカスタードでちょっと洋風の仕上がり。よくできてます。
それにしても、もみじまんじゅうは不思議なくらい外れがありません。 -
同じ並びにある川原厳栄堂は、立派な構えの宮島焼の窯元のお店です。私は普段使いの湯のみはここのを使っています。だんだん貫入もいい感じになってきてお気に入りなんで、そのお礼も兼ねてちょっと寄ってみました。
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これまで、ここは萩焼の流れを汲んでいると思っていたのですが、女将さん曰く、ルーツは京都の粟田口なのだそう。しかし、ここで焼き物を焼いているうちに客の方からこんなの焼いてくれとかニーズを聞くうちに自然と萩焼の雰囲気が出てきたのではないかということでした。なるほど。焼き物ってそういうことも大いにあるし、作り手と使い手の関係はそうじゃないといけません。またちょっと理解が深まって、より愛着がわいたような気がします。
ちなみに、これが私の湯のみです。 -
広島駅まで帰ってきて、最後の晩飯は電光石火。
ひろしまお好み物語駅前ひろばでもここはいつも異常に混んでいて、今回は再チャレンジの訪問です。 -
いただいたのは、シンプルなお好み焼き。うーん。なんというかじっくり蒸らしたような柔らかめのソバが特徴と言えば特徴でしょうか。むしろ待っている間に、お隣さんとかが頼んでいたサイドメニューが気になってしまう。肉やイカと野菜などを手早くバター焼きにしたり、う・ま・そー。一杯やるにはそうしたサイドメニューの充実が欠かせない。そっちの魅力も大きな人気の要因のように思います。
以上で宮島ぶらぶら歩きの旅は終了。お疲れ様でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2017/03/29 20:24:01
- あー私の大好きな藤い屋さんが今回は、、、
- こんばんは、たびたびさん
もみじ饅頭の食べ比べ♪
面白いですねー
私も宮島に行くたびに、どうしてもあちこちで買っちゃいます。
私は藤い屋さんのものが1番好きなのですが、
今回の旅行記に出てこなかったので残念だわ。
揚げまんじゅうも、想像できる味だけれど、あの衣のサクサク感、大好きです。
家でしても、あのサクサク、できませんでした(笑)
最後は電光石火!!
私、あの丸っこい中の蒸らしたキャベツがなかなか好きなんですよね〜
ビジュアルも面白いし、個人的にココは有りです!!
広島、久しぶりに行きたくなったわー
たらよろ
- たびたびさん からの返信 2017/03/30 09:35:14
- RE: あー私の大好きな藤い屋さんが今回は、、、
- 藤い屋ですか。広島の地元ではなぜか絶対的な支持があって、広島の人からのお土産は藤い屋に決まっています。長崎でも文明堂ではなくて福砂屋じゃないとだめだとか。それぞれ、不思議に妙なこだわりがあるんですよね。。
ところで、宮島は水中花火大会というのがあって、これはご存知でしょうか?心に残る花火大会としては日本一という評価があるのですが、まさにその通り。大曲や土浦よりいいし、長岡の花火大会と双璧でしょう。ただ、二回行っていますが、帰りの混雑が尋常ではないのが難点といえば難点ですね。
機会があれば、たらよろさんに是非レポートしてもらえればと思います。
たびたび
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