マイルで昆明マニアック旅☆春城は秋も夏だった〈澄江へ♪没有でも行く世界遺産編〉

2016/11/16 - 2016/11/20

マイレージの期限切れが間近となり(毎月コツコツ貯めてはいるけど、たまに数千ポイント単位でゲット出来る月が有り)、使わなくっちゃ勿体無いと、選択したのが、沖縄行くのにちょっとプラスした2万3千マイルで行けちゃう昆明でした☆此処ホントは2月の菜の花の時期に近隣の羅平と合わせて行きたいと思ってたのですが、日程的に羅平に足を延ばせる時間が取れるかビミョ～だし、その時期激混みするのも判ってたので、前倒しして特典航空券を利用する事にしました。
昆明は秋冬雨が少ない上に、台北より南でも標高が高いので、1年中マイルドな気候で、常春の街とか、春城とかって呼ばれてる都市なのです。陸上選手が合宿したりもするんで知ってたんだよね(関係者じゃなく、単にマラソンや駅伝のファンです)。
しかも、世界自然遺産の石林に近く、最近ではカナダのバージェス地層と並んで、世界的に有名な(？)カンブリア期の生命大爆発を目にする事の出来る、これまた世界遺産に登録された場所も近隣に在ると言う、いかにもPHO向けな場所でも有りました。
ただ何より情報が少なくて‥。
例によって英語と筆談とでしっちゃかめっちゃかになりながらの4泊5日、往復の移動日以外は1日平均2万歩超、ひたすら歩き廻って来ました。
郊外へのバス移動に結構な時間がかかり、予定していて見られずに終わったところが幾つも在りますが、PHO的には満足出来る旅となりました。
で、つくづく思った訳です。プロフィールに有るように、PHOの旅は癒やしでも日常からの脱出でもなく、更なる刺激を求める日常の延長だと。

今日はもう一つの世界遺産、澄江生物化石群の発掘現場を見に澄江へと向かいます。ガッカリ世界遺産のベスト3の一角を担うとの噂も聞きますが、とにかくその場に立ってみたい。さて、すんなり行けるかな？

澄江生物化石群について判りやすいのは、こちら
http://www.warabeneko.com/chenjan/

エリア 昆明(中国)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

昆明市内には現在地下鉄が3路線走っています。そのうち1、2号線は繋がっていて(何故分けて名付けてるのか不明)、もう1路線は空港から東部バスターミナル(石林行きのバスが出てる所、市内中心部からバスで約1時間)までなので、実質1、2号線のみと考えて差し支え有りません。
それが北京路沿いに走っていて、PHOのホテルはその地下鉄の駅から徒歩1分です。
今日向かう澄江は南部ターミナルからバスが頻発していますが、其処まではその地下鉄で行けちゃうのです。確かに駅は10幾つか在りますが、楽に行けるのは嬉しい限り☆

駅の入口

切符を自販機で買います。北京のようにコインしか受付けないって事は無さそうです。つか、札でお釣りが出て来るって優れモノ☆

1号線と2号線の路線図。下車する駅名をタッチすれば、運賃が表示されます。5元でした。公共交通が安いのは有難い事です(ってタクシーも安いけど)

新しい☆

切符はこのカード

途中から地上に出ます。優先席も在り☆
中国の皆さん、お年寄りの方々にバンバン席譲ってました。勿論全く知らん顔してる人も居たけど、お年寄りが乗って来ると、誰かしら立つの。で、お年寄りも一旦は遠慮するけど、ありがとねって座ってます。
「私がそんなに年寄りに見えるのか！」なんて怒る馬鹿は居ません

乗り方を解説する映像が流れてますが、乗れてる客に見せてもどうよ？と‥

南部汽車駅で下車、って汽車に乗る訳では有りません。あ、乗ります(^^;)
汽車とはバスの事で、日本の汽車いわゆる鉄道は火車です

中心部から離れると何処も似たような景色。駅前らしさは無い

ついホームの端っこまで行きたくなる

バスターミナルはすぐ斜め前☆

な事グズグズやってるから誰も居なくなった

ずいぶんと勿体付けた屋根だね

中へ入ります

澄江までは20元。10分間隔でバスが出てるって事になってるけど‥

ようやく切符を手に入れられたのは、それから35分も経ってから。何故なら、切符売り場に並んで澄江までと言うと、没有と断られる。はぁ？
周囲のスタッフに聞いても、インフォメーションデスクで尋ねても、窓口で買えって指差すだけで埒が飽かない。同じように買えずに追い返された男の子2人組を見付けて声かけてみた。やっぱり意味不明だって。
けど、懲りずにあちこちの窓口ハシゴしてく。
5、6ヶ所目くらいで彼ら2人はついに切符買えた。けど、その後ろに居たPHOにはまたまたまたまたまたまた没有★何なんだ！
さっきインフォメーションデスクに居て、英語が通じたスタッフが窓口に座ったので、其処で澄江行きの切符は何処でいつ買えるのか？って詰め寄ってみた。
と、ついに「待ってろ」と。
ちょっと脇に避けて立ってたら、やっぱり澄江までの切符買おうとしてる客が来た。答えは没有。
10分近く待たされたかな？
やっとPHOに声がかかったと思いきや、澄江行きの切符がプリントアウトされて来た。
また乗るべきバスのナンバープレートさ記されてる。
想像するに、乗るべきバスが入って来ないと切符売り出さなくて、売り出すとすぐに満席(立ち席無しだから、座席数のみの発券)になって、さっきの男の子たちの直後なのにPHOには売って貰えなかったのかな？つか、此処始発じゃないのか？

ドライバーにトイレ行く時間有る？って聞いて(さすがにトイレについては話せます)、乗り場を横切った。
国境越えて、ラオスやら東南アジア方面に行くバスも見かけた

これ切符。ペンで丸印付けてくれたトコがナンバープレート。昨日の石林で判ってるよ。
あ～っ、疲れた

バスの車内。乗り心地悪っ★

1時間10分程で無事に澄江到着。
早速お昼ご飯にしよっと。ターミナルに隣接してる食堂に入って、壁のメニューを見る。
とってもリーズナブルな値段のご飯☆

注文したのは上から3番目、8元の細切りジャガイモとピーマン入り炒飯。青椒芋絲炒飯って感じ。見た目は冴えないけど、これがピリ辛で美味しかったんだよね、細切りジャガイモがシャキシャキで食感も楽しいし、量多いなと思ったけど、殆ど平らげちゃった

で、此処でもう一つやる事が有る。直接交渉しても良かったけど、言葉通じなくてトラブっても嫌だったから、赤い服のお姉さんに「動物群発掘現場へ行きたいんだけど‥。」と声かけ、つか筆談。
すると早速「40元で行けるけど、どう？」って返事が返って来た。聞いてた相場その通り(でも去年の情報)だから、お願いする事にした。と、お姉さん電話で誰かを呼んでる。
現れたのはタクシーのドライバー。ターミナル前にいっぱい停まってたのと同じ車両だった

では出発♪
けど、タクシーにメーター付いてないよ。

「帰りはどうする？待ってようか？」そう話しかけられた(んだと思う)、「回」って言ってるのは聞き取れたから。回鍋肉の回は回すっつうより帰って来る、戻るって意味なんだよね。回家で帰宅だし。中国語たまぁに判る時も有る。

街を抜けて帽天山をドンドン上って、はい到着。40元はしない距離だよ。まあ何事も需要と供給。　
待ち時間含め、帰りも同じ値段でオーケーした。空でも帰らなくちゃならないから、交渉の余地は有ったんだけど、ちょっとやりたい事有って、素直に言い値で応じた。経験者の書き込みは往復80元だったんだもん、ボッタクられては居ない

坂を上る足取りは軽い☆

タクシーのドライバーさんは入口まで付いて来てくれた。下で待ってるから好きに見て来てって。
さぁて、どれだけ期待外れな光景が待っているのでしょう！

最初に発見されたその現場って、まんまの名前。何と無料！

澄江動物化石群は中国の雲南玉渓市澄江県の帽天山の近くにあり、5億3千万年の歴史がある化石群です。2012年に世界自然遺産に登録されました

おおっ！アンモナイトセンターと同じ(向こうは周回出来る通路在り)ジャン。やっぱショボいけど、感激だ☆

ほじくり返した跡

しかし、いただける資料とか何も無いし、係員は2人居たけど、PHOが見学中は外へ出てて（おしゃべりの途中だったからだと思う）、客に対応しようとする気配は全く無し★

こういう感じでゴロゴロ置かれてる。でもカバーで覆われてて持ち帰れないし、反射で写真も撮り難い

発掘現場の岩山の反対側の壁沿いにズラッと並ぶ想像復元モデル

雲南斗虫こと、ユンナノケファルス ユンナノネンシス。
って名前がもう恐竜っぽい☆あ、古生物っぽい

化石から想像した復元モデル、まるで子供だましの玩具

耳形等刺虫。
って形そのまんま

澄江小舌形貝。
名付け方がシンプルで判りやすいっちゃ判りやすいけど、何よりも凄い！凄過ぎる！もう笑うしかない‥。
けど、ホントに存在したんだよ、コイツ

ほら、その証拠

もう一度目に焼き付けてから帰る

この通路を歩いても何が見える訳ではなく、土産らしい物も一切売られていない

廻り道してドライバーさんが立ち寄ってくれた工場現場。
新しく博物館が造られたら改めて来てみたい

そうなの、往きと同じ40元払っての帰りなので、何処かに寄ってよって交渉してみたの。言葉が通じないから、地図指差して、澄江の見どころって無いの？って尋ねたら、無いなぁと言いながらも、それじゃ湖経由で戻ろうって事になった。何湖だか判んないけど、澄江で一番デカい湖(唯一？)

岸からすぐ深くなってるっぽい

逆光もなかなか良い感じ☆

勝手に乗れちゃいそうなボート

ドライバーさん。名前忘れちゃった(^^;)

！ドアが無い！
まさかバスターミナルのトイレがこれとは‥。PHOの前後に使用してる人居たよ。さすがにズバリ見えたりはしないけど(見ようともしないし)、今正に用を足しているって事は判っちゃう(+_;)
屈んでる状態の上半身と膝頭辺りまでは見える

これを跨ぐ。前後の人の存在は見えなくなってる

往きと同じ色のバスで帰る。バスターミナルの写真撮り忘れたよ★

1時間で昆明に戻って来た。地下鉄の駅はこれ

地下鉄の地下じゃないホームからバスターミナルを望む

車内。
若い子のスッキリ感は日本以上かもしれない。

って、これから何処行こうか？博物館の類は今殆どが移転工事中で開館してないんだよね。てかさ、もう夕方間近の半端な時間。
繁華街をぶらついて、食べ歩きしよう！