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一番早い紅葉を見に北海道へ  3日目後半 小樽の夕べ 運河のレトロタウンを散策<br />http://4travel.jp/travelogue/11183518<br />続きです。<br /><br />最終日は、時間の許す限り、小樽の歴史的建造物を見る1日です。<br />事前にチェックしてきたレトロな建物をどんどん見て歩きます。<br />紅葉見物と大好きなヘリテージングも楽しむ、「見る北海道旅行」もいよいよ最後。<br />沢山の建物を見まくったので、最終日の1日も前後半の旅行記にします。<br />

一番早い紅葉を見に北海道へ 4日目 小樽のレトロ建築を見まくる 前半

21いいね!

2016/09/28 - 2016/10/01

831位(同エリア2536件中)

旅行記グループ 建物見物北海道1

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まりも母

まりも母さん

一番早い紅葉を見に北海道へ 3日目後半 小樽の夕べ 運河のレトロタウンを散策
http://4travel.jp/travelogue/11183518
続きです。

最終日は、時間の許す限り、小樽の歴史的建造物を見る1日です。
事前にチェックしてきたレトロな建物をどんどん見て歩きます。
紅葉見物と大好きなヘリテージングも楽しむ、「見る北海道旅行」もいよいよ最後。
沢山の建物を見まくったので、最終日の1日も前後半の旅行記にします。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
徒歩

PR

  • 朝食はバイキング。<br />エレベーターの中にもポスターが貼ってあって、<br />自分の好みで作れる海鮮丼が、「売り」のような写真もありました。<br />が、シーズンだから有るかと思ったイクラが無かった・・・。<br />まりも母、北海道に来て、イクラ丼を食べたいと思っていたのです。<br />ま、お昼に食べれば、いいか~、と 小柱・えび・サーモン・イカなどで海鮮小丼も作りました。<br />

    朝食はバイキング。
    エレベーターの中にもポスターが貼ってあって、
    自分の好みで作れる海鮮丼が、「売り」のような写真もありました。
    が、シーズンだから有るかと思ったイクラが無かった・・・。
    まりも母、北海道に来て、イクラ丼を食べたいと思っていたのです。
    ま、お昼に食べれば、いいか~、と 小柱・えび・サーモン・イカなどで海鮮小丼も作りました。

  • この3日間の朝食は ほぼ全部バイキングでしたがここが一番よかったかな。<br />結構混んでいましたよ。<br />外国人のお客さんは・・・思ったより少なかった。<br />

    この3日間の朝食は ほぼ全部バイキングでしたがここが一番よかったかな。
    結構混んでいましたよ。
    外国人のお客さんは・・・思ったより少なかった。

  • ホテル入り口の上の方にある塔屋。<br />夜はラウンジ「北クラブ」になってお酒が飲めます。<br />朝~昼間は宿泊客に無料開放されていて、持ち帰りできる、朝食レストランのコーヒーを持って、ここへ来る方が多いようです。<br />私たちも食後のコーヒーはここで。<br /><br />ぐるり、と小樽の港、運河、町並みを楽しみながらゆっくりできます。<br />ドーム状の天井には星座の柄が。<br />夜は星座の星の部分にライトが灯るのだと思います。<br />昼間の雰囲気からも、バーラウンジも気取った感じではなく、気軽に楽しめそうでした。<br />

    ホテル入り口の上の方にある塔屋。
    夜はラウンジ「北クラブ」になってお酒が飲めます。
    朝~昼間は宿泊客に無料開放されていて、持ち帰りできる、朝食レストランのコーヒーを持って、ここへ来る方が多いようです。
    私たちも食後のコーヒーはここで。

    ぐるり、と小樽の港、運河、町並みを楽しみながらゆっくりできます。
    ドーム状の天井には星座の柄が。
    夜は星座の星の部分にライトが灯るのだと思います。
    昼間の雰囲気からも、バーラウンジも気取った感じではなく、気軽に楽しめそうでした。

  • ホテルをチェックアウトし、荷物は預かってもらいます。<br />ホテル前の中央橋を渡り、運河に並ぶ倉庫街の入り口方面から歩き始めます。<br /><br />使われていない倉庫が、そのまんま、時間貸し駐車場になっている所も。<br />鉄骨の補強は加えられていますが、その上には 昔の倉庫の小屋組みが見えます。<br />

    ホテルをチェックアウトし、荷物は預かってもらいます。
    ホテル前の中央橋を渡り、運河に並ぶ倉庫街の入り口方面から歩き始めます。

    使われていない倉庫が、そのまんま、時間貸し駐車場になっている所も。
    鉄骨の補強は加えられていますが、その上には 昔の倉庫の小屋組みが見えます。

  • レストラン輝(ひかり)(旧篠田倉庫)大正14(1925)<br />木骨煉瓦造2階建 運河沿いの壁は、平成8年(1996)の改修工事で 新しい煉瓦に交換。<br />周囲と違和感がないように エイジング加工がされているそうです。<br />“レストラン輝”になったのは、今年の8月。<br />鉄扉には「大同倉庫」の文字が見えますが、篠田倉庫から大同倉庫へオーナーチェンジがあった、と言う事なのでしょうね。<br />

    レストラン輝(ひかり)(旧篠田倉庫)大正14(1925)
    木骨煉瓦造2階建 運河沿いの壁は、平成8年(1996)の改修工事で 新しい煉瓦に交換。
    周囲と違和感がないように エイジング加工がされているそうです。
    “レストラン輝”になったのは、今年の8月。
    鉄扉には「大同倉庫」の文字が見えますが、篠田倉庫から大同倉庫へオーナーチェンジがあった、と言う事なのでしょうね。

  • 通りの反対側(埠頭側)にも倉庫が並んでいます。<br />これは、屋根にあるドーマーが 丸型の変わったもの。<br />倉庫の屋根なら、実用的な切妻屋根に四角い窓でもかまわない、と思うのですが、わざわざ丸い窓にした所にこだわりを感じます。<br />

    通りの反対側(埠頭側)にも倉庫が並んでいます。
    これは、屋根にあるドーマーが 丸型の変わったもの。
    倉庫の屋根なら、実用的な切妻屋根に四角い窓でもかまわない、と思うのですが、わざわざ丸い窓にした所にこだわりを感じます。

  • 小樽倉庫no1  大正13年(1924)<br /><br />現在は、右側がビアパブ、左側がハンバーグレストラン びっくりドンキー小樽運河店になっている倉庫です。(経営は同じ)<br />ビアパブの店内には、大きな醸造窯があり、作りたてのビールが飲めるのだそう。<br />札幌軟石を使用した穀物倉庫だった建物です。<br />札幌軟石は、小樽運河沿いの倉庫に多く使われている素材です。<br />

    小樽倉庫no1 大正13年(1924)

    現在は、右側がビアパブ、左側がハンバーグレストラン びっくりドンキー小樽運河店になっている倉庫です。(経営は同じ)
    ビアパブの店内には、大きな醸造窯があり、作りたてのビールが飲めるのだそう。
    札幌軟石を使用した穀物倉庫だった建物です。
    札幌軟石は、小樽運河沿いの倉庫に多く使われている素材です。

  • “びっくりドンキー”入り口上部の窓。<br />菱格子のガラス窓が倉庫ながら、おしゃれです。鉄扉もある所が、倉庫っぽくていい感じ。<br /><br />うちに近所にも びっくりドンキーはありますが、どうせなら、こんな倉庫の店で食事してみたいです。<br />でも、中は、普通の内装にしてあるのかな??<br />小樽まで来て、近所にもあるファミレスには行かないので、謎ですな。<br />

    “びっくりドンキー”入り口上部の窓。
    菱格子のガラス窓が倉庫ながら、おしゃれです。鉄扉もある所が、倉庫っぽくていい感じ。

    うちに近所にも びっくりドンキーはありますが、どうせなら、こんな倉庫の店で食事してみたいです。
    でも、中は、普通の内装にしてあるのかな??
    小樽まで来て、近所にもあるファミレスには行かないので、謎ですな。

  • そのまま進むと、もう、建物がどんな風だかさっぱりわからない位に 蔦の茂った倉庫が・・・。<br />“運河倉庫北海あぶりやき”と言う 炭火で海鮮を焼いて食べるお店の脇あたりです。<br />まぁこのわさわさ感も見ものですが、建物は古いのか、何で出来ているのかも判りませんね・・・。<br />

    そのまま進むと、もう、建物がどんな風だかさっぱりわからない位に 蔦の茂った倉庫が・・・。
    “運河倉庫北海あぶりやき”と言う 炭火で海鮮を焼いて食べるお店の脇あたりです。
    まぁこのわさわさ感も見ものですが、建物は古いのか、何で出来ているのかも判りませんね・・・。

  • “浅草橋”を渡り、とりあえず、今日一番見たいと思う建物のある、「北のウォール街」方面へ向かいます。<br /><br />これは、昨夜外観を見て、中もちょっとチェックした<br />ホテルヴィブラントオタル(旧北海道拓殖銀行小樽支店)大正12年(1923)<br />設計大蔵省営繕課 矢橋賢吉、小林正紹、山本万太郎<br /><br />後で、もう一度通りかかると、クレーン車で、裏側 非常階段の上辺りを修復していました。<br />

    “浅草橋”を渡り、とりあえず、今日一番見たいと思う建物のある、「北のウォール街」方面へ向かいます。

    これは、昨夜外観を見て、中もちょっとチェックした
    ホテルヴィブラントオタル(旧北海道拓殖銀行小樽支店)大正12年(1923)
    設計大蔵省営繕課 矢橋賢吉、小林正紹、山本万太郎

    後で、もう一度通りかかると、クレーン車で、裏側 非常階段の上辺りを修復していました。

  • “ホテルヴィブラントオタル”の向かいには、<br />“小樽郵便局” <br />この建物は、平成6年(1994)と、歴史的建造物とは、言えないビルですが、景観的にはレトロな意匠であり、<br />周辺のレトロビルとマッチしている事から 小樽市都市景観賞を受賞しています。<br />角にアールをつけたあたり、かつての「北のウォール街」の銀行建築とぴったりです。<br />こういう、意匠での新築は、良いと思います。<br />

    “ホテルヴィブラントオタル”の向かいには、
    “小樽郵便局”
    この建物は、平成6年(1994)と、歴史的建造物とは、言えないビルですが、景観的にはレトロな意匠であり、
    周辺のレトロビルとマッチしている事から 小樽市都市景観賞を受賞しています。
    角にアールをつけたあたり、かつての「北のウォール街」の銀行建築とぴったりです。
    こういう、意匠での新築は、良いと思います。

  • 郵便局の向かいは、<br />トップジェント・ファッション・コア(旧第一銀行小樽支店)大正13(1924)設計 田辺淳吉<br />現在は、内部は衣料品の工場のようです。窓から、少し内部が覗けました。<br />

    郵便局の向かいは、
    トップジェント・ファッション・コア(旧第一銀行小樽支店)大正13(1924)設計 田辺淳吉
    現在は、内部は衣料品の工場のようです。窓から、少し内部が覗けました。

  • “ホテルヴィブラントオタル”から、昨日の晩に歩いた色内大通を歩きます。<br /><br />右手に現れたのは、<br />旧三井銀行小樽支店 昭和2年(1927)設計 曽禰中條建築事務所<br /><br />関東大震災以降の建物で、耐震技術を取り入れた、鉄骨鉄筋コンクリート造。<br />2002年までは合併による銀行名は変わっても銀行店舗として使われた後閉店。<br />その後は使われていなかったようですが、現在は修復なのか、工事中。<br />どうやら、ニトリホールディングスが、“旧三井銀行小樽支店”と“旧荒田商会”、そして“旧高橋倉庫”の三つの建物を改装して、美術館を開設するようです。<br />“旧荒田商会”と“旧高橋倉庫”はすでに、美術館として利用・公開されていますので、残るこの建物の公開も待ち遠しいです。<br /><br />さて、設計者の「曽禰中條建築事務所」と聞いて、あれ?と思って確認したら<br />主宰したのは、辰野金吾と同期の曽禰達蔵と後輩の中條精一郎ではありませんか。<br />曽禰達蔵は、辰野と一緒にジョサイア・コンドルに学んだ日本建築家の礎を作った人物。<br />中條精一郎も東京帝国大学で、辰野自身から学んだ後輩。<br />”旧三井銀行小樽支店”が、立派な建物である事は間違いなし。<br />そして、北のウォール街には、そんな偉大な建築家の作品が、なぜか国指定の文化財には指定されずに残っていたのですねぇ。<br />

    “ホテルヴィブラントオタル”から、昨日の晩に歩いた色内大通を歩きます。

    右手に現れたのは、
    旧三井銀行小樽支店 昭和2年(1927)設計 曽禰中條建築事務所

    関東大震災以降の建物で、耐震技術を取り入れた、鉄骨鉄筋コンクリート造。
    2002年までは合併による銀行名は変わっても銀行店舗として使われた後閉店。
    その後は使われていなかったようですが、現在は修復なのか、工事中。
    どうやら、ニトリホールディングスが、“旧三井銀行小樽支店”と“旧荒田商会”、そして“旧高橋倉庫”の三つの建物を改装して、美術館を開設するようです。
    “旧荒田商会”と“旧高橋倉庫”はすでに、美術館として利用・公開されていますので、残るこの建物の公開も待ち遠しいです。

    さて、設計者の「曽禰中條建築事務所」と聞いて、あれ?と思って確認したら
    主宰したのは、辰野金吾と同期の曽禰達蔵と後輩の中條精一郎ではありませんか。
    曽禰達蔵は、辰野と一緒にジョサイア・コンドルに学んだ日本建築家の礎を作った人物。
    中條精一郎も東京帝国大学で、辰野自身から学んだ後輩。
    ”旧三井銀行小樽支店”が、立派な建物である事は間違いなし。
    そして、北のウォール街には、そんな偉大な建築家の作品が、なぜか国指定の文化財には指定されずに残っていたのですねぇ。

  • 足場が組まれて、建物は良く見えません・・・。それでも、レトロ建物大好きだから、なんとか見える部分を・・・と、上部の装飾の写真を撮っていたら、<br />建物前に立っていたガードマンのおじさんに話しかけられました。<br />この建物に使っている外壁材の花崗岩、おじさんは「壁の石」って言っていましたが、<br />九州から船で運んだって言ってましたよ。<br />外国産の花崗岩らしいのですが、九州とか言う事は、門司あたりから日本海を運んできたのでしょうか?<br />かなりりっぱな建物なのですが、こちらはなぜか、小樽市指定歴史的建造物にも入っていないので、詳細が判りません。<br />

    足場が組まれて、建物は良く見えません・・・。それでも、レトロ建物大好きだから、なんとか見える部分を・・・と、上部の装飾の写真を撮っていたら、
    建物前に立っていたガードマンのおじさんに話しかけられました。
    この建物に使っている外壁材の花崗岩、おじさんは「壁の石」って言っていましたが、
    九州から船で運んだって言ってましたよ。
    外国産の花崗岩らしいのですが、九州とか言う事は、門司あたりから日本海を運んできたのでしょうか?
    かなりりっぱな建物なのですが、こちらはなぜか、小樽市指定歴史的建造物にも入っていないので、詳細が判りません。

  • その向かいには、<br />旧越中屋ホテル 昭和6(1931)設計 倉澤国治<br /><br />元々は、北海道初の 外国人旅行客の為ホテルで、越中屋旅館の別館です。<br />米軍に接収されたり、色々な利用をされた後、平成5年(1993)には“小樽グランドホテルクラシック”として営業されていたものの、平成21年(2009)には閉館。<br /><br />内部には、沢山のステンドグラスや、アールデコ様式の内装があるそうで、興味深いです。<br />現在も閉館のままでしたが、昨年 さいたま市の会社が買収し、再びホテルとして営業する、と発表があったそうです。<br />しかし・・・まだ全然工事とかやってないし~大丈夫なのか???<br />

    その向かいには、
    旧越中屋ホテル 昭和6(1931)設計 倉澤国治

    元々は、北海道初の 外国人旅行客の為ホテルで、越中屋旅館の別館です。
    米軍に接収されたり、色々な利用をされた後、平成5年(1993)には“小樽グランドホテルクラシック”として営業されていたものの、平成21年(2009)には閉館。

    内部には、沢山のステンドグラスや、アールデコ様式の内装があるそうで、興味深いです。
    現在も閉館のままでしたが、昨年 さいたま市の会社が買収し、再びホテルとして営業する、と発表があったそうです。
    しかし・・・まだ全然工事とかやってないし~大丈夫なのか???

  • “旧越中屋ホテル”の玄関部分。ドアの上にステンドグラスが見えます。中が暗いので、ステンドグラスの美しさが全然判りませんが、早く再オープンして欲しいですね。<br />泊まりたかったなぁ。<br />

    “旧越中屋ホテル”の玄関部分。ドアの上にステンドグラスが見えます。中が暗いので、ステンドグラスの美しさが全然判りませんが、早く再オープンして欲しいですね。
    泊まりたかったなぁ。

  • 道を進んで、昨日見たけど、暗くて良く見えなかった、<br />旧小樽商工会議所  昭和8(1933)設計 土肥秀二<br /><br />外壁は石川県産千歳石、玄関には、土佐産の大理石が使われえているそう。<br />でも~~変な緑のネットがかかっていて良く見えません。<br />老朽化して剥離などがあるのでしょうね。<br />夜も真っ暗だったし、早く修復して公開でもして欲しいものです。<br />

    道を進んで、昨日見たけど、暗くて良く見えなかった、
    旧小樽商工会議所 昭和8(1933)設計 土肥秀二

    外壁は石川県産千歳石、玄関には、土佐産の大理石が使われえているそう。
    でも~~変な緑のネットがかかっていて良く見えません。
    老朽化して剥離などがあるのでしょうね。
    夜も真っ暗だったし、早く修復して公開でもして欲しいものです。

  • 後藤商店/cafe色内食堂(旧塚本商店)大正9(1920)<br /><br />今は、9時のモーニング営業から始まるカフェレストランだそうです。<br />でも、夕方は17時まで。結構早く閉めちゃうのです。<br />一時は“後藤商店”と言う 食品卸の会社だったので、その看板が残っています。<br />ここ数年間でも、フレンチレストランや日本料理店などに変わったそう。<br />建物は、一見 黒漆喰に見えたのですが、<br />防火の為 外壁はコンクリートなのだそうです。<br />

    後藤商店/cafe色内食堂(旧塚本商店)大正9(1920)

    今は、9時のモーニング営業から始まるカフェレストランだそうです。
    でも、夕方は17時まで。結構早く閉めちゃうのです。
    一時は“後藤商店”と言う 食品卸の会社だったので、その看板が残っています。
    ここ数年間でも、フレンチレストランや日本料理店などに変わったそう。
    建物は、一見 黒漆喰に見えたのですが、
    防火の為 外壁はコンクリートなのだそうです。

  • その隣には、まだ、営業時間前で昨夕同様レトロなシャッターが閉まる<br />小樽硝子屋本舗 和蔵(旧梅屋商店)明治39年(1906)<br /><br />元は、洋物の卸問屋だった店。<br />明治37年(1904)に小樽稲穂町の大火があった事から 石造りの店舗としたのだそう。<br />

    その隣には、まだ、営業時間前で昨夕同様レトロなシャッターが閉まる
    小樽硝子屋本舗 和蔵(旧梅屋商店)明治39年(1906)

    元は、洋物の卸問屋だった店。
    明治37年(1904)に小樽稲穂町の大火があった事から 石造りの店舗としたのだそう。

  • 昨夕1階に灯りが点いて作業が行われていた、工房らしきビル。<br />「小樽アドバンス倶楽部」という手造り硝子制作体験工房が使っている建物で、ここでは、吹き硝子の体験が出来ます。<br />「びーどろ工房小樽ADVANCE倶楽部」昭和初期<br />小樽市指定歴史的建造物には入っていない建物なので、詳しい事が判りません。<br />タイル張りの外壁に、装飾もレトロで素敵なのですが、<br />残念な事に、かなり痛みが見られます。<br />ちなみに斜め向かいにある“小樽硝子屋本舗 和蔵”(旧梅屋商店)も同じ会社のショップです。<br />

    昨夕1階に灯りが点いて作業が行われていた、工房らしきビル。
    「小樽アドバンス倶楽部」という手造り硝子制作体験工房が使っている建物で、ここでは、吹き硝子の体験が出来ます。
    「びーどろ工房小樽ADVANCE倶楽部」昭和初期
    小樽市指定歴史的建造物には入っていない建物なので、詳しい事が判りません。
    タイル張りの外壁に、装飾もレトロで素敵なのですが、
    残念な事に、かなり痛みが見られます。
    ちなみに斜め向かいにある“小樽硝子屋本舗 和蔵”(旧梅屋商店)も同じ会社のショップです。

  • 昨夕、レトロな車が停まっていた<br />旧第四十七銀行小樽支店  昭和初期<br />タイル張りの木造2階建て。<br />ファサードのオーダーが銀行建築らしい、こじんまりしているけど、素敵な建物です。<br />

    昨夕、レトロな車が停まっていた
    旧第四十七銀行小樽支店 昭和初期
    タイル張りの木造2階建て。
    ファサードのオーダーが銀行建築らしい、こじんまりしているけど、素敵な建物です。

  • 中央通りをはさんで反対側には<br />花ごころ小樽店(旧安田銀行小樽支店)昭和5年(1930)<br /><br />平成13年(2001)に道路の拡張に伴い 少し曳き屋されています。<br />内部は 広いホールの空間で、2階には回廊が残るとか。<br />今は寿司店なので食事をすれば、中も見られるのでしょう。<br />

    中央通りをはさんで反対側には
    花ごころ小樽店(旧安田銀行小樽支店)昭和5年(1930)

    平成13年(2001)に道路の拡張に伴い 少し曳き屋されています。
    内部は 広いホールの空間で、2階には回廊が残るとか。
    今は寿司店なので食事をすれば、中も見られるのでしょう。

  • 今回、小樽で一番見たかった建物。<br />金融資料館(旧日本銀行旧小樽支店)明治45年(1912)小樽市指定文化財<br />設計 辰野金吾、長野宇平治、岡田信一郎<br />朝8時半頃から歩き始めましたが、9時半の開館まで近所を歩いて待っていました。<br />

    今回、小樽で一番見たかった建物。
    金融資料館(旧日本銀行旧小樽支店)明治45年(1912)小樽市指定文化財
    設計 辰野金吾、長野宇平治、岡田信一郎
    朝8時半頃から歩き始めましたが、9時半の開館まで近所を歩いて待っていました。

  • 見学は無料。中に入ってみます。

    見学は無料。中に入ってみます。

  • 正面のドアを開けると、まず風除室。窓枠や天井の桟がベージュに塗られていて美しいです。

    正面のドアを開けると、まず風除室。窓枠や天井の桟がベージュに塗られていて美しいです。

  • ロビーに入ると、広い営業室の天井が まず目に付きます。<br />天井高10.5mだそうです。<br />煉瓦造モルタル塗りの建物で 屋根は煉瓦の壁から鉄骨を組んで支える構造。<br />柱のない広々とした空間は、「日本銀行」の威厳を感じさせます。<br />照明は、シーリンファンのようなデザインのものが使われていましたが、昔はシャンデリアが下がっていたそうです。<br />

    ロビーに入ると、広い営業室の天井が まず目に付きます。
    天井高10.5mだそうです。
    煉瓦造モルタル塗りの建物で 屋根は煉瓦の壁から鉄骨を組んで支える構造。
    柱のない広々とした空間は、「日本銀行」の威厳を感じさせます。
    照明は、シーリンファンのようなデザインのものが使われていましたが、昔はシャンデリアが下がっていたそうです。

  • 上部には、ぐるりと、バルコニーもあります。幅が狭いので、窓拭き位にしか使ったと思えませんが、唐草モチーフの鉄製金物で、支えられています。

    上部には、ぐるりと、バルコニーもあります。幅が狭いので、窓拭き位にしか使ったと思えませんが、唐草モチーフの鉄製金物で、支えられています。

  • ロビー左側には階段室。<br />ここの天井も風除室、営業室とも違う意匠になっています。<br /><br />以前、同じ、辰野金吾設計の福岡市の赤煉瓦文化館(旧 日本生命保険株式会社九州支店)明治42年(1909)を見たとき、全ての部屋の天井のデザインが異なる事に、建物に対する並々ならぬこだわりを感じましたが、<br />ここも同様に、手抜き無しのこだわりを感じます。<br />似た感じもあるのですが、ここでも 鉄製の階段が採用されています。<br />建物の解説員の方に伺ったお話では、屋根を支える部材には、八幡製鉄所の初期の製品が使われているそうです。と、言う事は、福岡で知った事からですが、<br />初期の八幡製鉄所では、長い鋼材はまだ作れなかったそうなので、<br />この階段は、輸入品ではないか、と思われます。<br />

    ロビー左側には階段室。
    ここの天井も風除室、営業室とも違う意匠になっています。

    以前、同じ、辰野金吾設計の福岡市の赤煉瓦文化館(旧 日本生命保険株式会社九州支店)明治42年(1909)を見たとき、全ての部屋の天井のデザインが異なる事に、建物に対する並々ならぬこだわりを感じましたが、
    ここも同様に、手抜き無しのこだわりを感じます。
    似た感じもあるのですが、ここでも 鉄製の階段が採用されています。
    建物の解説員の方に伺ったお話では、屋根を支える部材には、八幡製鉄所の初期の製品が使われているそうです。と、言う事は、福岡で知った事からですが、
    初期の八幡製鉄所では、長い鋼材はまだ作れなかったそうなので、
    この階段は、輸入品ではないか、と思われます。

  • 展示室となっている 旧支店長室の天井。<br />やはり、デザインが違います。蛍光灯の入っているシーリング部分は、アールデコ様式のデザインっぽいと思うのですが、当時のままなのでしょうか??<br />ちなみに、調べてみると、日本で蛍光灯が作られたのは、昭和14年(1939)<br />この建物が出来た昭和12年(1937)にはゼネラルエレクトリック社が 蛍光灯を発売していますので、<br />最新の照明設備を輸入して採用した、とも考えられますね。<br />

    展示室となっている 旧支店長室の天井。
    やはり、デザインが違います。蛍光灯の入っているシーリング部分は、アールデコ様式のデザインっぽいと思うのですが、当時のままなのでしょうか??
    ちなみに、調べてみると、日本で蛍光灯が作られたのは、昭和14年(1939)
    この建物が出来た昭和12年(1937)にはゼネラルエレクトリック社が 蛍光灯を発売していますので、
    最新の照明設備を輸入して採用した、とも考えられますね。

  • 営業室と脇の部屋の仕切り、ドア部分も素敵です。

    営業室と脇の部屋の仕切り、ドア部分も素敵です。

  • 営業室に入ります。天井の板の張り方、枠の形、すばらしいです。<br />丸い通気口の透かしデザインも、昔の建物の私の好きな部位です。<br />

    営業室に入ります。天井の板の張り方、枠の形、すばらしいです。
    丸い通気口の透かしデザインも、昔の建物の私の好きな部位です。

  • 営業室のカウンター内から、ロビーの風除室側を見た所。<br />ガラス部分に引き戸があって、それぞれ、担当者が座り、お客様に対応したのですね。<br />

    営業室のカウンター内から、ロビーの風除室側を見た所。
    ガラス部分に引き戸があって、それぞれ、担当者が座り、お客様に対応したのですね。

  • カウンターをロビー側からみると、大理石のモザイク柄。岐阜県赤坂産の大理石だそう。<br />カウンター下だけでなく、そのまま、ロビーの腰壁にも同じ大理石のパターンが続いていました。<br />

    カウンターをロビー側からみると、大理石のモザイク柄。岐阜県赤坂産の大理石だそう。
    カウンター下だけでなく、そのまま、ロビーの腰壁にも同じ大理石のパターンが続いていました。

  • 建物の中には、小樽の「北のウォール街」について、過去に発行されたお札の数々、金融知識などの展示がありました。<br />1億円分の裁断された1万円札や1億円分の札束相当の重量体験コーナー、1万円札の顔出しパネルなど、楽しめる(?)展示もありましたよ。<br />ここには、公開しませんが、もちろん、ダンナと「諭吉なりきり顔出し」やりましたよ~。<br /><br />外に出て、脇から塔屋部分を見ます。<br />ここには入れませんでしたけど~。<br />

    建物の中には、小樽の「北のウォール街」について、過去に発行されたお札の数々、金融知識などの展示がありました。
    1億円分の裁断された1万円札や1億円分の札束相当の重量体験コーナー、1万円札の顔出しパネルなど、楽しめる(?)展示もありましたよ。
    ここには、公開しませんが、もちろん、ダンナと「諭吉なりきり顔出し」やりましたよ~。

    外に出て、脇から塔屋部分を見ます。
    ここには入れませんでしたけど~。

  • 塔屋の前にはレトロな消火栓。<br />現役みたいですね。他にも小樽の町中で、同じ消火栓を見かけました。<br />

    塔屋の前にはレトロな消火栓。
    現役みたいですね。他にも小樽の町中で、同じ消火栓を見かけました。

  • “金融資料館”の向かい、<br />松田ビル(旧三井物産小樽支店) 昭和12(1937)設計 松井貴太郎<br /><br />装飾の少ない、アメリカ的なモダン建築。<br />現在は、“松田ビル”として、貸し事務所ビルとして営業中です。<br />中には入りませんでしたが、琉球産大理石張りのホールやクラシックな扉のエレベーター2基もあるそうです。<br />

    “金融資料館”の向かい、
    松田ビル(旧三井物産小樽支店) 昭和12(1937)設計 松井貴太郎

    装飾の少ない、アメリカ的なモダン建築。
    現在は、“松田ビル”として、貸し事務所ビルとして営業中です。
    中には入りませんでしたが、琉球産大理石張りのホールやクラシックな扉のエレベーター2基もあるそうです。

  • 黒御影石張りの1階玄関廻り。<br />左右にある柱の上の玄関灯など良いデザインです。<br />

    黒御影石張りの1階玄関廻り。
    左右にある柱の上の玄関灯など良いデザインです。

  • 小樽運河ターミナル(旧三菱銀行小樽支店)大正11(1922))<br />昨夕、ちょっと中に入って見た建物です。<br />昼間は表にオープンカフェがあるのですね。<br />バスターミナルでもあります。<br />どこにバスが??と思ったら、ビルの右側に並んでいました。<br />

    小樽運河ターミナル(旧三菱銀行小樽支店)大正11(1922))
    昨夕、ちょっと中に入って見た建物です。
    昼間は表にオープンカフェがあるのですね。
    バスターミナルでもあります。
    どこにバスが??と思ったら、ビルの右側に並んでいました。

  • 境町本通り(境町通り商店街)へ入ります。<br />右手に<br />”染織アトリエKAZU(寿原小間物店倉庫)明治30年(1897)頃<br />小樽には、「小樽市指定歴史的建造物」に指定されていない石蔵や倉庫など沢山あるようです。こちらも、下調べでは古い建物だと判らず、来て見て発見、という感じでした。<br />

    境町本通り(境町通り商店街)へ入ります。
    右手に
    ”染織アトリエKAZU(寿原小間物店倉庫)明治30年(1897)頃
    小樽には、「小樽市指定歴史的建造物」に指定されていない石蔵や倉庫など沢山あるようです。こちらも、下調べでは古い建物だと判らず、来て見て発見、という感じでした。

  • 小樽大正硝子館(旧名取高三郎商店)明治39(1906)<br />札幌軟石を使った 小樽の明治後期の代表的商家建築<br /><br />左側に防火壁のうだつがあります。<br />明治37年(1904)の稲穂町の大火以降、市街地では木骨石造の建物が増えたそうです。<br />明治37年以降の建物は 「防火」が建築の大きなポイントであったのですね。<br />

    小樽大正硝子館(旧名取高三郎商店)明治39(1906)
    札幌軟石を使った 小樽の明治後期の代表的商家建築

    左側に防火壁のうだつがあります。
    明治37年(1904)の稲穂町の大火以降、市街地では木骨石造の建物が増えたそうです。
    明治37年以降の建物は 「防火」が建築の大きなポイントであったのですね。

  • 中に入ってみます。<br />ガラスの箸置きが欲しかったのですが、ここには、私が希望するタイプのものがありませんでした。<br />でも、店内が見られるのは、お店だからこそ。物販のお店は入り易くてうれしいです。<br /><br />入り口前に、めずらしい、鉄製の柱がありました。<br />石の建物の重みを支える為鉄柱が採用されているそうです。<br />上部には、オーダーの装飾のような、アカンサスっぽいレリーフもあり、梁をがっしりと支えています。木製の柱より、インテリア的にもいいですね。<br />

    中に入ってみます。
    ガラスの箸置きが欲しかったのですが、ここには、私が希望するタイプのものがありませんでした。
    でも、店内が見られるのは、お店だからこそ。物販のお店は入り易くてうれしいです。

    入り口前に、めずらしい、鉄製の柱がありました。
    石の建物の重みを支える為鉄柱が採用されているそうです。
    上部には、オーダーの装飾のような、アカンサスっぽいレリーフもあり、梁をがっしりと支えています。木製の柱より、インテリア的にもいいですね。

  • 小樽運河から続く水路が脇道に見えます。<br />水路のある通りにレトロな建物が並ぶ図、と言うのは、良いものです。<br />今日は、暑い位の晴天で、半袖OKの10月初日です。<br />

    小樽運河から続く水路が脇道に見えます。
    水路のある通りにレトロな建物が並ぶ図、と言うのは、良いものです。
    今日は、暑い位の晴天で、半袖OKの10月初日です。

  • 水路の反対側には、<br />小樽浪漫館(旧百十三銀行小樽支店)明治41(1908)設計 池田増治郎<br /><br />アクセサリーとガラスのお店に使われています。<br />元は、石張りの外壁だったそうですが、その後煉瓦タイルに張りかえられて今の姿になっています。<br />

    水路の反対側には、
    小樽浪漫館(旧百十三銀行小樽支店)明治41(1908)設計 池田増治郎

    アクセサリーとガラスのお店に使われています。
    元は、石張りの外壁だったそうですが、その後煉瓦タイルに張りかえられて今の姿になっています。

  • 中に入ると、壁や階段など、板で覆われていました。<br />元は、銀行ですが、今は、倉庫のような空間です。<br />梁もむき出しです。昔は、天井が張られていたと思いますね。<br />シャンデリアが下がり、アンティークらしい、豪華な陳列用のキャビネットが並べられていました。<br />が、内部は、当初の銀行の面影はありません。<br />

    中に入ると、壁や階段など、板で覆われていました。
    元は、銀行ですが、今は、倉庫のような空間です。
    梁もむき出しです。昔は、天井が張られていたと思いますね。
    シャンデリアが下がり、アンティークらしい、豪華な陳列用のキャビネットが並べられていました。
    が、内部は、当初の銀行の面影はありません。

  • 水路脇を歩くとすごい、もじゃハウスが!<br />もう、蔦と建物前の木がいっしょくたになって、ものすごい事に・・・。<br />建物は、石蔵のようですが、ほとんど見えましぇ~ん。<br />大正硝子館の“とんぼ玉館”です。<br />

    水路脇を歩くとすごい、もじゃハウスが!
    もう、蔦と建物前の木がいっしょくたになって、ものすごい事に・・・。
    建物は、石蔵のようですが、ほとんど見えましぇ~ん。
    大正硝子館の“とんぼ玉館”です。

  • 境町本通りに戻って、<br />おたる瑠璃工房 運河店(旧金子元三郎商店)明治20年(1887)<br /><br />明治・大正期に海陸物産、肥料販売および海運業を営んでいた店舗。<br />建物両袖にうだつがあります。<br />2階の窓には漆喰の開き戸まであり、防火はしっかりされています。<br />

    境町本通りに戻って、
    おたる瑠璃工房 運河店(旧金子元三郎商店)明治20年(1887)

    明治・大正期に海陸物産、肥料販売および海運業を営んでいた店舗。
    建物両袖にうだつがあります。
    2階の窓には漆喰の開き戸まであり、防火はしっかりされています。

  • 先へ進むと<br />小樽オルゴール堂境町店(岩永時計店) 明治29(1896)<br /><br />平成3年(1991)に2階バルコニー、アーチ扉など創建時の姿に復元。<br />

    先へ進むと
    小樽オルゴール堂境町店(岩永時計店) 明治29(1896)

    平成3年(1991)に2階バルコニー、アーチ扉など創建時の姿に復元。

  • オルゴール堂海鳴楼(旧第百十三国立銀行小樽支店) 明治26(1893)<br /><br />銀行っぽくない建物ですね。<br />第百十三国立銀行という銀行は、聞いたことが無かったです。<br />明治時代函館で設立された国立銀行だそう。<br />

    オルゴール堂海鳴楼(旧第百十三国立銀行小樽支店) 明治26(1893)

    銀行っぽくない建物ですね。
    第百十三国立銀行という銀行は、聞いたことが無かったです。
    明治時代函館で設立された国立銀行だそう。

  • 小樽彩や  明治40年(1907)<br /><br />朝見てきた“びーどろ工房小樽”、“小樽硝子屋本舗”(旧梅屋商店<br />と同じ経営のお店です。<br />こちらも 小樽市指定歴史的建造物には含まれてはいない建物でした。<br />

    小樽彩や 明治40年(1907)

    朝見てきた“びーどろ工房小樽”、“小樽硝子屋本舗”(旧梅屋商店
    と同じ経営のお店です。
    こちらも 小樽市指定歴史的建造物には含まれてはいない建物でした。

  • GLASS GALLERY<br />こちらも詳細不明の石の建物<br />札幌軟石を使って建てたらしい、このような建物がかなり沢山見られるのです。<br />

    GLASS GALLERY
    こちらも詳細不明の石の建物
    札幌軟石を使って建てたらしい、このような建物がかなり沢山見られるのです。

  • さかい屋・甘味(旧久保商店) 明治40(1907)<br /><br />小間物雑貨卸を営む久保商店の店舗として建てられたもの。 <br />現在は、和風商店の趣を残しながら喫茶店に利用されています。<br />しかし甘味のお店は、10月23日に閉店しました。<br />経営してきた姉妹の方が高齢になって閉店を決めた、と言う事です。<br />木骨石造蔵が袖にある、趣のある建物です。<br />どなたか、後継者が現れて、活用されるのを希望します。<br />

    さかい屋・甘味(旧久保商店) 明治40(1907)

    小間物雑貨卸を営む久保商店の店舗として建てられたもの。
    現在は、和風商店の趣を残しながら喫茶店に利用されています。
    しかし甘味のお店は、10月23日に閉店しました。
    経営してきた姉妹の方が高齢になって閉店を決めた、と言う事です。
    木骨石造蔵が袖にある、趣のある建物です。
    どなたか、後継者が現れて、活用されるのを希望します。

  • 境町本通りを進めば、石蔵を使ったお店、古い石蔵風に建てたお店、<br />レトロデザインで建てたお店など、新旧入り乱れてあります。<br />建物は、古い石蔵なんだろうなぁ、と思ってもお店の内装は、全然普通の「今時のお店」になっていたり、<br />残っているのはうれしいけれど、あんまり生かされていないなぁ、と思うのが結構あるのも、観光地ならではって事でしょう。<br /><br />これだけ、沢山の明治~昭和初期の建物があるのに、「国登録有形文化財」に指定されている建物がほとんど無いのです。なぜでしょうねぇ???<br />

    境町本通りを進めば、石蔵を使ったお店、古い石蔵風に建てたお店、
    レトロデザインで建てたお店など、新旧入り乱れてあります。
    建物は、古い石蔵なんだろうなぁ、と思ってもお店の内装は、全然普通の「今時のお店」になっていたり、
    残っているのはうれしいけれど、あんまり生かされていないなぁ、と思うのが結構あるのも、観光地ならではって事でしょう。

    これだけ、沢山の明治~昭和初期の建物があるのに、「国登録有形文化財」に指定されている建物がほとんど無いのです。なぜでしょうねぇ???

  • おたる瑠璃工房 境町店 明治45年(1912)<br /><br />先ほどもあった、おたる瑠璃工房(運河店)の姉妹店でしょうか?<br />こちらも古い石蔵造の建物を使っている風ですが、<br />詳細不明の建物です。<br />

    おたる瑠璃工房 境町店 明治45年(1912)

    先ほどもあった、おたる瑠璃工房(運河店)の姉妹店でしょうか?
    こちらも古い石蔵造の建物を使っている風ですが、
    詳細不明の建物です。

  • 北一硝子三号館(旧木村倉庫)明治24(1891)<br /><br />大規模な石造倉庫で、当初は鰊漁場の中継倉庫 <br />昭和58年(1983)、内部空間を生かし北一硝子の店舗に再利用<br /><br />北一硝子は、小樽を有名にした、会社と言っても良い位有名です。<br />元は、石油ランプを製造していた会社ですが、電気の普及後、漁業用の浮き球製造にシフトし北海道の大企業になったそうです。<br />その後、プラスチック製の浮き球へと時代が変わると、ガラス器などの製造・販売へと変わって行ったと言う事です。<br />

    北一硝子三号館(旧木村倉庫)明治24(1891)

    大規模な石造倉庫で、当初は鰊漁場の中継倉庫
    昭和58年(1983)、内部空間を生かし北一硝子の店舗に再利用

    北一硝子は、小樽を有名にした、会社と言っても良い位有名です。
    元は、石油ランプを製造していた会社ですが、電気の普及後、漁業用の浮き球製造にシフトし北海道の大企業になったそうです。
    その後、プラスチック製の浮き球へと時代が変わると、ガラス器などの製造・販売へと変わって行ったと言う事です。

  • 北一硝子三号館は、いくつかの建物がつながっていて、<br />和、洋、カントリーのフロア、喫茶室北一ホール、テラス、カフェバーなどになっています。<br />洋のフロアと北一ホールの間の通路には、軌道が残っています。<br />鰊倉庫だった時、荷物を運び入れるにの使われた、トロッコのものでしょう。<br /><br />午前中のまだ観光客が少ない時間、修学旅行の生徒さんたちが一瞬いなくなった隙に、人気のない写真が撮れました。<br />

    北一硝子三号館は、いくつかの建物がつながっていて、
    和、洋、カントリーのフロア、喫茶室北一ホール、テラス、カフェバーなどになっています。
    洋のフロアと北一ホールの間の通路には、軌道が残っています。
    鰊倉庫だった時、荷物を運び入れるにの使われた、トロッコのものでしょう。

    午前中のまだ観光客が少ない時間、修学旅行の生徒さんたちが一瞬いなくなった隙に、人気のない写真が撮れました。

  • こちらは、洋のフロア店内。天井からランプが下がっています。<br />小屋組みの見える内部とランプがマッチしています。<br />

    こちらは、洋のフロア店内。天井からランプが下がっています。
    小屋組みの見える内部とランプがマッチしています。

  • “北一ホール”に入ってみます。<br />ここで、休憩をするつもりでいました。<br />灯油ランプだけの薄暗い雰囲気のある空間で時間を過ごしてみたかったです。<br />入り口で食券を買い、カウンターで食べ物や飲み物を受け取り、好きな席に座ります。<br />時間は午前11時を過ぎた頃。<br />お昼には早いからか、結構空いていました。<br />

    “北一ホール”に入ってみます。
    ここで、休憩をするつもりでいました。
    灯油ランプだけの薄暗い雰囲気のある空間で時間を過ごしてみたかったです。
    入り口で食券を買い、カウンターで食べ物や飲み物を受け取り、好きな席に座ります。
    時間は午前11時を過ぎた頃。
    お昼には早いからか、結構空いていました。

  • 照明は、167個の石油ランプだけです。<br />毎朝8時45分の開店と同時にひとつひとつランプが灯される様子を見る事が出来るそうです。<br />もっと、薄暗いのかと思いましたが、石油ランプは案外明るかったです。<br />

    照明は、167個の石油ランプだけです。
    毎朝8時45分の開店と同時にひとつひとつランプが灯される様子を見る事が出来るそうです。
    もっと、薄暗いのかと思いましたが、石油ランプは案外明るかったです。

  • テーブルの上、壁にもランプ。<br />テーブルのランプは、紙製のシェードが乗せてありました。<br />薄いガラスのシェードでは、お客さんが触れただけで、ずれたり、うっかり割ってしまう事もあるからでしょう。<br /><br />このクラシックな石油ランプは、置き型、吊り下げ型とあって、ショップでも販売されています。デザインや色は色々あります。<br />大体1万円位~。私もこれが欲しくなって、買うか、どれにするかかなり迷いました。<br />その場では決められなくて、後でネット販売でじっくり選べばいいや、と思ったのが間違いでした・・・。<br />ガラス製品は、web販売や通販をやっていなかったのです・・・。<br />

    テーブルの上、壁にもランプ。
    テーブルのランプは、紙製のシェードが乗せてありました。
    薄いガラスのシェードでは、お客さんが触れただけで、ずれたり、うっかり割ってしまう事もあるからでしょう。

    このクラシックな石油ランプは、置き型、吊り下げ型とあって、ショップでも販売されています。デザインや色は色々あります。
    大体1万円位~。私もこれが欲しくなって、買うか、どれにするかかなり迷いました。
    その場では決められなくて、後でネット販売でじっくり選べばいいや、と思ったのが間違いでした・・・。
    ガラス製品は、web販売や通販をやっていなかったのです・・・。

  • お昼には早いので、頼んだのはパフェ。しかし・・・でっかいのです・・・。<br />これはダンナとシェアして食べましたよ。<br />でもね・・・これのおかげで、この後 全然お腹が空かなかったのですよ。<br />

    お昼には早いので、頼んだのはパフェ。しかし・・・でっかいのです・・・。
    これはダンナとシェアして食べましたよ。
    でもね・・・これのおかげで、この後 全然お腹が空かなかったのですよ。

  • 高い天井の小屋組みが見えます。<br />高窓にはめられたステンドグラスは、後からつけたものでしょうし、木の部分はお店にする時に全て張り直しただろうと思います。(鰊倉庫じゃ、匂いもしたでしょう)<br />

    高い天井の小屋組みが見えます。
    高窓にはめられたステンドグラスは、後からつけたものでしょうし、木の部分はお店にする時に全て張り直しただろうと思います。(鰊倉庫じゃ、匂いもしたでしょう)

  • 北一硝子三号館を出て、少し進むと、六花亭と北菓楼の2つの建物。<br />左が、「六花亭 小樽運河店 」平成14年(2002)に百年建築を目指して、十勝の煉瓦を10万個使って建てられた、蔵風の建物です。<br />右の建物は、明治頃の蔵を平成14年に北菓楼小樽本店としてオープンしたものです。<br />札幌軟石使用、と言われますが、この建物は、正式には「小樽系軟石」だそうで、やや色目が黒っぽいそう。<br />

    北一硝子三号館を出て、少し進むと、六花亭と北菓楼の2つの建物。
    左が、「六花亭 小樽運河店 」平成14年(2002)に百年建築を目指して、十勝の煉瓦を10万個使って建てられた、蔵風の建物です。
    右の建物は、明治頃の蔵を平成14年に北菓楼小樽本店としてオープンしたものです。
    札幌軟石使用、と言われますが、この建物は、正式には「小樽系軟石」だそうで、やや色目が黒っぽいそう。

  • メルヘン交差点までの道には、古い建物、古い建物をかなりリノベーションしたもの、レトロな外観にデザインした新しい建物などが並び、一見これは??と思うようなものもありました。<br />さすがに、古い建物は相当数見てきたので、判断するポイントはいくつかありますが、<br />え~これも??と言うほど、きれいにされてしまっている建物は、ちょっと残念な気持ちにもなります。<br /><br />スーベニールオタルカン(旧戸出物産小樽支店)大正15(1926)<br /><br />こちらも一見、古い建物とは思えない外観です。<br />戸出物産小樽支店として建てられた後、2回のオーナーチェンジがあり今の店舗が借り受けているそうです。<br />建物の外観はほとんど、変更されていないそうです。中には入りませんでしたが、鉄製の円柱などが見られるそうです。<br />いやぁ・・・お土産ばっかり売ってるお店だと、どうも商品を見る気がしなくて、入らずじまいでしたが、中は色々見どころがあったようです・・・。ちょっと反省。<br />

    メルヘン交差点までの道には、古い建物、古い建物をかなりリノベーションしたもの、レトロな外観にデザインした新しい建物などが並び、一見これは??と思うようなものもありました。
    さすがに、古い建物は相当数見てきたので、判断するポイントはいくつかありますが、
    え~これも??と言うほど、きれいにされてしまっている建物は、ちょっと残念な気持ちにもなります。

    スーベニールオタルカン(旧戸出物産小樽支店)大正15(1926)

    こちらも一見、古い建物とは思えない外観です。
    戸出物産小樽支店として建てられた後、2回のオーナーチェンジがあり今の店舗が借り受けているそうです。
    建物の外観はほとんど、変更されていないそうです。中には入りませんでしたが、鉄製の円柱などが見られるそうです。
    いやぁ・・・お土産ばっかり売ってるお店だと、どうも商品を見る気がしなくて、入らずじまいでしたが、中は色々見どころがあったようです・・・。ちょっと反省。

  • 同じく、銀行建築の感じがあまりない・・・と外観のみでスルーしてしまった<br />銀の鐘1号店(旧中越銀行小樽支店) 大正13(1924)<br /><br />平成6年(1994)から現在の菓子とお土産、喫茶の店舗に。<br />内部には、銀行時代からの回廊も残り、銀行時代の看板もあるとか。<br /><br />建物見物には、とりあえず中もチェックする根性が無くてはダメですね。<br />私もダンナも 観光客が多いと、「ま、いっか~」という気分になってしまうのです・・・。<br />

    同じく、銀行建築の感じがあまりない・・・と外観のみでスルーしてしまった
    銀の鐘1号店(旧中越銀行小樽支店) 大正13(1924)

    平成6年(1994)から現在の菓子とお土産、喫茶の店舗に。
    内部には、銀行時代からの回廊も残り、銀行時代の看板もあるとか。

    建物見物には、とりあえず中もチェックする根性が無くてはダメですね。
    私もダンナも 観光客が多いと、「ま、いっか~」という気分になってしまうのです・・・。

  • メルヘン交差点あたりは、有名菓子のお店、お土産物店が多くて、建物をまず見たい私たちには、妙な、見えないハードルが次々現れる感じなのですよ。<br />写真撮りたくても、他のお客さん、商品などは写せないし~。<br />この客は 買い物目的じゃないな?って ありありじゃないですか~。<br />ダンナなんて、早く、この場を立ち去りたいオーラが背後霊のように浮き立ってる訳で・・・。<br />でも、ここは見なくちゃね!<br /><br />小樽オルゴール堂本館(旧共成)明治45(1912)<br /><br />明治24年創業の共成(株)は北海道有数の精米、米穀商でした。 <br />小樽では珍しい煉瓦造の建築 <br />家具店舗を経て、現在はオルゴール専門店に再活用<br />煉瓦造の建物と木骨石造倉庫が接続しています。外観も内部も創建時の建物に復元されている部分がかなりあります。<br />

    メルヘン交差点あたりは、有名菓子のお店、お土産物店が多くて、建物をまず見たい私たちには、妙な、見えないハードルが次々現れる感じなのですよ。
    写真撮りたくても、他のお客さん、商品などは写せないし~。
    この客は 買い物目的じゃないな?って ありありじゃないですか~。
    ダンナなんて、早く、この場を立ち去りたいオーラが背後霊のように浮き立ってる訳で・・・。
    でも、ここは見なくちゃね!

    小樽オルゴール堂本館(旧共成)明治45(1912)

    明治24年創業の共成(株)は北海道有数の精米、米穀商でした。
    小樽では珍しい煉瓦造の建築
    家具店舗を経て、現在はオルゴール専門店に再活用
    煉瓦造の建物と木骨石造倉庫が接続しています。外観も内部も創建時の建物に復元されている部分がかなりあります。

  • お店の建物の中に入ってみます。<br />広いホールの脇にはいくつかの小部屋も。<br />一番入り口に近い右側の部屋です。<br />レトログリーンに塗られた天井がきれいです。<br />シャンデリアも建設当時のものに復元したそうです。<br />

    お店の建物の中に入ってみます。
    広いホールの脇にはいくつかの小部屋も。
    一番入り口に近い右側の部屋です。
    レトログリーンに塗られた天井がきれいです。
    シャンデリアも建設当時のものに復元したそうです。

  • 隣の部屋。天井のデザインが異なっています。<br />こちらはシャンデリアではなく、グローブ球の照明器具。<br />

    隣の部屋。天井のデザインが異なっています。
    こちらはシャンデリアではなく、グローブ球の照明器具。

  • 階段を上がり、2階へ。<br />天井が美しいですね。<br />古い建物は、天井のデザインが色々で、見どころのひとつです。<br />天井って、結構目に入るスペースも大きいので、飾るポイントとしては重要だと思うのです。<br />

    階段を上がり、2階へ。
    天井が美しいですね。
    古い建物は、天井のデザインが色々で、見どころのひとつです。
    天井って、結構目に入るスペースも大きいので、飾るポイントとしては重要だと思うのです。

  • 2階は回廊になっていて真ん中は吹き抜けです。<br />なんと、これは、オルゴール店用にそうしたのではなく、共成株式会社の創建時からのものだそうです。<br />

    2階は回廊になっていて真ん中は吹き抜けです。
    なんと、これは、オルゴール店用にそうしたのではなく、共成株式会社の創建時からのものだそうです。

  • 2階にある、小部屋。<br />こちらの天井も同じ板張りながら、幾何学的な格のデザインが又違っているのです。<br />オルゴール店で使われているキャビネットなどの什器もアンティークな雰囲気のもので、建物にぴったり。<br />2階には、アンティークのオルゴールなど展示物も沢山ありました。<br />

    2階にある、小部屋。
    こちらの天井も同じ板張りながら、幾何学的な格のデザインが又違っているのです。
    オルゴール店で使われているキャビネットなどの什器もアンティークな雰囲気のもので、建物にぴったり。
    2階には、アンティークのオルゴールなど展示物も沢山ありました。

  • 建物奥の木骨石造の倉庫部分。<br />こちらは、柱と梁を鉄骨で補強してありますが、倉庫の感じがそのまま残る、<br />古い建物をそのまま保存し、生かしたすばらしい使用例になっています。<br />

    建物奥の木骨石造の倉庫部分。
    こちらは、柱と梁を鉄骨で補強してありますが、倉庫の感じがそのまま残る、
    古い建物をそのまま保存し、生かしたすばらしい使用例になっています。

  • 階段は新しい木材に替えてあると思いますが、壁や窓、創建当時を思わせる箇所が随所に見られました。

    階段は新しい木材に替えてあると思いますが、壁や窓、創建当時を思わせる箇所が随所に見られました。

  • 外に出て、建物を脇から見ます。<br />煉瓦の部分、奥の木骨石造部分、良く判ります。<br />オルゴール堂に買い取られ、復元がされてよかった建物でした。<br />

    外に出て、建物を脇から見ます。
    煉瓦の部分、奥の木骨石造部分、良く判ります。
    オルゴール堂に買い取られ、復元がされてよかった建物でした。

  • 手作り体験 遊工房(旧上勢友吉商店) 大正10(1921)<br />外観は修復なし。内部は使い易いように改装され、小樽オルゴール堂のオルゴール製作<br />体験施設になっています。<br />

    手作り体験 遊工房(旧上勢友吉商店) 大正10(1921)
    外観は修復なし。内部は使い易いように改装され、小樽オルゴール堂のオルゴール製作
    体験施設になっています。

  • 隣には、この建物。<br />全く、建物の詳細は不明ですが、それなりに古い建物だという事は判ります。<br />調べてみると(ネット検索は便利ですねぇ)<br /><br />>小樽秋野スキー博物館・休館中(秋野)明治19年(1886)頃<br />木骨石造2階建て <br />との情報が。<br />

    隣には、この建物。
    全く、建物の詳細は不明ですが、それなりに古い建物だという事は判ります。
    調べてみると(ネット検索は便利ですねぇ)

    >小樽秋野スキー博物館・休館中(秋野)明治19年(1886)頃
    木骨石造2階建て
    との情報が。

  • きれいに維持されているので、そこまで古い建物だとは思いませんでしたが、<br />窓につけられた両開きの雨戸、そして、壁に飾られた、古いスキー板がなかなか印象的です。<br />小樽市指定歴史的建造物でもないので、詳しい紹介などもなく・・・。<br />しかし、かなり貴重な建物のようであります。<br />

    きれいに維持されているので、そこまで古い建物だとは思いませんでしたが、
    窓につけられた両開きの雨戸、そして、壁に飾られた、古いスキー板がなかなか印象的です。
    小樽市指定歴史的建造物でもないので、詳しい紹介などもなく・・・。
    しかし、かなり貴重な建物のようであります。

  • 通りの反対側には <br />イタリアンレストラン ベリーベリーストロベリー(旧竹村商店)昭和3年(1928)<br /><br />建物正面はタイル張りで、ストライプのテントもついているので、一見古そうには見ませんでしたが、<br />左側面が空き地から見え、煉瓦積みである事から、レトロな建物だと判りました。<br />このあたりで、メルヘン交差点に戻ります。<br />

    通りの反対側には
    イタリアンレストラン ベリーベリーストロベリー(旧竹村商店)昭和3年(1928)

    建物正面はタイル張りで、ストライプのテントもついているので、一見古そうには見ませんでしたが、
    左側面が空き地から見え、煉瓦積みである事から、レトロな建物だと判りました。
    このあたりで、メルヘン交差点に戻ります。

  • 交差点に戻ってくると、ちょうど12時に。<br />“小樽オルゴール館”の前の蒸気時計が「ポーポー」と音を鳴らし、蒸気を吹きだし始めました。<br />観光客の人たちが、動画を撮っています。<br />15分ごとにメロディーを奏で、毎正時には時刻の数だけ「ポー」と鳴るそうです。<br />

    交差点に戻ってくると、ちょうど12時に。
    “小樽オルゴール館”の前の蒸気時計が「ポーポー」と音を鳴らし、蒸気を吹きだし始めました。
    観光客の人たちが、動画を撮っています。
    15分ごとにメロディーを奏で、毎正時には時刻の数だけ「ポー」と鳴るそうです。

  • メルヘン交差点にある常夜灯。<br />本当は、灯台の役目もある常夜灯ですから、海から離れたここにあるのは???と思ったら、やはり元あった場所からは、移されているそうです。<br />小樽海関所灯台として、小樽市信香町にあったそうです。<br />当時は木製であったので、明治7年(1874)には焼けてしまったものを平成9年(1997)に再建したものです。<br />

    メルヘン交差点にある常夜灯。
    本当は、灯台の役目もある常夜灯ですから、海から離れたここにあるのは???と思ったら、やはり元あった場所からは、移されているそうです。
    小樽海関所灯台として、小樽市信香町にあったそうです。
    当時は木製であったので、明治7年(1874)には焼けてしまったものを平成9年(1997)に再建したものです。

  • 今日から10月。<br />ハロウィンの飾りが昨夜用意されていました。<br />運河に近いあたりから、メルヘン交差点まで」レトロな建物を見まくり、買い物も少しして歩きました。まだまだ小樽のレトロ建築は見るところがあります。<br />この続きは、<br />一番早い紅葉を見に北海道へ  4日目 小樽のレトロ建築を見まくる 後半<br />へ。<br />

    今日から10月。
    ハロウィンの飾りが昨夜用意されていました。
    運河に近いあたりから、メルヘン交差点まで」レトロな建物を見まくり、買い物も少しして歩きました。まだまだ小樽のレトロ建築は見るところがあります。
    この続きは、
    一番早い紅葉を見に北海道へ 4日目 小樽のレトロ建築を見まくる 後半
    へ。

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